1. 魔界転生(1981)
81年とはとても思えない作品。今観ても全然古臭さを感じないし、江戸城が燃え盛るシーンなんてリアルそのもの。千葉真一の演技はちょっと大袈裟に感じたものの、緒方拳、真田広之など、役者もいい演技してた。若山 富三郎の城内での殺陣は鳥肌物。この時すでに60歳を越えてたと記憶しているんだが、あのキレは一体なんだ?とにかくこの映画は邦画界に残る名作かと思われます。で、リメイク版も観てきましたが・・・本作が一大スペクタクル作品だったのに対しあのしょぼさ・・・映像を美化しすぎ。魔界転生の世界観はあの生々しさがあってこそのものだと思うんだけど・・・殺陣も全然だし、おっぱいも出てこないし、ミスキャストも結構・・・これじゃあ深作監督も浮かばれない。 9点(2003-05-13 07:33:12) |
2. 戦場のピアニスト
一瞬足りとも目の話せない映画は実に久しぶりでした。2時間半があっという間に過ぎた。ただこれはピアニストの話ではあるけど、これは戦争の悲惨さ、差別の酷さを坦々とリアルに描き切った作品だと思う。ブロディの坦々としながらも迫真に迫る演技に脱帽。特にドイツ将校の前でピアノを弾くシーン、「弾いてみろ」と言われ何年ものブランクで最初はうまく弾けない、しかし弾き続ける内に何かに取り憑かれたように激しい旋律を奏でる演技に感動すら覚えた。これは自分にとって戦場物としてのフェイバリット・ムービーになりそうです。それと、差別を受け、意味もなく殺され、母国すら持つことを許されなかった人達の苦しみなど日本人にわかるはずないのに、わかった振りして「ユダヤの被害者意識」とか書いてる人には閉口。この映画をそういう視点でしか観れない人には確かに何も残らない映画かもしれない。 9点(2003-05-06 10:25:51) |
3. URAMI ~怨み~
これがゾンビを作った監督の作品とは思えない。ホラーが撮りたかったのかサスペンスを撮りたかったのか、内容が中途半端すぎてわからない。特殊メイクは面白かったけど、見所と言えばそのメイクとミスフィッツが出てたことくらい。(ミスフィッツファン)そして笑激のラスト・・・・あの終わり方はないだろ・・・なんで文句を言われたくらいで仮面に戻るんだ?やはりホラーの巨匠も老いには勝てないか・・・ミスフィッツに3点献上。 5点(2003-05-05 12:09:58) |
4. キャスト・アウェイ
トムの演技は素晴らしい。が、最後のインタビューか何かのシーンで目をキョロキョロさせていた演技はX。わざとらし過ぎる。内容的には可もなく不可もなく、「それなりに面白い」と言った感じですが、ウィルソンとの別れのシーンでは何とも言えない感情が。「物にそこまで執着するか?普通」という嘲笑じみた気持ちと「わかる、唯一の友達だったんだもんな・・・」という同情の気持ちが自分の中で行ったり来たり。「滑稽なものほど何故か悲しい」というのはこういう事を言うのだろうか。 6点(2003-04-29 11:54:22) |
5. キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン
現時点で平均点が7点なわけですが、ほんとに7点の作品だと思う。悪くない、悪くないけど映画館に行くほどでもない。そんな心境。なんというか上手にまとめ過ぎていて面白味に欠けるというか、まあ実話なんだから仕方ないけど、それでももう少し盛り上がりが欲しかったね。スピルバーグのこの方向修正は歓迎すべきところ。しかしトムはいつまでこうゆう「いい人」役を演じるつもりなんだろう・・・いい加減食傷気味。 7点(2003-04-29 11:32:16) |
6. パール・ハーバー
正直この映画の存在意義がまったくわからない。こんなもん作って何になるの?「歴史に忠実」に作りたいならな、4流のラブストーリーを全部排除して長崎と広島の話を入れろや。これを観て感動する日本人がいると思うとやりきれなくなる。ただここの評価を見て少し安心した。そこまで日本人も馬鹿じゃないってことか。 1点(2003-04-29 07:53:35) |
7. アルマゲドン(1998)
どうしようもない駄作。エアロは好きだけど、それでも1点足りともやる気がしない。これで感動した人には申し訳ないけど、(というかどこで感動出来るのか教えて欲しい)こんなもんアメリカのプロパガンダ映画。それだけ。観る価値なし。ただスティーブ・ブシェーミは良かった。 0点(2003-04-29 07:35:25) |
8. リプリー
マットはこの映画に出るべきじゃなかった。物語の中枢を担う役なのに、”ただのむさ苦しい男”にしか見えない。それもこれもジュードの顔が綺麗すぎるから。ようするに完全なミスキャスト。内容も退屈で最後まで観るのがつらかった。 4点(2003-04-29 07:14:14) |
9. となりのトトロ
あの家は宮崎駿が幼少の頃住んでいた宇都宮の家がモデルなんだそうな。ジブリファン&宇都宮市民としてはかなり嬉しい。内容は「お子様向け」という気がするが、正直、大人の方が観た後に感慨深い気持ちになるのではないだろうか。自分ちの半径数百メートルが世界の全てで、夏などは毎日毎日が冒険の連続だった、そういう古き良き少年時代を思い起こさせる映画だと思う。個人的な意見を言わせてもらえばPSの「ぼくのなつやすみ」の構想はこの映画にヒントを得たのではと思ってしまう。 8点(2003-04-29 05:56:24) |
10. 魔女の宅急便(1989)
単純に好きな映画。キキのしっかり者なんだけど、内に秘めた女の子らしさ、大人になりきれない描写が非常に上手く描かれていると思う。物語も起承転結でわかりやすい。なので10点をあげたいのですが、マイナス点としては、トンボのキャラが弱い。というより無理してキャラを立たせようとしているように見えてあまり好感持てなかった。あと絵描きのねーちゃんもいらないような気がする。それだけ。あとは良し。 8点(2003-04-29 05:20:52) |
11. 思春の森
ロリ好きはとりあえず観るべし。12歳の裸体がたっぷり堪能出来ます。ただタイトルに反して内容は暗く、じめじめとした残酷描写が結構・・・しかし、この時代にこのDVDを発売した日本、偉い!ちなみにこのDVD、かなりのプレミアが付いてるそうです・・・男って・・・(いや俺も欲しいですけど) 7点(2003-04-26 08:38:48) |
12. 凶気の桜
これで窪塚がちょっと好きになった。ああいう役は童顔の窪塚にはキツイのでは?と思っていたが、どうしてどうして、なかなかの健闘ぶり。暴力描写が好きな人は観ても良いのでは。ただラストは長淵の「オルゴール」臭がぷんぷん・・・ 8点(2003-04-26 08:31:14) |
13. きっと忘れない
ん~ブレンダー若いっすねー。青春物としては良作の部類かと。最高なのはマドンナの「I'll Remenber You」ですね。この主題歌だけでごはん3杯はいけます。 7点(2003-04-26 08:17:28) |
14. 死霊のはらわた(1981)
間違いなくスプラッターの金字塔でしょう。これ以降ホラー映画大好き少年になりましたが、これを超えるスプラッター映画には出会えてません(ジャンル自体が廃れてるという話もありますが)あの閉鎖された空間の中で最大限の恐怖を描き切ったライミに敬意を表します。しかしあのライミが20年後にスパイダーマンを撮るなんて・・・自分と同世代の人間には想像の外だったでしょうね。今度は「怨呪」をハリウッドでリメイクするそうですが、ぜひ本領を発揮してもらいたいもんです。 8点(2003-04-26 08:07:27) |
15. ブレアウィッチ2
ホラーコメディーの金字塔。1点。 1点(2003-04-26 05:35:00) |
16. 呪怨<OV>(2000)
あの高校生が階段を上るシーンはキてたなあ・・・あれが一番怖かった。逆に俊夫の母ちゃんがが階段を下りてくるシーンは特に怖くなかった。(むしろ笑ってしまった。顔白すぎだし、いかにもって感じで)映画版を観て気付いた事がひとつ。なぜこのビデオ版が怖いのかというと、それはあの陳腐な映像にあるのではないかと。陳腐であるがゆえに「日常にありそうなリアルさ」が出ているのではと。映画の映像にになってしまうと、どこか自分とは関係の無い世界が繰り広げられているようで怖くないんですよね・・・とにかくこの映画(ビデオ?)はホラー好きにはおすすめです。 8点(2003-04-26 05:21:24)(良:1票) |
17. シックス・センス
昨日3回目を観ました。今回は謎解きを中心に観たのですが、結構ラストのオチを描写してるシーンがありました。例えば、少年は霊に出会うたび人形を1体ずつ集めているわけですが、B・ウィルスと教会で出会うシーンの最後に人形を1体持っていくんですよね。勘のいい人はここで気付いたかもしれませんが、俺は3回目でようやく気付きました。後、バスの中で少年がビクッと体を震わせるシーン。これはB・ウィルスが突然現れて隣に座っていたからだと。(霊は自分が死んだという自覚が無いため、B・ウィルス本人は突然現れても気にしていなかったのでしょう)この他にも2、3個ありました。こういう何回か観てようやくわかる、という作り方が結構好みなので監督にはこういう作品をもっと作ってもらいたいですね。これ以降の作品を自分の戒めとして頑張ってもらいたいもんです・・・ 8点(2003-04-26 03:06:45) |
18. サイン
見終った直後の感想「なにこれ・・・?」全てが中途半端過ぎ。宇宙人の描写なんて、笑うしかない。日本の特撮の方がまだ良く出来てる。内容も非常に薄っぺらくて、心にまったく何も残らない。ひさびさに超駄作を観た気がした。 3点(2003-04-26 02:13:36) |
19. 耳をすませば(1995)
全ての宮崎作品の中で最も好きな映画です。ありそうでなさそう、でもこの日本のどこかにはこんな恋もきっとあるのだろうと、悠久の思いを感じてしまう作品。みんなでカントリーロードを歌うシーンは良いね、何も言わずに演奏を始めるおじさん達・・・渋すぎる。あんな風に年を取りたい。聖司が雫を自転車の後ろに乗せて走るシーン、「会いたくて心の中で何度も雫ーって叫んだんだ」「私も会いたかった・・・」これが「恋」なのだなあと、しみじみ思った。映画中、お互いに「好き」という言葉を使わないのがまたいい・・・エンドロールも何気にいい味出してる。最後のほうであのあさげの女の子が野球部の奴と一緒に帰るシーンとか。それだけに・・・これの続編が猫の恩返しとは・・・思いたくない・・・・なぜ宮崎さんはこの映画に関わらなかったのだろう?あの人が関わっていればもっと違った作品になったはずだ。それだけが残念である。 10点(2003-04-25 08:01:06) |
20. ファイト・クラブ
最近観直してみたけど、やっぱり面白いね。公開直後、ブラピは知らない奴に道端でファイトを申し込まれたそうだが(笑 何となくわかる気もする。実際アメリカならこんなクラブがあってもおかしくないし、それくらいブラピの演技が上手だったってことでしょう。ただ俺はノートンのファンなのでブラピはどうでもいいです。 8点(2003-04-25 07:40:08) |