Menu
 > レビュワー
 > rosebud さんの口コミ一覧
rosebudさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 45
性別 男性
自己紹介

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(投票数)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
評価順123
投稿日付順123
変更日付順123
>> カレンダー表示
>> 通常表示
1.  スティング 《ネタバレ》 
映画館も含めて10回以上見ている作品なのですが、午前10時の映画祭でスクリーンで見ました。 もはや、次の展開とか分かりきっているのですが、それでも面白い。 音楽も含めたクラッシックな雰囲気に入り込めるのだろう。  初見の人には、ラストのどんでん返しが衝撃的だろうが、ラストのどんでん返しを知っていても、 再見で伏線の回収の仕方が分かり、2度目以上の方が面白いという不思議な映画。 よっぽど、頭がよくなければ1回だけでは分からないからね。  詐欺グループたちが楽しそうにノミ屋のセッティングをしているシーンを見て、この映画も こういう雰囲気で撮影されてきたのかなと思う。
[映画館(字幕)] 10点(2019-12-04 23:30:32)(良:1票)
2.  男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼け
宇野重吉といえば劇団民藝の顔であり代表。おいちゃんこと下條正巳もおばちゃん三崎千恵子も劇団民藝出身。この二人にとっては、自分たちの恩師というか演劇的に言えば原点の人との共演になった。ほんの数分の出演だが圧倒的存在感を示した大滝秀治、佐野浅夫も劇団民藝の俳優である。ちなみに博こと前田吟は俳優座出身。民藝、俳優座と言えばもう一つはの雄は文学座だが、その文学座の看板女優である太地喜和子をマドンナに迎え、新劇三代巨頭に演技バトルを競わせたのがこの作品である。そう考えるとこの作品がとらやの茶の間のシーンから以上にテンションが高い理由も分かってくる。劇団出身ではないタコ社長にまでそのテンションが伝染していくし。山田洋次は俳優の魅力を最大限に生かし、それを映画に反映させるというのが得意の手法だが、主役から端役まであまねく網羅させ成功したのがこの作品である。しかも、山田洋次はこの俳優陣を使い、大笑いさせたり、しんみりさせたり映画の中で振り幅を大きく変えてくるので、見ている方は映画に翻弄させられるしかない。男はつらいよシリーズの最高傑作は寅次郎相合い傘 だと思うが、寅次郎夕焼け小焼けはプログラム・ピクチャーの枠を超えた日本映画の最高傑作の一角に入っていい作品ではないかと思う。
[映画館(邦画)] 10点(2014-03-30 05:03:01)(良:2票)
3.  ヘルプ 心がつなぐストーリー 《ネタバレ》 
結構、深刻なテーマをユーモアを交えながら軽やかに描くというのは、私好みであり、なんか映画に瑞々しさを感じた。それもそのはずで監督は長編映画は1作目だそうだ。一方でこの映画の主要キャストが各賞でノミネート、受賞し評価を受けているということは、監督に確かな演出力があった証拠である。最終的に悪人探しにならず、制度そのものに翻弄される人々の姿を描いたところも好感が持てる。ここ最近の映画で一番好きな作品だ。
[映画館(字幕)] 10点(2012-10-21 21:47:11)
4.  転校生(1982)
男に変わった小林聡美と、一美に戻った彼女が全然別人に見えるほど見事な演技であった。青春時代の甘酸っぱさを残した永遠の名作。それ以外に言いようがない。
[映画館(邦画)] 10点(2008-05-14 23:02:13)
5.  グロリア(1980) 《ネタバレ》 
昔、黒澤明が選ぶ100本の映画という企画があり、黒澤監督がこの作品を100本の中の1本に選んでいたのを見て意外だなと思った反面、さすがに見る目がるなと思い(黒澤監督に失礼だけど!)、嬉しくなった気持ちがある。考えてみれば、隠し砦の三悪人と共通する部分があるかもしれない。私がこの映画を初めて見たのは、高校生のときだったが、最近再見してもジーナ・ローランズの迫力に圧倒されたのは同じだった。とにかく、いきなりリボルバーを出し車に乗っているマフィアを撃つシーンは鳥肌ものだった。夫のためにニューヨークのやばい所を走り回らなければいけない撮影を、たぶんブツブツ文句を言いながら挑んだジーナ・ローランズとグロリアが妙にシンクロしておかしいのだが、夫に引き出されて女優としての存在感を圧倒的に示した。そういえば、黒澤はここまで、女優の魅力を引き出したことはないように思える。
[映画館(字幕)] 10点(2008-05-14 21:35:07)
6.  明日に向って撃て!
私が学生の頃には2本立てで3~500円で見せてくれる名画座があちこちにあったのですが、その名画座で掛かっていない時が無いと言っていいほど人気があったのがこの作品でした。未見の映画と伴映で、何度見たかか数え切れないほど見てしまいました。この映画の良さはみなさんに語り継がれていると思いますので、敢えて触れませんが、この後、私が好きな映画のジャンルがロードムービー、追いかけっこ、逃げる映画になってしまったのは、この映画の影響です。 「一番好きな映画は何?」という質問に、「明日に向かって撃て!」と答える、個人的にそういう作品です。
[映画館(字幕)] 10点(2007-07-22 16:55:24)(良:1票)
7.  デーヴ 《ネタバレ》 
古き良き時代のフランク・キャプラを彷彿とさせる作品。予定調和と言われようが甘いと言われようが、世知辛い映画が多い昨今こういう映画をもっと製作して欲しいと思う。アメリカ映画の良さが全面に出た傑作。見た後何日間は気持ちがホカホカして余韻に浸れました。
[映画館(字幕)] 10点(2007-07-22 16:29:15)
8.  日日是好日 《ネタバレ》 
映画館で鑑賞して1年後くらいにCSで再度鑑賞。 主人公の女性が女子大生から社会人になる過程を茶道を通して描くという話で、 基本的にストーリーとしてはどうってことがない。むしろ平板。 ただ、私はこういうストーリーがないような映画が好きで、この映画も晩春の 系譜の成功した作品だと思う。  ストーリーは大したことはないが、淡々とした美しい映像により、思春期から大人の女性に 成長する主人公の感情の揺れはすさまじく、ジェットコースターのように上下していき、 彼女の心情に思入れながら見るとこちらの心も揺さぶられる。  個人的には茶道とは何かというより、茶道を通していかに感性を磨くのかが、この映画の 裏テーマのような気がする。感性というのは持って生まれた先天的なものかもしれないが、 磨かなければ研ぎ澄まされないと感じた。  映画館で鑑賞する際、内容キャスト何も知らずに見たのだが、樹木希林がお茶の先生というのは、 少し驚いたし面白かった。一般的な茶道先生のイメージと違って、気さくで重要なポイントでは 厳く、なんか本当に理想な先生を演じてくれた。また、要所では樹木希林のオーラを感じるような、 カットを入れて、樹木希林さんの遺作として掉尾を飾ったよう感じがする。  繊細な感情の揺らぎを描く、日本映画でしか出来ない作品をもっと見たいと思う。
[映画館(邦画)] 9点(2019-11-24 11:44:04)(良:1票)
9.  ゴッドファーザー 《ネタバレ》 
私がこの映画を見たのは、70年代のリバイバル上映、そのあとTVで1回、今回の午前10時の映画祭で3回目になる。 私は3部作を全て見ているが特別ゴッドファーザーシリーズの熱狂的なファンという訳ではない。 最近、アメリカのオールタイムベストみたいな企画を見るとゴッドファーザーが1位になっていて、そんなに凄かったかな?と確認の意味もあって今回鑑賞した。 結論から言うと私のベストワンにはならないけど、アメリカ人がベストワンに選ぶ気持ちが分かる素晴らしい内容だった。 日常の風景からいきなり殺戮場面に移る演出はいまでは当たり前だが、この手法を始めたのはこの映画だろうし、どの映画よりもインパクトは大きい。 それにしても、今ではお馴染みの俳優が出演しているが、ブランド以外は当時無名だったというのが驚かせるし、比較的静かな映画ではあるが当時無名だった各俳優が躍動しているように見えた。個人的には髪の毛のあるロバート・デュヴァルが少しツボだった。 アメリカの大河ドラマとしては風と共に去りぬとゴッドファーザーが今後も1・2位を争うことになるだろうが妥当な選択だと考える。
[映画館(字幕)] 9点(2019-06-13 06:12:15)
10.  シェイプ・オブ・ウォーター 《ネタバレ》 
予告編を見た段階では、面食いの私としてはこの主役に感情移入することはないなと思っていたのだが、実際には開始数分位でこのヒロインを可愛いと感じてしまい、後は最後まで引きずり込まれて見てしまった。 ストーリー上はいろいろ突っ込み所はあると思うが、ファンタジーとして見れば私としては全然問題では無かった。 半魚人というのは一種のメタファーで恐らく今のアメリカ社会はマイノリティに対する待遇が変わりつつあると思うのだが、マイノリティに対する優しい視線と厳しい現実を描き、この監督自体オタク少年でマィノリティであったためにその心情と現代に対する警告を描けたのかと思う。 ファンタジーでありながらも1本筋の通った主張があり、なおかつ面白いというある意味理想の映画表現のような気がする。  印象的な素晴らしいシーンも多いのが嬉しかった。特にヒロインが半魚人に抱かれている表情やミュージカルのシーンや。  それと、「ヘルプ 心がつなぐストーリー」と「ドリーム(Hidden Figures)」に出演していたオクタヴィア・スペンサーがこの作品でも主人公の同僚で友人として出演していたが、彼女は名作請負人と思えてしまう。
[映画館(字幕)] 9点(2018-03-04 18:51:40)(良:1票)
11.  モスラ対ゴジラ 《ネタバレ》 
「モスラ」「キングコング対ゴジラ」などと来て、怪獣映画で政治問題や世相を入れようという流れになり、それはそれで成功しこの作品もその流れのだが、さすがに3~4番煎じとなり、イマイチストーリー的には曖昧になっている。それよりキンゴジで脇役扱いになってしまったゴジラを再度主役に置いて、ゴジラの悪役度を最大限に出したのがこの作品である。ゴジラのヒールぶりを出すのにモスラを対局に置いたのも良かったのかもしれない。子供の頃、映画館で見てイモムシごときにゴジラがやられるのがなんか悲しかったが、この悪さは最高。特に、自衛隊の攻撃をことごく粉砕する場面はこれぞゴジラ。映画的には6点くらいかもしれないが、点数は思い入れいり。
[映画館(邦画)] 9点(2014-03-30 05:58:51)
12.  第三の男 《ネタバレ》 
この映画は今までTVで何度か見たのだが、イマイチぴんとこなかった。東宝の午前十時の映画会という企画で初めてスクリーンで見て、この素晴らしさがやっと分った。とく、この映画は光と影の構図だと言われるがスクリーンで見るとまさにそうだ。この場でも午前十時の映画会という好企画に感謝したい。 ところで、ラストシーンの最初の予定ではジョセフ・コットンとヒロインの女性が抱き合う予定だったらしいが、現場でプロデューサーのデヴィッド・O・セルズニックが現場で素通りさせろと監督に命令して今のシーンになったらしい。・セルズニックは名プロデューサーでありながら監督になにかと注文をつけ、映画監督からは評判悪かったらしいが、このラストがセルズニックが変更させた場面で無かったら、これほど永遠に残る名作になったかどうか難しい問題だ。プロデューサーが映画史上最高のラストシーンを生んだというのも何とも皮肉だ。
[映画館(字幕)] 9点(2013-05-03 10:38:45)
13.  ここに泉あり 《ネタバレ》 
この時期、今井正はレッドパージで東宝を追われ独立して映画制作を行っていたらしい。しかし、この映画にはプロデューサーの力だとは思うが、各映画会社、独立劇団の名だたる名優が集結し、音楽界、群馬県の協力そして山田耕作本人までもが出演した。 その各方面の協力を得ての今井演出は見事な手さばきで、この映画を作る熱気が劇中のオーケストラとオーバーラップしたように見えた。初めはクラッシックの芸術性が鼻につくと思ったが、ちんどん屋さんとの見事なコンンストレーションは見事だった。個人的には草津節の演奏が一番素晴らしかった。
[CS・衛星(邦画)] 9点(2013-05-02 16:00:16)
14.  隠し砦の三悪人 《ネタバレ》 
橋本忍が「複眼の映像 」で、七人の侍までは共同脚本を作る際に、小国英雄は一切執筆をせずに黒澤や橋本が書いたものを精査し、全体の流れを作る司令塔的な役割を果たしという。だから、七人の侍のような長大なシナリオでも、滞るなく流れるように話が進んだという。しかし、それ以降小国が自分も書くようになり、交通整理をする人がいなくなってしまった。その煽りを受けたのがこの作品であろう。出発までに1時間も掛けてしまったのは、いかにも長過ぎる。その序盤も七人の侍のように面白ければいいけど、それほど面白くもなかった。4人で脚本を書いたけど、整理を出来なかった例がこの作品に前半に出ている。しかし、その1時間を我慢すれば、至福のときが待っている。隠し砦を出発してからの逃走劇は黒澤映画の中でも屈指の面白さといえよう。見所はいくらでもあるが、やはり最後の関所の場面で、三船が村娘を馬に乗せるシーンは、アメリカの西部劇でも滅多に見ることができないだろう。元々黒澤は馬にはこだわりがあるようだが、これだけ馬を効果的に使った映画は、ジョン・フォードの「駅馬車」くらいだろうと言いたくなるほどの出来だ。作る手のプライドに感服してしまう。
[映画館(邦画)] 9点(2008-05-14 22:46:52)
15.  フラガール 《ネタバレ》 
周防監督の「シコふんじゃった」以来、「Shall We ダンス?」「ウォーター・ボーイズ」「スゥイング・ガールズ」等、初心者があるジャンルを学び成長するというプロットの映画が日本映画の定番になったような感じがする。ファミコンゲームでRPGが人気があるのは、主人公が成長するからであり、日本人は成長物語が好きなようである。上記の作品は私はどれも好きなのだが、それの決定版ともいうべきなのがこの「フラガール」のような気がする。上記の作品と「フラガール」が少し違うのは、教わる方(蒼井優たち)だけでなく、教える方(松雪泰子)も成長するところと、従来は教わる方が主役の場合が多いのだが、この作品は教える方、教わる方共に主役となり、それが見事に描かれていることにあると思う。個人的には松雪の突っ張りキャラがとても他人には思えなく、共感うるところ大でした。特に引止められて汽車から降りて「ばっかじゃないの」というところは最高のツボでした。肝心なところでスロモを使うなど、演出的には未熟さを感じるところもあるが、そういう欠点を踏まえても名作です。
[DVD(邦画)] 9点(2008-05-14 22:24:42)
16.  かもめ食堂 《ネタバレ》 
たいしたストーリーもなく淡々と流れていくというのは、小津的なものを感じるが、それを踏襲して成功した例はあまり多くはない。まあ、それでも結構謎は多い映画なのだが、主人公3人の今までの人生をお互い詮索しないで、かえって謎のままで終わらせたところも良かった。それにしても小林聡美は決して美人とは言えないが、独特のオーラを持ち始めたように思える。彼女が画面に映っているだけで、なにか楽しいとい感じがする。好き嫌いはあると思うが、独特の雰囲気を持った愛すべき作品だった。
[CS・衛星(邦画)] 9点(2008-05-14 21:45:53)
17.  それでもボクはやってない 《ネタバレ》 
前作から10年振りということだが、この監督のキレが全く鈍っていないことに、まず驚いた。比較的地味なテーマだか、巻頭からすぐに話に入り込めてしまった。何年も掛けて暖めたテーマだけに、監督の主張や作家性が全面に出ていたが、押しつけがましいところは無く、教えてもらうところが随所にあった。役所広司は三谷作品の壊れた役柄より、こういう正統な役のほうがいいのではないかと思う。ともかく、身近な小さいテーマをこれほど大きく見せる映画作家はこの人ぐらいだと思うし、次作はもう少し早めに作ってもらいたいと思う。
[CS・衛星(邦画)] 9点(2008-05-14 21:13:23)
18.  男はつらいよ 寅次郎あじさいの恋 《ネタバレ》 
「男はつらいよ」シリーズの中でも最大の問題作と言っていいのではないか。 ロケ地は京都、丹後、鎌倉でいつになく気合の入ったロケーションで美しい。 ただ、それ以上に美しいのがいしだあゆみで彼女の可憐さと妖艶さに見入ってしまった。 誘ういしだに拒絶する寅というもどかしい展開。見ててつらくなってきてしまう。 特に、丹後で寅が寝ている部屋にいしだあゆみが入るシーンはシリーズ屈指の名シーンである。  もどかしさはあるが、詩情あふれる中期の傑作。
[CS・衛星(邦画)] 8点(2020-10-17 22:16:29)(良:1票)
19.  キングコング対ゴジラ 《ネタバレ》 
前々作のシリアスな内容の「ゴジラ」から一転して、有島一郎を起用しブラックコメディに仕上げたゴジラシリーズ。「ゴジラ」では反核をテーマに入れていたが、今回は資本主義もしくは商業主義。この作品によってゴジラシリーズの多様性を可能にしたのではないかと思う。ストーリーを追うと突っ込み所満載なのだが、そんなことどうでもいいと思わせる面白さがある。軽妙であるが、ペーソスもあり面白く見せる。これが結構難しいんだなと思わせてくれる作品。
[映画館(邦画)] 8点(2014-03-30 05:43:16)(良:1票)
20.  男はつらいよ 寅次郎忘れな草
山田洋次の女性の好みは時代劇三部作に起用した女優を見ても良く分る。宮澤えり、松たかこ、壇れい。それ以降の作品の主演には再三吉永小百合を起用しているところをみてもいわゆる清純派である。しかし、清純派というのは寅さんのマドンナにはイマイチ違和感があるというのが見る側の気持ちではないか。八千草薫のような例外はあるが、男はつらいよ当初からあった違和感はそこにある。その中で浅丘ルリ子を起用した。浅丘ルリ子に関して山田洋次は全くのノーマークで共同脚本家の朝間義隆の提案で面接し起用を決めたらしい。山田洋次の好みの女優ではなかったのか、起用は決めたもののストーリー的には山田洋次のヤル気の無さが気になる作品となった。しかしストーリのしょぼさなんて払拭する浅丘ルリ子と寅さんの相性の良さが目立った作品になった。渥美清は監督の好みではない女優を相手に水を得た魚のように生き生きしている。監督の当初の意図とは別に役者同士の化学反応が起き別の魅力的な場面が出来た作品となった。山田洋次の好みの女優と寅さんと相性の良い女優は違うということが分かったのは浅丘ルリ子のプロ意識のお陰とも言える。山田洋次もそれに気づいたのか、浅丘ルリ子起用の次作にヤル気を見せてくれた。
[CS・衛星(邦画)] 8点(2014-01-19 10:59:11)(良:1票)
000.00%
124.44%
224.44%
300.00%
424.44%
536.67%
6511.11%
736.67%
81124.44%
91022.22%
10715.56%

全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS