1. ベスト・キッド(2010)
ジャッキーは吹き替えこそ至高と思って観たのだが、なんともテンポが悪い! あれじゃ字幕で好かった(笑)と思っても当然。特訓が始まるまでのあれこれを引っ張りすぎで、映画全体の尺にしても長すぎる印象。ジャッキーが単なるふぬけにしか感じられず、見せ場といえばガキども相手の受身くらい。主人公の少年に肩入れする魅力が感じられず、一方の中国人少年たちがいじめに走る動機も不明で、なんのために争うのかがまったくと言っていいほど意味不明。また、ジャッキーの妻子に関するエピソードが浮いてしまって、オリジナルのミヤギ老人と比べてしまうと浅いとしか思えない。観客に、車にワックス掛けするのかと期待させつつはぐらかされてしまったのは、オリジナルファンとしては納得いかない感じだろう(笑)。 結末は誰もが想像できるので、大会に入ってからの緊張感はなくなってしまうので、それ以前の段階でどれだけ魅力的な場面があるかを期待していたのだが、それがあまりなかったので残念。 とにかく長すぎてだれてテンポが悪かった。 [DVD(吹替)] 5点(2011-02-20 22:43:02) |
2. ペギー・スーの結婚
明石家さんまではないが、私はポニーテイルが好きである。もちろん本物のお馬さんのシッポも、見ていて表情があるので楽しいのであるが、ここで定義する”ポニーテイル”とは、女性が髪をアップにすることである。もちろん最近は男もロン毛が多い(かくいう私もシッポがある(笑))から、男でもしようと思えばできるのであるが・・・。しかし! このごろのおねーちゃんたちは、この由緒正しきポニーテイルということばを使わないらしい。単なる「アップ」だときたもんだ(苦笑)。今これを読んでいる「アップ」派のおねーちゃんたち、直ちに”ポニーテイル”と呼んで欲しいものだ。キャスリーン・ターナー、たしかに高校生は無理がある(笑)。だってこのときの実年齢は、女子高生の倍近い歳だろう。しかし、あのオールドアメリカンな「古き良き時代」といわれた頃のファッションは、なぜかしっくりとくるのである。このとき、顔の「アップ」を意識してはいけない。理由は、やっぱり無理があるから(笑)。でも、立派におねーさんしてたと私は思いたい。カーデガンを軽く羽織ったり、白いブラウスだったり(白いドレスの女ではない)。そして、夢とも現とも受け取れる展開に、「ああ、私ももう一度高校生に戻ってみたい。今の知識と経験をそのまま持ち越して」と思うのである。さて世の若い諸君。君たちもすぐに歳を取るんだから、どう老けるのか楽しみにしていたまえ。私? そうだね。私も充分楽しんでいるよ、今を。 7点(2004-05-17 04:44:58) |
3. ベートーベン2
犬たちの演技には相変わらず脱帽です。それから、映画の中でちりばめられているワンポイントギャグ(小さい娘と父親の、子供がどこから来るのかという会話や、新聞配達少年の根多とかね)にはニヤリなんですが、とにかく全体のストーリーとしてのまとまりが物足りない印象です。子犬たちはホントに可愛いんだよなあ。でも前作のような巻き込まれコメディではなく、話を発展させるために子犬を使うのが無理があるようですし、敵役の女性がとにかく不快なんですよね。だから、前作ほどは評価できません。 6点(2004-05-08 22:18:26) |
4. ペイ・フォワード/可能の王国
《ネタバレ》 ラストで延々と続くヘッドライトの行列は、「フィールド・オブ・ドリームス」を彷彿とさせるが、私が受けたその印象は正反対である。本作は感動の押し売りにしか思えず、逆に悪いイメージを残す結果になってしまった。物知り顔のオスメントがプロレスを観てはしゃぐシーンは、そのあまりの”子供っぽくない演技”に苦笑。ケビン・スペイシーは安易にヘレン・ハントとくっついてしまうし、「"pay it forward"の意味はそんなものなのか?」と突っ込みたくなる。唯一救われたのは、ジム・ガヴィーゼル演じる浮浪者が最終的に立ち直ろうとしたところ(自殺する女性を助けて)くらいであろうか。冒頭の金属探知器が設置される学校が、これからの我が国でもやがて登場するのであろうなと思うと暗くなる(日本社会はアメリカの後を追っているからね)。偽善的なロウソクの集団は、私には受け入れられない。何かを他人に施すことは、日本にも古来のことわざがある。私も大好きなものだ。これを紹介してレビューを終えよう。”情けは人のためならず” 6点(2004-01-04 02:08:47) |
5. ペリカン文書
ありゃ、これも書いてない! サスペンス満点の傑作ですね。一大学生の論文が大統領にまで渡るのかという疑問はありますが、とにかく最後までハラハラドキドキさせてもらいました。 8点(2003-12-04 00:12:17) |
6. ペット・セメタリー(1989)
《ネタバレ》 あ、これも書いていない! 私の大好きな作品です。キングの映画としてはいちばん好きです。なんといっても、親子の愛情、夫婦の愛情が悲しくて切なくていいですね。これはホラーではなくラブストーリー、家族愛の物語ですよ。最初に病院に運び込まれた頭グシャの男が狂言回しの役をやっていますね。あれ、けっこう好きです。隣の家の老人が過去に秘密を持っているのもなかなかイケてます(喉切られちゃってビックリ!)。さらに、猫の話も泣けます。一度生き返ったのに、注射をして殺すシーン。父親の気持ちが痛いほどわかります。ホントはあんなことしたくなかったんだよ。圧巻は、息子に殺された妻を運んでいって、彼女が帰ってくるシーン。目からトロリでキスするシーンは泣けてきました。まあ、あんな無茶を繰り返していたらバッド・エンディングは仕方ないよね。あの奥さん、スタートレックに出ていたよね。ああいうショートカットもいいかなと、この映画を観たときには感じました(笑)。ちなみに、ちゃんとクレジットを観ていた人なら気がついていただろうけど、あの家の子供たちは二人とも双子です。いつ入れ替わったのかまったくわかりませんね。 9点(2003-12-04 00:06:32) |
7. ベスト・キッド4
今度は、カラテ少女なんですよね。2よりは面白かったな。 6点(2003-12-03 23:58:15) |
8. ベスト・キッド2
あったね、でんでん太鼓(笑)。他を何もおぼえていない(苦笑)。 5点(2003-12-03 23:55:36) |
9. ベスト・キッド(1984)
ノリユキ・パット・モリタがホントにいい味を出していますね。この役者さん大好きです。でもさ、日本人だったらみんなカラテを出来ると勘違いされちゃ困るよね(笑)。私は剣道なら教えられますが(笑)。皆さんお書きの通り、ワックス掛けとか床掃除で体を鍛えていたというのは、今なら「あり得ないジャン」と思うのでしょうが、当時は「なるほど!」と納得して観ていたおぼえがあります。鶴のポーズを取ったりしたよね(微笑)。 7点(2003-12-03 23:53:25) |
10. 北京の55日
はい皆さん、”義和団事件”というのを世界史・日本史の教科書で調べてみましょう。その解決に派遣された八カ国連合軍の活躍を描いた史劇です。ただ、製作がアメリカであるため、アメリカ軍を中心に描かれチャールトン・ヘストンばかりが目立った印象が強いですね。実際の事件では、日本とロシアがいちばん軍隊を出し、その中でも日本軍の活躍は素晴らしいモノがあったそうです。まあその結果、4年後の日露戦争へと発展していくのは歴史のお勉強ですね(微笑)。 7点(2003-12-03 23:48:09) |
11. ベートーベン
一家の主人が犬嫌いなのに、だんだん好きになっていくというのはお決まりのパターンですから、あとはどうやって味を付けるかと言うことですよね。本作では、セントバーナードという大型犬にいろいろと悪戯をさせ、またその一部が後々への伏線となり、適度に笑わせてくれるので合格点をあげたいです。でもホント、大型犬のよだれの量ってすんごいんだよね(笑)。 7点(2003-12-03 23:36:42) |
12. ペイルライダー
《ネタバレ》 「荒野のストレンジャー」のリメークといった感じでしょうか。でもこちらの方が、より”不思議な存在”を前面に出していますよね。音楽からしてそうだもんなあ。見事な”幽霊の用心棒”です。 8点(2003-12-01 22:42:25) |
13. ベイブ
また観てしまいました(笑)。ビデオで何回観ただろう?テレビでやっていると、ついつい観てしまいますね。大好きな映画です。いわゆる"子供だまし"の映画というのは、大人が観るとつまらないものでしょうが、この作品は充分楽しめると思います。ジェームズ・クロムウェルは、無骨な羊飼いの農夫がとても似合っているし、オーストラリアの自然の風景も綺麗でしたね。納屋で集会を開くところは、なぜだかわかりませんが「動物農場」(ジョージ・オーウェル)を思い出してしまいました。ヒツジたちにも牧羊犬にもそれぞれの個性があり、アヒルも好い味出していたし(笑)、さすがはジム・ヘンソンが関わっているだけのことはあります。この手の映画は、やはりなんといってもラストですよね。大会で競技終了後、一瞬の静寂から間を置いての大歓声は何度観ても鳥肌モノで、一緒になってガッツポーズでもしたくなります。 9点(2002-11-02 00:04:20)(良:4票) |