1. 誰のための日
《ネタバレ》 喪服フェチにはたまらん映画?! 喪服フェチなんて自分だけか… 気を取り直して、映画の内容について。 誰も楽しくもない法事。 やらなきゃいけないから仕方なくやる。 呼ばれたら断るのは悪いから仕方なく参加する。 亡くなった人のための法事なのに、亡くなった人の話題はほとんど出ない。 誰のための日なのか? 何のための日なのか? それについて激しく喧嘩する姉妹。 法事の必要性を題材にしたのは面白いが、姉妹の喧嘩ばかりの内容なので、見ていて良い気分にはなれない。 だけど確かに法事ってほんとに必要なのかについては考えさせられる。 [インターネット(邦画)] 6点(2025-02-16 19:39:25)★《新規》★ |
2. あみこ
《ネタバレ》 根暗と思いきや、かなーりエキセントリックなあみこ。 帰宅部かと思いきや、かなーり行動派なあみこ。 退廃的でどこか人生に対して達観しているはずなのに、同級生の高校生が好きで恋に一直線なところがある。 このダブルスタンダードなあみこについていくのは大変だ。 こんな訳のわからないめんどくさい女のコが身近にもし居たら嫌だけど、映画の主人公としては行動の読めない面白さがあって良いんじゃないかいな。 [インターネット(邦画)] 7点(2025-02-16 17:12:43)★《新規》★ |
3. 懲戒免職
《ネタバレ》 確かにこれは掘り出し物だ、思いがけず良質な短編に出会えた。 まずオダギリジョーが役にハマり過ぎ。 怠惰な美術教師でタバコをふかし、女子生徒にモテる役ってのがこの上なく似合っている。 母親にその先生の事をキモいと言われ、無意識に泣いて怒る娘。 そう、この娘はオダギリジョーに恋をしていた…って落とし方が素晴らしい! エンドロールの音楽もいい。 [インターネット(邦画)] 8点(2025-02-16 08:36:50)★《新規》★ |
4. I AM NOT INVISIBLE
《ネタバレ》 前半のフィリピンのスラムを現地取材した部分はとても良かった。 しかし後半がいただけない。 メンヘラが人生相談しているだけの内容だ。 相談相手はパワフルな祖母で、会話がまったく噛み合っていない。 フィリピンのスラムの現状に興味があって見てみたら、後半はまるごとメンヘラの人生相談だったというオチ。 [インターネット(字幕)] 4点(2025-02-15 21:45:52)★《更新》★ |
5. Broken Rage
《ネタバレ》 前半はシリアスなヤクザもの、後半はそれのセルフパロディで構成されている。 前半はもちろん無難に楽しめた(特にスポーツジムでの殺しのシーン)。 さて後半はどうか? いや、これが意外と面白かった。 たけしさんのギャグで笑ったのは久しぶりかもしれない(いくつかのギャグについては、いつものビートさんって感じで寒いものもあったが)。 後半の20分はガチで尺が足りず、ネタ切れした感は伝わってきた。 ところで「スマホがサムソンだよ!」をやたらにしつこく繰り返してたのが気になった。 なんか深い意味でもあるんだろか。 [インターネット(邦画)] 7点(2025-02-15 19:13:17)★《新規》★ |
6. お兄チャンは戦場に行った!?
《ネタバレ》 「毛色の違う」というレビューに大爆笑させていただきました、ありがとうございます!(「毛」にかけて狙ったギャグですよね?!) この監督は実に毛色、いや違った、気色の悪い話を撮るよなぁ。 いくら家族愛とはいえ、これは気持ちが悪いぞ。 「湯を沸かすほど〜」に匹敵する悪ノリ。 インパクトは強烈だけどね。 そのインパクトに敬意を表してなんとか5点! [インターネット(邦画)] 5点(2025-02-15 15:57:17)(良:1票) ★《新規》★ |
7. チャーハン
《ネタバレ》 何となく不審な男が居候を始め、何となく怪しい行動をする。 不穏な雰囲気の演出は巧く、ラストのオチはどうなるんだろうと期待が膨らむ。 しかし、ラストのオチはよく理解できないもので、まったくスッキリしない。 戻ってきた時、何故に電話をかけてきたのか? 何故にドアノブをゆっくり開けなければならないのか? スッキリしないラストにがっくし。 そこまでの引っ張りはなんかワクワクするし、面白いんだけどね… [インターネット(邦画)] 6点(2025-02-14 20:18:35)《新規》 |
8. ランチボックス
《ネタバレ》 いつもお弁当を作ってくれる彼女に対して「弁当はもう作らなくていいよ。弁当を作る時間があったらハローワークに行ってよ。弁当を作って何かやった気になられても困る」と言い放つ。 これについては全く共感できない。 そもそもせっかくお弁当を作ってくれているのに失礼だし、手作り弁当にはお金に換えられない気持ちという価値があるよ。 [インターネット(邦画)] 3点(2025-02-12 21:11:05)《更新》 |
9. 我等の仲間
《ネタバレ》 宝くじという泡銭で得た幸福は、真の幸福ではないので成就しないという教訓なのかもしれないが、わざわざそこまで不幸のどん底に落とさなくてなぁという印象。 あの悪妻とその夫との関係、そして間男にあたるジャンの関係性は面白い。 あと銃を撃つ時のジャンの目に浮かぶ涙。 絶望とも言える男の哀しみを感じた。 [インターネット(字幕)] 6点(2025-02-12 12:55:48)★《更新》★ |
10. 満月の夜には思い出して
《ネタバレ》 哲学的な青春映画とも言うべきか、何のために何をしているのか、それが主題になっている。 何のために生きているのかについては、個人的には何のためでもないと思っている。 だけど生きてる中で何か良いことがあった時に、「あぁ、わたしはこのために生きてきたんだ」と感じる瞬間はある。 何のためか答えは出なくても、それでいいんじゃないかと思う。 ちなみにこの作品は「MOOSIC LAB」という音楽と映画の祭典の中で上映されたものだが、音楽の方があまりに目立ち過ぎていて、映画と音楽が融合できていない感じがした。 大槻美奈という音楽家のための映画になってしまっている。 映画というより、少々ストーリー性を持たせたPVといった趣きだ。 [インターネット(邦画)] 6点(2025-02-08 23:53:41) |
11. 旅路の果て
《ネタバレ》 過去の栄光を忘れられない俳優たちが住まう老人ホームが舞台。 人生の終末を描いた内容は楽しくはなく、しかも未練に満ち溢れていた。 終始セリフの応酬で息つく暇もなくガチャガチャとうるさい内容。 今さらだが、ジュリアン・デュヴィヴィエの作品とはあまり相性が良くないかもしれない。 [インターネット(字幕)] 5点(2025-02-07 12:58:01) |
12. 世紀の光
《ネタバレ》 別々の話が並行して語られるので非常に分かりにくい構成になっている。 何か変わった事をしてみようという監督の狙いなのだろうが、成功しているとは思えない。 タイの雰囲気を感じられるのは悪くないが、普通にオムニバス形式にするなどして、もう少し分かりやすくしてほしいところだ。 [インターネット(字幕)] 4点(2025-02-05 22:58:39) |
13. 或日の干潟
《ネタバレ》 東京都中央区にある建設産業図書館というところで鑑賞できると知り、わざわざ足を運んで見てきた。 鑑賞難易度高めの貴重なドキュメンタリー映画だ。 東京湾奥部の干潟が舞台で、いかにも古臭い男性のナレーションで淡々と語られる。 監督は野鳥観察の大家でその道のプロらしく、野鳥はもちろん蟹やムツゴロウまで丁寧に解説してくれる。 1940年製作ということで、まだ平和でのんびりだった頃の東京湾をうかがい知る事ができるドキュメンタリーである。 [ビデオ(邦画)] 5点(2025-02-05 22:57:43) |
14. 二十代の夏
《ネタバレ》 一夏のほのかな恋を描いた作品で、面白そうな良さそうな題材なのにいまいち乗り切れなかった。 理由を考えたが、おそらく演者たちのヘタクソな演技や外見的な問題が原因かもしれない。 最後、女性たちが船で去りそれを見守る男性が映るシーン。 一夏の儚い恋が終わりを告げる感じがして切なく、ここだけは良かった。 [インターネット(邦画)] 4点(2025-02-05 09:43:23) |
15. 喜劇 駅前百年
《ネタバレ》 むやみにテンションばかり高くて、名優たちの魅力が出ているとは言い難い。 とにかくガチャガチャとうるさいばかりだし、お金の話ばかりだし、魅力的な女性は一切出てこないしで、まったく好みに合わなかった。 [インターネット(邦画)] 2点(2025-02-03 20:37:33) |
16. キートンの恋愛三代記
《ネタバレ》 原始時代、中世、近代それぞれの時代におけるキートンの恋愛に関する戦い。 ビルから落ちるアクションでは死ぬんじゃないかと怖くなるほどだ。 教訓としては、強い恋敵がいようとも自分の愛を諦めずにしつこくアピールすれば、やがてはその女性と結婚できるんだよ、ってこと。 キートンによる恋愛指南映画みたいなものだろう。 [インターネット(字幕)] 5点(2025-02-02 20:12:28) |
17. ヴァニタス
《ネタバレ》 酷い内容だな、コレ。 最後も最後で酷いし、それまでも大して面白くもない。 バスケのシーンがしつこく多過ぎる。 おそらく学生生活における無為な時間の象徴として描かれていて、いかにこいつらの学生生活が無意味なものであるかを表現しているのかもしれないが、さすがに多過ぎる。 バスケ好きでもない限り、いい加減見ていて嫌気がさすだろ。 [インターネット(邦画)] 3点(2025-02-01 14:56:26) |
18. シェルタリング・スカイ
《ネタバレ》 いまいち乗り切れない、煮え切らない内容の映画だった。 序盤はエキゾチックなロードムービーといった趣きでなかなかの味わいだったが、終盤に近づくにつれ「海外旅行には行きたくない」という気持ちにさせられる、非常にネガティブな内容だったように思う。 [インターネット(字幕)] 5点(2025-01-29 20:57:51) |
19. 沖縄狂想曲
《ネタバレ》 沖縄基地問題の知られざる裏側を描いた告発的ドキュメンタリー。 嬉々としてアメリカ映画なんぞ見ている場合ではない。 日本人がアメリカ映画ばかり喜んで見るのは敗戦国であり、アメリカの属国であるからだ。 このドキュメンタリーの内容を、映画に置き換えて表現するとそんな具合になる。 沖縄の米軍基地が日本を守らない、いや、守れない根拠が語られる。 まさに日本のマスゴミが語らない真実だった。 それを知れただけでも、このドキュメンタリーを見た価値はある。 中国脅威論を真っ向から否定していて痛快。 日本はあくまで東アジアの中の日本なのであって、同じ東アジアの中国や韓国と手と手を取り合うことが必要だ。 アメリカ大統領と握手してニコニコしてる場合ではない。 [インターネット(邦画)] 7点(2025-01-27 00:39:10) |
20. Black Girl(原題)(1966)
《ネタバレ》 フランスの裕福な家庭の乳母として、セネガルからやって来た黒人女性のディオアナ。 しかし実際に来てみると、乳母だけではなく料理に炊事に洗濯、掃除と奴隷のようにこき使われる。 しかも外出は許されず孤独を強いられる。 精神的に追い詰められたディオアナはバスルームで喉を切って自殺した。 黒人差別と人権蹂躙を、アフリカ映画の祖ウスマン・センベーヌが描いた鮮烈な作品。 セネガルのものと思われる歌声が、BGMとして終始流れているのが印象的。 [インターネット(字幕)] 7点(2025-01-25 20:19:11) |