21. ハードコア(2015)
2ちゃん用語でいえば「中二病全開」(完全に二流のゲーム的)ではありましたが、これを実写でやってしまったのがかなり斬新で衝撃的でした。どうやって撮影したんだろ?というシーンも多いですし、主人公の人はなかなか大変だったと思います。 一人称視点ならではの爽快感を感じるシーンも結構入っていますが、それと同時にグロシーン(ちょっとエロ)も多いので爽快感がスポイルされちゃった感があります。ストーリーの途中でチョイチョイどっかのゲームから拝借したような ”見たことある感” や ”ちょっとこれB級でしょ?感” も多めで、苦笑いすることもしばしば。 結局最後まで主人公の全体像(三人称視点)がなかったのは潔くてイイです。名作でも良作でもない(一発芸的映画)と思いますが、ゲームが好きな人でしたら見て損のない映画だったと思います!(ゲーム嫌いな人にはほぼほぼ響かない映画でしょうねコレ・・) [インターネット(字幕)] 6点(2018-10-25 10:49:00) |
22. パッセンジャー(2016)
《ネタバレ》 素晴らしい映像、素晴らしい宇宙船、素晴らしい女性、と、三拍子揃った映画でした。男性だけ起きた時点でまさかと思いましたが、やはり嫌な予感が的中します。これはあかん、人としてあかん。でも自分が主人公だったらどうだろ?やっぱりやってしまうかもしれません・・ (でも、その度胸があるかどうかは疑わしい) ストーリー上は仕方ないと思いますが、途中で出てくるモーフィアスは不要だったと思うし、全体的にご都合主義感満載ですが最後まで気持ちよく楽しめます。ただし、女性の立場で見た場合はこんなの絶対許せないと思うので、、後半のストーリーの流れは ”無い” でしょうね。。 皆さんおっしゃっていますが、プールの無重力シーンは凄いです!大画面で見た方がよい映画です。デート映画としてお勧めしている方もいますが、、女性の立場からみたら微妙だと思いますのでご注意を。(帰り超温度差が発生しそう) [インターネット(字幕)] 6点(2017-08-14 15:46:47)(良:1票) |
23. her 世界でひとつの彼女
全体的な雰囲気がとても素晴らしく、恋愛映画としてはなかなかの力作です。お互いの価値観や立場など哲学的で人間の本質などもずばり突いていたように思います。ラストで賛否が別れていますが、私はこのラストのほうが心地よい余韻が残って良かったと思います。(安易に映像で見せない、言葉だけの重みがきちんと生かされていると思いました) 点数下げた理由ですが、エロシーンがちと生々しすぎますね。そもそも一昔前のネット恋愛であればまあ理解もできますが、相手が人工知能OSというのはやはりあまりにもキモいです。(絶対に他人に知られない”趣味”として楽しむにはアリかもしれませんが、それはそれでむなしすぎます) まあでも、いずれこんな時代がやってきそうな感じはしますね。。俺もこんなのが欲しい。(by 独身中年男) [インターネット(字幕)] 6点(2017-04-07 21:05:57) |
24. ハンナ
《ネタバレ》 訳がわからないまま1時間半が経過し、結局よく判らないままラストまできてしまいました。キャストは豪華だし雰囲気も良いしプロットもなかなか興味深いものでしたが・・ 監督さんを調べて妙に納得しました。キーラナイトレイの「プライドと偏見」も撮っている人なんですね。雰囲気はとても良いのに「プライドと偏見」同様「ハンナ」も全体の流れがちと散漫でした。 映画的には微妙ですが雰囲気的にはとても良かったと思います。この雰囲気(空気感)がなかったら3点程度ですが、裏を返せば雰囲気だけで6点は立派です。。オープニングとエンディングに同じカットと台詞を持ってきてもイマイチ「なるほど!」とは感じられませんでした。むしろ、心の成長があったとするならば別の台詞のほうが良かったような気が・・ ちなみに音楽的に高評価の方もいらっしゃいますが、ちとウルサイ音楽が多くて邪魔に感じました。 [ブルーレイ(字幕)] 6点(2015-10-12 11:26:04)(良:1票) |
25. バイオハザード(2001)
初期ゲームにどっぷりとハマったものです。洋館の雰囲気と外通路の気味悪さはウマく表現されていますが、洋館のショットはゲームファン向けのサービスシーンですかね。 ゲームと異なる映画独特の世界観が広がっていますが、これはこれで悪くないです。全体的にB級臭さは感じますがキャストのおかげで辛うじて大作に見えます。やはりミラ・ジョボヴィッチが綺麗です。ミラ・ジョのヌードショットがあちこちにありますが、特にラスト付近のエプロン姿はソソる。これの為に観ても損はありませんゾ。。 もとい、真面目な話、全体的に悪くはありませんよこの映画。 [インターネット(字幕)] 6点(2015-04-08 18:32:31) |
26. パンズ・ラビリンス
《ネタバレ》 映画としては非常に完成度が高くて素晴らしい作品です。でも皆さんがおっしゃっているように予告の(パッケージの)ルンルンな雰囲気に騙されがちな映画でもあります。とにかく悲しく、ダークで、容赦の無い現実がシッカリ描かれています。無慈悲な現実と対比するようにオフェリアの純粋さが際立っています。 オフェリアの境遇が不遇すぎて観るのも考えるのも辛くなります。無垢な血=オフェリアの命と引き換えなのはある意味必然なのかもしれませんね。純粋がゆえのあのラストでしょう。究極的可愛そうな女子の物語。 個人的にはチョークで扉を作ったり、パンや人食い怪物の造形などファンタジーとしての完成度がピカイチでしたので、もっとファンタジー寄りに比重を置いてくれたらエンタメとして観られたのになあと感じます。名作ですが何度も観たくない映画、チト重いです。 [ブルーレイ(字幕)] 6点(2015-02-12 23:07:16) |
27. バタフライ・エフェクト/劇場公開版
《ネタバレ》 評価が高かったので楽しみでしたが全体的に幼稚なストーリー運びでした。 子供の頃感じた「やり直せたら的、ドラえもん的、厨二病的」な幼稚なストーリーではありましたが、記憶が無い部分の伏線をキレイに回収していくストーリー自体は素晴らしいものでした。もっと魅力ある子役を使っていたらもっともっと感情移入できたのにとも感じました。 あと、他の方が書いていらっしゃるとおり、設定自体に穴が多いですね。。あれほど劇的に人生が変わっているのに日記が残っているとか、最後のタイムトラベルはビデオですから、、それならもう少し色々トライしてみればよかったのにとか。(日記やビデオはNGとして、写真オンリーにしてくれたほうがもっと情緒的だったと思ふ) ただ、劇場版のラストはとても素晴らしかった!ネタバレしますが、ラストのホームパーティでの毒舌からエンディングすれ違い、オアシスの曲までの流れだけで6点です(笑) [DVD(字幕)] 6点(2014-10-07 10:36:20) |
28. パッチ・アダムス
《ネタバレ》 良い映画でしたがあざとさも目立つ作品でした。名作と名高い本作ですが、コレ系で比較したら「レナードの朝」のほうが圧倒的に良かったです。あちらは変な押し付け感もなく、淡々と映画が進んだので観客として色んな解釈や余韻に浸ることができました。対する本作パッチ・アダムスは終盤の演説に見られるように、パッチ氏(ハンター・"パッチ"・アダムス=ロビン・ウィリアム)の主義主張が強すぎて、ほとんど観客に押し付けているようにすら感じました。このシーンを見て思い出したのが日本のゴールデンタイムに放送されている中高生向けの安っぽい連ドラです。 パッチ氏の意見は至極真っ当なのですが、それと同時にウォルコット学部長(ボブ・ガントン)の意見もまた至極真っ当なのです。いくら成績が良くても、学んでいる段階、ましてや人命に関わる大切な学問(仕事)に関しては、長い年月をかけて培ってきた決まり事もそれなりにきちんとした理由があってのことです。話が脱線しますが、この辺はドラマ「ER」などを見ていればよく理解できると思います。キレイごとだけでは済まないのです。 個人的には同室だった同僚ミッチー・ローマン(フィリップ・シーモア・ホフマン)の主張が最もシックリくるし一般論としても納得だったのではないでしょうか。あと、恋愛事情もカリン(モニカ・ポッター)が相手だと年齢的、ビジュアル的にかなり無理があって、その点も違和感しかありませんでした。 (ロビンウィリアムス×医療×感動もの)という括りだとレナードの朝のほうがシックで大人向けといった感じで、本作からは思ったような感動は得られませんでした。 [インターネット(字幕)] 5点(2022-09-05 10:19:17) |
29. 運び屋
《ネタバレ》 皆さんの評価が高いのが驚きでした。。確かに出演陣も超豪華、各シーンも非常に素晴らしい出来でラストまで目が離せないのは事実ですが、でもこのおじいちゃんは何かが間違っているし、結局何が言いたかったのかよく理解できなかったというのが正直な感想です。 家族が大切だということはよく伝わりましたが、それは至極当たり前のことであって取り立てて加点につながるほど説得力があったとは思えませんでした。また、裁判で本人が反省し真摯に罪と向き合うことも素晴らしいことですが、これもまた正常な人間であればある意味当たり前のことです。むしろ89歳になって大罪を犯してから改心とかって完全に遅すぎ(手遅れ)でしょう。その彼が幸せそうに刑務所で花壇をいじっていても何も響きませんでした。 あと気になったのは家族の在り方です。おじいちゃんは犯罪で得た金で孫の結婚式を挙げ農園を買い戻した訳ですが、これは絶対に許されない行為、家族に対する最大の裏切り行為であるはずです。本来なら家族一同おじいちゃんに対してガッカリすべきところですが、この映画では終盤家族が一致団結しておじいちゃんを擁護してしまいます。まあ心境は判らなくもないですが、とても違和感がありました。 過去を振り返るとイーストウッドが作った映画で素晴らしいと感じたのは「許されざる者」「パーフェクトワールド」の時期までで、その後の映画はひどく退屈で小難しい理屈を並び立てるだけの映画しかなかったような印象です。本作もアメリカンスナイパーなどと同様、一見すると完成度が高いように見えて、実は価値観の押し付けが酷くまるで深みがない作品だったように感じます。(各シーンや全体の雰囲気は非常に素晴らしいのですが) [インターネット(字幕)] 5点(2019-10-13 11:00:41)(良:1票) |
30. ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー
「期待していなかったが意外と良かった」この言葉に淡い期待を抱いてようやく鑑賞しましたが、まあ、普通の映画でした。全体的にイイ人(オールデン・エアエンライク)による、無難な構成(ディズニー主導)の、普通の映画(ハン・ソロである必要性があったのか?)になってしまいました。やはり列車強盗をラストに持ってきたほうが盛り上がるし、派手にやってしまうハン・ソロらしい感じが出せたと思います。そういう観点で考えれば前作のローグ・ワンは無名の人たちにスポットが当たっており、終盤(4作目)に向けて徐々に壮大(壊滅)になっていく脚本がとてもよく練られていたと痛感します。 若きハン・ソロは意外とハン・ソロ(ハリソン・フォード)していますが、小馬鹿にしたような人を食った表情がほとんど見られず「ハン・ソロってもっとズルい人間だったろ?」感が無かったのが残念でした。また、キーラをどう料理したいのかが全く見えてこず、ストーリー的にも迷走してしまっているように見えました。この結末だと彼女のほうが大物然としてしまっていますが、この流れで続編作るとあまりにも陳腐すぎるので是非止めていただきたいものです。 全体的に脚本の練りが甘いのが致命的ですが、、SWなので少し甘めの点数です。手放しで楽しめたのはチューバッカのパートだけでした。 [インターネット(字幕)] 5点(2018-12-30 12:24:34) |
31. はじまりのうた
評判が良かったので試しましたが個人的にはあまり響きませんでした。例えば日本のドラマなど見慣れた方には違和感はないと思いますが、海外ドラマなどに慣れ親しんできた方には全く物足りないと感じるかもしれません。ハッキリいってしまうと、全体的に出来過ぎていて無難で退屈な映画でした。 とにかくみんなとてもとてもいい人たちばかり。そして予想の範囲内の行動しか起こしません。プレイリストを見せ合うシーンが高評価みたいですが、私にはまるで中高生をターゲットにしたアニメかドラマ程度にしか感じられませんでした。正直、NYCで結果を出している人たちってもっとこう、、尖がっていて他人を蹴落とすこともやぶさかではない人たちが多いハズです(笑)そういう意味でも少し軟弱で物足りませんでした。この映画と「セッション」を足して二で割るくらいの塩梅の音楽映画はないものか?(そういった意味では「あの頃ペニーレインと」は結構面白い切り口だったと思います) 大成功したラッパーの人たちの雰囲気はとてもよかったですし、途中で娘さんがセッションに参加する雰囲気も良かったかな。でもそれだけって感じです。 [インターネット(字幕)] 5点(2018-09-11 11:46:27) |
32. バイオハザード: ザ・ファイナル
やっとラスト。ついに完結。そういう意味で楽勝で5点は献上できます。ストーリー的にはとても分かり易く、今までの伏線も一応回収してくれましたので総合的には良かったと思います。ただしアクションシーン全般にCG・編集・カメラワークが最悪で、戦闘シーンでは何をやっているのか訳が判らない&目が疲れました。個人的には派手なシーンやアクションより、映画としてきちんと内容メインで落ち着いて作って欲しかったと思います。 ローラさんは非常に美しく映っていましたね!でも無意味な役柄でしたので、、なぜ彼女がキャスティングされたのか謎でした。きっと日本の観客を増やすためなんでしょうねぇ。。いろいろ文句は書きましたがビッグタイトルの完結編としてはとても満足できるものでした。Very Good!(映画的には4点ですが、ラストだし綺麗にまとまっていたという意味でも少しオマケしてこの点数です) [インターネット(字幕)] 5点(2018-08-10 11:18:48) |
33. ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2
《ネタバレ》 ハリーポッター祭りということでTVでまとめて放送されていましたので、ついにラスト2作品を鑑賞しました。個人的なことですがまず、CGありきの映画は嫌いです。(例に挙げるとハリーポッター、ロードオブザリング、ホビットなどに代表されるようなタイプの映画) やはりCGといえば補うために使うノーラン監督のスタンスが好きだし基本だと思いますね。 さてハリーポッターシリーズですが、一作目から一応レンタルでは見てきましたが、私の個人的CG嫌悪感からほとんどが低評価に終っています。あと、世界観がとにかく暗いですね。それも嫌でした。 ただ、ラスト2作は今までのナゾが解き明かされるのでそれなりに評価できると思います。まあ要するに前フリが長すぎますね、前作までの6作品をダイジェストで1本にまとめて全体的に3本でシリーズ完結としたほうが良かったです。 [地上波(吹替)] 5点(2016-06-27 16:42:59) |
34. パニック・フライト
《ネタバレ》 前フリ&前置きはかなりの出来栄えです。バーのシーンなんて最高。しかしそれらも男が座席でネタ晴らしするまでです。いったいどうやって料理するのかワクワクしながら待ちますが、どんどん陳腐な流れになってゆきます。 正直、皆さんちょいと褒めすぎじゃない?と思います。手堅くまとまってるし目立った粗もないしシンプルで判りやすい映画なのは事実ですが、しかし、、まるで30分枠のテレビ番組のように軽い雰囲気なのもまた事実。さも意味ありげな黒人CA、女の子、本をプレゼントした淑女などスポットライトだけは当たったのに結局無意味に過ぎてゆく。深夜枠や飛行機でたまたま見れば拾いもんですが、映画館でフルプライスで見たら結構腹が立つ映画かもれませんコレ(笑) じゃあ文句を書いてみろ。といわれてもイマイチ文句も出てこない。裏を返せば別に見ても見なくてもイイ映画なのかもしれません。。 [インターネット(字幕)] 5点(2015-10-26 17:40:03) |
35. バットマン ビギンズ
《ネタバレ》 先にダークナイトから入ったので見る順番が逆になりましたが十分に楽しめました。若干ハードルを下げてあったせいもあると思いますが、三作品全体の流れとしてはかなりの高クオリティを保っていたと思います。(ちょっとクドいので私はあまり好きではなかったが) 俳優陣が豪華なのも見逃せませんが、なぜかマンセーできない違和感のようなものも少し残ります。元々アメコミという題材のせいか、忍者のせいか(笑)。煮え切らないのはおそらく自分自身の年齢のせいもありますが、内容を詰め込み過ぎたこともグダグダした原因だと感じます。ノーラン映画の特徴として何もかも詰め込む傾向があり時間が長くなりがちです。これは完ぺき主義のせいだと思いますが、今作も長すぎてストーリーが散漫になっていますね。(この煮え切らない感じは観客へも伝わってしまったように感じます) まあ、それでも大人が観て納得できるようにバットマンをここまでリアルに映画化してくれていることには素直に感謝したいです。ノーランバットマンは歴代のバットマンシリーズの中で最もシブくて完成度の高いバージョンだと思われます。(日本人として忍者のくだりは??がつきましたが(笑) ) [ブルーレイ(字幕)] 5点(2015-07-20 15:42:57) |
36. バンド・オブ・ブラザース<TVM>
高評価なのでブルーレイを購入しましたが、結果的にすぐに転売してしまいました。全体的に作りは重厚かつ丁寧ですが、いかんせん暗くて重い。エンターティメントと両立していないような印象を受けました。 言い換えれば国営放送の10夜連続ドキュメンタリーのような雰囲気です。超真面目に作られていますので、それをリアルと考えるか重いと考えるかで評価が変わるような気がします。私はプライベートライアンを10点とするなら、こちらは5点が精一杯でした。 [ブルーレイ(字幕)] 5点(2014-09-25 15:43:48) |
37. パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊
《ネタバレ》 最後じゃないですよね?この後まだ続きますよね確か??好きなシリーズではないのですが、TV放送が録画されていたので一応見ました。本作に関しては第一に「ハビエル・バルデムもったいねー」といった印象。正直、サラザール役はもっと無名な人でも問題なかったかもしれません。 ただ、ジャック・スパロウのルーツやジャックおじさんなど素敵なネタも散りばめられていて、前作よりは大分マシでした。この映画の裏主人公と化しているバルボッサ(ジェフリー・ラッシュ)のラストが素敵でしたが、元々闇夜で活躍する死人だったのできっとまた復活しますよね。 相変わらず画面が暗くて疲れる作品です。ホントに子供に人気があるのでしょうかコレ?バルボッサとハビエルに面してかなり甘めの点数。 [地上波(吹替)] 4点(2023-09-18 13:46:50) |
38. ハンバーガー・ヒル
プラトーンが世界的に大ヒットし、その後二番煎じ的に公開された本作。当時中学二年生でしたが既にどっぷり映画オタクと化していた私は、18時30分からの試写会ハガキ(一人用)を握りしめ、夕食も取らず喜び勇んで見に行った記憶が蘇ります。ただ、見終わった後はガッカリで、21時という遅い時間に足取りも重く帰宅(&軽い食事)した記憶が鮮明に思い出されます。 今回35年ぶりに再鑑賞してみましたが、前半35分ほどは中学二年生には早すぎるシーンの連続で面白くなかったハズだわ、と。そしてその後の戦闘シーンもただただ淡々と激戦とその間の兵士たちの心情を描くだけでプラトーンのようなドラマチックな展開は無く、かなりの真面目&リアルを意識した映画だったんだなということが理解できます。 映画ファンなりの持論を展開するとすれば、映画などの映像作品は基本的に2つのパターンしか存在しません。1つは好みや内容に関わらずついつい目が離せなくなるもの。そしてもう1つはそれ以外のものです。残念ながら本作ハンバーガー・ヒルは後者だと感じました。プラトーンやフルメタル・ジャケットなどと比較すると、本作はどうにも退屈してしまって集中力が続きませんでした。(イミフと名高い地獄の黙示録でさえ、なんか凄い映画だということが広く認知されていたし、私自身もオープニングから目が離せなくなる) ただ実際には「アパッチ・スノー作戦」という実際にあった事柄の映画化だそうで、ほとんど音楽がないことからもかなりのリアル路線であったことが推察できます。937高地(通称ハンバーガー・ヒル)という丘を奪取するための10日間の激戦と、それに伴う一休みする描写が交互に、なおかつ非常に丁寧に描かれていて撮影としては意外と手間がかかっています。(でも泥んこの中で何やってるかよく判らない) 素人ながらざっくり言ってしまうと、最前線のドラマチックな展開や激戦の模様は他の作品に任せておいて、本作では「第101空挺師団の補充兵」として前線に送られる前段階の話を描いてくれたほうが面白かったかもしれません。前半部で描かれたようなベトナム女との情事、疑問、葛藤、哲学などを中心に描いてくれていたら他の戦争映画とは違った趣になったのではと感じます。当時の残念だった記憶を考慮し、若干厳しめの点数といたします。 [試写会(字幕)] 4点(2022-08-28 15:36:45) |
39. バイオハザードIII
《ネタバレ》 意外と面白いんですけどね、でも、超能力とかはやりすぎです。せっかくクローンで面白い方向に行きそうなのに勿体無い感じの仕上がりです。あとやはりシエンナ・ギロリー嬢が出てないのは結構イタイし、博士の娘が出ていないのも地味にイタイ。それでいてやたら登場人物だけは増えているので訳ワカメ。 ただし、全体的に見所は結構多くて案外面白い。特に研究所に群がる無数のゾンビとかカラスの大群とか結構凄い映像です。あと、ミラ・ジョの水槽クローン(裸体)も結構美しい。全体的に悪くはないといった印象ですが、やはり高得点もつけにくい感じの微妙な映画です。 [インターネット(字幕)] 4点(2015-04-08 18:47:08)(良:1票) |
40. バイオハザードII アポカリプス
《ネタバレ》 パート1の成功からか、結構やりたい放題ですね。でも見方によってはゲームそのまんまな動きとアクション。ストーリーも結構ゲーム的で整合性などはあまり考えていないように感じます。 ゲーム感覚でサクっと観られる方には悪くないと思いますが、映画として真面目に評価してしまうと微妙です。せっかくの「娘探し」という面白い要素が大して面白くなっていませんでしたし、パート1のマットが敵役として出ますが、コレもあまりウマく活用できていなかったと思います。 皆さん同様、シエンナ・ギロリー嬢のルックスと初々しい演技とおみ足に点数をつけておきます。まあ、全体的に悪くも無いんですけどねぇ・・ イマイチ高評価できない仕上がりです。 [インターネット(字幕)] 4点(2015-04-08 18:37:31) |