1. ブレードランナー 2049
《ネタバレ》 オリジナルを超えた稀有な作品。 絵も音も物語もすんばらしい! リドリー・スコットが監督じゃなくてよかった。彼にはもはやこのすごい映像は作り出せないだろう。 生身の人間とホログラフィックAIが徐々に同期するシーンのすごさ! ところどころにオリジナルのオマージュが。ラストもそう。 レイチェルには驚き。SWのレイアやモフターキンのそれより遥かに自然で高度な技術! [映画館(字幕)] 9点(2017-11-12 18:48:53) |
2. ブラック・スワン
《ネタバレ》 ついに、ナタリーの演技はレオンのマチルダを超えたと思う。 こんなにドキドキした白鳥の湖は初めて。 カメラワークもすごい。まさかバレエをこんなふうに撮るとは。しかしこのアングルには意味がある。納得。 自滅していくさまはやはりレクイエム~を想起させるところもあり。 傑作!! [CS・衛星(字幕)] 9点(2013-03-09 03:17:44) |
3. プロメテウス
《ネタバレ》 2001年宇宙の旅のHAL9000が出てきてびっくりした! そう、あいつこそHAL9000の変形である。 そう思うとあいつの謎の行動も理解できるはず。 感情のないはずのあいつがなにを求めていたかである。 そのようにいくつかの点においてエイリアンの前日譚というよりは 2001年宇宙の旅的な印象。テンポも。 生命とはなにか。老境にさしかかったリドリーの本音、心境かもしれない・・。 そして、謎がいっぱい、未消化という人がネットに多いが、 「なぜエンジニアは人間を作り人間を滅ぼそうとしたのか」というセリフと タイトルが「プロメテウス」もうこれだけで私は、謎の答え、もろバレだと思ったんですが(笑) ちゃんと答えをはっきり言わないとだめなんでしょうか、今の人は。 とはいうもののストーリー、脚本はいまいち躍動感に乏しく 音楽もいまいち心を騒がせてくれない。予告の悲鳴のようなBGMはいったいどこいっちゃったの? 特筆すべきは美術。 CGの進歩ではじめてギーガーの創造物がまともに動いたという感じ。 全く古臭くない。改めてギーガーのものすごさを思い知った。 プロメテウス2があるなら是非ちゃんとギーガーを参加させて欲しい。 3Dもすばらしい。 アバターにしろ、空間・奥行きの不連続感、歪み、目の疲れなどがあったが なんと大幅に改善されてる。 今のところ最強の3Dだろう。 見せドコロもすごい。3Dで見る未来3Dホログラフィック映像という二重構造には驚き。 絶対IMAXで見ることをオススメします! [映画館(字幕)] 7点(2012-08-20 00:44:36) |
4. フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ
《ネタバレ》 子供の頃、怪獣が暴れてビルを壊すのは怖くも何ともなかった。むしろかっこいいと思った。 当然、そのノリで映画を見に行ってびびりました。 怪獣が人間を食う。この恐怖。 まぎれもなく東宝怪獣映画の傑作の一本。 今見ると難はある。 ラスタンブリンが大根。ニックアダムスのほうが数倍上手い。 ニックに演じてほしかった。 ラストは東宝特撮お得意の天災に巻き込まれてどうなったのか誰にもわかりませんEND. これ、当時何度も何度も同じ手を使っていて、食傷。 誰も何とも注意しなかったのだろうか。 それ、前やったじゃん!と。 まあ、それを差し引いても傑作ではあります。 東宝さんには、また子供がびびって泣きわめくような怪獣映画の復活を期待します。 但しゴジラに頼らないで。ゴジラは忘れてください。 [映画館(邦画)] 8点(2012-03-12 10:47:44) |
5. プレデターズ(2010)
《ネタバレ》 今度の地球側は、一言で言うと選抜殺しのプロ軍団。 凄腕傭兵、女スナイパー、マフィア、死刑囚、ヤクザなどなど、絶対面白くならないわけはない設定。 ところがイマイチおもしろくないです。 原因はたぶん、地球側の殺人集団が果たしてどのくらいの腕なのか、さっぱりわからないということ。 ほんとに凄腕連中なの?強いのか弱いのか。 こういう対決映画で最も大事なのは、敵の魅力だと思うんだが、 プレデターの正体はすでに周知なので、今回は 地球側の殺人軍団がどれだけ魅力的かにかかってる。 ところがそれが駄目。 思えばプレデターオリジナルにしても・・あるいはレオンにしても 最初にこりゃすげえやつらだなというのをはっきり描いていた。 それがあれば、うおおおおお!どっちが勝つんだ?あるいは、こんなに強いやつでも プレデターには負けてしまうのかあ!こいつには死んで欲しくない! いや、死ぬはずはない!などとなったんじゃないでしょうか。 どっちかってえとエイドリアン・ブロディ以外は全員、情けない連中に見えてしまいました。 あと。ローレンス・フィッシュバーンの役(エピソード)っている? いらんでしょ。 わけわからんエピソードや 長々無駄話はやめて、それぞれの殺し屋の特技や腕前を魅力的にたっぷり見せてほしかった。 ああ。こいつには死んで欲しくないという魅力もほしい。七人の侍を見よ!>監督さん。 死んでも別にいいやみたいな人間ばっかじゃなあ。 我が日本ヤクザに期待したが、凄腕のヤクザのオーラってあんなもんじゃないでしょ。 松ちゃんに似てるのはおいといて、 なんか、どっかの三下じゃねえかとゆうよ~な、おどおどしたオーラのなさぐあいにはがっかり。 本物のヤクザに見せたら笑われると思う。 本物ヤクザがあこがれるようなキャラ・存在感じゃないと。 あと死刑囚にはなにか特別な秘密技があるかと思いきや、なにもない(-_-;) とにかく全部中途半端。。設定が超面白いだけに、この出来にはがっかり。 あ、そうそう、プレデターは負けることもあるが、戦いを学び進化していく・・・っていってたが またあの泥パックにやられるとは、全然進歩してないなあ。 [映画館(字幕)] 3点(2010-07-14 20:15:42)(良:2票) |
6. ファースト・コンタクト/STAR TREK
《ネタバレ》 ラストにつきます。 全く予備知識なしに見たもんだから、 「地球人のファーストコンタクトはいったい何星人なんだろう?」と思ってたら、 ゾワワ!!鳥肌がたちました。なるほど。という感じ。 ところで、TV版「エンタープライズ」シリーズ第4シーズンで、 なんと、このファーストコンタクトのまさに異星人が降りてきた直後からの続編が語られます。しかも正の歴史とは違う鏡像世界!あまりのとんでもない展開に腰を抜かしました。この映画のラストシーンファンは必見です。 [映画館(字幕)] 8点(2007-01-19 21:31:43)(良:1票) |
7. フラガール
《ネタバレ》 微妙な作品です。東京から来た過去を持つ不貞腐れた先生が次第に、少女たちと溶け合い、そして最後は・・「あなたたちと踊りたい」これってかなり「がんばっていきまっしょい」とだぶってしまいました。客観的に点数をつければ7~8点くらい。しかし・・しかし、私にはどうしても客観的になれない事情があるんです。私も閉山していく炭鉱町で青春を送った人間だからです。同級生には父親を亡くした子なんか珍しくなかった。高校の頃も隣の席で仲良しにしていた女の子の父親が炭坑事故で突然亡くなりました。そういうこともあって、しずちゃん演じる女の子の涙が強烈なリアル感をもって、心に突き刺さってきました。我が町もなんとか再生に努力しましたが、誰かがハワイを作ろうなんていったらどうしただろう。 少なくとも私は「もっとまじめに考えろ!」と大反対したでしょう。でも、じゃあ、どうすればいいかなんて考えはなかったんです。私は結局ボロボロになっていく瀕死の故郷を見捨て上京してしまいました。 そんな私にとってこの映画は・・・なんというか、まぶしすぎる。故郷になにもできずに捨てた男が、故郷を捨てずにがんばってきた人たちの物語を見て、おお、がんばったんだ、えらいねえなんて感動する資格があるんだろうかなんて思ってしまいました・・。蒼井優もいいが、しずちゃんが大変な存在感を放っていました。熱演です。 そして、音楽が凄く良い。新しくはないが、ノスタルジックでなんとせつない音色か。 ウクレレってこんな音も奏でられるんだ・・と思いました。 たぶんエンドロールが終ったあとはサントラ欲しくなる人が いっぱいじゃないかと想像してます。 [映画館(邦画)] 10点(2006-10-03 11:51:09)(良:1票) |
8. ファイナルファンタジーVII アドベントチルドレン
《ネタバレ》 ユフィ「私のマテリア使ってるの誰?」ティファ「もちろん悪者」ユフィ「くっそ~」 もうこのやりとりだけで10点付けたいくらい笑ってしまったんだけど・・・ 内容はFF7をやった人向け。この姿勢はこれでいい。しかし・・・ 売りの高速アクションだが、ところどころコマ落としの早送りのように見えるぎこちない場面も。特に最後のカダージュとの戦いは不自然。 インクレディブルなどと比べてみるとまだまだ動きが洗練されてない感じだ。 音はもっとド派手、強烈でもよかった。例えば剣と剣がぶつかり合うような音は、グリーン・デスティニーや、HEROにも遠く及ばない。サラウンドも今のハリウッド映画の フロント・リア・ウーハーを縦横無尽に使いまくるレベルには達していない。 日本のアニメで言うと、イノセンスやバンパイアハンターDより劣る。 インターナショナル版で間に合うなら修正強化してもらいたいとこだ。 できれば音入れはスカイウォーカーにでも任せてやりなおしてほしい。 文句ばっかりいってきたが、いいところも。FFムービーでなにがだめだったか、 なにがつまらなかったのか、やっとスタッフは気付いたようだ。あとはクオリティだけ。この調子で更に完成度の高い映像作品も期待。 [DVD(吹替)] 8点(2005-09-14 19:12:23) |
9. ファンシイダンス
コメディの傑作。独特の雰囲気、リズム感が心地よかった。 しこふんじゃったになるとダメ。 ただ鈴木保奈美は個人的にちょっと嫌いなので、-1。 ところで、ファンシィダンス2製作決定!とか、ビデオで当初 予告していたけど、いつの間にぽしゃったんでしょ。 7点(2004-01-10 17:37:40) |
10. ブレイブハート
今まで観た映画の中で3指に入る大傑作。 涙でボロボロ。もう死ぬまでこれを超える映画には出会えないかもしれない。音楽も最高。カメラワークもグラディエーターなんぞ吹き飛ぶ上手さ。何もかもいい。これぞ満点中の満点。 10点(2004-01-03 01:07:39) |
11. ファイナルファンタジー
FFが映画になると聞いたときは狂喜した。 しかも、かつてないほどリアルなCGだという。 フルCGで見るバハムートなど召喚獣は?FFでおなじみ可愛いアイドルキャラは?魔法のビジュアルは?チョコボなんかどうなるのかなあ・・などとものすごい期待に胸が高鳴った。 しかし、そのどれも一切出てこなかった。唯一出てきたモンスターは半透明で、怖くもカッコ良くもなんともなく迫力がなかった。 ヒロインは全く血が通ってない冷たい人形に見えた。CGだから?とんでもない、今までのFFゲームの歴代ヒロイン達の魅力を見よ。 結論。これはFFじゃない。 ゲームのムービーのほうが数千倍感動した。 今度は劇場映画ではないが、 クラウドが主人公のDVD作品 「ファイナルファンタジーVII アドベントチルドレン」が発売されるらしい。 もう一度期待してみる。 2点(2003-12-17 01:44:29) |