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とらやさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2100
性別 男性
自己紹介 善人が苦労が報われて幸せになるハッピーエンドの映画、
悪人が出てこないゆる~い世界観の映画、
笑いあり、涙ありの人情喜劇が好きです。

2008年11月19日の初投稿から、早いもので10周年を迎えました。
この間、みんシネのおかげで出会ったいい映画もいっぱいありました。
管理人様、レビュワーの皆様、いつもお世話になっております。
これからもよろしくお願いいたします。
2018.11.19

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1.  誇り高き男 《ネタバレ》 
どちらかというと悪役が印象的なロバート・ライアンが主役の保安官もの。 やっぱりいい役者だなあと改めて思わされる1本です。 敵役の酒場の支配人だけでなく、面倒を見ることになる新人保安官の若者、どちらとも過去に因縁がある。 酒場の支配人とは分かりやすい、西部劇らしい善悪の関係があるけど、 新人保安官の若者との今の信頼関係と過去の因縁、複雑な関係がいい緊張感をはらんでいる。 その緊張感が高まる町外れの荒野での銃の練習と、その時の教えを忠実に守った悪役との最後の決着シーンが見事。 節目で流れる口笛のテーマ曲が耳に心地いい。 決着がつき、その口笛のテーマ曲が流れる中、町を後にするライアンの遠ざかる後ろ姿で終わるのかな?と想像していたのですが、 この若者は立派にこの町の治安を守っていくだろうことを確信させる、新人保安官が歩を進めるラストシーンがまた良かった。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2024-02-16 18:03:22)(良:1票)
2.  ホテル・ムンバイ
2008年にインドのムンバイで起こったテロ事件を映画化。 絶望のホテル内で離ればなれになってしまった家族と赤ちゃん、 そして勇気あるホテルの従業員たちのドラマと、テロリスト側の動きが交錯する。 ここまで張りつめた緊張感が全く途切れることの無い映画を久々に見た気がした。 その一方で見るのを止めたくなるようなシーンが一体何度あったことだろう。 実際に起こったテロ事件の映画化なので、序盤から登場する主要登場人物でさえ、 「全員殺してしまえ」の命令1つであっけなく殺されていく。 そんな中にも事件鎮圧後のいくつかの再会と最後のホテル再建の映像、 そして「今もいる従業員の多くがホテル・ムンバイの戦士である」に胸が熱くなった。 二度と見たくはならないだろう。しかし凄い映画でした。
[CS・衛星(字幕)] 9点(2021-04-10 20:00:10)(良:2票)
3.  僕たちのラストステージ
ローレル&ハーディ。彼らのことは名前を聞いたことがある程度の知識しかなかった。 数多くの映画が製作され、戦前には世界的な人気を誇ったという。 本作はその絶頂期から時は流れて戦後、すっかり落ち目になって金銭的にも苦労したコンビ晩年のドラマです。 そのコンビ愛、芸人魂を演じたジョン・C・ライリーとスティーヴ・クーガン。お見事という他にありません。 エンドロールで当時の2人の映像が流れますが、2人とも本当によく似ていたし、 この映画のために組んだコンビだとは思えない息もぴったりの芸を披露する。 特にライリーは彼だと言われても本当にそうなのか?と思わせる変身ぶりです。 実在の人物を描いた人情喜劇として非常に手堅い作りとなっていますが、 ローレル&ハーディを見事に再現した2人が文字通りのラストステージに至るまで、しっかり楽しませてくれる作品です。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2021-03-10 20:13:49)
4.  ポリス/インサイド・アウト
時期的には2007年のポリス再結成に合わせるように発表された、スチュワート・コープランドによるポリス回顧録。 作中でコープランドが話していますが、少し売れてきて余裕が出てきた頃に買ったという 自前のスーパー8で撮影された映像を軸に構成されています。 それだけにお世辞にも画質がいいとは言えず、撮影技術云々も度返しして見る作品です。 ポリスを結成した頃から全米、そして世界中で人気が不動のものになる頃まで。 粗削りだった小規模のステージからビッグなステージに変わり、移動手段も小さなバンから専用機に変わり 衣装やステージでのお行儀も良くなっていく。そしてメンバーそれぞれの心境にも変化が芽生えてくる。 ポリス結成時から、1982年頃までの映像、エピソードで構成されています。 よって代表作である83年発表のアルバム〝Synchronicity″と代表曲である〝Every Breath You Take″は収められていません。 そして、その全盛期の真っ只中にポリスは解散してしまうのですが、 解散が現実のものとなっていた83年のことについては触れたくなかったのかもしれません。 しかし、82年の時点で別れの時が近づいていることを匂わせる最後のコープランドの言葉は印象深い。 映像は正直、見づらい時間帯もあるし、そもそもポリスが好きな人しか見ない作品であり、 同じポリスのドキュメンタリーでもアンディ・サマーズによる「サヴァイヴィング・ザ・ポリス」の方が ドキュメンタリー作品としてはまとまっています。 しかしその粗削りな映像とエネルギッシュな特に初期のポリスの活動の軌跡がうまく相まった作品になっています。
[DVD(字幕)] 6点(2020-10-22 15:35:01)
5.  僕のワンダフル・ライフ
スウェーデン時代に発表した出世作に、リチャード・ギア主演の作品に、やっぱりこの人は犬が好きなんだなあ。 人間は脇役。徹底的に犬目線の映画。それだけに作品の目線も地面に近い。 犬の輪廻転生の中で、様々な飼い主が登場しましたが、犬の「犬生」は飼い主によって大きく変わる。 しかし、家族の一員として大切に飼っていれば、時には飼い主の人生も犬によって大きく変わる、ということか。 本作も変わることのないハルストレムらしい優しさのある作品でした。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2020-09-30 18:06:27)
6.  ポンペイ
前半の1時間ほどは、思っていた内容と違うな・・・。と感じる人が多いのではないかと思います。 奴隷階級の剣闘士の、家族を殺したローマ帝国の支配階級の男への復讐と、ロマンスと、 命を懸けて闘うはずだった男との熱き友情の物語。ベタなストーリーではあるけど、それはそれで良かった。 そしてヴェスヴィオ山が噴火し、ポンペイが滅びゆく様を描く圧巻の映像と、 登場人物たちの最後の愛憎のドラマを滅びゆくポンペイの街の描写の中にうまく挿入しています。 2人はポンペイの街を抜け出し、新たな人生のスタートをきるところでエンディングと予想していたのですが・・・。 同じ勇者同士、固い友情で結ばれるアティカスと、良心のかけらも感じさせないキーファー・サザーランドの悪役ぶり。 脇を固める男たちの濃い存在感が際立っています。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2020-06-30 19:16:20)
7.  ホテル・ニューハンプシャー
ジョン・アーヴィングの小説は読んだことが無いけど、彼の原作の映画はこれまでに多分3本見ています。 本作と、「ガープの世界」と「サイダーハウス・ルール」。 作品ごとに異なりますが、複雑な出生や生い立ち、青春時代と性と、家族や育ての親などが絡み合うドラマとなります。 僕が知っているアーヴィングのこの3本の世界観にはそれぞれ、好きになれない要素も含まれているけど、 人生、いいことばかりじゃない。それでも人間は生きていかなければならない。 重くならずに、いいことも悪いことも受け止めて登場人物が生きていく日々を淡々と綴っていく。 こういうことがアーヴィング原作の映画の良さなんじゃないかなと思っています。 それにしても、子役時代からこの頃までのジョディ・フォスターの存在感は尋常じゃないですね。 本作の少し前のレーガン大統領狙撃事件で思わぬ形でジョディの名前が出てきてしまい、 本作の前の数年間は休養を余儀なくされたようですが、今にして思うと本当に惜しい数年間でしたね。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2020-06-08 17:16:22)
8.  ボン・ボヤージュ 家族旅行は大暴走
邦題通りのフランス製、まさにノンストップ・アクションコメディ。 新しく買い替えた最先端の技術を搭載した新車のミニバン。 家族と、もうすぐ生まれくるおなかの中の赤ちゃんと、ブッ飛んだじーちゃんと、飛び入りの同乗者を乗せて 最先端の技術が制御不能になってブレーキがきかなくなり160㎞の高速走行で止まらなくなったものだから、さあ大変! 序盤から中盤あたりまでは結構じーちゃんのキャラがスベッている。 途中から参戦する黄色のBMWのあんちゃんが最後の最後までいい味出している。 高速警備隊のコンビがカッコいい。 いい所もイマイチな所もノンストップで入り乱れますが、 本当にノンストップなので退屈することもなく、スベッているギャグもあるけど全体的にはまずまず面白い。 徹底して緊張感の無い作りになっているので登場人物が命を落とす心配もない。安心して楽しめる暴走モノです。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2019-04-22 21:18:21)
9.  暴走機関車
本作のベースにあるのは脱獄モノなのですが、脱獄後に味わう自由や爽快感といったものはほぼありません。 脱獄モノとしては脱獄する囚人に感情移入できるところが無く、最終盤まで追手(本作では所長)との接近戦も無い。 パニックものとしての緊張感も物足りなく、(特に頻繁に挿入される管制センターのやりとり) 掴みどころがない部分もあるのですが、極寒の中、極限状態の人間模様を見せる映画としてはなかなか面白かった。 ラストのシェイクスピア作品の一節「どんな野獣にも憐みの心がある・・・」 これはジョン・ヴォイト演じる男のことを言っているのか。 この一節と、脱獄の相棒と途中から加わった女の命を助け、自らは生きようとしないラストが印象的。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2019-02-26 20:39:02)
10.  ボヘミアン・ラプソディ 《ネタバレ》 
はっきり言って、Queenのファン限定の映画かもしれませんが、彼らの音楽を愛する者として大満足の作品でした。 一番レビューの方と同じく、オープニングの本作オリジナルの"20th century FOX"からテンションがアガること確実です。 フレディと、3人。この構図は予想通りだったのですが、テイラー、メイ、ディーコンの3人の個性もバランス良く、とてもよく出ていたと思う。 表情、ステージ上での所作、楽器を構える姿、演奏する姿等、よくここまでQueenを研究したと思う。 4人とも、特に後期は本当によく似ていたし、見事に皆がメンバーそれぞれになりきっていました。 ラストのLIVE AID以外は、じっくりQUEENの音楽を聞かせるとい趣向ではないですが、そのLIVE AIDのステージを再現したラストは圧巻。 LIVE AID直前のバンドは解散寸前の状態にあったというのはよく知られた話ですが、そのいきさつも描かれています。 しかしLIVE AID直前にフレディからメンバーに語られた衝撃の告白。その内容は言うまでもないですが・・・。 そして様々な思いでウェンブリーのステージで躍動するフレディの姿を見つめる人々の思いも重なり、感動的なものとなっています。 4人の動きだけでなくクルーの動きに至るまでかなり忠実に再現されており、 ウェンブリーを埋め尽くしたファンと一体になった当日のステージの再現は見事でした。 控室でいよいよ自分たちの出番が次にやってきた。ステージから聞こえてくるのはダイアー・ストレイツの〝Sultans of Swing″。 こんな細かいこだわりに思わずニヤリとさせられました。 ステージで躍動するフレディを見つめるメンバーの表情もまた印象的。 家に帰ってから、LIVE AIDのDVDを見てみた。なるほどと思える雰囲気があった。何度も見たDVDですが、目に涙があふれたのは初めてだった。
[映画館(字幕)] 9点(2018-11-09 17:47:31)(良:1票)
11.  炎の戦線エル・アラメイン 《ネタバレ》 
北アフリカ戦線を戦うイタリアのとある小さな部隊の苦闘とその人間模様。 見渡す限り戦争と砂漠以外何もない。見ているだけで喉が渇いてくるような作品です。 敵と対峙する戦争映画としてはかなり地味な部類に入る作品ですが、 見捨てられ置き去りにされたような、負け戦の最前線の兵士の苦しみを徹底して見せ続けます。 あえて派手さをおさえ、兵士たちの苦闘を常に至近距離で見せることで彼らの苦しみがリアルに伝わってきます。 バイクで去っていく主人公の若い兵士と、もう動けずにそこに残るしかない上官。 二度と再会することはできないであろう、砂漠の真ん中の別れのラストがひたすら悲しい。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2018-08-17 13:13:15)
12.  ポリス/サヴァイヴィング・ザ・ポリス 《ネタバレ》 
2007年にスチュワート・コープランドが「インサイド・アウト」を発表したのに続き、 2012年に発表された、アンディ・サマーズによるポリス回顧録である本作。 自身の生い立ち、音楽のルーツ、アニマルズをはじめとするポリス以前の話、ポリス結成秘話、そしてポリスでの日々。 ドキュメンタリーとしてオーソドックスな作りとなっていますが、 2007年に始まった再結成ワールドツアーの模様に、そのバックステージの様子も頻繁に挿入されます。 僕は2008年の冬、東京ドームでこの再結成ツアーに参加させてもらいましたが、その時の感動が蘇ってきました。 日本でファンと一緒にカラオケで”Every Breath You Take”を歌ってファンと交流する意外な一面も披露しています。 バンドのフロントマンであるスティングに対する複雑な思いも語られています。 「俺たちは大成功を収めた。しかし、そのもろい民主国家は独裁政権へと変わっていった。」 空前の大ヒットとなった”Synchronicity”。その全盛期にあっけなく解散したポリス。 解散へと至るメンバー間の複雑な関係、その心中が垣間見える一言も。 はっきり言ってポリスのファンのためだけの作品ですが、 こうなるとまだ未見のコープランドのポリス回顧録「インサイド・アウト」も見たくなってくる。 2007年、コープランド。2012年、サマーズ。そろそろスティングさんもいかがですか・・・?
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2018-06-05 18:39:31)
13.  ボディクライム 誘惑する女
B級映画にありがちな邦題がついていますが、キャストはなかなか豪華です。 音楽がエンニオ・モリコーネというのにもビックリな作品です。 それにしてもエマニュエル・べアールが老けたなあ・・・・。 本作のちょっと前の彼女の出演作も幾つか見ていますが、その時はそういう感じはしなかったんですけどね。 ハーヴェイ・カイテルの醸し出す雰囲気、人相は相変わらず独特の不気味さがあります。 映画の中で高い脱衣率を誇る人ですが、本作でも年齢を感じさせない鍛え抜かれた体をご披露されています。 ストーリーの方は、前半から中盤も、後半から結末にかけても、いちいちスッキリしません。 死んだはずの男が生きていることを示唆するブーメラン、そして目の前にその男が現れる、 このあたりの流れは悪くなかったのですが、その後が結構ダラダラするし最後の決着方法もエグすぎる。 べアールとノーマン・リーダスが演じるカップル、果たしてこれで幸せになれますかね・・・。
[CS・衛星(字幕)] 3点(2018-03-16 20:18:06)
14.  暴力脱獄
1967年。ベトナム戦争が泥沼化していくアメリカ。自由で、世界をけん引してきたはずのアメリカは一体どうしてしまったのか。 一気にアメリカに内在していた負の部分が噴出し始めるこの頃に映画の世界ではニューシネマが台頭してきます。 誰からも愛される完全無欠のヒーローはそこにはなく、多くの反体制的なアンチヒーロー像が出現しました。 本作でポール・ニューマンが演じるルークもまさにそれに当てはまります。軍隊では軍曹にまで昇進したのに、二等兵で除隊。 恐らくは上官に逆らってばかりいる、軍隊では歓迎されない人間だったのだろう。 作業中にわざとらしく登場し、作業中の囚人たちの前で洗車する挑発的な女に囚人たちが興奮する様や、 ゆで卵50個一気食いイベントなど、母の死までは刑務所ものにしてはコミカルな空気も漂う。 それだけに囚人たちのヒーローになっていくルークが脱獄を繰り返し、痛めつけられ一旦は弱さをさらけ出す終盤の姿は痛々しくもある。 作品の舞台は刑務所ではありますが権力に屈せず、今自分がいる場所に自由が無ければ自らの力で道を切り開こうと更にもがき続ける。 だからこそ、そんなルークの姿は人々の心を強く掴んだのでしょう。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2017-12-10 20:35:25)
15.  ボディヒート(1992)
まずは谷のような所に吊り下げられたブランコにドリューが揺られるオープニングが印象的。 何とも言えない不安定さ、危うさ、微妙な幼さをも感じさせます。 しかしその後は友人の家庭を崩壊させる、この時17歳とはとても思えない堂々たる悪女っぷりを見せる。 ストーリーに特筆すべきものは無いですが、このドリューが最大の見どころ。 彼女の生い立ちや家庭環境については断片的に触れられる程度で多くは語りませんが、 彼女を評する、友人の本作最後の台詞「私より孤独だった野良猫」が見事に彼女を言い表しています。 ちなみに↓のお2人と同じく、僕もディカプリオがどこに出ていたのか分かりませんでした。 "レオ様を探せ!"も本作のお楽しみの1つかも。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2017-05-13 20:38:30)
16.  ボディガード(1992)
この頃までのケビン・コスナーは俳優をやっても監督をやっても、何をやってもうまくいくという感じでした。 そしてデビューアルバム以来、出す度に大ヒット連発だったホイットニー・ヒューストン。 まさに絶頂期だった2人が主演のメロドラマサスペンス。まあ、普通に大ヒットするでしょうね。 確かに絶頂期の2人のオーラを感じる作品ではあります。 この2人が恋に落ちるメロドラマでもあり姿無きストーカーに付け狙われるサスペンスでもある。 しかし最後の授賞式以外はコスナーと姿を見せないストーカーとの攻防などはほとんど無いので、どうにも淡白。 怪しい登場人物もほとんどいないので、動機は分からなかったけど犯人はこいつなんだろうなという目星も付いてしまう。 脚本はローレンス・カスダン。元々はSマックイーンとダイアナ・ロスを想定してこの脚本を書いたとか。 マックイーンが受けなかったため実現しなかったそうですが、マックイーンならどんな「ボディガード」になっていたでしょうか・・・?
[CS・衛星(字幕)] 4点(2016-09-10 16:16:33)
17.  ボギー!俺も男だ 《ネタバレ》 
ウディ・アレン流「カサブランカ」のパロディであり、オマージュ。しかしよく出来ています。 アレン演じる冴えない映画評論家のアラン。色々あって友人の妻リンダ(ダイアン・キートン)を愛してしまう。 「カサブランカ」である以上、最後はアランはリンダを見送ることになるんだろうな・・・。とは思っていましたが 霧の中の空港でリンダを見送る「カサブランカ」そのまんまのラストがいい。 最後の最後でボギーになりきり、キリッと締まった表情を見せるアレンがちょっとだけカッコいい。 リンダはモノにできなかったけど、心酔するボギーになりきれてちょっとだけ満足している自分がいる。 アランと同じく映画好きにとってはこんな気持ちもちょっとだけ分かる気もする。 その後、心の友?のトレンチコート姿のボギーが現れ、 「君の瞳に乾杯」と”as time goes by”で霧の中に消え行きエンディング。粋ですね。 その後公私共にパートナーになり、アレン映画の顔となっていくダイアン・キートンですが、 もう既にアレンと息ピッタリのとても楽しい掛け合いを見せてくれる。とにかく彼女が可愛い作品です。 そしてアレンにアドバイスを送り続けるボギー。作品を楽しくする、これも実にアレン映画らしい登場人物。 アレンは脚本・主演で監督は何故かハーバート・ロスですが、 挿入されるギャグも冴えていて脚本家アレン、俳優アレンの映画の楽しさを堪能できる初期の一作です。
[DVD(字幕)] 8点(2016-02-06 18:19:19)
18.  ボディ・ダブル 《ネタバレ》 
「愛のメモリー」は「めまい」をベースにしながらも、随所に「レベッカ」を感じる作品でした。 一方本作は全体的には「めまい」をベースにしながらも、中盤まではむしろ「裏窓」を感じる作品です。 本作も、どれだけヒチコックの模倣と評されてもデ・パルマの変わることのないヒッチコック愛を強く感じます。 ティッピ・ヘドレンの娘(メラニー・グリフィス)を起用するというこだわり方も、いかにもデ・パルマらしい。 そんな中に強引にエロシーンを挿入してくるあたりもまたデ・パルマ。 キャストが地味でもう少し華があればとも思うし、展開的にはツッコミ所も多いです。 それでも2つのヒッチコック作品を挿入したデ・パルマの遊び心が感じられ、 肩の力を抜いて楽しめる作品になっています。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2015-03-22 15:07:29)
19.  僕らのミライへ逆回転 《ネタバレ》 
リメイクを作成するまでに至る序盤の展開は結構無茶苦茶だし、 あのリメイク作品が1時間待ちの行列になるほど大評判になるのか? 「何だ!?このふざけたビデオは!」と苦情が全く無い?といったツッコミ所は結構あったりします。 でも“映画愛の映画”に弱い僕としてはこの映画、やっぱり好きですねえ…。 次々と作品名が登場する段階になると映画史に残る大作も出てきますが、 初めて製作するリメイクが「ゴーストバスターズ」。 2作目は「ラッシュアワー2」という気軽に見れて笑える映画から登場する流れもいいじゃないですか。 みんな、もっと気軽に映画見ようよ。映画館に行こうよ。そんな単純なメッセージが聞こえてきそうです。 映画のテンションはいつもの典型的ジャック・ブラック映画です。 時代の流れと共に街も変わっていき、愛した建物も取り壊される危機に直面する。 一時代を築いたVHSの時代が終わりを告げようとしている。 何かを守るために、誰かのために必死にがんばる。 少々ダサくもあるんですが、そんな男をコミカルに演じさせると他の誰にも無い、この人ならではの味があります。 そしてラストは感動させてもらえるとは思わなかった。 みんなで同じ映画を見る、その表情が実にいい。 気が付けば、周りには人が一杯。同じ空間で同じ映画を見て一緒に笑ったり感動したり。 映画館で映画を見ることの素晴らしさを感じずにいられない、映画愛にあふれたラストシーンでした。
[DVD(字幕)] 8点(2014-08-08 22:11:09)
20.  ボルサリーノ
アラン・ドロンとベルモンド。フランス映画2大スターの競演。 ひたすらクールに決めるアラン・ドロン。一方陽気な男をコミカルさも交え演じたベルモンドと2人の持ち味も十分。 作品としてはこうしたギャングの抗争を描いた映画にしては重厚感はさほど無く、 軽快な音楽(この音楽自体は好きですが、使うタイミングが良くない所もありましたね) もそうですが、軽い。微妙にコミカルな作風もどうだったのでしょう…。 冒頭の2人のどこかコミカルで迫力に欠ける殴り合いから違和感がありました。 それでも、この2人の持ち味十分、互いに負けず劣らずの存在感がしっかり出ている競演は楽しめる作品です。
[DVD(字幕)] 5点(2014-07-07 19:17:35)
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