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プロフィール
コメント数 2394
性別 男性
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1.  陽はまた昇る(2002)
番組自体が今日の昭和ノスタルジー・ブームの先駆けでもあるし、「プロジェクトX」の題材はどれもこれも映画に向いてるとは思う。しかし出来がこの程度では、45分のテレビ番組にすら負けている。もちろん感動的実話に違いはありませんけど、何もかも中途半端で凄くもどかしい。脚本の最大の失敗は開発の技術的部分を省いたこと。観客に小難しい技術説明は必要ないと思ったら大間違い。こういうディテールこそが物語に説得力を与え、西田敏行の奮闘や松下幸之助の英断(?)に涙できるのです。それに演出も、基本は手持ちカメラなのに全然ドキュメンタリー・タッチにはなっておらず、映像がユラユラ揺れて単に貧乏臭いだけ。実話の骨子でウルッとくる場面もありますが、映画としては三流の仕上がりです、5点献上。
[地上波(邦画)] 5点(2006-11-15 00:01:57)(良:1票)
2.  ビハインド・ザ・サン
血で血を償わせる不毛な報復の応酬。こうなっては争いの「発端」がどこにあったのか全く判らず、当事者達にとっても、そんなことは既にどうでも良くなってる。誰が言い始めたかもはっきりしない「血が変色するまで待つ」「殺した相手を殺す」といった無意味な掟に縛られ、殺されたから殺す、殺すから殺されるを繰り返すだけ。美しい映像が周囲に広がる「自由」を示しながら、彼らは自ら進んでちっぽけな世界に閉じ篭る。2001年時点でこの物語を映画化しようと考えたウォルター・サレスは、やはり只者じゃない。真の自由は自らの心から開放されてこそ得られるのです、7点献上。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2006-10-22 00:03:40)
3.  ピカソ-天才の秘密
こりゃ凄い。目が釘付けとはこのこと。所々にほんの少しだけ撮影風景が入るだけで、後はピカソの絵が出来ていく様子を1時間20分、延々と映してるだけなのに、体感的には20分位にしか感じられなかった。最初の方は一般的なデッサンの素描風。続いてピカソらしいキュービズム風作品の行程になる。幾何学的な数本の線が徐々に作品になっていくスペクタクル。やがて色使いも鮮やかな作品が登場し、クライマックスはシネスコ画面で展開する「海辺の風景」(命名私)の試行錯誤。このフィルムはフランスの国宝に指定されてるそうですけど、それもむべなるかな。本作はピカソの絵画と同等の価値がある。何故ならこの映画には、作品とその「秘密」と共に、ピカソのエネルギーが封じ込められているからです、9点献上。
[CS・衛星(字幕)] 9点(2006-05-29 00:23:52)
4.  ピンクパンサー
これはリメイクではなく、あくまでも「新・ピンクパンサー」。映画は「クルーゾー警部」というキャラクターを使っただけの、中身の何にも無い単純なドタバタ・コメディになってます(雰囲気的にはオリジナルの一作目より「2」「3」等に近い)。カメレオン的役作りのピーター・セラーズに比し、今回のクルーゾー警部はいつものスティーヴ・マーティンだし、この映画が「ピンクパンサー」である必要も余り感じませんでした。それでも、ヘンリー・マンシーニのテーマ曲とアニメーションのタイトル・バックは嬉しかったし、セクシー衣装で歌うビヨンセもちゃんと押さえられてたし、エミリー・モーティマーがやけに可愛かったし(もう35歳かい!)、頭を空っぽにして楽しむのには向いてるかもしれません。試写場でも結構ウケが良さそうでした、5点献上。
[試写会(字幕)] 5点(2006-05-03 00:17:00)
5.  桃色(ピンク)の店
幸せや恋の色がピンク色ということでこのタイトルになったんでしょうけど、今となっては酷い邦題。普通に「街角の店」にしておけば、こんなことにはならなかったのに…。「桃色の店」と聞けば普通、十中八九ピンサロを連想するぞ(…もしかして、私だけ?)。で、私も当然「ユー・ガット・メール」が先だったので、色々な意味で楽しめました。二作の大きな違いは脇役の立ち方。こちらは店の従業員全員にエピソードが無駄なく配置され、ラヴ・コメディと言うよりもハート・ウォーミング・コメディという色彩が強いです。それにしても、何で舞台をブタペストのままにしたんだろ…? 6点献上。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2006-04-13 00:16:59)
6.  羊のうた
人気のあるらしい原作は未読ですけど、何でこんな話に人気があるのかが、本作からは全く解らない。そもそも、この「吸血病」の設定に全く必然性が感じられない。こんな題材なのに猟奇的シーンもないし、「発作」ったって、見た目は心臓病か何かの発作と全く変わらない(胸に手を当てて「うんうん」唸って苦しむだけ。そこに「血への渇望」は感じられない)。それらしい妖しさを持ったヴィジュアルも加藤夏希のルックスだけ。要するに演出がヘボなのです。同じ脚本でも、寺山修司か鈴木清順並の悪夢的耽美映像で彩れば、雰囲気だけは楽しめる映画になったでしょう、3点献上。
[CS・衛星(邦画)] 3点(2006-03-17 00:02:20)
7.  ヒストリー・オブ・バイオレンス
グラフィック・ノベルというジャンルの「アメコミ」が原作なので、よく考えてみれば物語や登場人物は非常にコミック的(「夜叉」みたいな健さん映画的でもある)。素性を隠した一般人が危機に際すとスーパー・ヒーローに変身して、且つ自分のアイデンティティに苦悩するというのは、最近のコミック・ヒーローモノ共通のプロットです。しかし、デヴィッド・クローネンバーグの抑えに抑えた演出は好感が持てました。二回登場する濡れ場に、ちゃんとした意味を持たせてあるのも良かった。個人的に「暴力」というテーマの深みは余り感じられませんでしたが、尺が短いということもあり、中だるみすることなく最後まで一気に観てしまいました。また、クローネンバーグらしい余韻を残したラストシーンで、評価も少し上がりました、7点献上。
[映画館(字幕)] 7点(2006-03-03 00:13:07)
8.  PTU
組織犯罪課の刑事が紛失した一丁の拳銃を巡って、当の刑事、機動隊(PTU)、特捜、対立する二つの犯罪組織等が複雑に交錯する一夜を描いたノワール群像劇(タイトルに反して主役は「PTU」じゃない)。エピソードもキャラクターもほとんどコメディなのに、仕上がりは至って大真面目。特に、戦闘服に身を包んで無表情に夜の街を徘徊するPTUの一団が、全体にハードボイルドな緊張感を漂わせ、作品を馬鹿映画の一歩手前で踏み止まらせてる(実際の夜間パトロールもこんな物騒な感じなのか?)。アクション色は薄いものの、「ザ・ミッション/非情の掟」で見せたジョニー・トーの様式美は健在で(【ロンメル元帥】さんのご指摘通り、照明効果が素晴らしい)、何とも言えない独特の雰囲気を楽しめる映画になってます、6点献上。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2006-02-25 00:12:44)
9.  秘録おんな蔵
シリーズ中、一番面白かったのが遊郭を舞台にした本作。物語は早い話「SAYURI」みたいな感じでどーってことないし、例によってちっともエロくありません。では何が面白いかって、それは劇中で紹介される遊郭の色々なしきたり(実在のものかどうかは不明。ほとんどでっち上げだと思いますけど…)。この部分は間違いなく「SAYURI」より楽しめます。一番笑ったのが「踏み合い」と呼ばれるもの。これは店のNo.1花魁の贔屓客が他店のNo.1に取られた場合に、互いの面子をかけて行う差しの勝負のこと。始まってみれば、唯の取っ組み合いの喧嘩でした。しかしここで凄いのは、その客も唯では済まない所。勝負の後、何と髷を切られてしまうのです。客がどの店に行こうと勝手の様な気もしますけど、一度贔屓にした店には操を立て続けなきゃならないんじゃ、おいそれと風俗通いも出来ませんね。それにしても、若き田村正和は木村一八そっくりだったんだなぁ…、6点献上。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2006-01-19 00:07:33)
10.  秘録おんな寺 《ネタバレ》 
いよいよ尼寺が舞台ということで、雰囲気的ないかがわしさはシリーズ一番ながら、私的にはシリーズで一番面白くなかった。ストーリーは兄の仇討ちの為に、妹が尼寺に単独潜入捜査をしていたという陳腐な展開。「針供養」(戒律を破った尼僧が裸で吊るされ、燭台でお尻をツンツンされるという折檻…てか、拷問か?)のシーンが少々そそったものの、エロ・シーンも例によって大したことのないまま終了。「おんな寺」は駆け込み寺という設定なので、女達が悲しい過去を持つ者ばかりというのも、テンションの上がらない一因だったと思います。という訳で、4点献上。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2006-01-19 00:02:22)
11.  秘録おんな牢 《ネタバレ》 
現在では絶対にあり得ないオープニングのナレーションが凄い。女牢がどういう所かを語ってるんですけど、女性の卑しさを延々と捲し立てていて、とても理性ある人間としては認めてません。フェミニストが観たらいきなり卒倒ですよ、こりゃ(40年前の女性の人権がどんなものか想像がつきます)。しかし、本編ではナレーションで語られる程のことは起きず、エロも控え目。エグイのは女体糠味噌漬け位か(何を漬ける訳でもないのに、牢には何故か糠樽だけ置いてある)。最後の方は生き別れになった姉妹の再会という陳腐な筋書き。これでよくシリーズ化したもんです。てか、1年の間に4本も作られてる訳ですから(これがプログラム・ピクチャーの底力か)、最初からシリーズの企画だったんでしょうか? 4点献上。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2006-01-19 00:01:03)
12.  美女缶 《ネタバレ》 
「美女缶」と題しつつも、本作には一人として美女が登場しない。ヒロインは「可愛い系の女子大生」ということで、シリーズ内の一種類として納得も出来ますが、隣の部屋からゾロゾロ出てくる女共が全員、そこら辺から集めてきただけみたいな、10人並かそれ以下だけってのはどうよ? この設定だったら主人公だって、玉山鉄二並のハンサムじゃなきゃ話にならない。物語が荒唐無稽だった所為ではなく、こういう所で映画に説得力が欠けている。予算が無くたって、安く使える売れてないモデルなんか掃いて捨てる程いる筈。そこに努力を惜しんでどうする? また「美女」の設定も、何か恋愛シミュレーション・ゲームみたいで気持ち悪い。単純なダッチワイフとしての存在の方が遥かに健全だと思うゾ、4点献上。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2005-12-28 00:03:02)
13.  氷海の伝説
「イヌイットが先祖代々語り継いできたアタナグユアト(原題。足の速い人の意)の伝説に基づく一大叙事詩」とゆー触れ込みで、邦題も当たらずも遠からずなんですけど、話の中身は凄く下世話。可愛らしい顔をした性悪女に簡単にたぶらかされる男の物語です。定住した地域や育んだ文化は違えど、男という生き物の軽薄さに違いは無いってことですかね。「足の速い人」というのも、韋駄天走りで一族の危機を救うとかゆーのではなく、単に逃げ足が速かっただけ。伝説にしては少し情けないと思いました(上映時間も長すぎる)。そんなことで、「イヌイット初」という意義に5点献上。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2005-12-17 00:03:39)
14.  ビヨンド・サイレンス
身障者を描く視点に於いては、我が国と欧米諸国との格差を思い知らされることも度々ですけど、ドイツ製の本作も例外ではありません。この映画では聴覚障害者を取り巻く状況と彼らの心情が丁寧に、そして忌憚なく描かれてます。主人公の環境は、両親の障害が明らかに負担になってます。しかし彼女の「負担」は、商店の子供が学校の終わった後に店の手伝いをさせられる様なもんで、全く大したことじゃありません。進路を巡る親子の対立なんて珍しくもない話。そして父親と実家の確執も、親を誤解し兄弟に嫉妬するという至極ありふれた関係。ここには身障者と健常者の違いは見当たりません。だったら身障者を登場させる意味が無い様な気もしますが、本作では何より、この「普通さ」が素晴らしいのです、7点献上。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2005-12-17 00:02:51)(良:1票)
15.  ピクチャー・クレア
地元でトラブルを起こし、行きずりのカメラマンを当てにして逃げる様にトロントへ出てきた田舎の不良娘が、「ロスト・イン・トランスレーション」状態で犯罪に巻き込まれていくサスペンス映画。特別優れた作品だとは思いませんが、危なっかしい雰囲気を持つ童顔のジュリエット・ルイスと、危険な香りを漂わせる大人顔のジーナ・ガーション(延々とタクシーを追いかけるシーンが良い)のダブル・ヒロインの魅力で、最後まで飽きずに観れました。それほど期待しなければ普通に楽しめると思います。ところで、カナダの都市だったらもう少しフランス語が通じるんじゃないの? 5点献上。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2005-12-02 00:02:39)
16.  光る眼
物語がつまらないのはジョン・カーペンターの所為ではなく、元々こんな話だからです。いかにもB級的仕上がりなのもカーペンターの持ち味なので許せます。彼が責められるべきは、この話に新たな着想を加えられなかったこと。それでも、オープニングの音楽からして一聴瞭然のカーペンター風味を楽しむ余裕があれば、「未知空間の恐怖/光る眼」よりは面白いと思います。しかし出演者達も、揃いも揃ってB級ですよね、5点献上。
[地上波(吹替)] 5点(2005-11-11 00:03:49)
17.  ビルマの竪琴(1985)
水島の旅は正に地獄巡りであり、それ自体が並の僧侶をも超えた厳しい修行。彼が「供養」を決心するのも自然の成り行きです。個人的には、その過程はもう少し丁寧に描写した方が良かったと思いましたが、東南アジア系に見える中井貴一やインテリに見える石坂浩二は適役だったと思います。私が一番感動したのは、イギリス兵の納骨堂で隊長が日本の骨壷を見つけたシーンと、水島の奏でる「仰げば尊し」。オリジナルは未見なので何とも言えませんが、本人がわざわざリメイクしたということは、市川崑自身は旧作より新作の方が優れてると考えていたのではないでしょうか(まさかオリジナルより劣ったもので満足するとも思えませんし…)。日本的ファンタジー映画としては完成度の高い作品だと思いますよ、7点献上。
[地上波(字幕)] 7点(2005-09-24 00:16:42)
18.  ひめゆりの塔(1995)
そう、出演者が現代人(しかも、かなりイケてる)にしか見えないってのが本作最大のウィーク・ポイント。しかし旬の美少女達を切り捨てて、田舎臭い娘だけを集めて興収を切り捨てる訳にもいきませんし、これは痛し痒しです。また、折角リメイクするんだから、戦争体験がすっかり風化した90年代なりの新しい解釈で脚色しても良かったかもしれません(例えば日本軍の沖縄の人々に対する非道な扱いをもっと大きくするとか、動員前の思想教育の部分を詳しく描くとか)。本作の出来自体にそれほど不満はありませんが、もう少し時代を考えて映画化して欲しいと思います、6点献上。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2005-09-24 00:07:11)
19.  ヒトラー 最期の12日間
邦題では「ヒトラー」を前面に打ち出してますが、内容は「第三帝国最期の12日間」。敗色濃厚な軍事政権がどういう末路を辿るのかを、淡々としたドキュメンタリー・タッチで見せてくれます。私が感銘を受けたのは映画本編よりも、ラストに登場するトラウドゥル・ユンゲ本人のインタヴュー。とかく我が国では戦時下を描く場合、「大空襲の悲惨さ」「被爆の悲劇」「横暴な憲兵や軍人」等を取り上げ、「一般国民は戦争の被害者である」ことを強調する場合が多いと思う。本作を観れば被爆を除いて、ナチス・ドイツも同じだったことが良く解る。しかしユンゲは語る、「私にも責任がある」と。その通り。ヒトラー一人では決して戦争は起こせません。国民一人々々の支持があってヒトラーも戦争が起こせたのであり、それは我が国も同じこと。もちろん多くの日本人が戦争被害者であったことに変わりありませんが、同時に加害者でもあったという視点も忘れるべきではありません、7点献上。
[映画館(字幕)] 7点(2005-08-26 00:21:05)(良:3票)
20.  昼顔(1967)
直接的な描写は無くても、こんな映画でカトリーヌ・ドヌーヴが主役を張るという所にフランス映画の凄さがある。特に、オープニングの妄想シーンはインパクト大。美しい貴婦人が何の脈絡も無く縛られた上、文字通り「汚されて」恍惚の表情を浮かべる。これなら、まだ「犯されて」悦ぶ方が正常。ルイス・ブニュエルが本作で描く妄想は、性的欲求と言うより被虐願望です。実際にM系の女性がどの位いらっしゃるのか知りませんが、この辺は女性の真実というより、男の思い込みっぽい感じです。妄想癖が高じたラストの展開は、「ダンサー・イン・ザ・ダーク」を思い出しました、6点献上。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2005-08-16 00:11:50)
040.17%
1351.46%
2793.30%
326911.24%
438015.87%
553122.18%
664126.78%
733814.12%
8823.43%
9241.00%
10110.46%

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