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sayzinさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2394
性別 男性
ホームページ http://sayzin.tumblr.com/
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21.  マレーナ
私的には【昆蟲】さんの意見が一番的を獲ている様に感じました。少年の視点を保つことによってノスタルジーと笑いのオブラートに包まれてはいますが、こりゃかなり悲惨な話ですよ。しかも救いが無い。きっと幸せだった筈の夫婦が最終的に、元・高級将校相手のパンパン(の上、たぶん片端になってる)と傷痍復員兵(やっぱり片端)の夫婦になっちゃうんですから…。町の人が優しくなったのも、負い目でも人間性に目覚めた訳でも無く、夫婦が羨望の対象から同情と侮蔑の対象へと貶められた事への満足感からです。戦争が悪いと言えば悪いんでしょうが、それ以前に、人間性にこそ問題があるのだと改めて感じた次第です。今回は敢えてそれらしい言葉を使用したので悪しからず、6点献上。
6点(2003-04-02 06:59:25)
22.  マイノリティ・リポート
激しいアクションも爆発も無く、煽る様なサスペンス描写も無く、例によってヤヌス・カミンスキーが色調を抑えているのもあり、こだわった背景描写の割には地味な印象。物語の主題がどこにあるのかも明確ではなかったので、観終わった後の印象も中途半端なものでした(確かにラスト30分で主題がぼやけます)。当然と言えば当然ながら、同じフィリップ・K・ディック原作の「クローン」と、やはり昨年のスピルバーグ作品「A.I.」を合わせた様な感じです。それにしても「A.I.」から引き続いて、不必要に醜悪な描写の連続には首を傾げます。きっとロバート・ゼメキスやテリー・ギリアム、デビッド・フィンチャー等のソフィスティケイトされたダークさに影響されてるんでしょうけど、そもそもスピルバーグにはそーゆーセンスが無いから単なる悪趣味にしか見えない。御大スティーブン・スピルバーグは周りに右往左往することなく、本来のスタイルを堂々と貫いて欲しいと思います、6点献上。
6点(2003-01-01 15:47:50)
23.  マップ・オブ・ザ・ワールド
言うことを聞かない幼い娘達、家事に協力的でない夫、問題ばかり発生する仕事場。子供を持って働いている女性なら誰もが経験しているストレスの波状攻撃。そんな主人公を、預かっていた親友の娘の溺死という悲劇が襲う。これは世界が一変してしまう取り返しのつかない出来事を乗り越え、改めて私的世界地図(a map of the world)を描こうとする女性の再生のドラマ。自らの罪の意識を見つめ直せる場所が、冤罪で収監された刑務所であったという皮肉。最悪の人生だと思えた日常が、本当は幸福な毎日であったという皮肉。不幸の中でしか幸福を認識できない人間の愚かさを痛感します。役者は一流だし良い映画ですが、個人的にドラマが弱く感じたので、スミマセン、6点献上。
6点(2002-11-10 16:34:45)
24.  マスク(1994)
この映画、CGの使いすぎなんじゃなくてCGの為の映画なんですよ。【イマジン】さんの仰るように、CGがこういう風に使えるレベルになったので実写コミックを作ってみただけ。しかし、CGにも負けないジム・キャリーの顔芸も成功の大きな要因の一つだと思います。それに、元モデルの肩書きを引っさげて鳴り物入りで登場したキャメロン・ディアス、本当に妖艶な美しさでした。でもすぐにヤンキー・ガールに早変わりし、「マルコヴィッチの穴」ではほとんど別人…。(シベ超親父風に)いやあ、女性って本っ当に解らないもんですね、それでは6点献上。
6点(2002-01-24 20:30:44)
25.  マリといた夏
韓国らしいノスタルジーと湿っぽさを感じさせる、韓流版「おもひでぽろぽろ」って感じ。たぶん全編デジタルで製作されてるんでしょうけど、落ち着いたトーン、輪郭線の無いシンプルなキャラクター・デザイン(どことなく切り絵風であり、中国アニメ風でもある)、そして素朴且つ写実的な美術で、独特な雰囲気を構築してます(カメラワークや絵の動きも、わざとぎこちなくしてある)。今一つ主人公の「現実」と「夢」との接点が感じられなかったことと、終始テンションの低い話運びだった為、私的には退屈の一歩手前という印象ですが、映像は一見の価値があるかもしれません、5点献上。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2006-06-15 00:03:14)
26.  卍(1964)
原作・谷崎潤一郎、監督・増村保造ということで、「痴人の愛」位パワフルな倒錯映画を期待しましたけど、これは勢い不足の印象。話が後半へ進むに連れて登場人物達の滑稽さは増していきますが、各キャラクターが今一つ弾けない。要所要所で挿入される岸田今日子の告白も、映画の流れをせき止めてる様に感じました(原作未読なんですが、これは誰に告白してるんでしょう?)。また、男も女も狂わせてしまう若尾文子の容姿は納得ですけど、「天然の悪女」振りの描写は弱い。おまけに背中のヌードまで吹替え。そんなことで、私的には少し残念な仕上がりでした、5点献上。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2006-04-25 00:03:16)
27.  マダガスカル
キャラクターのデザイン・設定は流石に手馴れたもの。(日本語の「アニメ」ではなく)カートゥーンの雰囲気をちゃんと3Dに起こしてあるし、それぞれの性格分けも的を射てる。全編に仕掛けられた大量の映画パロディも、ベタながらそれなりに楽しませてくれる。そして前半は充分面白い。しかし物語の本題である筈の、マダガスカルに流れ着いてからがあんまり面白くない、つーか、あっさりし過ぎ。主人公一行のサヴァイヴァルや文明と自然のギャップ等がそれほど描かれず、キツネザル達にも未開度が足りない。「この素晴らしき世界」をBGMに、自然界の掟「弱肉強食」を見せたシーンが本作最大の「毒」でした。文明社会も資本主義というイデオロギーの元では、弱肉強食であることに変わりはないんですけどね…、5点献上。
[DVD(字幕)] 5点(2005-12-24 00:05:09)(良:1票)
28.  MASAI/マサイ
マサイの伝説を元にした脚本を、マサイ族自身が演じた史上初の「劇映画」(「メインキャスト:マサイの戦士」という表記はちょっと違うんじゃないの?)。雨乞いの為に伝説の獅子のタテガミを求めて旅立つ若き戦士達(原題は「マサイ/雨の戦士たち」)には、それぞれ作劇上のオーソドックスなキャラクター設定が施され、演出も通常の映画と変わりありません。しかし、演技の概念が無い彼らには役柄の演じ分けが難しかったのか、それらの設定を活かしたドラマは余り生まれず、最後まで淡々とした行軍が続くので、期待したほど話は楽しめませんでした。また、外見上の見分けも私には難しかった。唯、アフリカのサバンナに映える彼らの神々しい立ち姿は問答無用で美しい。そんなことで、「マサイ初」という意義に5点献上。
[試写会(字幕)] 5点(2005-12-17 00:05:12)
29.  魔王
個々のエピソードが全体の物語を形作るのではなく、それぞれが独立した何かを表してる様に感じた。また、通常「鬼」と訳される“ogre”を「魔王」とした邦題も良く解らない。魔界で「オウガ」は下っ端で、RPG等では言わばザコキャラです。この映画のジョン・マルコビッチもナチスというボスキャラに仕える小鬼に過ぎない。そして、彼が良かれと思ってさらって来た少年達も、いつの間にか小鬼へと変わっていた。この時初めて、彼は自分のしてきたことを知るのです。たぶん聖書に精通してないと、この寓意性が解らないんだと思う。従って、私にも良く解りませんでした、5点献上。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2005-11-15 00:08:39)
30.  マッスルモンク
香港映画特有の馬鹿っぽさで幕を開けつつも、演出は終始シリアスで、話も仏教的死生観に基づいた湿っぽい方向に流れていく。ノワール系の監督二人では、ツイ・ハークみたいに馬鹿に徹しきれなかったんでしょうか。それに大スター・アンディ・ラウの扱いに負けない位、アジアの聖女・セシリア・チャンの扱いも酷いゾ(彼女のダミ声は益々磨きがかかってきたなぁ…)。ところで、「自らの業は自らにはね返る、よって憎悪の連鎖は断ち切らねばならない」というクライマックスの展開は、現在の世界情勢を表してるのかもしれません。そう考えると、信仰を捨て不必要に筋肉をまとった「大きい人」という名の主人公は、マッチョなアメリカの象徴。大きい人が筋肉を脱ぎ捨てた時、本物の平安が訪れるのです。深読みし過ぎの5点献上。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2005-10-26 00:05:30)(良:2票)
31.  マーサ・ミーツ・ボーイズ
単純なラヴ・コメディではなく一捻りしてある物語展開ながら、個人的には印象薄。やっぱり何人かの方が指摘されてる通り、役者に華の無い所為だと思う。私は男ですから、三人の男の側で物語を追うことになりますが、マーサに一目惚れさせる程の魅力を感じることがどうしても出来なかった。それに、この女はどー考えても鬱系の自己中。同じ役でも、例えばケイト・ハドソン辺りだったら全然違ってたかもしれませんが…。また、男の側も自信過剰な友人二人に共感は抱けないし、プリンス系の顔を持つジョゼフ・ファインズにラヴ・コメは似合わないとも思う。そんな訳で、5点献上。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2005-09-20 00:07:49)
32.  マイ・ライフ・アズ・ア・ドッグ
ま、何とも味のある話ではありますが、事ある毎に星空をバックに語られるモノローグが鬱陶しくもあり、私もこの映画の良さが解らなかった者の一人です。そもそも、この出来の悪い少年自身が母親の病気を悪化させたんじゃないの? それに、犬と比べて自分を慰めるほど不幸か? イングマル君は私と比べたって幸せに見えるぞ。自身が子供の頃から子供が主役の映画が好きじゃない所為もあって、どうしても主人公の目線ではなく、大人の目線で見てしまう。各エピソードはそれなりに楽しいものばかりでしたけど、私は最後まで少年の視点に立てませんでした、5点献上。
[ビデオ(字幕)] 5点(2005-06-20 00:37:03)
33.  マイ・ビューティフル・ジョー
確かに「マイ」は余計。何で原題のまま「ビューティフル・ジョー」で行かなかったんですかね。配給会社は「マイ」を付ければヒットするとでも思ってるんでしょうか? で、「氷の微笑」以降、結構色んな役に挑戦してるシャロン・ストーンですけど、その中でも本作のハッシュは、取っ換え引っ換えするカツラでシャロンの素材の良さを存分に発揮し、疲れたシングル・マザーという如何にもな役柄もあって魅力的。ラストは「んな、アホな」という展開ですけど、ジョーの別れた奥さんの性格、義理の父親の物言い、良い物を着てる冴えない友人等で、それなりに納得させて貰えます、5点献上。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2005-06-12 00:07:17)
34.  マン・オン・ザ・ムーン
アンディ・カウフマンというコメディアンには全く馴染みが無く、この映画を通じて初めて知りました。活躍(?)したのは70年代中頃から80年代前半とのこと。これは日本で言うと、「8時だヨ!全員集合」すら俗悪番組とされた時代に、たった一人で、本気とも冗談ともつかない「めちゃ×2イケてるッ!」か、悪意を持って素人をコケにする「ロンドンハーツ」的なお笑いを実践してた感じでしょうか。そう考えれば、いくら先進的なアメリカン・ショー・ビジネスでの話としても早すぎる。没後20年近くを経て、ようやく彼の目指したお笑いにコンセンサスが醸成され始めた感じでしょうか。彼が自分の人生そのものをヤラセの冗談にしてしまったのは解りましたが、映画はそこから何を導き出したかったのかが今一つ解りませんでした、5点献上。
5点(2005-03-08 00:18:35)
35.  MIND GAME マインド・ゲーム(2004)
2004“大作アニメ公開ラッシュ”年度に、スタジオ4℃が「俺達も負けてなるか」と製作・公開した、日陰のミニシアター系アニメーション映画。(↓)下の皆さんの評価は比較的高い様ですが、私的には今一つの印象。最初、製作者は短編のつもりだったらしいんですけど、確かにこの中身は短編にこそ最適な内容です。この手の作品には、目くるめくイマジネーションの洪水を期待する訳ですが、1時間43分は長過ぎた(この半分以下で良い)。映画のエピソード的には「ヤクザの一件」と「鯨の腹中サヴァイヴァル」の二つしかないので、一つ一つのシチュエーションが凄く冗長。これでは観てる内に、だんだんと飽きてくる。ラストの「登場人物全員の生い立ちフラッシュ・バック」位の勢いが、映画全編に欲しかった所です。残念、5点献上。
5点(2005-01-19 00:18:00)
36.  マイ・ドッグ・スキップ
「子供」と「犬」の映画という時点で覚悟はしてたんですけど、案の定タイトル・バックからして「感動の名作」という匂いがあからさまに漂ってきて、デパートの1階を歩いた時の様にむせ返りそうになってしまった。BGMが途切れることなく流れ、時には静かに時にはうるさい位に、ノスタルジーと犬の愛くるしさだけしかない映画を盛り立てます。この演出手法は「サトラレ」に匹敵する位あざといですけど、個人的には犬畜生の思い出よりも祖母に対する愛情の方に泣ける。ま、普段余り映画を観ない彼女かなんかと観るのには最適の映画ではないかと思います。という訳で、5点献上。
5点(2005-01-16 00:07:01)
37.  マッカーサー
一見、戦争映画的な感じもしますが、ジェリー・ゴールドスミスの名曲「マッカーサー・マーチ」ほど勇壮な物語ではなく、ダグラス・A.マッカーサー米陸軍元帥の後年を描いた、生真面目な伝記映画といった仕上がりになってます。従って映画の中に物語的ポイントは無く、有名なエピソードをさらっと流しただけで終わってしまったという印象です。特にGHQ時代なんか、ほんのちょっとしか描かれてません。ましてや、何事も単純化してしまうハリウッド映画の例に漏れず、平和憲法制定のシーンには目が点になってしまいました。余り戦争自体にスポットを当ててないのに、政界進出部分もカットしてあるのが解せませんね。ま、アメリカ近代史上最も優秀だと言われている軍人を知る為の入門編としては良いかもしれません、5点献上。
5点(2004-11-26 00:11:17)
38.  マイ・ボディガード(2004)
話自体は悪くない。しかし本作は、監督と主役の選定(と邦題)に失敗してると思う。もう、トニー・スコット弄り過ぎ! スペイン語に被る英語字幕がコミックの擬音語の様な扱いで、完全に演出の一部になってるのは新しいとは思いましたけど、「スパイ・ゲーム」等の彼の前作群が大人しく見える程の落ち着かない編集は、復讐に「燃える男」のハードボイルドな物語に全くそぐわない(この脚本なら私はマイケル・マンを推薦します)。そしてデンゼル・ワシントンも善人の部分が前に出過ぎて、殺人マシンと化す「死の芸術家」には見えない。それぞれの素材は悪くないのですが、例えればフランス料理の手法で和食を作ってしまった様な感じでしょうか。ということで、惜しげもなく水着姿を披露したダコタ・ファニングちゃんに、5点献上。
5点(2004-09-12 00:07:37)(笑:1票)
39.  まぼろし 《ネタバレ》 
「夫を亡くした妻が現実を受け入れる過程を描いた」という巷の認識とは逆に、私にはシャーロット・ランプリングが最後の最後まで過去に縛られ、現実を拒否していた様にしか見えません。終盤、ようやく夫の遺体を目の当たりにすることによって現実を直視しつつも、言葉では現実を拒絶してしまう。現実とまぼろしとの葛藤。砂浜で流す涙が彼女の未来を提示したのかと思った次の瞬間、彼女はまたまぼろしへと逃避してしまう。このラスト・シーンは、私には夫の後を追ってしまった様に思えます。また、劇中、明確には提示されていませんでしたが、彼女は夫に対し常に負い目を感じていたのではないでしょうか。彼女の精神状態は「愛」から来るものではなく、別の何かの様に感じました。そういうことで、5点献上。
5点(2004-07-15 23:35:44)(良:1票)
40.  抹殺者
欧米では小説の題材として良く取り上げられる、キリスト教の根幹を揺るがしかねない歴史的発掘物が巻き起こすエスピオナージュ物の一本。アントニオ・バンデラス演じる元軍人の牧師が大活躍のアクション映画なのかと思いきや全然違い、この牧師、ユダヤ教のラビにまでボコられてしまう始末。が、新鮮なイスラエル・ロケと、教皇庁にパレスチナも交えた政治的状況も描いてあって、私は中々面白く観れました。それにしても、いくら何でもこの映画に「抹殺者」は無いんじゃないの(一体、本作の中の誰が抹殺者だったの?)。「聖骸」くらい付けられなかったんでしょうか、5点献上。
5点(2004-06-11 16:11:24)
040.17%
1351.46%
2793.30%
326911.24%
438015.87%
553122.18%
664126.78%
733814.12%
8823.43%
9241.00%
10110.46%

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