81. ファンタスティック・フォー [超能力ユニット]
近年パターン化してしまったアメコミの映画化。 もうお決まりの勧善懲悪の展開なのだが、ヒーローたちの人間描写などないに等しく、 当然ながら彼らのキャラに魅力は感じられない。 ストーリーよりも映像を観て楽しんでね、ということなのだろうが、 取り立てて驚くような斬新さもなく、撮影技術の進んだ今となっては至って普通。 いくら元ネタがヒーロー漫画とはいえ、内容の薄い映画ばかりを作っていても、 いつかは飽きられてしまうと思うのだが・・・。 まあ頭を空にして楽しんで、後はきれいサッパリ何も残らないという意味では、お手頃な作品。 [地上波(吹替)] 3点(2011-08-12 17:22:49) |
82. フィフス・エレメント
いかにもSF超大作といった作りで、映像はもちろんのこと、 先の展開に期待を持たせる雰囲気はいいのに、中盤からどんどんパワーダウン。 ややコメディータッチの演出が悪いとは思わないんだけど、 ストーリーやキャラクターがかなりごちゃついていて、もうほとんどコミック化状態。 愛は地球を救うといった展開には、もう生理的に受けつけなかった。 同じようなコメディータッチのSF、「ギャラクシークエスト」は面白かったのになぁ。 やっぱり映画はシナリオなのかな。 [ビデオ(字幕)] 3点(2011-08-12 16:48:39) |
83. ブラインド・デート
ブルース・ウィリスとキム・ベイシンガー主演のロマコメ。二人とも若い。 キムのキャラ設定が妙味の作品だが、コメディーパートはドタバタ色が強く、正直笑いづらい。 しかも変な別キャラがしつこく絡んでくるので、ロマンティックパートを描く部分もほぼなし。 この展開では後半から飽きがくるし、日本人なら思わずムッとするような、 センスの悪さが目立つシーンも。ブルースとキムのファン以外には、お薦めできない作品。 [ビデオ(字幕)] 3点(2011-08-12 09:31:22) |
84. PLANET OF THE APES/猿の惑星
68年制作のリメイク版。ストーリーは、根本的にオリジナルと変わらない。 ラストだけを変更というチャレンジ精神はいいのだが、わかりづらかったな。 猿のメイクは出色の出来というほどのものではなく、前作より上まっていたのは、 映像と撮影技術の進歩の分のみ。過去のヒット作品の恩恵に、すがりついただけのような気も。 猿の素早い動きだけは面白かった。 [地上波(吹替)] 3点(2011-08-10 16:58:46)(良:2票) |
85. フォーエヴァー・ヤング/時を越えた告白
メル・ギブソン主演のSFラブ・ロマンス。 SFなので突拍子もないアイデア自体は別に問題ないのだが、主人公の選択に意味があるのか、 という大きな疑問点が一つ。また主人公の親友である科学者や軍の対応など、 本作の重要ポイントに関わる状況設定があまりにも浅薄でいい加減すぎる。 「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のようにコメディー色が強ければ、 多少の矛盾もカバーできるんだろうけど、シリアスなストーリー展開だと、 もっとしっかりした設定を用意して頂かないと、とても感情移入などできない。 結果、ラストの展開もご都合主義の陳腐なものにしか映らなかった。 [ビデオ(字幕)] 3点(2011-08-09 10:14:22) |
86. プラクティカル・マジック
ファンタジー、コメディー、ホラー、家族愛、ロマンスなど、 たくさんの要素が入っている映画。映像がきれいで演出も決して悪くはないのだが、 どこに焦点を当てて鑑賞したらいいのか、ちょっとよくわからずに戸惑ってしまった。 サンドラ・ブロックとニコール・キッドマンはさすがに存在感はあるものの、 二人のキャラ設定も今一つピンとこない。やはりストーリーよりも、 雰囲気で観るジャンルの作品なのかも。そういった意味では女性向けかな? [地上波(吹替)] 3点(2011-08-09 06:03:45) |
87. フック
「ピーターパン」をベースにした、スピルバーグらしいファンタジー映画。 ピーターパン役がロビン、その凄まじい最初の設定にびっくりした。 ポカーンとするばかりの導入部から、強引にファンタジーの世界へ連れていかれた感じだが、 どちらかといえば夢と冒険というより、親子愛を核にした展開。 それでもファンタジーの世界観はたっぷりと表現してくれている。映像はもちろんきれい。 愉快なキャラたちもたくさん出てくるけど、ちょっと時間が長いし、個人的には苦手な内容。 [DVD(字幕)] 3点(2011-08-06 08:52:55) |
88. フェリーニのローマ
まあ、困った監督さんだよね。ローマに対する熱い思いはわかるんだけど、 こんな独善的なオマージュ作品を作られても、どう受け取ったらいいのやら。 ストーリーはほぼゼロ。写真集を見ているように、時にはドキュメント映像を見ているように、 ローマとそこに生きる人たちの素の姿を、画面から溢れ出るように次から次へと見せているだけ。 場面ごとに目を見張るシーンやパワーも感じるのだが、演出映像以外の点数はつけられなかった。 巨匠という冠がつくと、こんな映画まで作れちゃうんだと、ちょっとびっくり。 [ビデオ(字幕)] 3点(2011-08-05 08:45:41) |
89. フロム・ダスク・ティル・ドーン
暇つぶしに近くの映画館で、何の前情報もなくこの映画を鑑賞した。 当時はタランティーノも知らなかったので、最初は正統なアクション映画だと思っていた。 途中からびっくり、唖然、呆然、愕然。映画が終わっても、口は半開き状態。 しばらくは、酒の席でのネタにさせて頂きました。一生忘れられない超ぶっ飛び映画です。 [映画館(字幕)] 3点(2011-08-02 11:49:46) |
90. プロジェクトA2/史上最大の標的
残念ながら今回はサモとユン・ピョウは出演していない。あの二人、結構好きなんだけどな。 登場人物が非常に多いせいか、お話のテンポが悪くて、ストーリーも今イチ面白くない。 ジャッキーのアクロバットな動きとスタントシーンは相変わらず凄いんだが、 個人的には「スパルタンX」のベニーのような、ファイトシーンをじっくり見たいんだけどね。 まあジャッキーファンなら楽しめる作品だとは思うけど・・・。 [地上波(吹替)] 3点(2011-08-02 03:23:43) |
91. フェア・ゲーム(1995)
美人弁護士と彼女をガードする刑事の姿を描く、ジェットコースタームービー。 ヒロインが狙われる理由はラスト近くで判明するのだが、何かぼんやりしていてピンとこない。 全体のアクションシーンは中々よく撮れており、刑事役の男が獅子奮迅の活躍を見せる。 まるでスーパーマンみたいだ。もちろんラブシーンのサービスカットあり。主役の二人より、 暗殺集団の方が個性的で魅力があった。「エイリアン2」の女戦士、バスケスは懐かしい。 今思うと、何ともインパクトのない地味な作品だけど、アクション映画が好きな人なら、 まあまあ楽しめる・・・と思う。 [地上波(吹替)] 3点(2011-07-27 19:12:49)(良:1票) |
92. プリンス&プリンセス
すべて影絵で見せた、6つの寓話からなるアニメ作品。 影絵の長所をうまく使って洒落た雰囲気を出しており、とても良質な作り。 ただストーリーは正直面白いとは言えないし、キャラに関しても評価のつけようがない。 きれいな映像といっても影絵では限界があり、個人的には教育テレビの番組を見ているようで、 映画としては物足りなかった。子供や女性には楽しめるのかも。 [DVD(字幕)] 3点(2011-07-24 03:34:53) |
93. ブレス・ザ・チャイルド
B級オカルト映画。ホラー色はほぼなし、サスペンスタッチの流れは謎解きが早すぎて、 ハラハラ感はまるで感じない。 そのうえ登場人物たちは描写がやたら中途半端で、ヒロインが終始暴走気味のためか、 脇役たちがスト-リーにうまく絡んでこず、とにかく雑な作りといった印象。 ラストはあまりにも非現実的すぎて、もはや笑うしかなかった。参った。 [DVD(字幕)] 2点(2012-09-19 06:25:24) |
94. ブレイン・スナッチャー/恐怖の洗脳生物
テレビ映画4~5回分の連続ドラマを一本にまとめたような作品。 一般人ばかりでなく、政府側からの視点を交えた構成はいいと思うんだけど、 物語の展開が早く、登場人物や各エピソードの描写も薄いため、緊張感やスリルには乏しい。 B級映画らしいチャチな作りで、思わず笑っちゃうシーンもあるが、 そのぶん肩の力を抜いて鑑賞できる映画ではある。 [地上波(字幕)] 2点(2012-07-30 06:02:36) |
95. ブルース・リー/電光石火
正義の怪人グリーンホーネットの、TVシリーズのエピソードを繋ぎ合わせたもの。 日本でテレビ放映されていたらしいが、まったく記憶にない。後に香港でもテレビ放映され、 こちらでは人気を博し、「ドラゴン危機一発」出演へのきっかけになったらしい。 ブルース・リーは主人公の助手でカトーという日本人役。ファイトシーンはもちろんあるが、 あくまで準主役なのでそれほど派手な立ち回りはない。またグリーンホーネットに変身すると、 黒マスクを被るので、顔がはっきりとわからず、リーさんは相当不満だったようだ。 あくまでリーの人気を当て込んで制作された映画なので、内容のほうは期待せずに・・・。 彼のルーツを探りたいというコアなファン向け。 [映画館(字幕)] 2点(2011-11-29 16:10:04) |
96. THE 4TH KIND フォース・カインド
実際に起こった?らしい事件を、当時の映像と音声を交えて構成した作品。 ひと言で言えば、ちょっと手の込んだ再現フィルムといった感じで、 リアルさを出そうとしているのはわかるけど、凝った作りが逆に観づらくてイライラ。 内容も、普通にバラエティー番組で見かける再現映像あたりで十分かな。 まあこういう話は好きな人はかなりいるはずなので、そこそこ楽しめるかとは思うけど、 映画としての評価はちょっと・・・。しかしうさん臭かったなあ。 [ブルーレイ(字幕)] 2点(2011-11-17 01:59:15) |
97. フライトナイト2/バンパイヤの逆襲
前作から三年後、兄を殺された妹のバンパイヤが復讐にやってくるというお話。 吸血鬼ハンターの主人公たちは替わらず、「1」の雰囲気をそのまま踏襲している。 レディバンパイヤがきれいで、妖しい魅力を振りまいているのは結構なのだが、 内容も前作とほとんど同じ展開なので、ストーリー的な面白さは見出すことができなかった。 つまらない続編はよくあるパターンだが、万人向けの「1」だけ鑑賞していれば十分かと。 [ビデオ(字幕)] 2点(2011-09-24 06:51:27) |
98. ファンタスティック・フォー:銀河の危機
アメコミヒーローもののシリーズ第2弾。 基本的にストーリーや緊張感などはあってないようなもの。敵役の設定に大爆笑したり、 ヒロインがかわいいなと見とれたり、ビジュアル的に見れるのは発火男だけだなと考えたり、 岩石男がいつもあの姿のままなのはかわいそうじゃないか、と憤慨したり、 いろいろと楽しめる部分もあるんじゃないかと。 ただ中途半端なヒューマニズムを入れるのだけは、勘弁してほしいね。 肩の力を抜いて気楽に楽しめる映画ではありました。 [地上波(吹替)] 2点(2011-09-03 07:44:13) |
99. フィラデルフィア物語
キャサリン・ヘップバーンをヒロインに、ケイリー・グラント、ジェームズ・スチュワートが脇を固めるラブコメ風の映画。 スクリューボール・コメディーからマシンガントークを取っ払ったような感じで、テンポがかなりもっさりしており、ストーリーは素直につまらなかった。 取り立ててシナリオで笑わせるというわけではなく、ドタバタ喜劇というわけでもなく、どうにも中途半端な印象を受けたんだけど、後半からはもうどうでもよくなった。 見所としてはやはり三人の俳優さん。当時は洒落た映画という位置づけだったのかもしれないが、そういった意味での感覚や雰囲気を楽しむ映画なんだと思う。 [DVD(字幕)] 2点(2011-08-02 08:49:15) |
100. ブレイクダンス2/ブーガルビートでT.K.O!
「ブレイクダンス」の続編。 出演者は前作と同じで相変わらずの動きを見せてくれるのだが、 お話の内容や展開に無理があるし、はっきり言って退屈でつまらない。 ダンス映画なら、やはりそれに沿ったストーリーのほうが全然いい。 見所はダンスシーンだけ。内容共々ということなら、「1」だけ鑑賞してれば十分。 [ビデオ(字幕)] 2点(2011-07-29 07:58:52) |