1. フォーン・ブース
発想の転換ですね。 人は追い詰められて初めて素直に本心を吐露できる…。誰からも愛されていないと思っていても、愛してくれている人は気づかないだけで必ずそばにいる…。 7点(2004-07-25 15:19:01) |
2. フローレス
自分の意志を貫き通すこと、人を見かけで選ばないこと、陰を背負った人同士はどこかしら共通点を見出そうとすること、そしてお互いを守ろうとすること、などなど。見かけは汚い?(失礼)けど、要点は描けていた良作だと思います。 6点(2004-06-13 15:32:41) |
3. 普通の人々
最初は彼がなぜ病院に入ってたのか、あまり医者にかかるほどの精神状態ではない感じがしたし、むしろ母親の方が病気なのでは?なんて思ってしまった。なんか描き方があいまいで伝わってくるものが少なかった。むしろ母親の冷たい態度があったからこそ、息子も父親も向き合う対象は別にしろ、本来の自分を見つけられたように思う。と思ったら主演女優が母親役の人であとは助演?ってことはメインは母親だったのか…そうか。(気づくの遅い?) 5点(2004-02-16 19:04:33) |
4. フロム・ダスク・ティル・ドーン
エキゾチックな肢体をさらした美女が出てきた時は、「そのまま~!」と思ってしまったけど、一気に苦手なグロ路線に行ってしまいショックでした。ただヤケクソな戦いシーンが続くけど、強盗犯が人間の本能むきだしで必死に戦ってた姿になんか哀愁をおぼえちゃいました。逃避行のため偶然知り合った家族とも微妙な友情が生まれてたしね。グロい面ばかりの中にほのかなふれあいが見られてちょっとホッとしました?タランティーノ作品しては精巧に作られた印象はなく、遊びと勢いが勝っているように思います。 5点(2004-02-14 23:26:07) |
5. ふたりの男とひとりの女
CSで見たんだけど、冒頭に「不適切な発言がありますが、製作者の意図を尊重してそのまま放送します」なんてテロップが出たので何が起こるんだろうと思ったけど、こういうテンションは好きなので問題なかった。ジム・キャリーの一人芝居のところの演技は絶妙の面白さだし、そもそもレニーがイメージとは違ってこういうお下品コメディも体を張ってかなりよく似合ってたのには驚いた。あまり正面からの顔は好きではないけど、横顔はきれいだったね。ヘソ出しのレニーに「やせっぽち」というシーンには吹いてしまった。黒人の息子たちや真っ白なホワイティもいい味出してるし、キャストには文句ないね。ファレリー兄弟ってこういう作品ばっかなの?素人なんでよく知らんけど、いろんな協会から抗議が出そうな危なっかしさもまた魅力的でよかった。モ~~~~! 6点(2004-01-19 13:17:49) |
6. ファンタスティック・プラネット
《ネタバレ》 原画を1枚1枚長い年月をかけてつなぎ合わせたというある意味大作なわけだが、かなり独特な世界観は感じられたけど、少しテーマが重かったので、見終わった後はドヨーンと沈んでしまった。人間は昆虫のアリの世界みたいなもんかな。柔よく剛を制す、というか。人間を野蛮人種と言ってるが、人間何もしてないぞ?その知識と教養が脅威とか言ってたけど、ただドラール人に怯えて隠れて生活していただけで…ドラール人が駆逐しようとする理由がよく分からんかった。もしそうならデカいんだからまとめて始末すればいいものを、チマチマとしててじれったかった。血を見ない戦いが続いていたけど、結局はそうなってしまうんだよな…アニメながら難しいテーマが詰め込まれてます。 3点(2003-12-26 01:23:50) |
7. ファイト・クラブ
《ネタバレ》 当初イメージしてた映画とは全然違った。まさか二重人格の世界を描いたものとは。かなり奥の深い良作だと思う。あとで気になった場面を見返してみたけど、同一人物として認識しながら見ることで、さらにその世界観にはまっていった。最初は夢遊病なのかと思ったけど、頭の中に天使と悪魔が一体ずついて、それが一つの体を利用して争っているとは、ラストまで分からなかった(鈍感)。 結局彼は一睡もできてないんだよな。ジャックが眠るとタイラーが起き出すんだから…そして結局は自虐行為を繰り返してたことになるから、身も心もボロボロだわな。殴り合いで過去や嫌なことを忘れ、生きていることや現実の職業や財産を否定したかった気持ちは、ジャックにもあったんだろうけど、タイラーはジャックの中で抑え切れなかった気持ちを代弁してくれたわけで、憎めないんだけど、それがカルトとか出すぎた方向に行ってしまった部分で誤算だったのかも。二重人格って共存はできないものなのかなぁ。 8点(2003-12-24 00:06:58) |
8. フェイス/オフ
非常に一本筋の通った分かりやすいストーリー展開と、アクションシーンの連続に見入ってしまった。見せ場のところで敵味方が入り交じり、ダビデの星のように静寂と緊張感で張り詰めた中での銃撃シーンが一番面白かった。あの間が何ともたまらん。(実際にはあり得ない間だけど)しかし悪役のジョン・トラボルタも結構いいね! 最後の海のシーンは、ちょっと引っ張りすぎた感じもしたけど、まぁきれいに終わってよかったからいいか。 8点(2003-10-21 15:00:31) |
9. ブリジット・ジョーンズの日記
女性おすすめのコーナーにあったのだが、迷わずレンタル。30代の女心は共感できるわけないのだが…レニーはこの役作りのために体型から変えたみたいだね。それでもすごくキュートだった。ヒュー・グラントは今回のような女たらし役(?)はハマり役だとは思ったが、今回そういう役は初めてだったみたいだね。意外。 5点(2003-10-15 00:57:49) |
10. フルメタル・ジャケット
一度大学の授業で取り扱われてたので改めて見た。正直、前半でお腹いっぱい。戦争の狂気を植え付ける一連の主従関係を見ればそれが悲劇であることは一目瞭然。後半はその狂気を発散させるシーンが続いてやや退屈。いつも冷静な人間が、狂気に支配された精神状態になると、やすやすと人を殺してしまうんだなぁ。しみじみ。 7点(2003-10-15 00:21:01) |