21. BROTHER
《ネタバレ》 北野作品の特徴は独特の乾いたタッチと絶妙な「間」にあると思う。予想外の展開で意表をつくかと思えば、きっちりと予定調和に落としこんだりするバランスがすばらしい。しかし、本作は寺島が憤死した後、パワーダウンしてしまった感が否めない。あの人数で、外国で、彼らはどうやって「しのぎ」をかけていたのだろう。また、敵の存在が希薄で、戦いにリアリティが感じられなかった。そこら辺をあえて描かなかったのだろうが、本作では表現方法として成功していないように思う。横文字タイトルにして、外国との合作にした訳だが、北野武は期待したほどの達成感を得られたのだろうか? [地上波(邦画)] 5点(2008-09-23 00:44:45) |
22. ファーゴ
《ネタバレ》 このうだるような暑さの中、涼を求めて本作を鑑賞しました。え、これ実話じゃなかったんですか? みなさんのシネマレビューをつぶさに読んで、コーエン兄弟のたくらみだと、はじめて知りました。何とも救いのない話で、観賞後は寒々とした気持ちになり、当初の目的を達成しました。 [DVD(字幕)] 6点(2008-07-28 23:52:02) |
23. ブレイクアウト(1975)
《ネタバレ》 実話に基づいた脱獄もの。遠い国のこととはいえ、大胆にして豪快な手口は日本でも報道された。脱獄一本に絞って進めるストーリーは実に薄っぺらいのだが、オールロケの荒っぽい作風を結構楽しんで見てしまった。ジル・アイアランドは場違いなほどに美しい。 [地上波(吹替)] 5点(2008-03-27 23:23:46) |
24. ブルース・ブラザース
ハリウッドの映画人が本気で作った最高のコメディですね。俳優陣が豪華で、撮影にもお金がかかっています。何と言っても、歌が素晴らしいです。劇場で大笑いしてしまいました。 [映画館(字幕)] 10点(2008-02-09 08:52:47) |
25. ブルーサンダー
ハイテクで格好良いね。じつはテレビでしか鑑賞したことがない。いつのは日かDVDでしっかり鑑賞します。 [地上波(吹替)] 7点(2007-10-20 22:39:32) |
26. プレステージ(2006)
《ネタバレ》 よく練られてしっかり作られていますが、設定に無理があるのでそこを受け入れられないと、どん引きしてしまうでしょう。私は古典的なドラマを期待していたので、SF要素が入ってきた時点で、目が点になってしまいました。見て良かったとか、こりゃまいった、一本取られたよ、という感想は残念ながら抱けませんでした。デビッド・ボウイを久々に見ましたが、さすがに老いていましたね。けれど、長年のファンとしては、健在ぶりがうれしかったです。彼は相変わらずへんてこな脚本の映画に出演するです。はい。 [試写会(字幕)] 4点(2007-05-26 18:48:14) |
27. ブーメランのように
タイトルに惹かれ、公開当時見に行こうかと迷いましたが、少ない小遣いゆえ鑑賞を断念した映画でした。この度テレビで鑑賞しましたが、当時の判断は正しかったようです。この映画、至る所で破綻しています。ラストなど、陳腐な表現ですが、開いた口がふさがりませんでした。良い雰囲気のシーンもあるので、まるっきりダメではないのですが、鑑賞には広い心とドロンのファンであることが求められると思います。 [地上波(吹替)] 4点(2007-05-06 08:56:22) |
28. フリック・ストーリー
《ネタバレ》 昔、試写会で鑑賞しました。当時の印象はけして良いものではありませんでした。ドロンに老いを感じたことや、激しい銃撃戦を期待したのに地味な内容だったとか、逮捕シーンが盛り上がらなかったとか、マイナスの理由がいろいろあったからです。この度テレビで再度鑑賞しましたが、腰を落ち着けてじっくりと見たところ、なかなか良い映画だと思い直した次第です。時代背景を含めて、作品をしっかり作り込んであることに改めて気付かされました。ジャン・ルイ・トランティニャンの悪党ぶりが素晴らしいですね。 [試写会(字幕)] 7点(2007-05-06 08:41:01) |
29. 復讐のビッグガン
《ネタバレ》 邦題は陳腐だが、中身は悪くなかった。作品として多くの難点は確かにある。しかし、老いてもなお美しいアラン・ドロンを暖かい目で見てしまった。爽やかな感じのラストで良かった。 [地上波(吹替)] 6点(2007-04-21 21:48:26) |
30. ブレージングサドル
《ネタバレ》 昔、試写会で見ました。ムチがビシバシ鳴り響くオープニングのテーマソングから引き込まれました。世界一の抜き打ちは、まさに目にもとまらぬ早業です。以降、二度、三度と繰り返し見ましたが、あれ、もっと昔は面白く感じたのになぁと、ちょいと古さを感じてしまいます。けれど、良質のコメディです。 [映画館(字幕)] 8点(2007-04-20 02:32:31) |
31. ブリット
《ネタバレ》 カー・チェイスが秀逸。ストーリー展開はもう一つのところが確かにある。しかし、マックイーンの魅力が全開なので許してしまう。 [地上波(吹替)] 7点(2007-04-15 21:14:37) |
32. 震える舌
《ネタバレ》 破傷風を題材にし、大変真面目に作られた映画です。娯楽性など皆無といってよいでしょう。外で遊ぶとき、錆びた釘には注意しなさいと、さんざん親に言われたものでした。 わくわくと面白い映画ではありませんが、見る価値はあります。この映画は公開当時オカルト映画のように宣伝されたのですが、映画の本質を理解していない映画会社は野村芳太郎に土下座すべきと思います。 [ビデオ(邦画)] 5点(2007-04-12 21:46:14) |
33. ファイブ・イージー・ピーセス
観賞後、残念ながら素直な感動は起こりませんでした。カレン・ブラック、ビリー・グリーン・ブッシュなど、昔活躍した俳優陣に出会えます。主人公の自己中心的で無責任な行動に、今この映画を見て、どれほどの人が共感できるか、疑問に思います。 [映画館(字幕)] 4点(2007-02-12 09:02:41) |
34. プライベート・ベンジャミン
《ネタバレ》 旦那が腹上死するところまでは大爆笑。入隊後は一気にトーンダウンして、盛り下がって終了。ゴールディ・ホーンは本当に魅力溢れる女優なのだが、良作が少ない。彼女は体当たりでがんばったのだと思うが、作品のでき自体が今ひとつ。ヘルメット姿の彼女に多くの人が騙された映画。 [映画館(字幕)] 4点(2007-02-11 22:36:06) |
35. フィールド・オブ・ドリームス
《ネタバレ》 トウモロコシ畑と野球のおとぎ話。世界観にちょっとついて行けず置いてきぼりになり、深く響きませんでした。 残念です。 [ビデオ(字幕)] 3点(2007-01-21 00:51:45) |
36. フェイス/オフ
荒唐無稽な設定ですが、ジョン・ウーは二大スターを起用して、思う存分にスクリーン上で活躍させることに成功したと思います。トラボルタが輝いていました。エンターテインメントとして大成功の傑作と思います。 [DVD(字幕なし「原語」)] 8点(2007-01-20 17:11:24) |
37. ブロークン・アロー
ジョン・トラボルタは「パルプ・フィクション」で再評価され、この映画で完全に復活し、実にめでたかった。全編ご都合主義に溢れているが、許してあげよう。お金をかけ、ど派手な花火を打ち上げてやろうという制作者の意図は成功していると思う。細かいことは考えず、笑い飛ばしながら楽しんで見た。 [DVD(字幕なし「原語」)] 6点(2007-01-20 17:07:06) |
38. フィフス・エレメント
嫁さんと見た、見ないですったもんだした恐ろしい映画。家庭不和をもたらす迷作。私も彼女同様、忘却の彼方へ送り込むことにする。てな事言ってたら、今また喧嘩しちまった。ちくしょう!やっぱ0点だ!! [DVD(字幕)] 0点(2007-01-20 15:31:54) |
39. プラトニック・セックス
しっかりまじめに作りあげており、好感を持って鑑賞しました。「仮面ライダークウガ」後のオダギリジョーがどう飛躍するかと応援する気持ちだったので、彼の好演がうれしかったです。彼にとって重要な位置を占める作品だと思います。ラストの主人公の一言で作品がうまく締まりました。しかし、映画作品としては拙く感じられる部分が多少あり、5点献上です。 [DVD(邦画)] 5点(2007-01-14 22:18:48) |
40. フランティック
予告編が良かった。それに騙されて見てしまった。しかし、ダメダメ映画だった。B級と言い切れない本気度が感じられ、それがまたよろしくない。 [ビデオ(字幕)] 3点(2007-01-14 11:25:00) |