181. タイフーン TYPHOON
《ネタバレ》 うーん。。。 まぁ面白かったですけどね。 サスペンス映画なのか、アクション映画なのか、お涙ちょうだいなのか。。。 よくわからん。 「朝鮮半島の悲劇」はちゃんと伝わってきましたけど。 しかし、世界中に敵を作りそうな設定ですな(笑) 日米共同で核ミサイルの起爆装置を開発? ロシアから劣化ウランを購入? 自戒してるように見せて、その実 近隣諸国を貶めてないかい?(笑) 「日本が核ミサイルの起爆装置を云々」っての、そんなのに韓国民は「有り得そうだなぁ」と感じてしまうんでしょうか??? なんだか、哀しいやら、切ないやら、悔しいやら、腹立たしいやら(笑) で、最終的に爆発しないの? つーことは? あれは南北朝鮮に対する警告(とかイマシメとか)だけだったってこと? エンディングもなんだかファンタジック調だし。。。 もうちょっと骨太な見せ方しても良かったんじゃないのかなぁ??? [映画館(字幕)] 6点(2006-05-08 22:56:24) |
182. 恋におちて
《ネタバレ》 肉欲の上に立脚しない不倫か。。。 「なぜ抱かないんだ、ばか!」 ここがこの映画の深みですかね。 [映画館(字幕)] 7点(2006-05-07 20:16:02) |
183. フルメタル・ジャケット
《ネタバレ》 キューブリック流反戦映画ですね。 シニカルやわ~。。。 勇敢な兵士が(栄誉とか汚名返上をかけて)敵前に飛び込み傷つく→正義感の強い(仲間を救いたい)兵士がその戦友を救いにいってまた傷付く→勇猛果敢(もっと言えばただの向こう見ず)な兵士が敵を倒すべしで突進→その兵士に促されて小隊全体が戦闘を余儀なくされる→その戦闘中に新たな犠牲が出る→敵とは比較にならない大戦力で倒しにかかる→倒した相手はなんとも非力な女性たった一人であった。。。って、ズルズルとベトナム戦争の泥沼にハマっていくアメリカに見える。 「これがお前等のいう『自由をかけた正義の戦い』なのか?」と。 みなさんおっしゃるように、前半ムチャクチャ引き込まれる。 訓練教官(訓練風景ごと)が最高ですね。 「兵士とは英雄なんかではなく、殺人の為に無理矢理作られた単なる兵器なんだ」と訴えている。 しかもそいつらは大して思慮深い連中でもないんですよと(笑) 戦場で使われるノリのいいBGMなんか、完全に揶揄ですもんね。 面白かった 。。。ですけど、果たしてキューブリックは「こんなストーリーを語りたかった」のかな? 「戦争に対する自分流のスタンスを見せるための映像」のような。。。 だって前後半2つのストーリーに実は関連性がないもんね。 まあ、そういうのをひとつの作品として製作してしまえるのがキューブリックらしさなのかもですけど。 [DVD(字幕)] 9点(2006-05-07 19:19:27)(良:1票) |
184. クレイマー、クレイマー
《ネタバレ》 「だからどうしろ」とか「こうあるべき」とかではないし、ストーリーとしてもハッキリとした結論を出しているわけではない。 つまりは一ファミリーの紆余曲折をただ「描いてある」だけのドラマです。 子供が割と聞き分けよかったパターンのね。 特に伝えたいことがあるわけではないし、社会に対する提言をしてたりするわけでもないんでしょう。 でも、心に響くシーンがいっぱいありますね。 みんなそれぞれの想いを抱えて頑張ってんだ、俺も頑張ろうって思えます。 父性だって母性に負けない親心です。 でも、それよりも。。。「この子に何をしてあげられるか」ってことより、ドタバタでいっぱい失敗したって「そばにいるということで育まれる愛情」が、親も子供も大きくさせるんだと。 そういうことを教えてくれる映画です。 [ビデオ(字幕)] 7点(2006-05-07 16:37:39) |
185. ザ・ロック
《ネタバレ》 面白かった! マイケル=ベイ節が今にも顔を出しそうでハラハラだけど(笑)、設定も展開も秀逸。 カーチェイスとかトロッコとか、ちょいと「狙いすぎ」なアクション部分をもう少し現実味ある方向に落としてくれたら完璧かも。 ニコラス=ケイジとショーン=コネリーの絡みはなんともワクワク感があるし、エド=ハリスの役どころも渋い。 いいわ~。 面白い映画作ってんじゃん! [ビデオ(字幕)] 8点(2006-05-07 01:47:05) |
186. タイムマシン(2002)
《ネタバレ》 やってきて数日で、その世界に愛着がわいちゃうんだ??? 何もかもを投げ打って、昨日今日出会ったばかりの女性(ひいてはその人類)を救っちゃえるんだ??? つか、「タイムマシン」があるんでしょ? なんとでもできるじゃん。。。 つか、環境に合わせて淘汰され進化してきただけの生物(人類)なのに、「モーロックは悪でエロイは善」って決めつけちゃっていいわけ??? あれは単純にその時代の生態系なんじゃないの??? つか、タイムマシンが爆発したら回りのものはあんなふうに消えちゃうの??? つか、老人達はどこに「旅立った」の??? つか、エマはもういいの??? ほんのつい先日(2度目の)別れをしたばっかりだよ??? 恋人を取り戻す為に4年もかけた執念も情熱も、たった1週間でなくなってしまうんだ??? 変な映画。。。。 なんだよ、これ??????? [DVD(字幕)] 3点(2006-05-06 02:48:46)(良:1票) |
187. ブラック・レイン
《ネタバレ》 ハリウッド映画に日本のトップ俳優達が大挙出演してる嬉しさはあるんですが、ストーリーとしてはそこそこな感じ。 まあ、6点ってとこなんだけど。 それよりも、「はっちゃけて出しゃばって文句ばっかり垂れて無茶やり放題のNY市警官」と「寡黙に規律正しく与えられた仕事を実直にこなす大阪府警官」という対比が面白かった。 エンターテインメント的に見れば前者の方がカッコイイんだろうし映画にもしやすいんだろうけど、ほんとに力量ある役者がやったら圧倒的に後者の方がカッコイイ。 日本的美意識の素晴らしさを実感させてくれたのが痛快。 松田優作や健さんの眼力、シブ味、凄み。。。M・ダグラスなんて目じゃないね。 健さんのカタカナ英語がめちゃかっこよかった! [DVD(字幕)] 7点(2006-05-05 23:15:26) |
188. U・ボート ディレクターズ・カット版
《ネタバレ》 たった3発の魚雷を放つところだけが、唯一「いわゆるカッコイイ」シーン。 あとは。。。だらだらと繰り返される食事のシーン。 駆逐艦に攻撃されて逃げまくる。 無理な命令を押しつけられて傷付いていく。 水浸し油まみれになって修理をする。 水圧に潰される恐怖におののく。 命からがら逃げ延びたのに、潜水艦でありながらオカの上で沈まされていく。 なんて無様なんだろう。 そう、戦場なんてきっとこんなに無様で不条理な場所なんだ。 それを切々と語っている。 素晴らしかった。 [DVD(字幕)] 8点(2006-05-05 05:26:07) |
189. U・ボート
《ネタバレ》 たった3発の魚雷を放つところだけが、唯一「いわゆるカッコイイ」シーン。 あとは。。。だらだらと繰り返される食事のシーン。 駆逐艦に攻撃されて逃げまくる。 無理な命令を押しつけられて傷付いていく。 水浸し油まみれになって修理をする。 水圧に潰される恐怖におののく。 命からがら逃げ延びたのに、潜水艦でありながらオカの上で沈まされていく。 なんて無様なんだろう。 そう、戦場なんてきっとこんなに無様で不条理な場所なんだ。 それを切々と語っている。 素晴らしかった。 [DVD(字幕)] 8点(2006-05-05 05:25:17) |
190. ミッション・トゥ・マーズ
《ネタバレ》 話には結構ぐぐっと引き込まれていくんだけどね。 ラストはどうだろう。。。 悪くはないと思うし、ロマンもあるんだけど、なーんか今更感があるよね。 「ふーん。。。」って感じの(^^; んーーー。。。 [ビデオ(字幕)] 6点(2006-05-05 01:20:42) |
191. 宇宙戦争(1953)
《ネタバレ》 なるほど。 スピルバーグが作り直したくなる気持ちが分かる。 ラストがラストだけにそれほど面白い素材だとは思わないけど、スピルバーグがやりたかったことがよくわかりました。 スピルバーグ版に、もっと点数あげてもいいな。。。 [DVD(字幕)] 6点(2006-05-05 01:13:06) |
192. インストール
《ネタバレ》 上戸彩の愛くるしい唇から淫靡な言葉が発せられる昂揚感(笑) と 隆之介くんが「こまっしゃくれたことをやってるくせに非常に可愛い小学生」という役を好演してたこと。 このふたつ。 それ以外になんかあんの??? 設定もストーリー展開もスッカスカ。 なんだ、こりゃ??? こんなので1800円取って上映してたの??? とんでもねぇな。。。 [DVD(邦画)] 3点(2006-05-04 04:10:55) |
193. ターミナル
《ネタバレ》 「ヒューマンドラマ」なんて大仰な売り文句いらないよ~(^^; 観てるこっちが構えちゃう(笑) 肩の力を抜いてコメディを観る気持ちでいないと楽しめませんな。 だって、でないと、まず冒頭で「これほどレアなケースのトラブルに陥った旅行者相手なら、通訳がくるまで事務所に引き止めて、しっかり事情を説明してケアするのが普通だろー」って突き放されちゃいませんか? ということで、「純朴な主人公」って下地を利用しつつ「空港内サバイバル生活」を見せる為の設定作りなんだよね、と受け止めましょう(笑) そうすると、ネタひとつひとつは楽しいし心地いいんですよね。 まぁ御都合主義すぎるけど(笑) でも、何よりメインストーリーの部分が弱い。 「入国への戦い」というには、その動機も弱い。 主人公の望みを叶える為の友人の犠牲が大きすぎる(^^; あんなことになるなら一度帰国して、もう一回出直さないかい? (^^; ロマンスもかなり中途半端な結末だしさぁ。。。 カタルシスも弱い。 もう少しポップなタッチで見せてくれたら、楽しめたのかな? 「笑いの中でホロリと泣かせる」を狙ってるんだろうけど、上手く融合されなかった感じ。 何よりも、スピルバーグ&ハンクスってネームバリューが災いしたような。。。(^^; [DVD(字幕)] 5点(2006-05-03 05:09:49) |
194. 下妻物語
《ネタバレ》 女同志の友情ものって、どうもクサくなっていかん。この作品もそこがやっぱりムズガユイんだけど。 でも、そこを我慢しちゃえば、かなり面白い^^ プロローグ部分のギャグのたたみかけは山盛り笑った(笑) ツカミはオッケーですな(笑) 「フカキョンのロリータファッションだと??? 絶対つまらんぞ」って思ってたんだけど、何をトチ狂ったか観てしまった。したら、ちゃんと可愛かったわ~♪ あんまり難しいこと言わずにおこうっと(笑) いやいや、楽しかったですよ^^ [DVD(字幕)] 7点(2006-05-01 00:40:48) |
195. ゴジラ(1954)
《ネタバレ》 恥ずかしながら初見。 しかし、なんという映画だろう。 反核反戦反環境破壊をここまで切々と唱え上げる映画だとは思わなかった。 凄い。 初代ゴジラって本当に偉大な映画だなぁと思う。 日本でも50年も前にこんなもの凄い映画を作ってたんですね。 世界中にゴジラファンがいるのが理解できた。 「科学技術の進歩」に対する警鐘、科学者としてのモラル、地球上全ての生物の尊厳等々。。。様々なテーマが本当に切々と綴られている。 これ、単なる子供向けの映画じゃないですね。 感動しました。 この初代ゴジラの名声を傷付けるような(膨大な数の)続編、そんなの作らないで欲しかった。 それら陳腐な「娯楽怪獣映画」とは一線を画す、偉大なる一本。 [DVD(字幕)] 9点(2006-04-30 01:55:15)(良:1票) |
196. 50回目のファースト・キス(2004)
《ネタバレ》 んーと。。。ここまでお気楽でいいのか? って目線はとりあえず横に置いときかなきゃね。 そういうこと言い出すと、もうどうしようもなく泥沼にハマっていっちゃうんで(^^; 「気楽にラブコメを楽しむんだ」って心構えで観ると、かなり楽しめます。 毎日あの手この手でルーシーを口説くのが笑えた。 なかなか面白かったですよ^^ [DVD(字幕)] 6点(2006-04-22 03:38:45) |
197. アフリカン・ダンク
《ネタバレ》 ま、お約束なんだけどね(笑) 楽しかったからいいんじゃないですか? ^^ [DVD(字幕)] 6点(2006-04-22 01:51:00) |
198. 頭文字(イニシャル)D THE MOVIE
《ネタバレ》 5点。 原作はよく読んでるから違和感や失望感はもちろん大いにあるけど、キャスティングそのものはまずまず。 バトルシーンは文句なく素晴らしい。 なので、頭の中でストーリーを補完しながら鑑賞することにした。 そうすっと「深夜1時くらいにポッとテレビつけたら偶然放映してた」ってなシチュエーションなら大満足なんじゃないかって思える(笑) とりあえず2時間の枠の中になんとか上手くネジ込んだなと。 ただ、どのみちこっちで補完しなきゃならないものならば、なつきと云々って部分をバッサリ落としてくれた方がいいな。 あれは全くいらない。 それと、いつきがバカ息子って設定は悲しかった。 原作で、「どんなに遅くても、そのレビンはいつきが自分で買った自分の車だ。 凄いよ」って拓海が言うシーンが大好きだったから。 あとね、日本人的美的感覚からすると「AE86のひ弱さ」をもっとアピールしてくれないとカタルシスが弱い。 そこがイニシャルDのキモなんだけどなぁ。。。 って、文句ばっかり言ってるな、俺(笑) あたまもじD(笑) [DVD(吹替)] 5点(2006-04-21 23:38:02) |
199. フライト・オブ・フェニックス
《ネタバレ》 げっ! こんなに薄っぺらかったっけ? オリジナル観なおさなきゃ。。。 オリジナルを観た時のような「喉カラカラ感」が、全然伝わってこないんですけど? [DVD(字幕)] 5点(2006-04-20 04:46:49) |
200. バンド・オブ・ブラザース<TVM>
《ネタバレ》 もの凄い映画(ではないんだけど)だと思う。 これだけの長編にもかかわらず、一気に観てしまった。 大戦中、一中隊が直面する様々な局面を、様々な角度から描いてあり、見応えは十分だし、その深みも、こんな映画(ではないんだけど)を作ろうとした志も尊敬に値する。 ただ、「勇敢に戦う兵士は英雄だ」的バックボーンが、どうしても受け入れられない。 「アメリカ万歳映画」とまでは言わないけれど、やはり「戦勝国の目線」なのが惜しい。 もちろん「最前線は地獄だ」ということは表現されているけれど、「戦争」というものが放つ「どろりとした」とか「べたっとした」みたいな嫌悪感や恐怖感がもっと伝わってきてもいいんじゃないか? これだけの時間をかけた割りに(そして、ここまで「戦場」を掘り込んだ割りに)、そこが希薄なので減点。 戦場での「絆」や「栄誉」は素晴らしいと思うけど、そのために「その前に戦場に行かなくていいということの方が圧倒的に大切だ」というメッセージが弱くなってしまっては。。。 このバランスだと、危うく「戦場も悪くないかなぁ」って思ってしまいそうだから。 8点。 [DVD(字幕)] 8点(2006-04-20 02:01:42) |