1. メル・ブルックス/逆転人生
《ネタバレ》 メル・ブルックスの笑いが合わない。 今格安期間限定セールやってるから箱で揃えちゃったんですが・・ つまり4本DVDがあるんです。 ほとんどがリメイク・コメディなんで観易いんですが、 どうも私がこのメル・ブルックスを好いていないんで・・ チャップリン映画を意識しているんだろうなぁと思う演出。 とてもかわいらしい演出もあるし俳優陣も豪華。 しかし主役の監督でもあるブルックスが苦手・・ キレがないとうのかホノボノしすぎというのか、 三宅裕二あるいは坂上次郎的なのほほんさがある。 でも脚本はよい出来ですからテンポが合う人は合うのかも・・ 笑いのセンスはどちらかというとこれまた下品。 コレがまた私には合わない(爆) そして笑いを取る前からわかってしまう・・ それでも作品の内容はよいのですから困ったもの。 後半なんか思わず感動してしまったりと、 人情路線のほうがこの監督は合うのではと思う。 どこか「ニューヨーク東8番街の奇跡っぽい人情コメディ。 [DVD(字幕)] 5点(2006-09-21 07:03:27) |
2. メメント
《ネタバレ》 これもアイデアの勝利です。 ただし私はこの手の作品を見慣れてしまって(中毒のようなもの) こっけいさよりも感動とか哀しみとかを求めてしまうので、 また別な趣味あるいは時間を置けば楽しめるかもしれません。 しかし「マトリックス」のキャリー=アン・モスって、 こんな悪い子役ができちゃうんですね。 うまいなぁ~ 主役のガイ・ピアースは「L.A.コンフィデンシャル」しか観ていませんが、 こういった天然真面目な役もできるんだ。 この映画は脚本をいじっていて時間軸をややこしくしています。 が・・「パルプ・フィクション」の存在が大きかったので、 私には斬新に感じられなかったなぁ・・ あの作品と「ユージュアル・サスペクツ」以来、 サスペンス映画を観るたびに怪しんで観ているから(苦笑) その上を行くとまでは至ってはいません。 よかったところは、 架空の(実在するんですが)ふたりです。 ひとりはサミーという訴訟を起こしたかわいそうなオヤジの役(役というのがキー) そしてもうひとりが頻繁に名前が出てくる極悪のような存在のジミー。 こいつはまるで生霊のごとく生き続けます。 ココ面白いアイデアですよ(爆) 全編に渡り怪しい奴と思われるのが刑事のテディ。 こんな怪しさ爆発のやつは怪しくはないと思っていましたので、 完全にこいつの目線で作品を観てしまいました。 それがイマイチ主人公にのめりこめなかったのかも・・ あとで特典を観ると監督は主人公の視点で観客が観る事を期待、 そうなると面白く観られると言っていました。 ので・・私は見方を間違えちゃったわけです。 これから観られる方はぜひ! 主人公の見方で観てください。 ややこしいことには違いないけれども、 紙芝居を入れ替えるかのごとく、 元に戻してまた次に移る作業を演出でしてくれるし、 あとで全てばらしてくれるのでストレスはたまりませんよ。 こう・・思い返せばよくできた面白い作りなので、 本当にまた忘れたころに観てみようかな・・ ちなみに私は自分の記憶力にはわりと自信はありますが、 暗記力が全くだめです。 覚えようかと努力する暗記力はだめだから試験とかには弱い。 ただし覚えようとしていない勝手に入ってくるものは覚えちゃう・・ 全く役には立たないんですよね。 [DVD(字幕)] 6点(2006-05-28 14:44:26) |
3. メイド・イン・アメリカ(1993)
《ネタバレ》 最後にどんでん返しがありそこそこ楽しめるハートフル・コメデイ。 ウィル・スミスが若いですねぇ~(しかし今とそう変わらないのもある意味不気味) ウーピーの娘がすごくかわいいです。 美人というわけでもないんですが好きです。 全体の作品内容やこの娘役の俳優の表情から、 ある日本のテレビドラマを思い出しました。 「セカンドチャンス」確か田中美佐子と赤井秀和だったと思う。 あのドラマはわりと好きで観ていました。 こちらは洋画でしかもコメデイなんですが、 大事なのは見えない父親の存在ではなくて、 今からの父親の存在なんですよね。 出来すぎているとかありえないとか言ったらおしまいなんですが、 コメデイというジャンルで親子愛に恋愛にとうまく演出され、 単なるお調子映画ではなく考えさせられるところも・・ 家族で観てもいいし恋人と観てもいい。 けれど固いおうちではちょっと笑えない演出もありますが・・ ウーピーの自転車運転はどう見ても迷惑で危ない。 ああいう勝手な人って実際いますよね~ そんな彼女に説得力が唯一あったのが、 好きな男を亡くし誰かを愛したいからあなたを作ったという、 娘に対して言う言葉。 それならたとえ人工授精といえどもパパを調べたいという娘の秘密行動。 ここに絡んでくるのが若いおとぼけスミス。 頭のいい彼女にくっついてるだけの幼馴染の高校生! 人工授精センターで採取するオトリになるのがおかしい。 ここらだけで大笑いできますが、 そこからパパだと調べた相手テッド・ダンソンが、 どうしょうもない派手で女たらしのバカ。 あれやこれやで結局はウーピーとダンソンの新たなる恋愛が始まるのですが・・ これは娘にしては面白くはない。 このくらいの揺れる子供の心をうまいこと演出しています。 ドタバタのように見えてきちんと見れば人情ドラマにもなっている。 だらしないけど明るく前向きな母と、 嘘のようにかしこい娘。 この娘のおかげで出会えたパパは本当のパパになるに違いない。 たとえ事実であるパパに出会えたとしても・・ 今が大切という非常にポジティブな映画ですので、 過去にとらわれるセンチな映画ももちろんいいですが、 たまにはこんな逆転の発想の楽しい夢のある映画もいいかもしれません。 [DVD(字幕)] 6点(2006-05-28 14:33:43) |
4. メン・イン・ブラック2
《ネタバレ》 なんで1に最低点をつけたのかがよくわからないのですが、 この2はつまらないだろうと諦めていたにもかかわらずよかった。 たぶん真面目にかっこつけたギャグが受け入れなかったんだろうなぁ・・ どうもかっこつけ映画は合わないみたいだ。 というかたぶん1は固かったのではないかな? この2は同じ決めポーズでもバカに徹してて、 違和感はあまりなかった。 ギクシャクしたところもないし余裕さえ感じました。 スピルバーグが制作したバカ映画だと1はひいたけれど、 2はああスピルバーグの世界かなぁとなんとなく安心感。 徹底的にファンタジーの世界である。 街も古くさくて近代的な車との違和感はまるでバック・トゥ・ザ・フューチャー2。 かぐや姫のエピソードを全体にちりばめて、 コメディの毒やわかりにくいギャグは控えめにしてわかりやすい。 世界観は80年代のアンブリン映画そのものであり、 スピルバーグというよりは「グレムリン」のジョー・ダンテ作品。 そこが私には観やすかったのかもしれませんね。 そしてウィル・スミスも(年とらないなぁ)1のキザさが薄れ自然だし、 トミーリー・ジョーンズも目に哀愁を漂わせ(年とったなぁ)好感。 実は最近の某缶コーヒーのCMでこの作品を観たくなったというのもある(苦笑) 3は作らないのか~と今頃思うんですが、 作っちゃうともうワンパターン映画になるのは決まってるし・・ もうひとつこの映画を選んだ理由は、 「マトリックス」シリーズを最近観て、 エージェント・スミスのいでたちから思い出したんですよね。 そうか、葬式スーツというのかコレは・・ ちなみにあと気に入ったのがバグ犬ですね。 どうも1でも犬は気に入ってて犬には期待していました。 はっきりいってブサイクな犬ですがかわいいです。 [DVD(字幕)] 5点(2006-04-23 13:21:38) |
5. メイド・イン・マンハッタン
《ネタバレ》 まあまあ楽しめる小品。 音楽がアラン・シルヴェストリということで、 うわぁ~なんか懐かしいと思ったのは変でしょうか(笑) バック・トゥ・ザ・フューチャー以外あんまりピンとこないので・・ あと挿入歌とかに使われてる70年代風な音楽は・・ ポール・サイモンかなぁ? ちいさい息子が70年代にはまっててニクソン元大統領のファン(爆) そういうギャップが面白かったのと、 ロマンチック・コメディでしかも私の苦手そうな展開なのに、 さらりと観れるので内容よりいい印象でした。 俳優が「シャル・ウィ・ダンス?」とかぶっちゃって・・ ジェニファー・ロペスがメイド役なんだけれどすごい肉感的で、 やはりラテンな人だと妙に納得。 ん?で、メイド・イン・マンハッタン(爆) 私は前からロペスとアンジェリナ・ジョリーを間違えてたりしてて、 今回はおまけにキャサリン=ゼタ・ジョーンズも入ってて・・ やはりエキゾチックでいいですねぇ。 どこがどうしてか「プリティ・ウーマン」のジュリア・ロバーツになれないのは、 やはり変身してだんだんきれいになっていくさまのセンス。 ひっつめ髪よりもっと違うエレガントな変身を期待したのですが・・ 同じくシャル・ウイ・ダンス?のスタンリー・トウィッチも出てたり。 そして主役のレイフ・ファインズ、彼は好きなのですが、 思ったよりしっくりこの普通ならリチャード・ギアがやるような役をやっている。 こういう役も似合うんだ~とちょっと嬉しい。 メイドがほとんど有色人種ちうことで、 ニューヨークってそんなところなんだ~とまた納得。 全体的には色んなラブコメの要素が楽しめる軽い映画なのですが、 撮影の色があまりきれいだとは思いませんでしたね。 音楽はいいので気軽に流しながら観賞するにはそれ以上の娯楽作。 [DVD(字幕)] 6点(2005-12-23 15:50:01) |
6. めまい(1958)
《ネタバレ》 実はこの作品のトリックが観ている最中にわかってしまい、 興味はラストへの展開のみとなってしまいました。 恋愛ものとしては全く私の苦手なメロドラマであり、 自殺未遂やよく似た女が現れる不倫などもう、 一昔前の日本の恋愛映画(見たことはないから言えませんが) これに戦争でも絡めば苦手な「ドクトルジバゴ」になるでしょう・・ 前半の幻想シーンのようなロマンス・・ キューブリックの方がここらはうまいんじゃないかと思う。 飛び落ちた瞬間、「嘘や」それはこの女じゃないと思いました。 ああ、もっと鈍感ならこの作品も楽しめたのに・・ 妻に会えと頼むあたりから怪しいと思っていた夫の刑事は、 やはりそれからあまり出てきません。 塔にまるで誘い込むように逃げる妻。 お葬式までしたのだから妻は死んだことになります。 これで夫の刑事は主人公に殺人こそさせてはいないけれども、 妻を殺すことに成功したのです。 まあ私の読み違いといえば妻が誤って落ちたという解釈。 本当は殺されたんですが・・ 手品のトリックですね。 しばらくしてまだ忘れられないでいる主人公の前に、 捜し求めた刑事の亡き妻そっくりの女性が現れた。 ここですりかわり殺人とわかりました。 もうそこからは粘着質の主人公が変に哀れであり、 観ているこちらはわかっているからさっさと消えればいいのにと思う。 メロドラマによくある許されない両思いのようでしかも本格的。 男のことを本当に思うのならば国外にでも逃げればいいものを、 と観てて正直いらいらしました。 男も私はもううっとおしくなりました。 だから最期に塔に登ったときに「この女性飛び降りないのか」と思いました。 真実がわかっても階段でも大騒ぎして「あなたには上れない」 もう手遅れだ、ふたりで飛び降りるかここから男を残して逃げろと。 そこでまた濃厚なキスシーン・・何てひつこいドラマなんだ。 2度あることは3度ある、最後に「神のご加護を」とシスターが突然現れたのはコミカル。 でもこれがないと不満だけが残るのでこれはすっきりしました。 落ちた女性は私の頭の中ではほとんどJAWSのサメのようなものです。 って・・ちょっと過激でしょうか(苦笑) 残された3度の過ちを超えられなかった主人公にも何の感情も起こらなかった。 [DVD(字幕)] 5点(2005-09-01 11:46:17) |
7. メル・ブルックス/珍説世界史PART I
《ネタバレ》 いやぁ・・ラストのすぐあとの予告編(続編はないんだけれどね)を見るまでは、 正直3点が限度みたいに思ってたんだけれども、 ものすごいおかしいぞ・・宇宙のユダヤ人! あまりにも面白いので歌詞を覚えようとしたくらい・・ 宇宙へ飛んだユダヤ人、彼らの種族を守るため~♪、 SW調の歌にのせて「SW」のようなエンドロール(出演・製作者名が流れてくやつ)・・ ・・まあなんてシュールな。 本編はたいしたことはなかったけれど、まんま創世記は「2001年宇宙の旅」、 ナレーターがまた「天地創造」のような語りだから期待したら、(なんとオーソン・ウェルズ) やはり「旧約聖書」ネタは「十戒」は実は十五戒であったとかで・・ ぶっ飛びモーゼはまたその後にも登場して例の術を使う。 そして「ローマ帝国」いきなりデブのシーザーが現れここらからあやしく、 下ネタ満載ズッコケ三昧で(私の好きな時代が・・)笑えなかった。 このあと急に時代が飛び、宗教弾圧になるとミュージカルです・・ 尼さんがシンクロ踊るしここらは引いた。 で、ルイ王朝ってかなり飛びますが、あらゆる時代で助けに来るのは、 「ベン・ハー」の白馬ミラクルでありこれは笑えるかも・・ かなり有名で誰でも知ってる名画や歴史がパロられていますので、 笑えなくてもヒマだから予告編は見てみたい??という方、 まあレンタル屋で見つけたら100円の日にでもどうでしょうか!? 本編中一番面白かったのはやはりこれも宗教ネタ。 「最後の晩餐」イエスが裏切り者は誰だろうと見回すシーンで、 (わりかんですかぁ?)と注文を受けた給仕が現れる。 (あ、ユダさん)ギクリとするユダ(ええとワインでした?)イエスは気づかない。 あの間の取りかたは最高におかしい。 [DVD(字幕)] 4点(2005-07-01 09:48:10) |
8. メンフィス・ベル(1990)
《ネタバレ》 戦争映画の中ではわりと一般的に人気のある、隠れた普通の青春映画。 でも実話なのですが、かなりリアリティのない箇所がありました。 爆弾投下のあたりだったかな・・? 絵の好きな兵士が閉じ込められる話も、アメージングストーリーで、 スピルバーグが使ってたのです。ああでもこれも実話だった。 たぶん同じネタからでしょう。 4点(2005-03-03 09:15:26) |
9. メン・イン・ブラック
製作総指揮がスピルバーグだったことを思い出し、 あまり乗り気ではなかったが借りた。 やはり!合わなかった。あまりのくだらなくきもい アメリカンジョークについていけなく、途中で飽き 流しながら用事をする始末・・ こんな作品が売れるから、ハリウッド映画は・・と言われる。 昔の、グレムリンなどのばからしくとも光る映画の総指揮を、 スピルバーグ映画に求めたのだが・・ スピルバーグ総指揮=B級SFと受け止めよう。 トミー・リー・ジョーンズの、犬を拷問にかけるシーンに 加点。映画終わったあと、怒っていた私。笑えないコメディー。 2点(2004-02-21 06:12:53) |