181. 食神
「少林サッカー」に至る前にこの作品あり。「少林サッカー」よりは雑ですが、とにかくふざけまくり、でも丁寧さを失わないところがいい。チャウシンチーの良い所で重要視出来るのは、仲間の良い素質をそのまま生かそうとするところです。最後に出てくる少林の先生のわけ分からない面白さは、その人の持ち味がにじみ出ていた。ホント毎回誰だこりゃと笑かす人を見つけてきます。 7点(2003-08-26 19:31:59) |
182. キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン
《ネタバレ》 スッチーのような女の子をステップ(?)踏んではべらせる宣伝しか知らなかったので、助兵衛を前面に出している、いやしい主人公の物語かなと思っていました。しかし犯罪に愛情をミックスさせて更正といういい味に持っていくおもしろい展開でした。芸は身を助ける。大変な犯罪者なので親の愛が欲しいとか、言い訳がましい内容は本来好きではないのですが、少し主人公の寂しさを受け入れてしまったのはスピルバーグの演出の妙でしょう。しかし相当脚色してるでしょう!?。ハイハイ‘実話である’でなく‘実話にもとづく’ですものね。 [映画館(字幕)] 7点(2003-08-25 20:31:06) |
183. AIKI/アイキ
《ネタバレ》 おさえ気味の演出、ありがち過ぎず奇をてらい過ぎないストーリーでしみじみ良かった。じたばたしつつも、何か前に進む方法を考えている主人公を加藤晴彦が好演。合気道の修行で精神面も落ちついてくる過程が、荒波から凪になる感じで清々しい。それと石橋凌が良い。あんな先輩欲しいですね。しかし最後は2人とも強くなり過ぎ。そこがやりすぎでスーパーマンもしくはチャンバラ入ってしまった感じです。 7点(2003-08-25 19:58:51) |
184. 友へ チング
友情というよりも、いかに暴力社会の中で生きていくかに重きが移ってしまったと思います。前半と後半で焦点が変わってしまう。ヤクザ以外の二人の人生も描いて欲しかった感じです。映像やセリフの間など腰の据わった手法は、北野作品を少し思い出すみたいで好きです。 7点(2003-08-20 12:52:10) |
185. オールド・ルーキー
ホームランではないけれど気持ちのよいヒット。家族、野球、そして夢。好きな作風です。デニスクエイドの抑えた演技によって表現される主人公の素直さが素敵。試練の溜めが弱く達成感が少なくなる面が気になりましたが、素直に生きる事の素晴らしさを感じさせられました。 7点(2003-08-05 12:40:26) |
186. ブルーベルベット
「ご想像にお任せしまス」的作りが脳をくすぐります。最近の作品はもっと進化してますが。人も物も素敵に気色悪い。個室を作らせたらデビッドリンチの右に出るものはいないのでは。さすが美術系出身。 7点(2003-07-09 10:15:36) |
187. ロスト・ハイウェイ
夢の中によくある展開。「マルホ~」より分からない。分からないのに許してしまうこの魅力。他では味わえない。・・男は変身できる力をもらい女房をポルノに出したボスに復讐を・・妻はアリスとなり助けた・・ええいっ、全然違う。分かるわけがない。それが楽しいところか。 7点(2003-06-30 19:55:56) |
188. マイノリティ・リポート
予知能力のある三人頼り→無謀、三人に対する扱い→人権蹂躙、未来殺人罪→予知を信じてるなら止めて更正、マックスフォンシドー登場→こいつ怪しい、多人数に対して強過ぎる主人公→危機感薄らぐ、主人公聖域に侵入→簡単過ぎ、司法省役人に銃弾→予知または犯人の警戒なし?、全体→皆さん素直に秘密の謀略を喋り過ぎ。なぜかこんな感じで気になるところを書きたくなるのですが、重厚な映像、司法省の意外な活躍(ロロトマシ・・と言うかと思った)、愛ゆえのトムクルーズの苦悩、夫婦や予知能力者の絆、好きなところも多いので7点。そろそろVFXなしのスピルバーグ作品見たいです。 7点(2003-06-18 05:22:27) |
189. クレヨンしんちゃん 暗黒タマタマ大追跡
最近「ヤキニクロード」を見て少し残念だったので、これを見てみました。これは良い。しんちゃんの面白さを操りつつダイナミズムを追究してるゾ。「オトナ帝国」に触発された私。どんどん借りる借りる見る見る子供と笑う笑う。スキヤキ!しんちゃんの言い違い好きです. 7点(2003-06-05 23:48:51) |
190. 人間の証明
角川映画のイメージ戦略にどっぷり浸かっていた私としては、この映画好きです。ストローハット→ストウハ、霧積→キスミー(こんな発音になるか分りませんが)、西条八十の詩を松田優作が読むCM、ジョー山中の主題歌、様々な所へのロケ、ジャンル構わずの俳優起用、そしてストーリー、全部好きです。そりゃいま見たら?ですが。 [映画館(字幕)] 7点(2003-06-01 01:55:59) |
191. 獄門島(1977)
シリーズの中では、海を写してるせいか青色の印象が強く華やかな感じでした。殺される三人娘も派手でアッパラパー(死語?)だし。横溝の世界は、リアリズムを求めると矛盾が多いのですが、殺人というものをからめた伝統芸能ですね。ジャイアント馬場のキックに皆あたるような。当時、佐分利信の声が聞きにくくて不思議だった。「キ~〇〇ガイじゃが仕方がない」「妄念じゃ!」。 7点(2003-05-28 10:10:44) |
192. 荒野の七人
この頃の西部劇は懐かしさ(+1)が手伝って入りこめますね。フィルムのちょうどよい粗さがまた良いのですよ。「七人の侍」と比べてしまうといろいろありますが。まあこれはこれで。エルマーバースタインの音楽は秀逸。木琴が効いてます。 7点(2003-05-20 15:42:52) |
193. イン・ザ・ベッドルーム
なぜ犯罪被害者の家族が、犯人逮捕後もここまで苦しまなくてはいけないのか?日本にも共通する被害者に対しての辛く過酷な法律に、また納得いかないものを感じました。拳銃を持って家宅侵入して相手を撃っても故殺とは。犯人が撃たれた瞬間「そうだ、それで良い」と思ってしまった私です。でもこの父親は、息子を失った事と犯人を撃った事2つとも辛さとして背負っていくのでしょうね。人が良い人ほど苦しむとはこれいかに。 7点(2003-05-20 15:16:25) |
194. トータル・フィアーズ
原爆が爆発するまでは生ぬるい感じがしましたが、爆発後は米ロ全面戦争危機の緊迫感を楽しめました。恋人との痴話話をあんなに入れる必要あるのか?ジャックライアンはスーパーマンかジェームスボンドなのだろう。そんな感じで割り切って観てしまいました。うまく活躍しすぎですものね。恐怖の連鎖、恐怖の総和を分析してもう1段階学ばねばならないと思いました。 7点(2003-05-01 14:25:18) |
195. ペーパー・ムーン
いま見てみると平凡な部分も多々あるなと思うのですが、かわいい映画ですよね。アメリカンニューシネマには思い入れがあるのでこれも好きです。批評が懐古に負けてるか。オジさんを許して。 7点(2003-04-21 22:00:34) |
196. たそがれ清兵衛
清貧。いや正貧?愚痴を言わず、人のせいにせず、くさらず、へこまない生き方に感銘。なかなか出来ないよ。「ギルバートグレイプ」をちょっと思い出してしまった。もう少し子供へ対する愛情が描けていたら、清兵衛の潔い生き方がいきてきたと思います。山田洋次だけにもう少し会話の面白さを期待していました。数々の賞も含め評判が良かったからもう少し盛りあがるかなと思ったのですが、そこそこ面白かったです。「決められたリズム」いい歌~。 7点(2003-04-07 20:46:35) |
197. チョコレート(2001)
感情をコントロールしつつ冷静に生きていく後半の主人公が良かった。落ち付いた感じの音楽がいい効果を出していた。争いを求めず自分を求める映画。蛇足ですが、濡れ場はすごい。ちょうどその時に女房が見に来たので、なにも聞かれてないのに「こういう映画ではないよ」と言い訳してしまった。 7点(2003-02-25 16:05:27) |
198. ヒドゥン(1987)
見た当時は新しいエイリアン形・行動が面白かった。グニュッとして、ただただ下品の寄生エイリアン。風邪をひいてハナが止まらない時、あんなのが出てくる想像をします。 7点(2003-02-23 12:07:42) |
199. ターミネーター2
この映画は前半の方が印象深い。やはりT‐1000が途中から出なくなるとテンションが下がってくる。ラストの別れのシーンは良いけど。少年の「僕はなにか大変な使命を与えられこの世に生きてるんだ」的な特別な存在証明の心をうまくついている。エヴァンゲリオン。小さい頃見ていたらもっとはまっていたかも。 7点(2003-02-23 11:51:37) |
200. 戦場のピアニスト
ドラマチックな展開はないのですが、生身の人間がひたすら生きていく姿が表現されていました。うまく行き過ぎかなぁという感じですが、実話と言われればピアニストという必要性も含めて納得しないでもないストーリー。しかし、戦争は、ほんとに、地獄。 7点(2003-02-20 14:35:34) |