1. バンディッツ(1997)
ラスト10分の為に、前半がどんなにグタグダでも我慢しましょう。自由な魂が翼をまとい、飛翔する瞬間が目撃できます。見終わった後、バンドを結成したいという衝動の、もっとも深いところにある理由について考えさせられたのは、モンタレー・ポップ・フェスティバルでのジミ・ヘンドリックスの姿が、何故か彼女たちとダブって見えたことが、もう既に答えとなっているのかも知れません。 10点(2004-03-31 23:57:51) |
2. 晩春
この映画は子供の頃に観た。うっすらと記憶に残っている場面が3つあった。紀子が銀座(?)でおじさんとバッタリのシーン。すっと脇に寄るのが大人って感じでカッコいいと感じたんだろう。あと、ガキが車を揺らすシーン。あと、杉村春子がクルッとするところ。こうしてみると、話と全然関係ないところばっかりじゃん。何を見てたんだか。 9点(2004-03-19 19:07:56) |
3. HANA-BI
8.☆様と同意見です。人の目をつぶしたり、妻を射殺したりするのは、本人にとって必然性があることなんだろうから、とやかく言っても始まりませんが、やったらやり返されることもあるという発想がまったく欠落しているように思います。きっちり借金を返済してケジメをつけてから死んでいく男の美学を描きたかったのかも知れませんが、それだって銀行から盗んだ金です。まあ、勝者の美学に貫かれたこの映画に意義をとなえればとなえるほど、自分が敗者のような気分になってくるので、このへんでやめておきましょう。 5点(2004-03-16 19:57:10)(良:1票) |
4. バック・トゥ・ザ・フューチャー
《ネタバレ》 2,3は未見なので、まるで見当違いの見解になっているかもしれませんが・・・。マーティーが、過去にタイム・スリップしたのは、過激派に命を狙われるハメになった、という偶然から。自分から望んで行ったわけではありません。一方のドクは、以下のことを、三十年前から知っていたわけです。後に自分がタイムマシンを発明すること、あの二人が結婚すること、子供が三人生まれること、そして、三人めの子供がマーティーと名づけられ、いつか自分と友達になることを。そう考えていくと、追いまわされているマーティーを、死んだ演技をしながら「ああ、そういうわけか」と、ニヤニヤして見ていたのかも知れませんね。(いろいろな解釈が出来ます。あくまでも、可能性の一つとして) 10点(2004-03-05 17:39:49) |
5. パンチライン
嫌われキャラをトムが演じるのは珍しい。そういう意味でも、貴重かも。とにかくギラギラしてたし、芸人特有の傲慢さと、ある種のデリカシーの無さが、よく出ていたと思う。一方のライラは、夫の全面的バックアップも得て、「ちびまるこちゃん」や「あたしンち」系ネタで、この後、爆発的に売れそう。とても楽しい撮影現場だったに違いない。アドリブも多そうだし。ただ、自分は、この映画はコメディではなく、シリアスドラマだと思っている。トムと骸骨の標本の、さりげないツーショットには笑わされた。 7点(2004-03-04 05:01:33) |
6. パルプ・フィクション
映画作りに王道というものがあるのなら、この作品は裏道、抜け道、一方通行逆走してたら、誰よりも早く目的地についちゃった、みたいな(笑) おしゃれで面白かったけどさ。 7点(2003-09-24 04:01:50) |
7. ハート・オブ・ジャスティス<TVM>
人気作家のデニス・ホッパーが開始2分で射殺される。犯人もその場で自殺。その姉が、ジェニファー・コネリー。事件の真相を追う新聞記者にエリック・ストルツ。・・・せめてオチだけは見届けたくて、頑張って最後まで観たけど・・・全体的に安っぽい印象。J・コネリーの魅力に1点。 1点(2003-07-31 09:19:11) |
8. ハンニバル(2001)
冒頭の警察とのレベルの低い言い争い。10年以上FBI捜査官をやっているとは到底思えない、へっぴり腰の射撃姿勢。最初からイヤな予感はしてたんだよなあ・・・「羊たちの沈黙」を観た事のない人は、何故あのジイサンにみんなびびっているのか、わけ分かんないんじゃないの? 0点(2003-07-25 15:47:38) |