1. ロスト・イン・トランスレーション
《ネタバレ》 (本作と同じく、日本を舞台した映画「ラスト・サムライ」を意識しながら、あらすじを書くとこうなります。) CM撮影のため、サムライの国、日本に意気揚々とやって来たボブ・ハリス。 しかし、そこは「ラスト・サムライ」から約140年後の日本。つまり、不幸にも流暢な英語を話す「渡辺謙」がいない日本なのであった・・。 意思疎通に苦しみ、右(R)も左(L)も分からなくなるボブ・ハリス。ムシャクシャしてトム・クルーズのように「サ~ケ~!!」と叫びたくても許されず、仕方なく上品に「サントリー、タイム」と言って微笑む。 せめて、寂しさを紛らわそうとアバンチュールを楽しみたくても、「小雪」のような大和撫子は既に絶滅。やむなく、同胞の女で我慢する・・。 突然の面会依頼があるも、天皇のはずはなく、国籍不明の「マシュー」とかいう金髪男。 そして、心の中でそっと、「(智恵子抄風に)日本にはもうサムライがいない」と言う。 失意とともに自国の素晴らしさを悟ったハリスは、「♪♪More Than This(日本よりマシ)~」を口ずさみながら、決して「パーフェクト」とは言えない滞在を終え、妻子とカーペットの待つ祖国へ帰るのであった。 (やっぱりこれ、上のあらすじに投稿したらマズイよね・・・(笑)。) 5点(2004-09-19 08:40:15)(笑:2票) |
2. ロスト・イン・ラ・マンチャ
《ネタバレ》 大作「ドンキホーテ」の撮影継続のための「資金集め」が本作の目的。「私たち、こんなに酷い目に遭ってもがんばっているんです!皆さん助けて下さい!」と映画館やレンタル店で「募金活動」をやっている点で映画史に残る「画期的」な映画。「メイキングで金取るな」と怒っている人も募金したと思えば怒りが収まるでしょう。こんな作品にメッセージ性があるとすれば、「転んでも、タダで起きるな!」だろう。むしろ「ドンキホーテ」を公開するより強烈なメッセージ性を持っているかもしれない。さらに言えば、「『ドンキホーテ』を撮っているつもりが、実は自らが『ドンキホーテ』でした」というシャマラン監督もビックリの「どんでん返し」まであり、普通ドキュメンタリーにはない「娯楽性」まで持ち合わせている。ということは、もはや「ドンキホーテ」で訴えたい事は全て伝わっているはずなので、もう撮る必要はないのかもしれない。最後にギリアム監督へ・・。それでも完成させたいのに、まだ資金が足りないのなら、日経ビジネスの「敗軍の将、兵を語る」を執筆することをお勧めします。タイトルは「私がドンキホーテだった ~「騎士」になれなかった理由(わけ)~」がいいでしょう。極めて若干でしょうが、執筆料が撮影資金の「足し」になるでしょう。 5点(2004-04-22 23:43:32)(笑:1票) |
3. ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還
3部作、計10時間にも及ぶ壮大な「旅」を終えて分かったのは、「この映画は自分には合わない」ということ。別の言い方をすると、「指輪を捨てるまでもなく、この映画の中には自分にとっての『指輪』等どこにも存在しなかった、つまりは無益な旅だった」ということです。とにかく今は、フロドと同様に、「旅」を終えた安堵感に浸っています。ただ、これもフロドと同様に、「旅」で負った傷は当分癒えそうにもありませんが・・(笑)。映像は強烈な迫力、だが所詮は子供向けのファンタジー・・・、分かり切った筋書き・・。やはり大人が見るには少々きついでしょう。そこで、この際「指輪」を題材に大人向け映画を撮るなら・・ということで勝手に考えてみました(笑)。リアリズムを追求したサスペンス・ドラマ、指輪を「捨てる」旅ではなく、「探す」旅がいい。つまり、プロットはこうなります。 <ある日、暴力夫に悩む妻が、大事な結婚指輪をなくしてしまう。夫が帰る前に探し出さねば一大事とばかりに、狭い2DKのアパートを隈無く彷徨う、指輪探しの「旅」に出る。しかし、床を舐めるように這いずり回り、ソファーのクッションの隙間、洗濯機の下、さらに台所の排水溝、トイレの便器の中まで探すも、指輪は一向に見つからない。しまいに、切羽詰まった妻は、夫に内緒で密会を重ねる年下の不倫相手を呼び込み助けを求める。事情を知った年下男は、「指輪の重荷は背負えないが、タンスは背負える!」と言って、力づくでタンスを動かし、その裏まで探すが無駄に終わり、二人は途方に暮れる。このままでは指輪の紛失だけでなく、二人の関係までも明らかになってしまう・・。待っているのは、「修・羅・場」。次第に夫の帰宅時間が近づき、戦々恐々とする二人。そして、鉢合わせになるまいと不倫相手が帰ろうとしたまさにその時、ついに玄関のドアが開く・・。消えた指輪の行方は・・、二人の運命は・・。そして、誰も予想しなかった衝撃の結末が!・・・。> これぞ、DV等現代の家庭問題に鋭くメスを入れた社会派問題作!スケールこそ小さいものの、やはり本作も3部作からなり、タイトルは、それぞれ「ロード・オブ・ザ・リング」「ロード・オブ・ザ・リング/二つのタンス」「ロード・オブ・ザ・リング/夫の帰宅」です(笑)。アカデミー賞11部門獲得は無理でも、東スポ映画賞なら何とかならないかな?せめて「シベ超」は越えたい(笑)。 4点(2004-03-02 21:54:46)(笑:4票) |
4. ロード・オブ・ザ・リング
いくらファンダジー映画とはいっても、指輪を「捨てる旅」とは・・。世間には結婚指輪をなくし、真っ青になりながら指輪を必死に探し回っている人もいるだろうに・・。 5点(2004-03-02 19:53:13) |
5. ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ
4点(2003-12-10 23:55:44) |
6. ロード・トゥ・パーディション
いくつか映像的に見所があったが、凡作。どうしても「ゴッドファーザー」と比べてしまう。「パーディションへの道」より「ゴッドファーザーへの道」の方が遠く険しい。 6点(2003-12-06 00:33:10) |
7. ロッキー5/最後のドラマ
「蛇足」という言葉は、この映画のためにある。 4点(2003-11-21 19:54:19) |
8. ロボコップ(1987)
この映画見るより、「高見盛」を見ている方が面白い。 3点(2003-11-15 21:59:44) |
9. ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔
ストーリーにのめり込めない。もう指輪なんてどうでもよくなってきた。次作は見ないつもり。 4点(2003-11-13 22:44:15) |
10. ロープ
「舞台劇をカメラで途切れなく撮った」という感じ。 8点(2003-11-13 06:21:56) |
11. ローマの休日
この映画の影響で、ローマのスペイン広場でアイスクリームを食べる日本人女性が多いようです。ただ、だからといってオードリー・ヘプバーンになれるわけではありません。あしからず。 8点(2003-11-13 05:56:21)(笑:1票) |
12. ロッキー
ロッキー・シリーズと言えば、あのテーマ曲とトレーニング・シーンの「熱さ」に目が奪われがち。だが、本作が本当に熱いのは、自分のアイデンティティを証明するために戦う姿。勝つためではなく、エイドリアンのためでもなく、最終ラウンドまで立っていることだけのために・・・。ただ、自分がダメではないと言い聞かせるためだけに戦う。真に当時のスタローンの境遇そのもの。また、ひたすら牛肉を殴り続けるロッキーの姿は、「2」以降のスタローンでは描けない「熱さ」がある。「2」以降はエンターテイメント作品。「1」と「2」以降は別物と考えた方がよい。 9点(2003-11-13 05:30:47) |