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マーチェンカさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 206
性別 男性
ブログのURL https://www.jtnews.jp/blog/22117/
年齢 43歳

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1.  ブレア・ウィッチ・プロジェクト 《ネタバレ》 
僕はあの雰囲気は好きです。本当にあの映画が「現場に残されたビデオテープの映像である」と信じ込みながら見たら、かなり面白かったです。特に恐さは感じませんでしたが・・・   <2011.8.5追記。点数を6点から7点に上げました>  上掲のレビューを書く直前にこの映画を見た時、僕より前にこの映画を見終わっていた兄が「映画の冒頭で撮影クルーが町の人にインタビューしてただろ?で、その内容をよく覚えておいてラストのシーンを見るとすっげえ怖かったぞ」と、何やら気になることを言っていたのがずっと引っかかっていたのですが、もともとこの映画自体お気に入りでもあったため、上に書いた兄の指摘を念頭に最近見返してみたところ、兄の言った通り初見の時以上にこの映画の「怖さ」というものを実感できました。  以下、その点の列挙(つまり正真正銘のネタバレ)をしますので、「自分で映画の中から『そのネタ』を見つけたい」という方は、すみませんが読むのを控えてください。また以下に書く事も、既にどなたかがレビューに書いておられるかもしれませんので、その時はご容赦ください。なお、この映画に関して「嫌いじゃないけど、いまいちどこが怖いのか(面白いのか)わからない」という方、また「もう一度見てみようかな」と思っている方がもしいらっしゃれば、その時は一度「町の住人のインタビュー」の流れを注意深く見てみてください。  ①ラストでヘザーが、壁に向かって静かに立っているマイクを見つけるが、これは過去にあった殺人事件の手口とされる、「殺人が行われる間、後に続く被害者は壁に向かって立たされていた」という内容と全く同じである。つまりマイクはあの場面で、ヘザーがやってきて殺されるのを「誰か」に待たされていた(そしてマイクはその次に殺される事になる)。  ②やはり過去にあったある殺人事件の犯人が、「俺はついにやり遂げた!」(I've already finished!)と叫んだと言い伝えられているが、ヘザーとマイクが、ジョシュと思われる人物の声を聞いて廃屋に向かう途中、その謎の人物は「俺はやり遂げた!」(I've finished!)とも聞こえる叫び声を発している。  上記の点は全て冒頭のインタビューで住民が答えている内容です。こうして見ると、今となってはこういう「フェイク・ドキュメンタリー」といった手法は若干手垢が付いてしまったように思われるものの、この作品はこの作品でそういう「ニセのリアリティ」を、結構真面目に追求していたのだなと感じます。そしてその「努力」の結果は、「作品に不気味な雰囲気をまとわせる」という形できちんと実を結んでいるように思います。
[DVD(字幕)] 7点(2011-08-06 00:21:30)
2.  ターミネーター2 《ネタバレ》 
<2010.10.3改稿、特別篇を鑑賞した上でのレビューです>  久しぶりに見返してみても、相変わらずT-1000のCG表現は古さを感じさせず、やはり楽しんで見ることができたのですが、その一方でいまいち映画の設定に没入できない部分を新たに感じてしまったことも事実です。  と言うのも今回見直してみて、シュワちゃん演じるT-800の姿と言うのが、どうしても「確かな設定よりも製作側の気持ちが勝ってしまっている」と感じてしまったからです。つまりこの『2』でのT-800にあるのは、「こうあるはずだ」という「リアルさ」ではなく、「こうあって欲しい」という「理想」であると感じたのです。この点、僕が同時期に見直した『1』の方が、「目標をターミネイトさせる」ことをインプットされた文字通りの殺人機械としての一貫性が感じられただけに、(映像表現で大いに引き離されているにもかかわらず)作品世界により没入できた気がします。  もちろん、劇中のジョンとT-800の「交流」はこの映画の大きな魅力ですし、製作側がどうしてもこの部分を描きたかったという必然性も感じられますので、ことさら上記の点を責め立てるつもりは全くありません。ただ一観客として率直に思うところとしては、上記「気持ちが勝った」部分に関しては、この『2』の魅力であると同時にもしかしたら弱点でもあるんじゃないのか、といった事を今回感じました。  また劇中のダイソンの運命も、今回なんだか救われないというか可哀相に思ってしまいました(何せ彼がゼロからスカイネットの基礎となる部分を作り上げたわけではなく、あくまで会社が秘密裏に回収したT-800の部品を研究するように上から言われただけなんでしょうから。それにサラ達の主張を聞いて、本当に素直に研究成果を破棄することに同意しているわけですし)。この辺、サラが劇中で「命の尊さ」を云々する割には結構アンバランスじゃないかな、と思ってしまいました。  と、ここまで書いといて何ですが(^^;)、トータルとしては何だかんだ言って大変面白かったことも事実です。個人的に「アラは結構ある」とは思いつつ、最終的にその「アラ」を帳消しにさせる力技(褒め言葉のつもりです)がすばらしいと思いました。「SF性」としてはアラがありつつ、それを「叙情性」でカバーしている、といった印象を受けました。
[ブルーレイ(字幕)] 8点(2010-10-03 21:00:20)
3.  THE END OF EVANGELION 新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に 《ネタバレ》 
「問題作」とも言われているこの旧劇場版、新劇場版の内容とも微妙に関っているとの噂を聞いて、覚悟を決めて見てみました。  見る前までの印象は、とにかく「庵野監督が無責任に作品完成を投げ出してしまっている」というものでした。しかしこうしてきっちりと見てみた結果、そういう印象とは別の感想を抱きました。  作品のみを元に(その制作にかかわった中心的な)人物を評する事の無謀さや傲慢さは百も承知なのですが、あえて個人的な感想としてそれを書かせてもらうと、庵野監督はこの旧劇場版の中で、その制作当時の自分自身というのを(悪いところは悪いところとはっきり認めたうえで)非常に率直にさらけ出しているという風に感じたのです。  大いなる自己欺瞞のもとに病的な活力を得るアスカ、グロテスクに成長し続ける綾波レイ、そして何よりひたすら状況に流されてすっかり弱い子供となってしまったシンジ君・・・追いつめられた人物たちの状況を暴きだす庵野監督の手腕(と言っていいものかわからないのですが)は、間違いなく容赦のないものです。  しかしそれらの、非常に尖った、ある場合にはとてつもなくグロテスクな描写は、(少なくとも庵野監督自身の中では)ごまかしの一切ないものであると僕は感じました。良くも悪くも単純に映像表現として衝撃的であるという点も僕にとって印象的だったのですが、僕自身は、それらの映像の背後にある、自分の醜さを「醜さ」と認めて一切の自己弁護をしない、潔いくらいに率直なその心情表現に、決して悪い印象を持たなかったのです。  つまり僕自身は(これまた傲慢と言われても仕方ないのを承知で僕の感想を書かせてもらうと)、劇中人物たちが追いつめられているのと同じくらいに(もしかしたらそれ以上に)、監督自身の状況も非常に追いつめられたものだったのではないかと思うのです。  こんなのんきな事を言えるのも、もしかしたら、登場人物たちが大きな変化を遂げつつある新劇場版を見た後だから言えることなのかもしれません。しかし僕が個人的に感じた上記のような「率直さ」は、仮に新劇場版を経ずにこの作品を見たとしても、同じように感じたのではないかと思います。
[DVD(邦画)] 8点(2010-02-15 00:12:34)
4.  おもひでぽろぽろ 《ネタバレ》 
レビューを書くにあたって一つだけ、自分が初めて劇場で見たジブリ映画がこれだった、というごく個人的な「おもひで」を書いておきたいと思います(^^;)。  主人公である27歳のタエコは、親元を離れて就職を経験するなど、一応は自分自身の人生を自分だけの手で所有する事になり、その結果、自分自身の気持ちと自然に向き合うようになったのだと、僕には見えました。その結果、彼女の胸には数々の「おもひで」が去来するようになったのだと思います。  その彼女の「おもひで」の数々が、今回見返してみて、まるで自分自身のかつての「おもひで」に接しているかのように親しく感じられたのです・・・と言うよりも、自分自身の気持ちに素直に向き合うようになった27歳のタエコが、彼女にとって最も親しい、自分にとっての中心となる大事な感情が秘められた「おもひで」を一つ一つたどって行くそのプロセスが、僕にとってとても素直に響いた、ということかもしれません。  子どもらしい些細な感情を基調に淡い色調で描かれているので非常にマイルドな印象を受けますが、小学校時代のタエコの「おもひで」で描かれているのは(もちろん観ていて微笑ましいものも含まれるものの)、いずれも自分自身の本質的な「疑問」や「感情」を押し殺されるような、実はタエコにとってとても過酷な経験ばかりです(例えばタエコはその後、「分数の割り算」に対する本質的な疑問を解く事はできませんでしたし、劇団の子役になることも叶わず、何より転校生に対しての「後ろめたさ」を長い間引きずらなければなりませんでした)。  その数々の「おもひで」に接して、27歳のタエコはある時は、そこから自分自身の大事な気持ちを(つまり、疑問や喜びなど、様々なことに対して自然に、素直に心を動かしていた自分自身のありようを)振り返り、またある時には「トラウマ」とも言える深刻な後ろめたさと真剣に向き合うのですが、そんな彼女の姿が、僕にとってとても力づけられるように感じられたのです。ラストシーンで初めて、27歳のタエコと小5のタエコが(恐らく27歳のタエコは気づいていないままで)「出会い」を経験しますが、少し大げさな言い方をすると、僕はこのシーンで27歳のタエコがようやく、数々の「モヤモヤ」を抱えた小5のタエコ(つまりかつての自分自身)と「和解」をすることができたように見えて、とても心温まる思いがしました。
[地上波(邦画)] 10点(2007-10-20 00:19:51)(良:1票)
5.  平成狸合戦ぽんぽこ 《ネタバレ》 
この前久しぶりに見返したのですが、いや予想以上に楽しめました。個人的には最近のカラフルな(しかし少々目が疲れもする)アニメに見慣れていたせいもあって、こういう正攻法のまっとうな(セル)アニメは返って新鮮でもあり、最後まで飽きずに見ることができました。  さてその内容についてですが、今回見返してみて一つ気が付いたことがあります。この作品の内容、実は他ならぬ宮崎駿監督の『もののけ姫』と大きく重なるのではないかと、見ていて思ったのです。自然と人間の対立(しかも他ならぬ「自然」の側に動物=タヌキが!)と共存の問題、憎しみの連鎖とテロの問題・・・いずれも『もののけ姫』の中核に存在する、無視できない要素です(またいずれの作品でも、争いの最中にとうとう死人まで出てきてしまいます)。  しかし同じ問題を取り扱いつつ、この2作品はその内容で際立った対照を見せています。『もののけ』では、これらの重い要素と真正面から取り組んだ結果、導き出された結論は様々な困難と格闘した結果のギリギリのものとなっているのに対し、『ぽんぽこ』ではそれらをなんとも鷹揚に受け止め、かなり深刻な対立が発生するにも関わらず、最後はもはや牧歌的な(下手をすれば能天気にも見えるような)結末を迎えています。  またその内容にしても、『もののけ』と比べてより日常的な感覚で観客に訴えかけるものがあると感じました(たとえばラスト、「人間離れした人間」として何とか生き抜こうとしている「化け狸」の姿などは、単純に日々一生懸命働いて神経をすり減らしている多くのサラリーマンと重なるようで、僕などはこの辺りに高畑監督の目線の暖かさを感じます)。  こういう重い題材を、笑いもそこかしこに散りばめつつ実は真剣に扱って見せ、観客の心にしっかりと感触を残せる作品を作り上げた高畑監督、やはり凄い人だと思います。
[地上波(邦画)] 9点(2006-11-21 17:59:46)
6.  スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス
これもやはり近々公開のEp3のために、久しぶりに見返してみたのですが、まさか一番最初に見たときより面白く見ることができるとは予想していませんでした(ちなみに前の採点は6点でした)。以前は安易と感じられたストーリー展開も、今回はそれ程気にはなりませんでした。今では、このEp1の陰の薄さは、作品作りのまずさより以上に、物語の設定自体がその様な「薄さ」を強いたためではなかったかと思っています。  そもそもこの新三部作では、いかに共和国に暗黒面のとばりが落ちて行くかが描かれていると思うのですが(もちろん新三部作の中心的な主題は、アナキンの「変貌」にありますが)、そういう暗黒面の陰謀は、すぐにそれとわかる形で進める訳には行きません。分離の恐れが強まっているとは言え、共和国も一応は機能している中で陰謀を成功させるには、やはり水面下的な巧妙さが必要とされるでしょう  言ってみれば、この作品の陰の薄さは、映画的な劇的展開を見せるような陰謀は「陰謀」にならないという制約のゆえではなかったかと僕は思っています。もちろんヨーダを中心としたジェダイの面々は、この争いの背後に暗黒面の陰を感じますが、しかし一体どこからどこまでが仕組まれたことなのかまではわかりません。  今から思うと、最初に見た時に感じられた全体的な「薄さ」は、この陰謀の見え具合の薄さによっていたのかもしれません。昔はそれを「この作品の欠点」と見ていましたが、今ではそれもこの作品の持ち味の一つとして感じることができます。ところどころでじわりとその姿を垣間見させる暗黒面の陰の不気味さを、今回は楽しむことができました(とは言えこの様な見方は、一スターウォーズ・ファンの好意的な見方の一つでしかありません。中にはこの薄さを、あくまで作品の弱点と見る方もいらっしゃるでしょうし、それを否定するつもりは一切ありません)。  もちろん新三部作には、旧三部作には見られないような「傷」が散見されます(個人的には、ジェダイの資質が血液中の共生生物の多寡によって数値化されるという設定が、だいぶ興ざめでした。必要の無い設定だったのではと思われてなりません)。しかし僕自身は、以上の理由で十分この作品も楽しむことができました。ちなみに殺陣は、今回見直してみても相変わらず見事だと感じました。
[ビデオ(字幕)] 7点(2005-06-15 21:34:54)(良:1票)
7.  プレデター2 《ネタバレ》 
舞台が変わっても、映画の作りは「1」から全く変わっていませんね。「いつモンスター(あるいはゴースト、ゾンビ、etc)が出てくるの?」と観客をハラハラさせるタイプの映画は、続編を作る時にこういうところでかなり得をしていると思います。この映画はビジュアル面でも楽しめるので、退屈せずに見れました。<追記>既に指摘されている方がいらっしゃいますが、僕も今回気が付いて嬉しかったのでついでに。宇宙船に乗り込んだ時に、これまでに「狩った」獲物の骨が見えますが、その中にやたらと後頭部の長い骨が・・・AVPが12月に公開されますが、この骨がもし本当に「あれ」なのだとすれば、14年前からきっちり伏線が張ってあったということでしょうか。
6点(2004-11-26 23:38:09)
8.  もののけ姫 《ネタバレ》 
僕はどうも、こと『もののけ姫』となると、ダラダラと書いてしまう様です(もちろん今書いているこのレビューもそうでしょう)。そこでこの作品に関しては、個人的に最も重要であると思われるポイントに絞って、レビューを書いてみたいと思います。  この作品における最重要ポイント、それは「アシタカ」という人物に尽きるのではないかと思います。作品における表面的な構図(つまり「自然対人間」という対立構造)とは裏腹に、「自然」に関するメッセージ性はそれほど強くは無いのではないかと思います。そして仮に「強いメッセージ性」がこの作品にあるのだとしたら、それはただ一点、「憎しみへの警鐘」ではないかと思っています。  実際この作品では、「憎しみ」は様々に形を変えて描かれます(ある時は身体を蝕む不吉な痣として、またある時はヒルのようなぬらぬらした姿を取って)。そしてこの作品に関しては、その「憎しみ」は「死」とも密接に結びついているのです。『もののけ姫』においては、作中に渦巻く憎しみの源泉として、この「死(への恐怖)」が描かれています。そして主人公のアシタカは、作中の錯綜した対立構図(自然対人間、人間対人間、そして人間対「神」)と共に、この「憎しみ」と「死への恐怖」をも背負っているのです。  そして僕にとっては、このような「重荷」に対してアシタカが最終的にどの様な解決をもたらすのか、という点よりは、このような「重荷」から逃げ出すことなく、様々な状況に真正面から、しかも「憎しみ」をできるだけ排除した上で対決しようとしているその「姿そのもの」に、大きな魅力を感じています。この『もののけ姫』は本当に豊かな作品だと僕は思うのですが、個人的には、その豊かさの多くは、このアシタカという人物に負っているのではないかと思います。
10点(2004-07-22 11:47:21)(良:1票)
9.  ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク
皆さん厳しいですね・・・いやそれは本当に良くわかります。ストーリーはずさんだし、登場人物もマヌケ過ぎて、正直言って自分達でトラブルを呼び寄せているようにしか見えないのも事実です。ただ、僕としてはそういう雑な部分には目をつぶって(甘いですか?甘いですよね・・・)、純粋にエンターテインメントに徹したスピルバーグ映画としてみると、これは中々面白いと思っています。人間の本能的な部分を直撃するショック演出とか、手に汗を握らせるアクション性という点では、十分スピルバーグ作品としての水準は満たしているのではないかと・・・と、ダラダラ書きましたが、要するに自分が面白かったので(苦笑)この評価とさせていただきました。
6点(2004-01-24 18:53:30)
10.  Kids Return キッズ・リターン
言うまでもないことですが、僕は劇中のマサルともシンジとも似ていません(内外両面の意味で)。それでもこの二人が他人と思えないという事は、個人的には驚異的と思うほかありません。別に焦るという事でもないのに、どこからか滲み出てくるあの年代特有の危うさと、それを経た上でのあのラストの短い会話は、本当に味わい深いです。
10点(2003-11-30 20:43:02)
11.  PERFECT BLUE 《ネタバレ》 
これは面白かったです。そこら辺のB級サスペンスよりよほど良くできていて、恐いです。個人的には、アイスピックでの殺人シーン(某「@@@笑」の冒頭シーンよりも恐い・・・)など、多少正視に堪えないシーンがなくもなかったので、やや低めのこの点数ですが、それでも(既に指摘されている通り)アレハンドロ・アメナバール顔負けの二転三転する物語を満喫しました。
7点(2003-11-12 23:19:33)
12.  雲のように風のように〔TVM〕
TV放送当時は、結構テレビ局でも宣伝に熱心だったことを憶えています。CMを見て、「これは見てみたい」と結構楽しみにしていました(見ようと思ったのは、絵柄がジブリアニメっぽくて、本当に「ジブリアニメ」なのではないかと半分思いこんでいたからということもあるのですが・・・↓他の方のレビューを見ると、実際にジブリ作品に関わったスタッフが参加しているとのことで、びっくりしました)。別に不思議な出来事が起こるわけでもないのに、どことなくファンタジックで、とても印象的でした。一本の作品として見ても、とてもよくできたアニメだと思います。
7点(2003-11-12 19:53:41)
13.  ショーシャンクの空に
う~ん申し訳ありません、個人的にはそこまで感動しませんでした・・・確かに面白いし、印象的なセリフも、濃厚な雰囲気もあるのですが、その雰囲気が余りにも予定調和的に流れている様に感じました(実際僕はどんなラストか見当が付きました)。ただこの映画ではそんな事は問題では無いのかもしれませんが。
5点(2003-11-12 00:19:58)(良:1票)
14.  エイリアン4 《ネタバレ》 
最初に見た時はその余りの悪趣味さばかりに目が行って、思ったほど楽しめなかったのですが、今では「これはこれであっても良いのでは」と思い始めています。過去の三作と比べてこの4は個人的に物足りなかったのですが、恐らくそれはこの4においては、エイリアンの「未知性」といったものが欠けていると感じられたからです。第一作では、まさしく全くわけのわからない存在としてのエイリアンの不気味さがその恐怖感の中核であり、2や3ではややその恐怖感・不気味さが引っ込みましたが(ストーリーの中心が、2では「人間とエイリアンの戦争」、3では「人間ドラマとの絡みでのエイリアン」といったように、エイリアンという存在自体からはやや外れていたのでそれも当たり前なのですが)、エイリアンの存在自体はあくまで「わけのわからないもの」とされ、その未知性が温存されていました。しかしこの4においては、エイリアンからその未知性を(恐らく意図的に)削ぎ落とされ、研究対象として人間の手中に入れられます。しかし何よりエイリアンの未知性を奪った存在は、やはりこの作品における復活したリプリーでしょう。この作品に限っては、リプリーはエイリアン以上に「わけのわからない存在」となっています。その未知性は途中から出現するミュータント・エイリアンでさえ陰を薄くさせるほどです。個人的にはクローンを題材にしてやりたい放題している映画の内容にはやや付いて行けないところがあり、あまり好みではないのですが、前作とは内容で一線を画するという、このシリーズの美徳が現れているという点で、やはり「エイリアン」シリーズの一本だなと感じます。
6点(2003-11-08 20:25:56)
15.  次に私が殺される 《ネタバレ》 
皆さんも指摘されていますが、この監督は雰囲気作りとストーリーテリングが本当に上手くて、期待を裏切られるということがありませんね。ミステリアスな雰囲気と、一転また一転する終盤の展開に手に汗を握らせられました。個人的には『オープン・ユア・アイズ』よりも、比較的オーソドックスな作りのこの作品の方が好みです。
8点(2003-11-03 21:08:03)
16.  17歳のカルテ
登場人物たちの年齢が比較的近かったせいか、共感できる部分も多かったです。個人的にはアンジェリーナ・ジョリーよりも、精神的に不安定な少女(と呼ぶべきでしょうか、17歳という年齢はこういう場合でもやはり微妙ですね・・・)を演じているウィノナ・ライダーの方が印象的でした(もちろんA・ジョリーも、オスカーに値する熱演だと思います)。
8点(2003-10-24 01:05:37)
17.  アウトブレイク 《ネタバレ》 
こういうシリアスな感じの映画は大好きなので、結構期待しながら見たのですが、僕としては何だか思ったよりも雰囲気が「軽い」ように感じました。ただ細菌が広がっていく様子は、見ていてなかなかハラハラさせられました。
6点(2003-10-24 01:00:37)
18.  マトリックス 《ネタバレ》 
ストーリーに関しては、「自分が心底信じることが大事なんだ!」という思想が根本にあるのだと、思い切り単純化して楽しませていただきました(苦笑)。難解ということで有名なこの作品のストーリー、影響を受けていると言われている『GHOST IN THE SHELL』を先に見ていたおかげか、意外と気になりませんでした(個人的には『GHOST・・・』や、士郎正宗の原作の方が複雑だと感じました)。それと、公開当初から話題の映像表現には(遅ればせながら)圧倒されました。確かにこれでは騒がれるのももっともだと納得しました。
8点(2003-10-19 02:39:20)
19.  ガタカ 《ネタバレ》 
<未見の方は絶対に読まないでください>映像がきれいですね。「近未来の予想図」的な建物やら何やらを余り使わずに、主に雰囲気で近未来を表現しているところも好きです。ジュード・ロウ演じる「本物」のジェロームは味があって好きなのですが、ただ個人的にあのラストは不満です。たとえどんな理由があれ、「死で決着をつける」ラストは好きではないので・・・この映画の場合、ラストとしてはまとまっているのかもしれませんが、「本当に死ぬ必要があったのか」と思うとどうしても疑問を感じてしまいます。
7点(2003-10-18 19:31:50)
20.  機動警察パトレイバー2 the Movie
月並みなコメントですが、やはりこの作品はパトレイバーの映画・特車二課の映画と言うよりは後藤と南雲の映画ですね。映画とコミックス(とOVA)とで内容が多少とも変化するという傾向は、『攻殻機動隊』にも共通しているように思います。内容に関しては、濃密でシリアスな人間ドラマがとても面白かったです。
8点(2003-10-18 16:37:17)
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