1. アイ・アム・レジェンド
前半は面白いなあと思いながら見てたんですが、ラストが、え?これでもう終わりなの?という感じです。オメガマンなんかだともう少し感染者との攻防やドラマがあったのに…。あと感染者はCG使わず特殊メイクとエキストラで撮ったほうがきっと良かったと思います。 [DVD(字幕)] 6点(2008-07-27 00:48:18) |
2. アダプテーション
《ネタバレ》 ものすごくシニカルなコメディです。蘭に魅せられた男という本をいかに映画の脚本にするかというのがテーマであり、前半の主人公は生命を一本に束ねた描写をするだとか、脚本作りに苦しむ自身を描くとか言っており映画もその通り描かれます。ところが結局脚本が出来ず、後半は自身が冒頭で言っていたこういう映画にはしたくない(花をドラッグにしているとか記者と収集家の恋とか)という内容に思いっきりシフトします。そしてラストは弟にちょっといいことを言わせて死なせ、さらに昔の恋人との切ない関係や主人公が前向きに成長するという姿を描いて気持ちよく幕を閉じる、これでもかと観客へ迎合して脚本をまとめ上げましたという笑いなんですね。そしてその内容をアダプテーション(脚色であり適応)であるとタイトルづけるとは…。明らかにひねくれてますがチャーリーカウフマンの作品は変な魅力に満ち溢れています。 [DVD(字幕)] 7点(2008-07-03 02:26:13) |
3. ブラックブック
そもそもバーホーベン監督がこんな大作を作ったことが嬉しい。エログロ要素は相変わらずだけどそれが下品になる一歩手前でいい感じのパンチになってます。ただ私はオランダのレジスタンス活動やナチスとオランダの関係といった背景の知識が全くなかったため、いまいち状況を飲みこむのに苦労しました。第二次大戦中のオランダの状況をもっと詳しく知っていたらもっとこのサスペンスを楽しめたと思うのですが。 [DVD(字幕)] 7点(2008-05-24 23:31:49) |
4. 男たちの大和 YAMATO
意外にも兵士を英雄として描くわけでもなく、逆に声高に反戦を訴えるわけでもなく、淡々と乗組員と家族や友人のエピソードを描き重ねてゆく内容に好感が持てました。ただ現代のシーンは果たして必要だったでしょうか? ああいう構成にするとどうしてもタイタニックを連想してしまいますし、ストーリーとしてもあまり重要でなく無駄にテンポを悪くした感じがします。 [DVD(邦画)] 6点(2008-05-17 23:53:00) |
5. 未来世紀ブラジル
日常と非日常が絶妙に入り混じった世界観と予測不能なストーリー展開。これをバカバカしいと受け止めるか才能溢れる作家性と受け止めるかで評価は全く変わるでしょう。たとえついてこれない観客がでようとも監督の思念を押し通したようなこういう作品、私は大好きです。 [DVD(字幕)] 8点(2008-05-17 23:45:41) |
6. スニーカーズ
豪華キャストなのにどうしてこんなに地味な印象なのか。理由その1、音楽がほとんど入ってない。その2、アクションシーンがほとんどない。その3、ヒロインがおばちゃん。これで派手にしろというほうが無理です。そんな観客のニーズを無視したこの映画が好きです。 [DVD(字幕)] 7点(2008-03-21 23:52:22) |
7. それでもボクはやってない
これは映画なので最初から主人公はやってないということが分かっていまが、現実では容疑者が白か黒かは裁判官には分からないわけであり、わからないのに裁判で判決を出さなくてはいけなくなれば、どうしても裁判官個人の損得が判決の決め手になるというのはよくわかる気がしました。 日頃の自分の行いを振り返り、社会正義と個人の損得を天秤にかけなくてはいけないような時は少しでも社会正義を優先させられるようになろうと、自省する思いを感じました。 [地上波(邦画)] 9点(2008-03-02 01:23:10) |
8. ニューヨーク東8番街の奇跡
ジェシカ・タンディって魅力的なお婆さんですね。最初はただのお婆さんに見えましたが最後には知性と気品とかわいらしさのある女性に見えました。その他にも登場人物は皆なかなか魅力あるのですがストーリーは少々甘口。私も子供の時にこれを見ていたら喜んでいたでしょうが、残念ながらそんな時代は今は昔… [地上波(字幕)] 6点(2007-12-19 19:12:36) |
9. バイオハザードII アポカリプス
《ネタバレ》 嫌がる女性報道員に無理やり一人で子供探しに行かせて、ジルもひどい奴だな。予想通りあっという間にゾンビのえじきになったじゃないか… [地上波(吹替)] 6点(2007-11-04 13:47:17) |
10. デイ・アフター・トゥモロー
良くも悪くもローランド・エメリッヒらしい映画です。予想通りの内容で安心できます。しかし前半にスペクタクルシーンを集めて、後半は地味なシーンばかりなので、なんだかテンションがどんどん下がっていく上にラストも「これで終わり!?」的な印象です。 [DVD(邦画)] 6点(2007-08-31 20:46:43) |
11. 007/カジノ・ロワイヤル(2006)
この映画を見る前日、たまたま職場で救急救命の研修を受けてました。そしたらこの映画でAED使って心室除細動するシーンと、終盤ヒロインに人工呼吸と胸部圧迫するシーンが出てくるんですが、まさに研修の内容そのままでした。この映画そのくらい現実に忠実です。そういう意味では旧作のカジノロワイヤル同様007の番外編かもしれません? [DVD(字幕)] 7点(2007-07-05 20:35:40) |
12. ラッキーナンバー7
面白かった! 脚本もよくまとまってるんですが、一番良かったのはジョシュ・ハートネットの演技。中盤まではのんびり飄々とした青年なんですが終盤意思の強い鋭い男に一変します。ここまで雰囲気を変えられる演技派だったんですね。デビルのブラピに近い役どころですがジョシュの演技のほうがずっと光ってます。 [DVD(字幕)] 8点(2007-07-05 20:20:51) |
13. 大日本人
CGで描かれるバトルシーンは大迫力で笑いもあります。しかしそれ以外のシーンはテンポが悪すぎる上に面白くありません。狙いはある程度わかるのですが楽しめるものではありませんでした。オリジナリティーはあるかもしれませんが独善的で観客に不親切な箇所も多いです。雑誌で松本人志が行う映画批評はなかなか鋭かっただけに残念です。 [映画館(邦画)] 4点(2007-06-03 04:37:21) |
14. ヒストリー・オブ・バイオレンス
ヤバイ。久々にしびれる映画だった。ストーリーがどうこういう問題じゃなくて、単純に見て気持ちの奥底の何かを揺すられる感じがした。相変わらずクローネンバーグ監督は間・音楽・色とかの使い方は抜群に上手い。デッドゾーン以来のクリーンヒットかな。自分で脚本を書かずに監督に専念すると絶品になるというのが、この監督の不思議なところ… [DVD(字幕)] 8点(2007-01-16 00:57:54)(良:1票) |
15. ソウ2
よくもまあ、こんなに人を嫌がらせるシチュエーションを次々と考えつくもんだと思う。(笑)ただ意外なほど前作と違ったアイデアが盛り込まれていて、マンネリ感やネタ切れ感は全く無いのには驚いた。続編映画はほとんどの場合ショボくなるもんですが、この映画は前作を踏襲した上で新しい話を描いてくれている。続編としては大成功だと思う. [DVD(字幕)] 7点(2007-01-13 20:42:11) |
16. ポセイドン(2006)
この内容でこの監督、しかもカート・ラッセルやリチャード・ドレイファスが助演とあったので相当期待出来ると思って見たんですが…、カート・ラッセルはともかくリチャード・ドレイファスを使った意味がさっぱり分からない。しかもこれだけの俳優と監督を揃えてのリメイクでありながら90分は短すぎる。面白かっただけに残念なところが多い作品。 [DVD(字幕)] 6点(2007-01-13 20:30:25) |
17. ゴッド・ディーバ
ブレードランナーばりの近未来世界にミステリアスな人物がどんどん現れるので、派手なアクションは無くてもこの世界観だけで楽しめます。ただ最後まで話の細かいところが説明されないので「結局何だったの?」感は残ります。それでも全くの異世界へトリップさせてくれるこの作品、好きか嫌いかと問われれば間違いなく好きです。 [DVD(字幕)] 7点(2007-01-13 11:50:35) |
18. スペースバンパイア
安っぽい映画を想像してたら意外とスケールが大きくて驚きました。前半のエイリアンと犠牲者の行動を通して感染の仕方が分かっていくあたりで引き込まれ、あとはゾンビパニックで一気に見られます。それにしても前半の犠牲者はミイラっぽいメイクなのに後半は思いっきりゾンビですね。あと街がゾンビだらけの後半はもっと怖い音楽にすれば相当怖くなったはずなのに、音楽がスペースオペラチックなので全然怖くありません。音楽によって印象って変わるもんですね。 [地上波(吹替)] 6点(2007-01-04 05:51:10) |
19. 25時(2002)
う…、俺この主人公たちとほぼ同年代だと思うんだけど、一つ一つのエピソードの心情は理解できたが、肝心のこの映画の主題がどこにあるのか良くわかんなかったし、なんで25時ってタイトルなのかも分かんなかった。他のみんなはしっかりとしたレビューしてるのになあ。俺ってもしかしてアフォなのか? [DVD(字幕)] 7点(2006-10-03 00:54:16) |
20. ボウリング・フォー・コロンバイン
ドキュメンタリーで、しかもこのテーマで商業的に成功していることが驚き。だってみんなお金払って監督の主張を聞いてるってことでしょう? そんなことを成立させてしまうムーア監督の手腕は相当だと思います。一見銃社会への警鐘がテーマかと思いきや、本質は政府やマスコミといった権力への批判がテーマです。そう意味では最後にチャールトン・ヘストンに謝罪を求めるのはやや見当違いな気がしないでもないですが。でも概ね監督の主張には共感してます。 [DVD(字幕)] 7点(2006-10-02 03:17:44) |