1. 幸福な食卓
みんな不器用だけど、慎ましく一生懸命生きていて、シミジミといい映画だなぁと観ていたのですが…、後半は涙が止まらなくて、終わったら兎目になってました。 人の想いが心に沁みる実にいい映画でした。 [映画館(邦画)] 10点(2007-02-01 20:41:21) |
2. 男たちの大和 YAMATO
登場人物一人一人の気持ちを丁寧に描いてあったので、いろんな人たちに感情移入しまくりで、後半は涙が乾く暇が在りませんでした。それほど期待してなかっただけに嬉しい誤算でした。 [映画館(字幕)] 10点(2005-12-19 01:28:17) |
3. いま、会いにゆきます
《ネタバレ》 ただ不思議な(設定には突っ込まないで観なきゃならない)話かと思ったら、“そう言うことだったのか”っていう続きがあって完璧にヤラレました。大切な人と一緒に観たい、勧めたい映画です。初めて映画館で3回観た映画になりました(3回ともエンドロールが終わって客電がつくまで誰一人席を立たないと言う感動的な経験もしました)。悲しい展開ではあるのですが、見終わって元気が出るのは、エンディングの歌も手伝っていた様に思います。『ラスト・プレゼント(韓国映画)』が好きな私としては、こういう展開はハマります。 [映画館(字幕)] 10点(2005-10-27 22:26:14)(良:1票) |
4. ラスト・プレゼント
医者からも見放される病に冒されてしまった妻とその旦那で才能はあるのだけれど売れない漫才師の男の夫婦。妻は夫にその事を知られまいとし、夫は妻に自分が知っていることを知られまいとする。その上で、相手に対して自分は何が出来るのか、お互いが考えて…。単純に可哀相って言うのでは無く、互いを思いやる気持ちが痛いほど伝わって来るので、その感動で心が震えて涙が止まりませんでした。そして、一見救いようの無い物語にも関わらず、観た者が温かい気持ちに包まれて映画館を後に出来る、ホントに素晴らしい映画でした。 10点(2003-02-15 11:23:13) |
5. カンフー・パンダ
観る予定は無かったのですが、英語会話の先生がやたら勧めるので観ることに。 ストーリーは適当で単に笑いだけの映画かと思っていましたが、色々と身につまされる事も在って、ストーリーの単純さが逆に素直に心に響きました。 英語会話の先生がやたら勧めるだけ在って英語も易しくて(DVDが出たら英語の勉強にきっと買います)、いいことずくめのアニメでした。 パンダの表情が実に良かった! [映画館(字幕)] 9点(2008-08-14 02:08:57) |
6. アフタースクール
《ネタバレ》 今年一番の邦画でした。 ストーリーも全く知らずキャスティングだけで、観たくてしょうがなかった作品で、この面子で面白くない物が出来るワケが無いとハードルを上げるだけ上げてました。 そんな期待の中で、物語はシリアスなサスペンスの方向へどんどん向かって行きナゾはどんどん膨らんで行くのですが、”単なるサスペンス物を作るのに何でこんなキャスティングをするかなぁ”と正直、途中ずっと思って見てました。 でも後半から、このキャストに期待した見たいキャラクタ付けがちゃんとなされていたのが分かって、タネが明かされる度に”ヤラレタ!”の連続でした。前半のイライラが一気に解消して行く心地良さは、きっと狙いなのでしょう。 2度目は全く違う目線で見れるので、時間が在ればもう1回観てみたいです。 [映画館(邦画)] 9点(2008-05-26 00:03:42) |
7. 隠し砦の三悪人 THE LAST PRINCESS
同じ黒澤作品のリメイク「椿‥」が全くダメだったので(主役の違和感が拭えず)、ちょっと心配していたのですが、杞憂でした。 今回のキーパーソンは雪姫。 彼女に吸引力が無ければ、この映画はストーリだけの中身の無いモノになってしまうのですが、国の再興を託されたお姫様役を長澤さんが魅力的たっぷりに演じていたので、周りの登場人物たちの感情の流れに無理が無く、只々ワクワクされられっぱなしでした。 超娯楽大作の王道を行く作品でした。 [映画館(邦画)] 9点(2008-05-11 00:09:06) |
8. キサラギ
《ネタバレ》 展開が全然読めない。 イチゴ娘が誰なのかは分かったのですが、その先の家元の関わりを どう決着を付けるのか全然読めなくて、、、 いや~、あの持って行き方は、ヤられました。 「12人の優しい日本人」に匹敵するスチュエーションコメディーの傑作です。 [映画館(邦画)] 9点(2007-08-15 03:49:46) |
9. ロッキー・ザ・ファイナル
「東京タワー」が、オカンと息子なら、こちらはオトンと息子の物語でした。 “父親とは?”“人生とは?”試合の結果よりも、そこまでのドラマが、この映画の最大のテーマ。60になっても、大事なモノを失っていない熱い男、ロッキーでした。 [映画館(字幕)] 9点(2007-04-30 22:44:03) |
10. ブラッド・ダイヤモンド
《ネタバレ》 人が虫ケラの様に殺されていく数々のシーンは、目を背けたくなるくらい強烈でした。 自分の事だけ考えて生きる事の空しさをデカプリオ演じるアーチャーがいつ気付くのか、そこに焦点を当てて見ていたのですが、他の2人の中心となる登場人物のそれぞれの立場から発せられる強烈な想いが徐々にアーチャーの心を揺さぶり葛藤を生んでゆく展開は予想している事とはいえ、やっぱり感動させられました。 [映画館(字幕)] 9点(2007-04-30 22:42:12) |
11. ホリデイ
《ネタバレ》 この監督の「ハート・オブ・ウーマン」が大好きな映画だったのですが、今回も大当たりって言う感じで、実にいいロマンチック・コメディ映画でした。 2組カップルの周りのキーマンも実に魅力的(脚本家だった老人と、あの2人の娘)でした。 [映画館(字幕)] 9点(2007-03-27 00:59:47) |
12. バブルへGO!! タイムマシンはドラム式
ゲラゲラ笑って、ちょっぴりホロッとさせて、こういう軽快なデートムービーって、前の「メッセンジャー」もそうですが、結構好きなので+1点甘めです。まあディテールに拘って重箱の隅をつついて見る人には全く薦めません。何せ洗濯機がタイムマシンなんですから。そういう馬鹿っぽさも“頭悪そ~!”って楽しめるなら、観て損のない実に愉快なコメディ映画です。 [映画館(邦画)] 9点(2007-02-12 03:30:08) |
13. プラダを着た悪魔
信念も才能もある主人公のアンディが、カリスマ編集長ミランダに振り回されながらも自分を磨いて行く等身大の女性として描かれていて感情移入もし易く、年代的にミランダの立場にも立って観られたと言うこともあって途方も無いワガママも許せたりと、2つの視点でスゴク楽しめた映画でした。久々に洋画で面白い映画が観れて満足でした。 [映画館(字幕)] 9点(2006-12-05 04:51:47) |
14. 幸福のスイッチ
《ネタバレ》 馬鹿にしている父の仕事を手伝う事で、拗ねていじけた怜(上野樹里)の気持ちが次第に解けて行く様がとても丁寧に描かれていて、実に後味のいい映画でした。 キャストもいいし、もっと沢山の劇場で長く上映して大勢の人に観て欲しい映画です。 [映画館(邦画)] 9点(2006-11-08 14:48:12)(良:1票) |
15. 手紙(2006)
《ネタバレ》 今の生活がいつか壊れるかもしないと言う思いで生きて行く内は、そこでの幸せは本当の救いをもたらさない。 殺人犯の弟と言うことで受け続けた“差別”。ひたすら隠し逃げ回る事でしか為すすべを持たなかった直貴の“不当な差別”と言う思いに対して“差別は当然の事なんだ”と言う言葉から、この映画の伝えたかった想いが加速して行きます。 この杉浦直樹さんの出番までは、割と在り来たりの展開でTVの2時間ドラマみたいだったのが…、、、ヤられちゃいました。 一つ欲を言えば、直貴を影から支え続けた由美子のバックボーンについて、いきなりのセリフによる説明だけで終わらせないで、頭の方で匂わせつつ映像的なフォローも在ればもっと良かったかも。 コンプレックスを抱えて生きている人には是非勧めたい“元気の素”な映画です。 東野圭吾さんの本はよく読んでいるのですが、本作は未読。 [映画館(邦画)] 9点(2006-11-04 12:20:13) |
16. フラガール
《ネタバレ》 エンドロールを見てビックリ。主役は松雪さんだったんですね。私は主人公が紀美子だと思って観ていたので、まどかが去ろうしたシーンの展開がちょっと以外な思いで観ていましたが、エンドロールでなるほどと。主人公を間違えてしまって見てしまう映画って初めての経験でした。 沢山の登場人物の思いが丁寧に描かれていて、泣き所も笑い所も満載な素晴らしい映画でした。 南海キャンディーズのしずちゃん自身のキャラクターの濃さに登場人物として最初は見れずにいて浮いた存在で終わってしまうかと思っていたのですが、大事なシーンではしっかりと泣かせてくれました。 [映画館(字幕)] 9点(2006-10-01 12:08:25) |
17. クラッシュ(2004)
《ネタバレ》 「マクベス」の“キレイは汚い、汚いはキレイ”が脳裏をよぎる、そんな映画でした。 これだけのエピソードを関連付けながら、よくぞここまでまとめ上げた物ですね。 素晴らしい! [映画館(字幕)] 9点(2006-03-10 23:30:11) |
18. キング・コング(2005)
全く興味が無かったんですが、異常に観た人の評判がいいので観てみたら、アッと言う間の3時間でした。映画館で観ておいてホントに良かった。高いところが苦手なので、人一倍ハラハラしました。 [映画館(字幕)] 9点(2006-02-04 03:00:59)(良:1票) |
19. JSA
《ネタバレ》 『シュリ』を越えたと言う評判でしたが(と言っても観たことが無い上、初めて観る韓国映画だったのですが)、前評判を裏切らない素晴らしい映画でした。38度線を挟んだ国境警備の兵士の物語で、途中笑える箇所も沢山在るのですが、全てはラストで明らかになる重い重い真実への伏線になっていました。ここまでズッシリとした重量感の在る映画は久々でした。エンドロールが流れても席を立とうと言う気にならず、余韻にずっと浸ってました(ハンマーで頭を殴られたくらいの衝撃でした)。 [試写会(字幕)] 9点(2006-01-04 20:39:30) |
20. はつ恋(2000)
2000年度の邦画No.1でした。大きな展開は在りませんが、切なさが何ともしみじみと胸にしみる作品でした。 [映画館(字幕)] 9点(2006-01-04 20:24:54) |