1. 硫黄島からの手紙
これほどまでに辛く、悲しい戦争映画があったでしょうか?映画が終わった後、そして今でも、終盤のシーンを思い起こすと涙腺が緩みます。軍国主義的思想の下、自決を選んだ兵士、家族の元に帰りたいという思いで生きようとした兵士、日本の未来を思い、最後まであきらめずに戦った栗林忠道、この映画が他の悲壮映画と一線を画しているのは、”一般市民”ではなく、”戦った兵士達”の悲劇を描いている点だと思います。また、ハリウッド映画でありながら忠実に日本を描けている点も忘れてはいけません。第二次世界大戦から60年を経た現在、映画の中でいくら戦争の悲惨さを説いても、戦争はなくなっていません。しかし僕らはこうして考えることができます。金銭面をある程度無視してこの映画を作ってくれた製作陣には心から感謝します。 [映画館(字幕)] 10点(2007-01-01 18:07:13) |
2. シモーヌ
内容云々よりもこの映画のテーマである”映画を作るのは監督か役者か?、CG役者は本物を越えられるのか?”が大好きです。DVD特典のインタビューでアル・パチーノがいいことを言っていたのでこの場を借りて、、、”見る側が映画に没頭している時、そこには役者と見ている人との心の会話が成り立っているんだ。だからCG役者は絶対に本物を越えることはできないと思う。” [ビデオ(字幕)] 10点(2005-10-28 15:29:10) |
3. ソウ
2を見た後なのでレビュー変更。 やっぱりこの作品はよく出来ていると思います。VSジグソーとの知略戦はスリル満点だし、周到に張り巡らされたヒント、トリック、なんとも見事ですよ! [映画館(字幕)] 10点(2005-10-28 13:11:47) |
4. ヒトラー 最期の12日間
《ネタバレ》 「知らなかったでは済まされない」トラウドゥル・ユンゲ氏のインタビューに心を動かされました。敗戦国としての自国の悲惨な有様を示すだけでなく、このような戒めの意味を込めたメッセージをのせた映画は初めてです。 これほどの戦争映画にはめったにめぐり合えないでしょう。 [映画館(字幕)] 10点(2005-10-27 16:57:49) |
5. 時をかける少女(2006)
シリアスなものを想像していたので、かなり面食らっちゃいました。タイムリープや未来の世界なんてのはもはやどうでもよくて、一番に描かれていたのは甘酸っぱい青春でしたねー!ガキっぽい、小さい、なんて思いながらも、やっぱいいなー、ってところです。 [DVD(字幕)] 9点(2007-05-03 13:43:45) |
6. ロッキー・ザ・ファイナル
息子との心の対話は一見支離滅裂な感じもしたが、そんなことどうでもいいくらい熱かった。年をとって少し落ち着いた雰囲気になったロッキーが語る言葉は熱かった。映画館でロッキーを見るのはこれが最初で最後、改めて聞くテーマ音楽はイントロだけでうるっときた。個人的にはシリーズで一番ぐっときた。サンキュー!! [映画館(字幕)] 9点(2007-05-03 01:02:36) |
7. インファナル・アフェア
面白かったです。”潜入捜査”というテーマからすると派手なアクションものになってしまいそうなイメージがありますが、型にはまらず、沈黙に重きを置いたことで、終始緊迫感が画面を支配していたように思います。 [DVD(字幕)] 9点(2006-11-27 02:38:10) |
8. クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦
まさかこんなことが、、、と思ってしまいました。クレヨンしんちゃんといえば小学生以来見ていなかったわけで、敬遠ぎみになってしまいがちでしたが、なんとなんと!!!! 固定概念に縛られることの愚かしさを改めて教えられて気分です。みんなのシネマレビューに登録していなかったら出会えなかった作品でしょう! [ビデオ(邦画)] 9点(2006-05-06 03:59:31) |
9. ロード・オブ・ウォー
《ネタバレ》 ”You can call me evil but it is necesery for you”だったかな?終盤ニコラス・ケイジがイーサン・ホークにいった言葉が心に残っています。 それにしてもなんとテーマの重い作品であることか、、、アメリカ合衆国そのものが巨大な武器商人であるという結論には思わず舌を巻きました。これならハリウッドが製作資金を出さなかったのにもうなずけます。実に勉強になる作品でした。 [映画館(字幕)] 9点(2006-01-01 18:20:11) |
10. ソウ2
《ネタバレ》 終盤のシーンとソウ1とのかかり具合がとにかく見事でした。ただ、無駄にグロいシーンが多すぎるので、そこはどうかと思いますが、旧ジグソーと新ジグソーの違いを表しているのだとすれば、まあ納得です。 [映画館(字幕)] 9点(2005-11-05 23:45:12) |
11. ニューオーリンズ・トライアル
テンポのよさ!衝撃のラスト!文句のつけようがありませーん! [ビデオ(字幕)] 9点(2005-10-29 00:04:48) |
12. ポーラー・エクスプレス
《ネタバレ》 寒い12月にふと見に行って心が暖まりました。リアルタイムで劇場鑑賞することの楽しさを改めて教えてくれた作品です。ありがとう!ゼメキス! [映画館(字幕)] 9点(2005-10-28 23:29:04) |
13. デイ・アフター・トゥモロー
自然災害によって吹き飛んでゆく文明、この作品は地球を破壊し続けてきた人類への”戒め”がテーマだったと思います。メロドラマが下手に長引かず、CGも迫力満点、なかなかよかったです。 [地上波(吹替)] 8点(2006-11-20 23:53:06) |
14. 父親たちの星条旗
《ネタバレ》 序盤の船上での一夜、曲の終わりと同時にライターの火が消えるシーン、最初はなんてオシャレなんだろうと思いましたが、すぐ後の戦闘シーンで一変します。硫黄島での戦闘シーンは、風景の灰色っぽい感じと地面にもぐりこんだ日本軍の無言の攻撃がとにかくリアルで恐怖感すら覚えました。今にして思えば、ライターは硫黄島で消えてゆく命の灯火を表現していたのではないかと思います。 その後は本国に戻った3人と硫黄島の回想の連続、ここもテンポよく見ることができましたが、終盤、3人の戦後の人生を描いていたところではちょっと作品の焦点がぼやけてしまったような気がします。 英雄として祭り上げられ、国家予算やショウビジネスに利用されていく3人の苦悩する姿、さらにはネイティヴアメリカ人に対する差別など、具体的なメッセージは何一つなかったと思います。見るものに対する問いかけ、こういう作品は嫌いではありません。 [映画館(字幕)] 8点(2006-11-01 18:40:47) |
15. レッド・ドラゴン(2002)
《ネタバレ》 なかなか面白かったです。犯人のしょぼさがが少し気にかかりましたが、、、なーんで最後犯人復活したんだ? [地上波(吹替)] 8点(2006-10-06 13:25:17) |
16. ユナイテッド93
《ネタバレ》 事実をドキュメンタリータッチで描いていながらもドキュメンタリーではなく、また、メッセージ的なものも一切感じられなかった、という点からすれば、今までに体感したことのない、全く新しい映画だと思いました。貿易センターに飛行機が突っ込むシーンや、最後の落下シーンでショックが大きかったのは、そのあたりによるところが大きいのかもしれません。とても痛烈でした。残念だったのは画面の揺れがあまりにすごくて、かなり気持ち悪くなってしまったことかな、、、ラスト30分くらいは本当にしんどかったです。(涙) [映画館(字幕)] 8点(2006-08-20 11:06:36) |
17. 宇宙戦争(2005)
《ネタバレ》 序盤の地面が割れるシーン、あそこで一気に引き込まれました。カメラがどーっと地割れを追いかけていくシーンはすごかったー!一番怖かったのは、すぐ後の謎のマシーンの攻撃で人間が消滅していくところですかねー。ダコちゃんと同じくらい泣きそうでした!そこからもしばらくは画面に釘づけ状態でしたよー!主人公の家族関係意外は基本的に何の説明もなく、ただ謎のマシーン(テトラポットでしたっけ?)があって、ひたすら人間を駆除していく、という点と、山で戦車やヘリが突撃していくものの、おそらくは歯がたっていないであろうと思われる爆発シーン(やられているところをあえて見せていないのがよかった)、あとは赤色に包まれた景色のシーン、この辺りでものすごい絶望感にひたることができました。多くの方々の指摘にある通り、家族愛等は余計なものに感じましたが、もともとスピルバーグは”ドラマは下手だ”というレッテルを貼られていますし、その辺は割り切って見ることができました。この作品は”恐怖の演出”というところに絞れば、素晴らしいものがあると思います。H・G・ウェルズの原作、オーソン・ウェルズのラジオ放送、旧宇宙戦争を全て知った上での満足感でした。 [ビデオ(字幕)] 8点(2006-05-20 03:18:26)(良:1票) |
18. オーロラの彼方へ
大学の授業で”無線で何が出来たらいいですか?”の問いに対してこの映画を思い出して”過去と通信できたらいいと思います”と答えたらくらわされました。 まぁなにはともあれ前半は奇跡の感動物語、後半はサスペンスという展開はなかなか面白かったです。 [地上波(字幕)] 8点(2005-12-27 13:52:13) |
19. グラディエーター
スペクタクルにしてはコンパクトにまとまっているところがとても珍しい。非常に見やすい作品ではないでしょうか。 [ビデオ(字幕)] 8点(2005-11-13 03:18:25) |
20. スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐
《ネタバレ》 つっこみたいところは本当に多々あります。しかし、アナキンのパドメへの愛が結局彼をダースベイダーにしてしまったという悲しい結末には納得です。 [映画館(字幕)] 8点(2005-10-29 09:59:17) |