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no_the_warさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 772
性別 男性
ホームページ http://blog.livedoor.jp/no_the_war-since2010/
年齢 42歳
自己紹介 ブログでは文字数気にせずレビューしています。
併せてご覧ください(^っ^)b

こんな僕ですが父になりました。しばらくは子育てで映画どころじゃありません。じゃんじゃん笑投票なりなんなりしてください。

2015年1月、ついに700レビューに届きました。記念すべき700レビュー目は・・・『ゲームセンターCXザムービー』うっかりしてたぜとほほ

2018年、今年は12本映画館で観れました。つきいちペースは健康的。

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1.  ブレードランナー 2049
後半だるい。特に車が海に沈みそうなあたり。 Kと聞くと、夏目漱石のこころとか、カフカの城とかを思い出す。イニシャルという記号には中身が感じられない。イッコッコウみたいな存在。その中身の空洞に満たされていたのは、実はジョイちゃんなのかもしれない。
[映画館(字幕)] 7点(2017-12-29 22:59:27)
2.  FAKE 《ネタバレ》 
あの日佐村河内をケラケラと笑ったすべての日本人が観るべき映画。ドキュメンタリーとしてもよく撮られていて見応えがあるのでオススメ。 ただし、出来事の概略を字幕で説明するのはズルいなと思った。字幕使わずに被写体とのやり取りのみで全部説明できたら渋いのに。 あと、映画ラスト、美しくも切ない感動的な余韻のひとときで、森達也のコメントがめちゃくちゃ蛇足。「いいシーンが撮れました。それは、かおりさんがここにいてくれたから」みたいな。あれは言っちゃおしまいだ。おしまいなんだけど、おっしゃる通りで、とてもいいシーンだった。それは、オシャレな小さいランプひとつが灯るだけの黒いカーテンで薄暗い部屋、スピーカーから聞こえてくる壮大で哀しみに満ちた音楽、ちょっと顔をそむけて音楽を聴いてるんだか聴いてないんだか、じっと座る奥さんのほぼ暗闇の手元に、光る指輪の白い輝きを撮れていたからだ。 あのランプの明かりの具合がとても良すぎるので、森があらかじめ用意して仕込んだものなのかもしれない。森は床に座ってカメラを仰角に構えて、計算しまくったに違いないと勘繰らずにはいられないくらい美しいシーン。ほんとたまたまああいうふうに撮れたっていうんなら、ある意味天才的。たまたまでなく作為があったというなら、これこそFAKE。 何が真実で、どこからがフェイクなのか、映画からは結局さっぱりわからないし、分かろうとも思わない。だけどもそんな半信半疑の暗闇の中で、あの指輪の金属光沢だけは、本物だ。
[映画館(邦画)] 8点(2016-12-30 23:56:18)
3.  ファインディング・ドリー 《ネタバレ》 
「たかがディズニー映画なんだし、ドリーは両親に逢えるんだろ」などとぐれて観ないのはもったいない。そりゃもちろん、ドリーは両親に逢える。そんなことは分かっていて映画を観るということは、どんな過酷でスリリングな運命がこの魚たちに襲い掛かってそれをどのように乗り越えて両親に逢うのかを知りたいということだ。僕はこの邂逅で、号泣とまではいかなかったが、ドリーの孤独や哀しみに胸が締め付けられた。  たとえば花火大会の大混雑で、子供とはぐれて行方不明になって、いつまでたっても見つからない。なんてことがもしあったら、はたして僕はまともに生きていくことが出来るだろうか。まだ1歳だから僕の顔を覚えていないかもしれないし、誘拐した奴に懐いてしまうのも赦せないし、かといってどっかの農村に農奴として売られて家畜同然に扱われているのも赦せない。 ドリーの両親の心配と、自分を責める気持ちを想像すると、深海の水圧に押しつぶされるような息苦しさを覚える。小学生のちびっこたちが午前中暑いなか夏休みで観に来ていたが(今日の東京37.7℃)、この映画を観て、ちびっこたちは親にちょっと優しくなれたらいい。  実は重いお話だけど、さすがピクサー、されどディズニー、カーチェイスとかオットセイとか鳥とかでバカバカしく楽しませてくれる。今回はあのタコがいてくれたおかげで映画は勝利を収めた。タコがあんなことできるわけねーだろ!
[映画館(吹替)] 8点(2016-09-19 21:27:03)(良:1票)
4.  不安の種 《ネタバレ》 
確かに脚本はよく工夫されている。それがかえってあだとなったと感じる。原作の漫画のことはよく知らない(おちょなんさんは少し知ってた)が、原作が面白いのだろうから、多少強引にでも、繋がりを気にせずに各エピソードをちりばめてしまってよかった。つなげることで精いっぱいになってしまい、本来のホラー感のほうがおまけになってしまった。  『放送禁止』シリーズで背筋が凍る瞬間は、画面の奥のほうでじっとこちらを「監視」している人々の見切れである。これを撮れるのが長江監督くらいのもんだから、僕はこの映画を見ている最中ずっと画面の隅々にまで目を凝らした。しかし背筋が凍ることはなかった。もっと意図的に、奥でこちらを監視する何者かが沢山いてよかった。  CGや特殊メイクがおざなりであるという感想を見受ける。長江監督は、作品中にあえてわざとらしさを残す作風の人だ。だからこの程度のCGや特殊メイクも、監督の意図するところだ。しかしこの映画は、やっぱり作り物の世界であるから、長江監督の信条に沿わないかもれないが、もうちょっと嘘っぽさをなくすべきだった。鑑賞者の想像力を信頼し、もっと隠す勇気があればよかった。 雲の形とか、這う目玉とか、きもいわらべ歌とか、内装の木目とか、アンニュイな空の色とか、「嫌な予感」は上手に作られていた。だけどもっと嫌な予感だらけにできたはず。
[DVD(邦画)] 6点(2014-01-22 21:27:42)
5.  ブラック・スワン 《ネタバレ》 
この映画のポイントは「鏡」だ。稽古場にはもちろん、トイレの鏡、自宅の玄関、お風呂、病室の窓ガラス、そして劇場の楽屋、要所要所に鏡が置かれている。そしてナタリーが写る。正面から鏡を撮影すれば、物理的に当然撮影しているカメラも鏡に映り込むはずだが、それはうまいこと修正されている。CGが似合わない渋い映画なのだが、臆することなく鏡を正面から撮る。 そんな鏡が、ラスト、凶器に変わる。ナタリーの陰の部分を映し出す。そして陰ナタリーを超越した瞬間、あの楽屋、白いファンデーションを塗りたくる顔、鏡越しに見覚えのあるナタリーポートマンの顔がよみがえる。  演出家の男、あいつがナタリーを揺さぶっていくが、あの演出家なかなか下衆なやつだろう。ただのエロおやじ。そもそもバレエを仕事に選んだのも、きれいなお姉さんと合法的にふれあえそうだからという邪な動機だったに違いない。映画としては最後死ぬべきキャラだ。でもそうさせない、それがダーレンアロノフスキー監督。しかし最後きちんと「我が姫君!」って言わせるところが評価できる。 さらにメンヘラな母。ゆがんだ愛情っぷりが泣けるし恐ろしい。『キャリー』のあのキチガイ母をほうふつとさせる。しかしダーレンアロノフスキー監督はこの母を死なせない。観客席の真ん中で、ナタリーのバレエを観させている!なんという人間愛に満ちたラストシーンだろうか。 演出家の男が死んでくれさえいれば、DVD購入コースだった。 
[DVD(字幕)] 8点(2013-08-27 01:36:19)
6.  ファイナル・ジャッジメント 《ネタバレ》 
アニメのほうがぶっ飛んだことができるのに。死んだ父が半透明で微笑んでるのが唯一笑えた。下らねえ映画つくってんじゃねー。
[映画館(邦画)] 1点(2012-11-11 19:12:50)
7.  FLOWERS フラワーズ 《ネタバレ》 
蒼井優の物語は、灯台もと暗しと言えるくらいベッタベタの昭和初期のオンナの物語であって、いまさらこんな物語を見させられたところで何とも思わない。これを始めどれもこれも聞いたことある物語ばかり。それはきっと、こだわりが「脚本」ではなくて「映像」のほうだったからではないか。 映像にこだわっておられるのなら、音声も同様にこだわってほしい。たとえば蒼井優のモノクロの時はノイズ混じりのごわごわした、『七人の侍』くらいの感じで。 
[DVD(邦画)] 6点(2011-05-25 22:25:12)
8.  ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない 《ネタバレ》 
マ男よ、これくらいの会社をブラックなんて言ってるようじゃいけないよ。 本当に恐ろしい会社というのは、社員や管理職ひとりひとり単体ではとてもいい人であって、それが集合体になると、常人では考えられないような愚行にスタンピードしてしまうところ。みんななんとなく間違ってると気づいているのに誰もそれを止めることができないのだ。気づけばみんな不幸のどん底。 その点、この映画の会社はまだましと感じる。  でも、そういったブラックな会社で命を削って働く人たちがいてこそ、この国が動けている。 
[DVD(邦画)] 4点(2010-07-01 22:52:15)(良:1票)
9.  仏陀再誕 《ネタバレ》 
空の太陽、最後めっちゃ怒ってるけど。  詳しい批評は拙ブログにて。
[映画館(邦画)] 1点(2009-11-03 19:49:54)
10.  ブタがいた教室 《ネタバレ》 
彼らは学級会の外でもことさら意見を交わす。なんで食おうと思えるの?みたく。ここで食う派の小学生は決定的なセリフを漏らす。 「おれだって、Pちゃんには長生きしてほしいけど・・・」 これだ。このセリフが泣ける。男子だけでなく、女子も同じように漏らす。Pちゃんに長生きしてほしいという考えは賛成派も反対派も共通しているようである。しかし、「長生きしてほしいけど・・・」の続きに来る、業が突き動かす本能を表現する語彙力を小学生は持っていない。 当然「長生きしてほしい。よって屠畜はしない。」という意見は正しい。しかし「長生きしてほしい。だけど殺して食う。」ということも正しいのである。われわれは一定ライン穢れることによって生きている。小学生たちはそのことに気づき、自らの穢らわしさを自覚し涙を流す。しかしそんな彼らを映画は祝福する。いや、Pちゃんが彼らを赦したのだ。 これは、一匹の畜生がトラックによって小学校からどこかへ連れられて行く姿を描くことによって、人間の業を赦す。この映画を観て小学生らと一緒に煩悶したら、少しは肩の力をぬいて食事してもいいよ、という、いわば免罪符的映画。
[DVD(邦画)] 8点(2009-05-25 00:57:51)
11.  ブラッド・ダイヤモンド 《ネタバレ》 
我々はもっとこういう映画を観て、目の前の生活とアフリカの現実との相関を意識しなければならない。
[DVD(吹替)] 9点(2009-04-06 00:49:47)
12.  腑抜けども、悲しみの愛を見せろ 《ネタバレ》 
サトエリは好きになれなかった。共感も同情もしようと思えないほど好きになれなかった。なぜあんなめんどくさい女になったのか、その歪んだ育ちに興味がわく。 一方、永作にはとても惹かれた。悩みを打ち明けるときの覚悟、旦那を力いっぱい押し倒し唇を奪うあたりからの色気、帰宅した旦那のおでこに顔を寄せる色気、旦那の袖をつまんでぐっと引き寄せるあたりの色気。いつも明るく元気に暮らす永作に大変元気づけられた。ありがとう。 
[DVD(邦画)] 8点(2009-02-11 02:01:44)
13.  ファニーゲーム U.S.A. 《ネタバレ》 
まあ、まずは誉めよう。要は「暴力を描くことによって、暴力を批判する」みたいなことを監督は言いたいのであろう。監督の怒りの対象はハリウッド映画とかなのか。てことは、この映画のバイオレンスは我々観客に対してではなく、そういった現在の映画文化に対するクーデターである。つまり我々の前に立ち強力な武器で敵をなぎ倒していく心強い味方ってことだ。(唯ひとつ、我々観客に対して向けられたバイオレンスは「母がライフルで仕返ししたとき」のみ。まあ、まきもどしされるけども。) だとしたら、では監督は我々後ろにいる観客に何を言っているのだろう。リメイクしてまで何を言いたかったんだ。安易に知らない人を家に上げるなってことか?だとしたらまったく伝わってこない。これは映画作家として向いていないということだ。へたくそ。 もしかしたら、ただ単純にわれわれの神経を逆撫でしたかっただけなのか。だとしたら上手い。見事にわれわれの心は穢された。 どちらにしてもこれは覚悟しないとリアルに傷ついてしまう映画だと思うので、要注意。ていうかこんなもん見るな。0点だ0点!
[映画館(字幕)] 0点(2008-12-31 04:12:37)(良:1票)
14.  フローズン・タイム 《ネタバレ》 
時間を止められるというすばらしいアビリティを身につけておきながら、あんだけのことしかしない主人公に苛立ちを覚えた。僕だったらもっとあんなことやこんなことシチャウヨ。
[DVD(字幕)] 4点(2008-10-30 19:56:16)(笑:1票)
15.  ファウスト(1994) 《ネタバレ》 
普通の映画に飽きてしまう頃にはちょうどいい。 TSUTAYAではホラーの棚にあるが、ホラーではないな。 人形といえど、口のどアップは気持ち悪い。人間以上に人間的。
[DVD(字幕)] 7点(2008-03-15 22:32:41)
16.  blue 《ネタバレ》 
遠くからの長回し撮影におおいに好感がもてました。ラストのありのままの真っ青な空がすばらしい。小西まなみの想いがそのまま映像に現れている。 しかし、もしこれが、男子校の話だったとしたら、究極の愛だっただろうに。
[ビデオ(邦画)] 9点(2007-07-06 01:39:48)(笑:1票)
17.  フラガール 《ネタバレ》 
とても楽しめるし、沢山泣けるわけで、とてもいい映画に思います。ただやはり新しい要素がなく、保守的ではあると思います。やしの気を溺愛する三宅もストーブの話を押し込めるためにああいう演技になったみたいでやや違和感。ラストのフラダンスは、それだけでもうヤバイ!フラダンスで泣くとは思っていなかった。それは蒼井優のおかげであることは間違いない。蒼井と同世代であることが幸福に思う。ステージ上で初めて涙する彼女らに、惜しみない拍手を送りたい。
[映画館(邦画)] 9点(2006-10-11 21:53:10)
18.  ファインディング・ニモ
繰り返しますが、僕は魚が大の苦手です。ブリキの太鼓のレビューでも書いていますが。 だからこの映画は僕にとってソドムの市に等しいです。そんな僕でも感情移入できたのだから良い映画なんだと思います。亀がいいですね。
[DVD(吹替)] 8点(2006-08-11 01:20:26)
19.  ブロークン・フラワーズ
あんなに気まずい旅、面白くねえわけがねえ!でも当事者にはなりたくねえ。 ビルマーレーの表情は何で出来ているんでしょうね。物悲しくもあり、こっけいである。観ていて飽きない。すばらしい。
[映画館(字幕)] 8点(2006-05-13 22:21:58)
20.  FRIED DRAGON FISH THOMAS EARWING'S AROWANA<TVM>
僕は魚が苦手です。ドアップとか、耐えられない。女優の眉毛が気になりました。
[DVD(字幕)] 7点(2006-02-09 22:53:05)
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