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1.  華岡青洲の妻 《ネタバレ》 
秀子ちゃん姑と文ちゃん嫁(実は役者は9歳しか違わない)は、ギャーギャー対立するわけではなく、微妙な距離感を保ちながら、反発したり、時にはひっそり共感したりする。こういうところは、今日の映画制作でも見習ってほしいところです。そして雷蔵の青洲は、妻と母から「是非私で実験を!」と迫られると、断固拒否するかと思いきや、あるは深く思い悩むかと思いきや、ちょっとくらい駄目とは言うものの、割とあっさり了解している(この押し引きの呼吸が絶妙)。こういうところは、今日の映画制作でも見習ってほしいところです。安直な演出だったら、ここぞとばかりに言い合いが展開したり、青洲の種々のアクションを入れてみたりするはず。そうじゃないからいいのです。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2024-04-16 01:21:29)
2.  パリは燃えているか 《ネタバレ》 
フランス国民にとっては歴史上の一大事であるこの出来事を、豪華キャストで群像劇風にしたかったのでしょうが・・・再現はそこそこ頑張っているとしても、とにかく料理の腕が伴っていない。各エピソードはブツ切れでつながりがないし、キャラクターが物語の中で機能してもいない。つまり、巨大な切り貼りにしかなっていないわけです。●ところでこのタイトル、何か民衆の団結なり闘いを象徴する大事な一言なのかと思っていたら(アトールの曲のタイトルにもなっているし)、何とあの最後のヒトラーのマヌケな一言だったとは・・・。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2022-10-18 00:14:23)
3.  母の旅路(1965) 《ネタバレ》 
導入部では割とのんびりしたメロドラマという趣なのだが、愛人?とどうのこうのなってからは徐々に水位が上がり、決壊して(家を追い出されて)からは別世界に飛翔していく。その中でも、一気に何かが押し寄せるのではなく、じわじわと主人公が絡め取られていく持って行き方が良い感じ。それは脅迫者との対決で臨界点に達するのだが、そこからなだれ込む法廷シーンの心理の綾の応酬ぶりは、ただごとではない。しかも、世によくある法廷メインの作品よりも、尋問や弁論の台詞もきちんと作られていて、ここが付け足しではないどころか、むしろ各登場人物の終着点として明確に機能していることがよく分かる。よく考えると、作中では20年くらい経過しているはずなので、その表現はきちんとしてほしかったとか、あるいは主人公が堕ちる過程はもう少しあった方が終盤も説得的になっただろうとかいう点は気にならなくはないのだが、あの法廷シーンからラストに至る充実ぶりには、あまり文句は言えない。
[DVD(字幕)] 7点(2022-07-01 00:46:57)
4.  白昼の無頼漢 《ネタバレ》 
とりあえず主人公が仲間を集めて現金輸送車強盗をしようとするんだけど、いきなりこいつらが仲悪すぎ(笑)。いやどう考えても、これをまとめて一つの仕事って無理でしょ、というのが一目瞭然で、そもそも何でこの人たちに目をつけたのかがさっぱり分からない。それを超える個々の技術とか何とかがあれば別ですが、そうでもないですし・・・。そんな中でも主人公だけは一人自信満々で、まあこういう役になると丹波先生以外には務まりません。途中からは登場人物が交錯してきて、筋立てとしては一応成り立ってはいるので、ちゃんとした脚本と演出でリメイクしてほしいところです。
[DVD(邦画)] 3点(2021-12-15 00:57:18)
5.  馬鹿まるだし 《ネタバレ》 
まさに「無法松」と思っていたら、本当に劇中劇で登場してしまうのにはちょっと笑ってしまったが、しかし、労働争議やテロリストが日常生活の中に当たり前に絡んでくるある種の背景的暗さが、あちらと一線を画している。そして、最後の安五郎のあの「告白」、あんなに悲しい、哀切に満ちた告白の台詞は、私は聞いたことがない。●最後のダイナマイトの場面、安さんは当初、ご新造さんの依頼があったと思ったからこそ突入を決意します。しかしその後、ご新造さんはそんな依頼などしていないという正しい情報が伝えられます。それなら安さんが突入する理由はなくなったので、そこで止めてもいいはずなのですが、安さんはやっぱり突入します。なぜ安さんはそうしたのでしょうか?台詞では「人に頼まれれば嫌とは言えねえ」みたいな説明がされますが、あのシーンのハナ肇の芝居は、そんな単純な心境の表現ではないように思えます。解釈はいろいろ考えられますが、かなり奥の深いシーンです。
[DVD(邦画)] 7点(2021-04-22 01:22:12)
6.  バニー・レークは行方不明 《ネタバレ》 
実に周到かつ丁寧に作り込まれたサスペンスであり、展開についても登場人物のキャラづけにしても、一筋縄ではいかない。伏線があれこれ詰め込まれていて、見終わった後もいろいろ考えさせてくれるのも楽しい。とりあえず今考えているのは、(1)妹は兄の特性もあしらい方も知ってるんだけど、いつからそうなったのでしょう。母親が2年前に死んだとか言っていたような気がしますが、それと関係するのでしょうか?(2)そもそも、妹の渡英の理由は何だったのでしょうか?(3)兄は雑誌社勤務とか言ってますが、それって本当のことなのでしょうか?(映像上の裏付けはありません)(4)ドイツ人メイドが終盤で取り調べられてますが、彼女は何を喋ったのでしょうか。もしかすると、「あ、伯父さんという男性が連れて行きましたよ」くらいは言ったんじゃないかと思いますが・・・といった点です。サブキャラも変な人たち満載でさらに楽しいのですが、ラストの対決シークエンスはちょっと間延びしましたね。それと一番凄いのは、実はこれは朝から夜まで1日でのお話でした、という点かも。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2020-10-01 20:52:22)
7.  バファロー大隊 《ネタバレ》 
ウエスタンなのにガチガチの法廷モノというのが斬新で目を引くのですが、意外にも洗練された作りで、法廷と回想を巧く織り交ぜつつ最後まで一気に見せ切る力があります。ただ、内容的にはやっぱり相当強引で、検察の立証のいい加減さはほとんど失笑レベルですし、中盤以降の証人は何で出て来ているのかも分かりません。それと、最後のオチは、むしろ逆にいらなかったんじゃないのかな・・・。ただ、この脚本/監督コンビはこれで手応えをつかんだのか、2年後にさらに社会派路線(?)を際立たせた「リバティ・バランス~」を開花させており、その足がかりになったとすれば大いに意味があります。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2020-03-25 01:05:21)
8.  ハッド 《ネタバレ》 
全体に立ちこめる荒涼とした雰囲気にはいろいろ期待が高まるのですが、中盤まではそれっぽいシーンの積み重ねばかりで、少しもドラマが動かない。殺処分のシークエンスのインパクトはなかなかですし、そこから徐々に人がいなくなっていく展開も痺れますが、それだけでは回復できませんでした。
[CS・衛星(字幕)] 3点(2019-02-27 00:31:12)
9.  馬上の二人 《ネタバレ》 
前半はですね。話が進んでいるようでちっとも進まず、スチュワートとウィドマークのどうでもいいようなグダグダ会話が繰り広げられ、救出劇のはずなのにいつになったら行動するんだ?という感じが、かえって心地よかったりするのです。しかし後半は、グダグダを通り越してぐしゃぐしゃどころか、ほとんど崩壊しちゃってるのではないでしょうか。それまでもっともらしく出てきていた脇役の処理はものすごく適当で、話をどこに持って行こうとしているのかがさっぱり分からない。そもそも収拾しているのかも分からない。監督または脚本家が途中で投げ出す何かがあったのかと思うくらい、強烈に雑です。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2018-04-21 00:48:01)
10.  バラバ 《ネタバレ》 
「イエス・キリストの処刑の日、どちらかを釈放することになって結局バラバが釈放された」ということは知っていても、それ以外のことはほとんど何も知られていないバラバの「その後」。なるほど、確かにそれは興味深い。このような、別の意味で十字架を背負ってしまった彼の苦悩や逡巡は、と思いながら見始めたら、いきなりただの酔っ払いオヤジでしかないところに笑ってしまう。その後も俗人っぷりは一貫しており、元カノが殉教しようと、軽々に悔い改めたりはしない。で、そこからさらに苦難の道が始まるのですが、全体として、重点を強調しつつもペースの良い脚本が巧妙で、最後まで一気に見せ切ってくれます。また、石打処刑とか鉱山爆発とか、ここぞというシーンを丁寧に撮っているのも見逃せません(コロシアムのくだりはやや時間割きすぎという気もするが)。そして、この主人公の存在意義がどこにあったのかということも終末近くで登場人物の1人によって語られており、最後の一瞬の説得力を増しています。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2018-04-03 21:38:05)
11.  バルタザールどこへ行く
何が怖いって、肝心のロバが、走るとか顔を向けるとかとにかく何かするとか、リアクションらしいリアクションを何もしないのですよ。常にただそこに「いる」だけ。だからこそ醸し出される怖さ。そのインパクトは大でしたが、一方、話の内容の方は、やはり観念的で散漫になってしまいました。あと、それとは別に、邦題は秀逸です。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2018-01-26 23:43:47)
12.  花のお江戸の無責任
やっぱりテンポはあまり良くなくて、もう少し笑わせられそうなところでも薄味に過ぎていくんだけど、吉原や花魁といったものを、単なる通りすがりの風景みたいな扱いではなくてきちんと撮っているところは評価したい。
[CS・衛星(邦画)] 4点(2017-09-27 00:55:35)
13.  馬鹿が戦車(タンク)でやって来る 《ネタバレ》 
何が怖いって、あの戦車の手作り感。それが何か1つの生き物のように動いて、田舎道を突き進み、旧家の中で暴れ倒すからこそ、それはただのネタではなくて、きちんとした感情表現・人格表現になっている。弟の死を知った後の主人公を映さず、証言と走行痕だけで組み立てているのも効果的。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2015-10-04 23:00:32)
14.  バージニア・ウルフなんかこわくない 《ネタバレ》 
何でこんな品のない夫婦喧嘩を延々と見せつけられなければならんのだ?と、見ているときは思っているわけです。しかし、終わってみると、あの罵り合いやけなし合いこそがこの夫婦の生来的コミュニケーションなのであり(それはあとの2人も本質的に同じ)、むしろ当事者はそこに平穏すら感じており、そのように精神的に病んでいる部分を壮大に展開していたことに気付かされる、怖い作品。
[DVD(字幕)] 6点(2014-02-18 03:43:01)
15.  遥か群衆を離れて(1967) 《ネタバレ》 
序盤の羊全滅シーンのど迫力ですでに度肝を抜かれますが、その後も、エセックスの広大な風景を存分に生かしたシーン満載で、大風呂敷メロドラマを映像が十分に支えています。その中でも、天気はひたすら曇天・雨天、唯一晴れているのは、フランクの入水の場面。だからこそ、なかなか前に進まないじわじわした展開が生きています。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2012-12-24 02:37:18)
16.  拝啓天皇陛下様 《ネタバレ》 
もっと陰湿で救いのない展開を想像していたのですが、意外に、主人公自身が状況に肯定的だったり、ここぞというところで都合良く助かったり、かと思えば天然ぶりを発揮してコケたりと、予想外しの連続でした(トリッキーとさえいえるかも)。主人公がフラフラ歩いていくラストシーンは秀逸。つまり、見る側も、神の視点ではなく、彼と付き合いのある一般人の視点で見終えることができる。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2012-12-10 04:18:24)
17.  バーバレラ 《ネタバレ》 
あまりにも無謀なオープニング+導入部に唖然。そのまま何も考えずに突っ走っていたらとんでもないことになっていたのですが、途中からは中途半端に真面目なつくりになって、勢いが落ちてしまいました。
[DVD(字幕)] 5点(2012-11-14 22:10:23)
18.  裸の島(1960)
実験的手法としては分からなくもないですし、インパクトはありますが・・・やはり、あえて設けた制約によるマイナスを超えるほどのメリットまでは出ていないのではないでしょうか。
[CS・衛星(邦画)] 4点(2011-06-12 01:03:54)
19.  パリで一緒に 《ネタバレ》 
脚本家がああだこうだと考える内容が、それこそ思いつきを並べただけで、発想も計算も感じられないのが最大の難点。お馬鹿映画だからこそ、締めるべきところは締めないといけないのです。
[CS・衛星(字幕)] 3点(2011-05-20 00:11:42)
20.  8 1/2
何を創り上げたい作品なのか、さっぱり分かりませんでした。百歩譲って、制作に挑んだ際の自分の苦悩ぶりをそのまま投影したものと解釈したとしても、それは作品に対する制作者の根本的な姿勢として「逃げ」なんではないでしょうか。
[CS・衛星(字幕)] 2点(2010-03-02 00:30:52)
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