1. ワン・デイ 23年のラブストーリー
《ネタバレ》 ネットの動画サイトで本作を観て号泣する自撮りをアップすることが流行っているとの情報を聞き、どっちかって言うと感情移入して号泣しがちな自分的にも泣けるだろうかと思い鑑賞。しかし、裏切られた感じです。 まず第一に主役の二人にま~~~~~ったく感情移入出来ない。寧ろ嫌い。特に男の方は顔立ち、語り口、生き方等々どこを取っても嫌いです。そんな男に惹かれる女の方も必然的に嫌いです。二人ともズルい!いや弱い?良く言えば自分に正直過ぎ? なので、感動の物語との事前情報を聞きつつも気持ちが入らない。泣けることが期待出来ない。終盤に向けての衝撃的な展開も普通に先読み出来てしまったし、ラストシーンも想定内。何とも残念でした。 物語が毎年の記念日ごとに綴られて行くという手法、肝心な部分であっても他の時期に起きたことは割愛するというスッキリした演出、その時々の二人の関係やそれぞれの心境などが見事に演じ分けられていること、美しい街並みやドラマチックな抱擁シーン等々、作品としての魅力は沢山あるのに、肝心の物語の筋と主役のキャラクターが足を引っ張ってしまった感じです。 決して駄作とは言いませんし、これじゃ誰が観ても感動出来ないなどとは言いませんが、個人的には只管残念な作品に5点献上です。 (追記) 最初に書いた動画サイトでの話は最近のことなので、もしかしたら本作のネットフリックス版が対象なのかも知れませんね。最近のリメイクなので。でも、基本的に同様の内容のようなのでそちらは観ないと思います。15エピソードには耐えられそうもないので。 [インターネット(字幕)] 5点(2024-03-25 15:09:34) |
2. 私はゴースト
《ネタバレ》 結末について考えさせられる作品。かなりの低予算の中で製作されたようですが、美しい映像と深みのある脚本に惹き付けられました。 幽霊視点の作品というのは決して珍しいものではないと思いますが、多くは死者が生者を見つめる物語。この作品は、そうではなくて死者が自分自身を見つめる(流れの)作品です。自らの死について考え、そこから見出した答えによって未来(死後の世界があってこその未来ですが)を導き出す物語ですね。 霊媒の語り掛けによって自らの死の真相とそこに至るまでの悲しい記憶をたどるヒロイン。彼女はそれによって救われる筈だった。しかし、結末はより悲しいものになってしまったようです。 彼女の別人格(あるいは彼女に憑りついていたもの)は救われ、主人格である筈の彼女は闇に飲み込まれて行く。悲しく救いのない結末と捉えるべきなのか、それとも別人格である筈の狂暴性を秘めているかのような男が、実は主人格(あるいは憑りつかれていた者)であって救われたと捉えるべきなのか、短めの尺の中で深みのある物語となっていると思います。 冒頭紹介されるエミリー・ディキンソンの詩「霊は墓や家だけでなく人の心にもとり憑く」。随分な意訳に思えますが、この翻訳がこの作品のテーマを言い得ているのですね。彼女について深くは知らないのですが、ヒロインの名前と言い、この作品の根底に流れているのは彼女の詩の世界なのでしょう。 何となく鑑賞した作品ですが、想像以上の佳作に出逢えました。 [インターネット(字幕)] 9点(2022-10-26 10:53:59)(良:1票) |
3. ワイルドカード(2014)
《ネタバレ》 もう、ひとつの型が出来上がった感じのジェイソン君。今作でもお約束通りに最強ぶりを発揮してくれます。 が、イマイチ残らないですね…その辺りが残念。作り手は彼のカッコ良さを大切にして欲しいな。アクションスターは皆それぞれに「型」がありますけれど、あまりに「型」にはまりすぎてしまうと飽きられてしまう。コアなファンだけのヒーローになって欲しくない。頑張れジェイソン君。おまけの7点献上です。 [DVD(字幕)] 7点(2015-12-06 23:26:10) |
4. ワールド・ウォー Z
《ネタバレ》 ストーリー的には面白いですね。斬新とは言いませんけど、冒頭近くであっさり頓死してしまう若き学者さんの薀蓄ある一言が、結局患者ゼロを特定できなかったブラピに響いて来る。結果、逆転の発想でウィルスと戦わずウィルスから隠れるという戦術に出た人類。おそらく9割がたの人類は死んでしまうのでしょう。でも、耐え忍べばその先には未来があるはず。そんなエンディングからは少なからず希望が見えて来ます。 圧倒的な映像。私はあえて2Dで鑑賞しましたけれど、こんな映像は過去にあったでしょうか?イスラエルの映像が衝撃的過ぎます。「蜘蛛の糸」を実写化したらこんな感じ?あぁ旅客機の爆破シーンも凄まじかった。緊張度と映像のクォリティは流石の大作ですね。 ただ、仕方ないとは言え感染者を殺し過ぎかも。生きてるのに焼いちゃうし… そもそもゾンビゾンビと言われてますけれど、あの感染者達って生きてるんじゃないのかなぁ?死んでないと思うんですけどね。 ま、いろいろ言いたいことはあるにせよ、やっぱし圧倒的な映像に降参です。 [映画館(字幕)] 7点(2013-08-19 00:27:01)(良:1票) |
5. ワイルド7
連載時期をリアルタイムで知っている私としては何とも懐かしい。もっとも当時の私は「マガジン」派だったので熟読はしてませんでしたが。その後のTVドラマ、更にその後のOVAも殆ど記憶にありません。ですから、結構新鮮に鑑賞することが出来ました。 アクションはいいですね。日本映画としてはかなりのハイレベルではないでしょうか?荒唐無稽なストーリーも、そもそもの設定が設定ですから良しです。深田恭子演じるエピソードも映画化には必要かな? あれ?ってことは文句なしなのかな?う~ん、いまひとつ手放しで評価できないなぁ…やっぱやり過ぎだからかな? [DVD(邦画)] 7点(2013-06-02 18:34:48) |