1. 陽だまりのグラウンド
いい映画ではあるだろうけど、人の死をもって感動へと誘う作りが、あからさますぎて好きにはなれない。もちろん実際に起こり得ることなのかもしれない。原作者が経験を通して描いた世界だというが、そういう現状があるとして、その現状へのやるせなさが、悲しさを誘うのは確か。ただ、その題材に触れてしか、感動へといざなえないことも悲しい。キアヌリーブスがさしたる演技をみせつけたわけでもなければ、自分の知る限り実話ではない、一つの悲しい物語をポジティブに捉えさせようとした今作に、拍手喝采とはいかない。 [DVD(字幕)] 5点(2008-11-15 03:11:09) |
2. 羊たちの沈黙
推理を軸としながらも、おどろおどろしさを絶え間なく描き続けた秀作。後味は最悪の部類に入るし、この作品を観た時のショックは大きかった。何度も見たい映画には到底ならないが、俳優、ストーリー含め、印象深い作品。 [DVD(字幕)] 7点(2008-10-07 04:23:02) |
3. ヒトラー 最期の12日間
背景を詳しく知らないのはネガティブな要素で、この映画を見る上での大きなハンディキャップだったと思う。わかってはいたが、自分にはいかんせん内容が重すぎた。自決の連続を見せられるのは正直気分のいいものではない。 [DVD(字幕)] 5点(2008-02-21 23:50:36) |
4. ヒストリー・オブ・バイオレンス
扱ってる題材はとても面白いのだが、何とも後味がよくない作品。何気ない事件により、暴かれていく主人公の過去。その過去を消し去っていたかったのであれば、スゴ腕のマフィアだったのであれば、世間に名が知れるような状況を防げたのではないか。逆説的に見ていくと無理やりなストーリー感は否めない。漫画の映画化ということが、その辺で妙に納得させられる。退屈はしないが、大雑把。 [DVD(字幕)] 6点(2008-01-10 19:57:18) |
5. 日の名残り
自分が未熟なのもあるのか、やや共感しにくい面が多々ありますが、奥に秘めた恋心や、何があってもプロとして仕事に徹する姿は心打たれます。自分がもう少し歳を重ねた時、もう1度見てみたらいいかもしれません。娯楽要素を求めてしまいがちですが、娯楽要素がないからこそ、崇高なラブストーリーにしあがってるんでしょうね。音楽は綺麗でアンソニーホプキンスの演技も好きです。ただ、やはりもう少し抑揚が欲しかったです。語らないからこその美しさをもっと理解できる大人になれるよう頑張ろ笑。 [DVD(字幕)] 6点(2007-03-02 03:19:52) |
6. ビッグ・フィッシュ
正直期待はずれ。残念だけどこの言葉を言わなくてはならないでしょう。見たのはだいぶ前ですが、残念なとこがいっぱいありました。ティム・バートンじゃなかったら逆によかったんじゃないかとも思ってしまうような、もったいない作品。 [映画館(字幕)] 6点(2006-11-08 23:45:01) |
7. ビフォア・サンセット
前作から時が経ち、2人とも歳を重ねたけど素敵な映画って感じです。ただ「恋人までの距離」の続編であることに意味があって、この作品単体では自分の評価はもっと低かったかもしれません。ラストはあいまいだけど、なんとなく後味がせつない作品です。 [映画館(字幕)] 7点(2005-12-17 03:48:38) |
8. ピンポン
邦画はあまり見ないけど、何か話題だったし、窪塚にも多少興味があったから見てみたけど、やっぱり何か邦画独特のひねり方にクエスチョン。でも楽しかったかな?ちなみに邦画だけど字幕付で見た^-^ [映画館(字幕)] 5点(2003-06-05 04:17:28) |
9. ヒート
アル・パチーノとロバート・デニーロ。それぞれ違った対照的な役柄だが、どこか共通項が見え隠れする。それは男としてのかっこよさだったかもしれない。話の展開も最後まで飽きさせない。 [DVD(字幕)] 9点(2003-01-04 05:26:21) |