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1.  宇宙戦艦ヤマト
年齢的にリアルタイム世代なのですが、TVを見ていなかった時期に当たり、反熱血的な性格もあって、このシリーズには手を付けませんでした(ガンダムも同じくです)。 歴史的な作品なので、教養的に見ておくことにしました。熱血ぶりは案の定ですが、いちいち例を挙げるのは避けますがご都合主義と非合理的行動に突っ込みどころ満載です。 しかし、意外に見ていて苦痛という訳でもなく、逆にある程度楽しめたと言ってもいいと思います。 しかし、さすが「みんなのシネマレビュー」ですね、たったの5.65点だなんて。「映画.com」は4.1点(5点満点)ですよ。
[地上波(邦画)] 5点(2024-11-12 16:15:55)
2.  江戸川乱歩の陰獣 《ネタバレ》 
下膨れの あおい輝彦が、まずは見てくれ的に役不足で、終始違和感を感じ続けることになりました。演技力不足であることも大きく影響しているのも言うまでもありません。 ヒロインも現代水準では魅力を感じないレベルだと思います。時代が違うんだからしょうがないじゃないかと言われるとそうなのですが、だからと言って魅力がアップするわけでもありません。 プロットも筋が通っているのかいないのかという取っ散らかった感で、何を描きたかったのか良く分かりません。 ひたすらミステリアスな雰囲気を出そうとしているのが丸見えで、その作為的な出来に鼻白むばかりです。
[地上波(邦画)] 5点(2024-11-11 21:35:42)
3.  ローン・サバイバー
。崖から転落しても動き続けられる身体能力と百発百中の射撃能力をもつ超人集団。数人を追うために数十人がバタバタと倒れる人海戦術を取るタリバン。多くの犠牲を出してまで逃亡者をかくまう反タリバンの村。ご都合主義と非合理性で突っ込みどころ満載ですが、娯楽作品としては楽しめました。 真面目に考察すると、アメリカ先住民を殺すことが正義だという作品を作るのはもう不可能になっているわけですが、こういう映画を作ることが不可能になる日は来るのかな?、と。ま、歴史から学ばないのは日本人だけではないことに一安心…しね~よ。
[地上波(吹替)] 6点(2024-11-11 21:17:06)
4.  シビル・ウォー アメリカ最後の日
予告編が作品の本質を伝えないということは、稀にあるようです。問題は、それが意図的なものなのかどうかという点です。作品に誤った期待を抱かせて動員数を増やそうという意図があるとすると、それは予告編編集者がその作品に否定的な評価を加えたということです。まあ、いずれにしろ、そういう意図の有無は判断できないわけですが。 最近ではアニメ映画「ふれる」がそうでした。複雑でシリアスな作品を単純なお伽噺に改変して、TV・CM展開にまで手を広げていました。結果は失敗のようでした。本作については基本的には劇場内予告だけのようですが、やはり全く別な印象を受ける物でした。もの凄い迫力の戦場映画という印象を受け、これは劇場で見なければと大きな期待を寄せました。 実際は、基本的にはジャーナリストの立ち位置や心情を描く人間ドラマでした。それが悪いわけではありません。ベテランが新人をかばって死ぬというベタなシーンが残念なくらいで、シリアスでリアリティのある充実作でした。 更に、前述した映画業界についての考察を深めることも出来たという付録まで付いて大もうけ…かな?。予告通りの作品を見たかった…とも。 --- その後に得た情報によれば、予告編は専門の会社への丸投げで作られているそうです。スケジュール的に本編を見ることはかなわず、断片的な素材で作っていると。台本が手に入ればよい方だそうです。納得です。
[映画館(字幕)] 8点(2024-10-15 11:40:11)
5.  ベイビーわるきゅーれ
画面の暗さ・背景の荒さに低予算感を感じて調べると、1000万円という情報が拾えました。ホントかよ?!。セリフの聞き取りにくさに演出という説もあるようですが、やはり予算が影響しているのでは?。意味があることに思えないので。 アクションが超人的なスマートさでないのはリアリティを増す効果がありますが、何故やられないというご都合主義も感じます。そもそも、こんなに強いんだから逃げろよと。ともあれ、組み合いながらグサグサ刺すやり方が新鮮です。 敵が待ち構えている場所に時間もずらさず無計画にのこのこ出向く、ステレオタイプなヤクザのあり方、等の難点とも言いえる要素も不思議と作品の中に自然に溶け込んでいます。 未見の続編について、予算が増えることでどういう変化があるのかも楽しみです。
[3D(邦画)] 8点(2024-10-15 10:03:05)
6.  ラストマイル
脚本はしっかりしているように感じましたが、作りがTVドラマレベルに終わっています。隅から隅まで作り物めいていて薄っぺらです。 社員が9人しかいなというのに、管理職場が無駄に広すぎます。幹部二人も暇そうですねえ。いきなり配送センターに目が向けられたり、たかが配送センター長が何でもかんでも仕切ったり。リアリティが皆無です。 現場の方も人間による作業が全く描かれていません。配送業界の方では搾取構造についての批判的視座が明快であるのにと、不可解です。 エンドクレジットに爆弾に関する検証のような人がいましたが、科学的に正しい描き方がされているのでしょうか?。容量に比して爆発の規模が大きすぎるように感じました。ラストでは洗濯機さえ破壊できないと一転するのも納得できません。 俳優についてほとんど興味がないので、豪華キャストであることをここを読んで知りました。豪華キャストというのは演技力とは無関係なのだなあと、あらためて日本の映画制作状況に失望しました。ハリウッドがリメイクしてくれれば傑作が生まれるでしょう(前例はないかもしれませんが、韓国でも良いかも)。更に言えば、予告で流れたキムタク映画も酷かった(木村拓也が酷かったのではなく、そんな風にしか映画を作れない日本の状況が酷いのです)。
[映画館(邦画)] 5点(2024-09-25 20:23:55)
7.  フェノミナン
能天気に付与された特殊能力を困惑しながらもひけらかす主人公にはあきれるしかありません(一旦は案の定…という展開になります)。という感想はSF作品に慣れた立場からのもので、本作はそこを踏まえたも作品ではないのでしかたがないかもしれません。単純ながらも、きっちりまとまったファンタジーと括って良いかと思います。 とは言え、恋愛要素や主人公の死によるエンディングがどうもしっくりきません。 トラボルタもヒロインも役者としての華を感じませんし。
[地上波(吹替)] 5点(2024-09-24 19:57:04)
8.  三人の名付親
何だか脚本が杜撰に思えました。急に聖書がどうこうという世迷いごとは何でしょう?。ここから一気に怪しくなります。 骨折で動けなくなっても、捕まれば刑務所で生き延びられそうなものですが?。せっかく無理矢理 追跡を続けさせているのに。 聖書でロバの一節を読んだ直後に、ロバが現れるというのは神による奇跡?。 保安官は彼の声を聞きながら、なぜか発見はできません。 直後に酒場で見つけるというのは、近辺の街はそこだけということで納得は出来ますが、逮捕ではなく決闘を求めるのは何故?。 なんだかパタパタと展開して行くやっつけ仕事になっていて、つまらなくはないのですが、志の低い作品ということでこの評価です。
[地上波(吹替)] 4点(2024-08-17 12:22:05)
9.  きみの瞳(め)が問いかけている
大感動を呼ぶ傑作というほどではないが、しっとりした情感をたたえた充実作だと思います。まあ、設定や展開の無理さ加減には目をつぶってあげましょう。 だが、ラストの唐突さが、惜しい。ここまで来て、あのラストは手抜きです。なぜ自殺を?。そして、なぜ女がそこに現れる?。出合ったのが恋人と気付いた時に犬を連れて戻り、犬が彼を見つけるというラストをお勧めしたい。
[地上波(邦画)] 9点(2024-08-17 11:55:03)
10.  僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ワールド ヒーローズ ミッション
ここでの投稿は少ないですが、メジャーな口コミサイトを見て、知識なしの大人でも楽しめるのかもと期待して(ウソです、怪しみながら)見ることにしました。 ありがちなプロット。すぐに、実写のサスペンス・アクション映画の緊迫感より数段劣るとの思いを抱きました。そもそも、超人的なアクションをアニメで見せられてもねえ。 キャラの見た目が立ち過ぎていてわざとらしいし、「ヒーロー」という使い古された単語の使用にもなじめませんでした。 やはり、シリーズ・ファンの子供向けだと思います。点数は知識なしの大人の立場で。
[地上波(邦画)] 4点(2024-08-14 17:33:00)
11.  ジャージー・ボーイズ
フォー・シーズンズの音楽に興味が持てないので、前半は見続ける気力を維持するのが大変でした。しかし、リーダーの横暴な態度や金銭トラブルが発覚してからの流れは興味深く見られました。まあ、お人好しにもほどがあるという解決手段が不満ですが、実話なのでしょうから仕方ありませんか。
[地上波(字幕)] 6点(2024-08-04 11:43:20)
12.  ランボー
どうせ、と見下していたのでが、世の中の常識・教養として見てみることにしました。 案の定単純なプロットで、無駄な行動も散見されます。後半でランボーは何がしたかったのでしょう?。逃亡?、報復?。 ラストは上官の勧めもあり、多勢に無勢で投降するという、意外性のないラストが消化不足でした。 ベトナム帰り云々というのも取って付けたようで浮いています。 でも、全体的には意外に楽しめました。悪徳警官への報復ものという要素が自分の好みなのかもしれません。ここでの評価は今一つのようですが、次作も見てみようと思います。
[地上波(字幕)] 7点(2024-07-22 12:50:36)
13.  アルキメデスの大戦
まずは、そんなことが数学・数式で分かるか!ということで、キャラまで作り物っぽく見えてきます。言動もあまりに作りすぎです。ついでに言うと、皆さんの意見と異なりますが、舘ひろしは(良くあるように)気の良いおじさんにしか見えず、貫禄不足に感じました。 データが欲しいなら、今までの空母の見積もりを参考にすれば良いのでは?。平山案の欠点を指摘されたなら、撤回ではなく修正すれば良いだけでは?。見積もりはあくまで積算でしか出てこないは筈あって、単一の数式で出てくるわけがない。等、突っ込みどころ満載です。 しかしラストでのどんでん返しな製造の目的は見事でした。後知恵とは言え、凄い理屈を考えるものです。見積もりの不正が明きからになったところでの別目的の主張も、現代の政治家的で感心。全体的には、映画としては楽しめました。
[地上波(邦画)] 6点(2024-07-14 21:45:28)
14.  シンプル・プラン
吹替えがよろしくないという要素が大きいとは言え、もともとずさんな作りに思えます。主人公も妻も弟もガラッと考えを変えてしますのが唐突にしか見えません。もっと丁寧ね描いて説得力を持たせてほしいものです。不自然さ丸出しの自白ゲーム、初対面なのに犯人の片割れがいきなり「金はどこだ?」。突っ込みどころがチラホラ。 まあ、頭の悪い仲間を持つと苦労するねと主人公に同情はします。 たかが100ドルが紙幣としての利用がまれというのは、さすがキャッシュレスが先行した社会だなと。
[地上波(吹替)] 5点(2024-07-08 21:44:35)
15.  沈黙 ーサイレンスー(2016)
神は等しく人々を見守っています。キリスト教もイスラム教もオウム真理教も統一教会も、それは同じです。神は見守るだけで、沈黙を保ち何もしません。人々が神に尽くしている(気になっている)のです。それで良いのです。宗教というものはそういうものです。天文学や医学の進歩より祈りが大切です。真理など毒です。 …というお話しでしたが、映画としては良く出来ていたと思います。特に布教的要素もないので、技術を評価して比較的高い評価ポイントを付けておきます。
[地上波(字幕)] 7点(2024-07-08 12:28:20)
16.  gifted/ギフテッド
プロットとして一つの王道でしょう。「クレイマー・クレイマー」という親権を争うのが夫婦という有名な映画がありましたよね。 これは名作と思い始めたのは姪と叔父が引き離されてからなので、単に個人的にこういう話に弱いと言うことかもしれません。  ところで、幾つか理解できなかった点があります。 まず、ナビエ–ストークス方程式の解が分かりません。ということは置いておいて…。 里親の下に送り込むのは祖母の策謀だったようですが、その里親を推薦したのは叔父側の弁護士です。都合良すぎませんか?。まさか、弁護士もグルだったなんて…。 母親の成果を祖母に譲る点も分からなかったですが、ネットで調べると、これは姪から手を引かせるための交換条件だそうで。だとしたら、どこまでゲスなんでしょう。普通の母親なら、娘の成果ですと公表しますよ。 下書きを見て感涙するのはどういう意味付けなのかが分かりませんでした。完成した論文があるんだから、今更です。娘の手書きの筆跡に…にしては、「やった!」という部分にという点が不可解です。 ラストは姪の環境としてハッピーエンドですが、もっと早い段階で教育機関が提示できなかったのか?。じゃあ誰が発案したのかという疑問も湧きます。 ちょっと理詰めに過ぎますかね?。ま、作品にのめりこんだが故に抱けた疑問ですね。  猫を保健所に引き渡すエピソードもすさまじく効果的です。よくこんなことを思いつきましたね(祖母・里親がということではなく、原作or脚本的に)。 隣人の黒人女性の存在も良い味出してます。 叔父と教師が一夜を共にした次の日に、姪が「スティーブンソン先生、おはようございます」と言うシーンとかも。 緻密に作られているなあとというは贔屓の引き倒しでしょうか?。  今回の放映は以前の吹替えとは異なるようで、「ダイアンの死後って意味じゃない」と完璧になっています。
[地上波(吹替)] 8点(2024-07-06 21:59:57)
17.  フェア・ゲーム(1995)
みんなのシネマレビューで4.07点…。いつもここの評価を参考に見る作品を決めるのに、何故この作品を見る気になったのかは謎です。 メインのプロットは、それなりにスリリングで楽しめました。エンタメとしての基本骨格はなかなかではないかと。 ただ、ヒロインを殺さなければならない必然性が感じられないのが痛い。わざわざ鑑識を殺すのも無駄(今後の憂いを排除で合理化できないこともありませんがリスクが大きすぎます)。論理性を犠牲にして見た目の派手さだけを追求するという作り方は珍しくないのかも知れませんが、少なくとも私の好みではありません。 気の効いた会話で色を添えようとしたようですが、翻訳のまずさもあってすべり気味です。恋愛展開も予定調和で唐突でありきたり。 映画の作法としては低レベルでしょう。
[地上波(吹替)] 5点(2024-07-04 12:21:30)
18.  タイガー 伝説のスパイ
手堅くまとまった出来で、まずは、安心してみることが出来る作品と言えるでしょう。しかし、別な言い方をすると、目新しさが感じられませんということにります。具体的には思いつきませんが、どこかにあったような要素を組み合わせたような思いが拭えません。 主人公のキャラがどこかもっさりしたように感じるのは、私のインドに対する偏見でしょうか?。そのため、派手なアクションも緊迫感より作り物感が上回ります。 個人的にミュージカルが苦手なので、その手のシーンには、それ必要なの?としか思えません。インド映画に付き物だということは知っていますけど。 大ヒット作品というような紹介で放映されていたのですが、本当なのでしょうか?。だとすると、…。
[地上波(吹替)] 5点(2024-05-21 19:12:45)
19.  ア・フュー・グッドメン
見る者の集中力をとぎらせない完璧なエンタメ作品として仕上がっていると思いました。 法廷物としても楽しめますが、実際の法廷をどの程度リアルに反映させているのかは分からないということは肝に銘じなければならないと自戒しています。あくまで映画であることは踏まえなければと。日本を舞台にした法廷物は100%作り物なわけですから。私が不勉強なだけなのですが、何方かこの点についてご教授いただければ幸いです。 正義とは何かというテーマは良いのですが、判決は辻褄が合っているのでしょうか?。命令に従ってのことなので、軍の規律を乱しているようには思えません。暴行過失致死が順当ではないかなあと。 追い詰められた途端に驚異的なひらめきを見せるトム・クルーズにはアイドル性しか感じられないのが残念です(これまでもそういう評価していませんでしたけど)。ジャック・ニコルソンに往年の不気味な存在感が薄れているのも残念。主役に据えれば重厚な存在感を出せそうなのにもったいない使い方をするなあと。むしろ、補佐役のケヴィン・ポラックのただそこにいるだけで醸し出す穏やかな存在感が目を引きましたが、映画界ではさほど高い評価を得ていないようですね。個人的に脇役が好みなのかもしれません。
[地上波(字幕)] 9点(2024-05-01 12:31:04)
20.  容疑者Xの献身
全てがTVドラマ的な作りだと感じました。キャラ設定が作り物めいています。演技も稚拙。 冒頭の松雪泰子のダメさかげんにげんなりしましたが、その後はたいした技術が必要とされないシーンばかりで、不自然さは感じなくなりました。この人だけではなく、概ね俳優陣には、皆 演技力を期待せずに作られているように見えました。 私は俳優ついてほとんど興味がないのですが、かつて「そして、父になる」での福山雅治の演技に感心したことがあります。なのに、この現実感のない平板さは何なのでしょう。キャラ設定に問題があるんだから演技もそれなりですとゴリ押しされている気もしました。 トリックには感心しましたが、映画のプロットとしては単純すぎるのではという物足りなさも感じました。 原作はどうなっているのでしょう?。これだけでは小説として成り立たないのではと思います。ちょっと調べてみようかなと。…、と皆さんのコメントを読む限りでは読む価値ないのかな?。
[地上波(邦画)] 6点(2024-03-31 09:25:16)
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