1. 落下の王国
《ネタバレ》 オープニングから映像美にうっとり。見た目は愛くるしくて無垢なアレクサンドリアだけれど、失恋を受け止めきれずに死のうとするロイに対し、その空想の中で彼を踏みとどまらせて救った彼女の方がずっと強くて大人。冒険ストーリーはなかなか面白かったのに、肝心なクライマックスの対決シーンが何とも迫力に欠けてちょっと残念だった。それにしても、弱い大人の病んだ行動とはいえ、幼い子供が嫌がるストーリーをあえて語って泣かせるのってとても残酷で、見ていて心が痛かった。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2010-10-21 15:41:14) |
2. ライフ・イズ・ミラクル
序盤から、ほのぼの系映画のフリしていきなりグロ死体とかあいかわらずやってくれる。もっと支離滅裂かと思いきや案外筋が通っていて、長いけど退屈せずに観られた。登場シーンはわずかだがロバ好きにはたまらない映画。ミリチャに助演男優賞を。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2010-07-13 11:28:07) |
3. ララピポ
登場人物のそれぞれが人として最大限醜く描かれていて、わき上がる嫌悪感と軽い吐き気をこらえつつ何とか最後まで観た。何かの罰ゲームをさせられているようだった。この映画が大好きと言う人がいるなら、どのへんが琴線に触れるのか聞いてみたいようなみたくないような。 [CS・衛星(邦画)] 1点(2010-02-25 20:42:06)(良:1票) |
4. ライセンス・トゥ・ウェディング
赤子人形がグロすぎて笑った。悪意のない超迷惑人間を演じさせたらR.ウィリアムズは天下一品。結婚14年目の既婚者としては、未だに配偶者とささいな価値観の相違で日々揉めているが、だからこそ相手に飽きずに闘志がわいてくるという面もあり、最初から1から10まで確認しちゃったらむしろ倦怠期が来るのが早まるのでは?と思った。ただし、単純にラブラブでハッピーなままゴールインするのでなく、結婚前にストレスが頂点に達した時の相手の姿を見ておくのは確かにオススメ。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2009-04-30 14:25:45) |
5. ラスト、コーション
「ケツまくって逃げる」とは?という問いに対し、好例を供するシーンがある映画。最終的にはベッドシーンよりもそっちが印象に残った。不純な動機で観る映画の場合、主演の役者が自分の好みに合致するかどうか事前に良く確認するべきだと悟った。私にとっては残念。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2009-04-16 14:43:42) |
6. LOVERS
役者陣・衣装・ロケーションのどれもが美しく、目の保養になりました。チャン・ツイィは化粧映えする顔だし、金城武の濃い顔は時代がかった芝居向きで衣装がよく似合っていました。金城武のセリフ回しの難も中国語ならば気にならず、話に集中できて良かったです。乗馬シーンも特訓のかいあってカッコイイ。ただ、話の展開は???と思う場面も多く、ラストはありえねー!!と笑いをこらえて見ていました。なんだこりゃと思って後日メイキングのDVDを観てみたらウクライナのロケ地が呪われていたらしい(^^;) それはともかく監督自身が「撮影中あまりにも多くのトラブルに見舞われて・・完璧な作品なんてものはありえないのだ」とか作ったばかりなのに負け惜しみめいたことを言っていたのにはちょっとがっかり。ストーリーの真相や撮影秘話などの諸々を知った上でもう一度見てみたいと思わせる映像美ではあります。 7点(2004-10-09 14:42:27) |