1. パンズ・ラビリンス
《ネタバレ》 堅い、ひたすら堅い。パッケージや雰囲気からファンタジーを期待した。 が、それは裏切られた。良い意味ならよかったが、若干悪い寄り。 唯々、”現実”を突きつけられ死や痛みなどを見せられる。 見せ方がまたイヤらしく、全く免疫が無い人には受け付けられないのだが ソコソコに耐えられる人には目を覆うか覆わないかぐらいのギリギリの線を保つ。 心躍るかと思われ、それが成されなかったのは期待の大きさ故か。 凄い悔しいですが、”空想”や”現実”が鬩ぎ合い”現実”に帰結し それをバッドエンドだとは思わなかったことを踏まえても 楽しめなかった自分が在るという現実からは目を背けられなかった。 空想は幻想に足り得ず。 [DVD(字幕)] 6点(2009-07-18 18:32:37) |
2. パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド
《ネタバレ》 結構評価が辛いですね。 2作目は長い上に何やってんだって感じで、 個人的には3作目の方が楽しめたのですが・・・。 これまた長い上にやっと完結か、という安堵感から来てるのかも知れませんけど。 派手に乱闘してますが、これと言って得たものが無い。 何のために戦ってるかが、背景に見えないんですよね。 ウィルの結末、選択肢がそれ以外無いと思いつつもちょっとスッキリしないかも。 バルボッサ好きですが、彼の見せ場があるようで無いところが寂しい。 個人的には10年後の再会シーンは要らないかも。 お話的には良いシーンだけどね、バルボッサやジャックが見たいっての。 主役って誰だっけ、と思いつつ製作側はこの二人を主軸に見せたかったのか と、そのシーンでハッと気づくとか笑えない。 総じてみるとグダグダなのは言うに及ばず、もっとコンパクトに出来たのでは? [DVD(字幕)] 6点(2008-02-02 21:37:27)(良:1票) |
3. パフューム/ある人殺しの物語
《ネタバレ》 理解はできる、ただ心を強く打つものは無いかと。 雰囲気よろしくマッタリ進むのかと思えば、終盤の処刑台でのシーン。 愛、それをこう表現するか・・これはどうだろう?と首を傾げる。 というよりもギャグでしかない、と自分は思った。 陳腐だ、だがこんなものかと嫌に納得もする。 ジャンに必要だったのは女性を殺し、匂いを保管することではなく こういうことだったのだと考えるに、少しばかり悲哀を感じます。 それにしても匂い、とはまた難しいネタを映画にしてみたものです。 キモである映像での表現、頑張っていたと思います。 「最高の香水」の完成が中盤で不安視され、 もしやローラが助かりハッピーエンドになるのか?と不安に。 だがそれは杞憂に終わり、しっかりと果たされたので嬉しい反面、 上手く活用されず突き抜けてしまったのが残念。 ジャン同様、心の隙間は埋まりませんでした。 無に還る、というくだりは結構好き。 [DVD(字幕)] 6点(2008-01-25 18:04:11) |
4. パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト
《ネタバレ》 薄くなりました、色々と。 しかし、長い。それほど実が詰まってるようには思えなかったのだが長い。 気の抜けたアクションシーン。緊迫感があるようで無い。 大体、死なないって人が(主人公以外で)固定されてきてるから。 安心というよりも退屈。繋ぎにしては、何度も言うけど長い。 完結してないのでスッキリしません。 そもそも海賊らしからぬ突き抜けた話。音楽や演出も単調だし。 愛しのビル・ナイは何処に~・・ってタコ親父かよ(涙)。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2007-07-30 03:23:10)(笑:1票) |
5. バットマン・フォーエヴァー
どれも見てるはずなのだが、どうしても好きになれないシリーズ。 ・・と言うより、お話が記憶に残らない。 キャスト陣は豪華だが、だからどうしたと言わざるをえないストーリー。 ただ、ニコールは綺麗だった。ラストの落下シーンのお尻から脚へのラインは最高。 ロビンはビジュアルとかがどうにも好きになれない。 今回のバットマンの中の人は口、顎が気になる。 変身前のメガネかけてるとことか見てられない、ダサい中年に見える。 とりあえず敵キャラがハシャギ過ぎてあらゆる部分が霞んでしまうのはどうかと思う。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2007-07-28 16:22:38) |
6. バイオレント・サタデー
《ネタバレ》 よくわからない、ややこしい話。 アクションが微妙、スローモーションが多い。 そして、主人公の奥さんの弓の腕が凄い(どうでもいい)。 性的なシーンがそこそこにあり、テンポが良くない。 スパイものというか、なんというか大味です。 ファセットに何かしらの動きが欲しかった、あれだけでは物足りない。 何が言いたかったのやら、奥さんの仇それだけと言ったらそれまでだが。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2007-04-25 22:08:45) |
7. 裸の銃を持つ男
渋い!カッコいい!面白い! そんなニールセンの魅力に溢れている。 しかし、笑えるところとそうでない場面の差が激しい。 皮肉たっぷりだけど、唾を吐き捨てるシーンには辟易した。 好き嫌いが分かれるところ。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2007-03-22 14:00:12) |
8. ハッカビーズ
《ネタバレ》 滑稽に徹するでもなく哲学の高みに上るわけでもなく面白さの波が激しい。 ちょっとニヤリとするかな、と思えばすぐにガクンと下がりまたやや盛り返す。 その繰り返し。俺がお前でお前が俺で、というベタな問答。 嫌いではないがもちっと深めてくれればもう少し見れる内容になったかと思う。 ”つながり”は自らが見出し、そして育てるもの・・なんてあまりにもな答えだ。 ストーリーの軽さとしては合っていたがもう一つ刺激が欲しかった。 哲学探偵3人の掌の上でグルグル廻って疲れを覚えた。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2006-12-21 18:12:30) |
9. ハリー・ポッターと炎のゴブレット
《ネタバレ》 このシリーズで一番面白かったかもしれない。 マイノリティー?ハハハ。地味にハードな雰囲気でサックリ見れた。 ヴォルデモートが復活したってだけの話なのにね。 ただ、このシリーズの魔法の在り方がイマイチつかめない上に ポッター自体の強さ、それに対する卿の強さもワカラナイ。 「直前呪文じゃ」とか言われてもわかるわけがない。 ドラゴンとの対決も箒で飛び回るだけでクディッチと見応えは変わらず。 一番ガッカリなのはゲイリーの出番の無さ、ピンチに助けに来てよと。 キャストの成長も気になるし、かなり危ういタイトルになってきた。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-12-16 16:41:04) |
10. パンチドランク・ラブ
《ネタバレ》 シュールですね。 好きか、そうでないかを問われると答えに窮する。 アダム・サンドラーの野暮ったい雰囲気がツボだったりする。 スーツ着てるのにだらしなくてマヌケに見える。 ただ、姉に囲まれその中で抑圧された弟ってのがイマイチ描写として浅いような。 キレっぷりも、作中以上の斜め上を想像していたので少し物足りなかったりする。 ラストの問答、取っ組み合いが始まると思ってたのでガックリ。 悪い話じゃないのにどうにもスッキリしなかった。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2006-07-22 14:56:45) |
11. ハイド・アンド・シーク/暗闇のかくれんぼ
《ネタバレ》 隣家のおじさんもねぇ・・・なんと言ってよいのやら。 「あんなことまで・・・。いや、言えない。」って結局最後まで何も無し。 肝心のオチも使い古されたネタです、シックスセンスとは比べるべくもありません。 大体、親子しか描いてないのでラストにポーンと第三者の犯人を出しようが無い。 もう少し伏線や展開に気を使って欲しかったかな。 DVDのもう一つのエンディング、あれも表現をストレートにしただけで面白みに欠ける。 ダコタファニングの眼力、デニーロの演技の安定具合は素晴らしい。 それだけが救い。 [DVD(字幕)] 4点(2006-06-16 09:50:37) |
12. バットマン ビギンズ
《ネタバレ》 バットマンの誕生は丁寧に描かれていた。 服装、小道具は自前で製作。バットモービルがゴツい、プロトタイプって感じ。 こういった場面はスパイダーマンでも見受けられたが、ニヤけちゃうね。 忍者の出で立ちでの修行は要らなかったのでは? 渡辺謙も取ってつけたような役貰ってて浮いてました。 影武者であるところの彼を倒した・・がラスボスはどなた? もしかして、リーアム・ニーソン?弱い、押しが弱い。 アクションシーンがドタバタしてるのも辛い。 クリスチャンベールの役者魂には感服するし、キャスト陣の豪華さは満足。 [DVD(字幕)] 6点(2006-05-29 21:43:11) |
13. パニッシャー(2004)
《ネタバレ》 制裁者(パニッシャー)のキャラ立てかなぁ、問題は。 主人公の経歴は中々だが、それでは説明がつかないほどの不死身っぷり。 「人に悪をなす者~我が名を知れ・・」の下り、唐突です。 復讐(コレで言えば制裁)を終え、一息ついたところ。 続編に繋げるため、苦し紛れに社会的悪を制裁するキャラに仕立てたのには苦笑。 もう少し流れというものがあるだろうに・・。 アパートに住む3人との交流も中途半端。 大金を渡して、それらのエピソードを有耶無耶にしたのには唖然とした。 トラボルタ演じるボスがイマイチ悪役っぽくなく残念。 妻や息子、側近全てが内容に上手く作用していないのも考えもの。 アクション映画・・なの?といった、派手さに欠ける展開も退屈を誘う。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2006-04-16 08:43:37) |
14. バイオハザードII アポカリプス
《ネタバレ》 ミラ、結構ハードにアクションこなしてます。 明らかに吊ってますよ、なシーンが目につくけど。 ジルのゲームに忠実なコスは、ファンには嬉しいかも。 このジル役のシエンナ・・パーフェクトです。 それだけで、この2を作った意味はそれなりにあったと思う。 ミラは裸になるし、シエンナはミニスカでのパンツ丸見え足払いなど体張ってます。 でも、ここらで止めておいた方がいいと思うんですよね。 明らかに3を作るかもしれませんよ、的なラストですが。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-04-09 01:08:43) |
15. バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3
《ネタバレ》 個人的にはそこまで絶体絶命の危機、というものを感じなかった。 ここまで来るとあの『チキン(腰抜け)』もパターンに組み込まれてますし。 PART2で既に「荒野の用心棒」が伏線として張られていて このPART3での決闘の逆転劇に繋がったのはなかなか面白かった。 ドクが科学者としてのプライドとか信念より恋を取ってしまったのが不本意。 あの機関車型タイムマシンも少しばかりやりすぎ感が漂う。 過去ということもあり、やれることに制限があったことから こじんまりとまとまった印象がある。面白くないわけではない。 良くも悪くも『普通』になってしまったかな。 それでも思い出のシリーズであることは間違いありません。 [DVD(字幕)] 7点(2006-02-14 22:09:35) |
16. バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2
ストレートに続編に身を委ねている結末なのでスッキリしません。 SF、未来物につきものであるタイムパラドックスが説明され 部分部分で矛盾が生じたりとややこしいことになりますが、 娯楽映画としてはそれなりに上手く折り合いをつけていると思います。 1の各シーンとのリンクは楽しめるが、どうしても薄味な印象は否めないかも。 そして、ジェニファー役が変わったりキャストが欠けたりしてるのは寂しい。 でも、個人的には2は好きです。 [DVD(字幕)] 9点(2006-02-11 21:09:11) |
17. バック・トゥ・ザ・フューチャー
とにかくわかりやすい、飽きさせない。 SF的な話ではあるがコメディー色が強いので、内容に疑問を持つことなく 誰でも楽しめる娯楽作品に仕上がっている。 各キャラも個性的で、私はドクのありとあらゆる場面で見せる表情が好きだったり。 終盤のダンスパーティーでの演奏シーンは秀逸です。 随所に散りばめられた伏線、小ネタ・・・繰り返し見ることで味わいが増します。 子供の頃にやたらとテレビ(ビデオ)で繰り返し見たシリーズですが、 改めてDVDで見ると「このシーンってこんなだったっけ?」といった 自身の記憶力の無さにショックを覚えたりしつつ新鮮な気持ちになれたりも。 ジェニファーを演じたクローディア・ウェルズですが続編には出てきません、 高校生を演じるには綺麗になりすぎた・・といった理由だそうですが既に本作でも輝いてます。 [DVD(字幕)] 10点(2006-02-11 16:54:40) |
18. パッション(2004)
痛々しい。コレに尽きる。 キリストが捕まり拷問され、そして磔にされる。 いわゆるキリストの受難のみにスポットが当たり 話はシンプルでわかりやすいのだがやや説明不足なのは否めない。 正直メッセージがあったとは思えないのだが、例えあったとしても 観客に伝わらなければ意味が無いわけで。 監督の自己満足に終わってしまった感がある。 映像はやけに美しい分この残虐なシーンは鮮明に、そして強烈に記憶に残る。 信心深さ等のない私には感じ入る部分は無かったが 然るべき人が観れば何かしら感じることができるやもしれない。 何が言いたいかというとモニカ・ベルッチ最高。 [DVD(字幕)] 4点(2005-12-15 03:14:52) |
19. 八仙飯店之人肉饅頭
お馬鹿映画なのかなと思って、女子高生チェーンソーと共に借りてきたが どんよりとした気分にさせてくれました。 お馬鹿なノリを期待してたわけで、しかし実話を基にしたらしく生々しい雰囲気。 この私に『お馬鹿映画じゃないぞ!期待するな!』と必死に訴えてくる展開。 内容は凄惨なものだが、合間合間で軽口を叩くノリに唖然。 [DVD(字幕)] 3点(2005-10-04 13:42:24) |
20. パラサイト
《ネタバレ》 色々な要素入ってます。 学園ドラマっぽいことやって微エロ入れて、 エイリアンと戦って最後はラブラブ青春満喫ウホホーイ、です。 2回目以降は黒幕の動きを観察しながら見るのもいいかもしれません。 B級映画としては意外に普通に面白い出来ですが、普通過ぎて 逆にB級ならではのスケールのでかさ、バかさ加減が全く無いので物足りないかも。 [地上波(吹替)] 6点(2005-06-26 23:48:56)(笑:1票) |