Menu
 > レビュワー
 > すねこすり さんの口コミ一覧。10ページ目
すねこすりさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 432
性別
ホームページ http://blog.goo.ne.jp/kirin6770
自己紹介 こちらでの書き込みは休止しております。
よろしければ、ブログへお立ち寄りを。

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(投票数)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
評価順1234567891011121314151617181920
2122
投稿日付順1234567891011121314151617181920
2122
変更日付順1234567891011121314151617181920
2122
>> カレンダー表示
>> 通常表示
181.  ワーキング・ガール
松葉杖でシガニー・ウィーバーがメラニー・グリフィスを指すシーンが印象的。メラニーが卑猥な言葉を電光掲示板に打ち込むシーンもイイ。痛快で純粋に楽しめる。ま、現実にはめったにない話だけどね。
[地上波(字幕)] 7点(2007-07-27 15:48:26)
182.  デカメロン
人間なんて、聖人だろうが凡人だろうが所詮は食ってヤッて垂れるだけの生きもの、ってこと。異議ナシ!
[ビデオ(字幕)] 7点(2007-07-27 10:01:39)
183.  スプラッシュ 《ネタバレ》 
ダリル・ハンナ、か、可愛い~~! トム・ハンクス、わ、若いッ! でも、なんと言っても一番はジョン・キャンディ! イイ兄貴だ、あなたは。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2007-06-14 22:43:55)
184.  十二人の怒れる男(1957)
2度目。面白いし、あっと言う間にエンドマークというのも確かなのですが・・・。突っ込みどころがないかと言うと、そうでもないかな、と。でも、まあ、あまり深く考える必要もないので。・・・というわけで、7点としました。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2007-04-11 21:42:15)
185.  テス
美人は得だ、というのは必ずしも真ならず、という映画ですね。話自体は悲惨極まりないのに、見ていて暗さをあまり感じなかったのは、それでもやっぱりナスターシャ・キンスキーの美しさによるものでしょうか。それにしてもエンジェル、迎えに来るのが遅すぎるよ(怒)。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2007-03-25 00:32:32)
186.  グロリア(1980)
ジーナ・ローランズがひたすらカッコイイ。煙草を吹かし、グラスをあおり、高いヒールのサンダルでいかつく闊歩する姿は、ステキであった。子供との距離が微妙に縮まって行く感じが良かったけど、イマイチ子役をカワイイと思えなかったのは私だけ?
[ビデオ(字幕)] 7点(2007-01-03 17:33:29)
187.  ウェイバック -脱出6500km-
サバイバル映画の場合、もちろん、サバイバルの描写がキモなのは当たり前なんですが、その映画の良し悪しを決定づけるのは、ラストシーンだと思うのですね。そういう意味では、本作はなかなか。とはいえ、まあ、正直、あれほど過酷なサバイバルシーンを嫌というほど見せられた割には、あんまり感動もなく・・・。サバイバルもの、大して好きじゃないのかも、と今さら気付いたような気がします。そんなことないと思うんだけどなぁ。エド・ハリスは、どこにいても存在感ありますねぇ・・・。
[DVD(字幕)] 6点(2014-02-03 23:49:56)
188.  モンスター上司 《ネタバレ》 
脇役陣が超豪華! まー、こういう映画にリアリティなど求めてもあまり意味はなく、カリカチュアされたそれぞれのキャラを「こんなやつ、いるかーっ?!」とか「いるいる、こういうやつ!!」とか思いながら見て、時々笑えればそれで良しでしょう。あらゆるハプニングで絶体絶命まで追いつめられるけど、ラストは爽快、というありがちなドタバタコメディですが、ま、どんな所にも??な人ってのは必ずおいでになりますので、そういう意味では、そのあしらい方とか、気の持ち方とか、ゼンゼン参考になどなりませんが、ちょっぴりカタルシスを味わえるかも。個人的にはジェイミー・フォックス演じるマザーファッカー、サイコー!!
[DVD(字幕)] 6点(2014-01-20 23:08:03)
189.  ルートヴィヒ(2012)
ドイツによる、ドイツ映画としてのルートヴィヒです。これは、致し方のないことだと思うんですが、過去に“ヴィスコンティ版”という無視の出来ない作品がある以上、比較されるのは宿命で、本作は、それを意識し過ぎて、そこから離れようと頑張りすぎた感あり。全体にかなり薄味な作品となってしまいました。雰囲気も全体に明るいです。少なくとも、ヴィスコンティ版を覆い尽くしていた頽廃感はほとんどありません。ルートヴィヒを演じたザビン・タンブレアは確かに美しいのですが、アングルによってはオバサンみたいな顔になり、また、身長がものすごく高い上に顔が小さいため、単独のシーンは良いのですが、他の出演者との絡みになると浮いてしまうという・・・。王の衣装がもの凄く映えますけれども。また、シシー始め、ゾフィー、オットーと、役者に魅力が欠けています。途中、いきなり14年飛ぶので(その間にルートヴィヒの役者も変わってしまう)、そこが本作の一番の残念ポイントです。同じ尺に収めたかったのであれば、冒頭をカットし、戴冠式から始めてもゼンゼン良かったと思うのですが・・・。さらに、ワーグナーの描写もただの「わがままなオッサン」という感じでイマイチ。まあ、私はワーグナーが人としても作曲家としても、またその音楽も嫌いなんで、ヴィスコンティ版みたいに、とんでもない下品クソジジィ的な描写を期待してしまっていたのかも知れません。それにしても、ルートヴィヒは、生まれてくる時代を間違えたのだとつくづく思います。あの時代のヨーロッパで、平和と芸術を愛し、とか言っても、それは寝言にしか聞こえないのも無理ないですもんね、側近にしてみりゃ。私個人は、ルートヴィヒは決して“パラノイア”などではなく、国庫の破綻を真剣に憂慮した側近によって禁治産者とされたのだと信じているので、どうしても、ルートヴィヒには同情的になってしまいます。・・・しかし、ドイツの威信を掛けての制作、みたいな売りの本作でしたが、公開1か月足らずで終映の様です。劇場もガラガラ。あれこれ書いてきたけど、そんなに悪い作品ではないと思うのに、何となく寂しいですねぇ。DVD化もビミョーな感じかな。
[映画館(字幕)] 6点(2014-01-13 21:43:13)
190.  アンナ・カレーニナ(2012) 《ネタバレ》 
キーラ・ナイトレイは、確かに大変な美女だけれども、どうにもその笑い方に品がなく、また、致命的に色気がない女優さんである。まあ、ソフィー・マルソーのアンナもイマイチだったのだが、まだ彼女は男に惑い惑わされ、というのに説得力がある。・・・というわけで、キーラがアンナを演じるということと、過去に何度も映像化されていることを考えると、この演出は大正解であったと思う。非常に工夫された、それでいて無理がなく面白い方法だった。どこかコミカルな趣を感じさせてくれたのは有り難い。これでシリアス路線まっしぐらだったら、悲惨だったと思うので。ただ、あの社交ダンスの踊りは???であった。腕をうねうねさせて、あんなの初めて見たゾ。ああいうのが、当時のロシアで流行ってたのかしらん? それにしても、アンナという女性は、超が付く身勝手なお人。若い愛人に走るも、夫に戻り許しを請うたかと思えば、やっぱり愛人を愛していると言い、愛人の愛も信じられなくなり発狂、薬漬け、自死・・・、と、まあ当然のルートを辿るので、見ている方は同情も何もなく、ふむふむ、そらそーだろ、としか思えないというか。夫も愛人も、何だかなぁ、という印象で。しかし、「愛」って何なんですかねぇ。肉欲が盛んな頃は、単なる発情期であって、愛してる、ってのとはちと違う気が。発情期を過ぎた後、それでも、愛しい、会わずにいられない、その人のことを思わずにいられない、というのが愛情の芽生えでは。そういう意味じゃ、アンナは発情期を愛と勘違いしたまま、勝手に死んじゃった、ということもできるかな。随分意地悪な見方だけど。歳をとると、人を愛することって、そんな単純な話じゃないでしょ、とか思っちゃって、ダメだねぇ。勢いで突っ走る、そう、それも愛でしょ。そーでしょ。そう思いたい、若いころのように。
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2014-01-03 03:13:19)(良:1票)
191.  ホワイト・オランダー 《ネタバレ》 
何度かところどころTVオンエアで見ているけれど、最初から最後までちゃんと見たのは初めて。娘の母親からの「自立」物語・・・そんな生易しいお話じゃないでしょう、これは。描写がキッチリしているけれど淡泊なので、そういう風に見えても仕方ないとは思いますが。これは、娘の、母親からの自由を勝ち取るための「壮絶な闘い」物語というべきでしょう。まあ、真っ当な母親に育てられた方には、アストリッドが自立できていないと見えて当然なのです。ですが、このミシェル・ファイファー演じるような毒を撒く母親に生み落されて知らない間に毒されて生きてきた娘は、自立というものを知らないのです。遅まきながら何となくその存在と意味を知った時には、自分の頭も体も重度の中毒状態。解毒にもの凄いエネルギーと時間が掛かるのですが、これが、周囲にはなかなか理解されづらいのですよね。それは、母親というものがそのような毒を撒く存在だと、考えも及ばないからです。特効解毒剤もない、ただただ自力で解毒することの困難さは、多分、こういう母親を持った人でないと理解できないと思います。そしてまた、理解できないことは純粋に「幸せなこと」だと改めて感じていただきたい。「分かるような気がするが、アストリッドに共感できない」というのは、分からないと同じであり、それは幸せなことであって、決して想像力が欠如しているわけではないのです。私はまだ、自分を解毒できただけ、幸せ者だと思えるし、アストリッドもそう。世の中には、重度の中毒状態にあえぎ脱出できずに苦闘している人々がきっとたくさんいると思うから。その方が楽だと思えてしまうのも痛いほど分かるし。でも、アストリッドのように闘えば、解毒することの本当の意味、解放感と真の自由を実感できます。親子の縁はそれでも一生切れはしませんが、毒から身を守る術を身に着け、母親を精神的に葬ることができる。それがささやかな解放なのです。今、中毒症状で苦しんでいる人々の一助になり得る作品ではありますが、ちょっとパワー不足は否めませんかね。でも、パワフルにしちゃうと、もうそれこそ見ていられない悲惨極まりないグロ映画になりかねないので、やはりこれくらいの薄味が正解なのかも知れません。
[DVD(字幕)] 6点(2013-11-11 22:03:55)
192.  ポゼッション(2012)
正統派オカルト映画です。こういう「とり憑かれ」系は好きなもので・・・。もう、隅から隅まで真っ当な作りでございます。唯一、ちょっと異質な感じがしたのは、MRIでアレの姿がバッチリ写るところです。いやー、写しちゃいましたか!!と、快哉を叫びました。除霊シーンは、まあ、割とアッサリでやや物足りない気もしますが。お気の毒なのは、妻の新しい恋人ですね。あんなんになっちゃって。なのに、妻はそれを悲しむどころか、気にすることさえせず・・・。しかし、なんといっても特筆すべきは、エミリーを演じたお嬢さん。素晴らしかったです。久しぶりにオカルトらしいオカルトを見て、ちょっぴりゾワゾワさせてもらいました。
[DVD(字幕)] 6点(2013-10-29 23:06:38)
193.  プライドと偏見 《ネタバレ》 
原作未読。前に一度見ているはずなのに、恐ろしいほど何も覚えていなかった・・・。まあでも、正直、キライじゃない。映像は美しいし、音楽もなかなか。ハッピーエンドだし。イマイチ評判の悪いダーシー役のマシュー・マクファディンですが、私は悪くないと思いました。高慢というよりは、ちょっとダサい、暗い、ですかねー。でも、決して醜男じゃないし、品もありました。特筆するような内容はないけれど、ブレンダ・ブレッシンは、『秘密と嘘』でもそうだけど、こういう自己チューで頭がよろしくない女役が実に上手いですね。このベネット夫人が、我が母親の姿とダブり、ヒジョーに嫌な気持ちになりました。娘の結婚に血眼になる母親。作中の時代では、女にとっての結婚は人生レベルの切迫した問題だろうから、こういう母親はむしろフツーだったんでしょうが、現代(とゆーか20年前)の母親でこれって、やっぱりかなりクレイジーだったんだよなぁ。ま、我が母親は女の人生は結婚で決まると信じて疑っていない他力本願な人なんで、仕方ないと言えば仕方ないけれども。母親世代だと、本作同様、「結婚(だけ)が女の生きる道」に通じるものがあったのも否定はしませんが。逆にいえば、まあ、結婚しか女性の生きる道がない時代に生まれてこなくて、本当に、ホントーーに、良かったと、こういう作品を見ると骨身にしみて思いますね。・・・ちょっと、原作を読んでみるか、という気になりました。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2013-09-29 23:04:03)
194.  ジェイン・エア
ひょえ~、号泣してしまった! なんともはや、我ながら意外・・・。これ、公開当時劇場で見ているはずなんですが、その時は、こんなに泣けなかったゾ。何で? Wikiによれば、日本での公開は96年。はて、、、まだ20代だった私。とはいえ、結構過酷な時期だったんで、これはキツかったはずなのだが。心まで不感症だったんかなー、あの頃は。・・・それにしても、こないだ見た、フクナガ版では、ほとんど涙も出なかったというのに。どこで号泣したかというと、ロチェスターとジェインの婚礼から後、ずっと、最後まで。思うに、これは、ハナシの内容で泣けたのではなく、恐らく、シャルロット・ゲンズブールと、ウィリアム・ハートのベタな演技にまんまとヤラレたんでしょうな。記憶では、ウィリアム・ハートのロチェスターはもっとダサくてイケてない感じだったんだけど、再見してみたら、あらま、なんだかサマになってんじゃないの。パイロットも愛嬌あって可愛いし。フクナガ版では存在感の薄かったバーサ、こちらはマリア・シュナイダーが演じており印象的です。あの火事のシーンは記憶通り。ジョーン・プロウライト、アンナ・パキンはさすがです。しかし、この原作は一体これからあと何回映像化されるんでしょうか。今や相当、陳腐でご都合主義なお話なんですけれど。ま、それはさておき、ゼッフィレッリは、やはり美術、衣装、音楽と素晴らしいです。演出自体はフツーだし、脚本もうーん、という感じだけれど、私は基本的に彼のファンなので、彼の得意とするところでは裏切ってくれていないのでこれで十分です。たくさん泣かせてもらったし、そこそこ満足。少なくともフクナガ版よりは。
[DVD(字幕)] 6点(2013-09-09 22:07:09)
195.  シャネル&ストラヴィンスキー
マッツ映画4連投。この映画は、「春の祭典」の初演シーンをかなり史実に忠実に再現しようと頑張った、その冒頭のシーンだけで存在価値のある作品でしょう。劇場の美術といい、もちろん舞台美術といい、開始直後に離席してしまうサン・サンーンスと思しき観客とか、伝えられる話はとりあえず盛り込まれているようです。ちょっと感動しました。正直なところ、3大バレエの中では、個人的には「ペトルーシュカ」が1番好きであり、「春の祭典」は3番目。だって、なんかつまんないんだもんね、聴いてても。曲想が目まぐるしく変わり飽きさせないけど・・・。でもまあ、ストラヴィンスキーの音楽は基本的には好きだし、オケで吹いた思い出深い曲もあるので、なんつーか、まあ、ちょっと贔屓目に見てしまいます。とはいえ、シャネル役の女優さんは美しいけれども、時々久本雅美に(原因は口元かなあ)見えてしまったり、ディアギレフがイマイチ迫力不足だったりはいただけない。『ニジンスキー』でアラン・ベイツのを見てしまっているから余計にね。ニジンスキーもこの後、坂を転げ落ちるように不幸になっていくわけで、そんなこんなで、この映画の背後にあるいろいろな人や物の動きに思いを馳せると、それはそれで感慨深いものがあります。そして、マッツ・ミケルセンですが。ピアノの演奏シーンがいくつかありまして、長いワンショットの中で彼は実際演奏しています(音は違うでしょうが)。その演奏シーンが素晴らしいのは、何より、彼のピアノの弾き方にあります。多分、演奏経験があるのでしょうね、少しは。手首がきちんと上がって固定されています。これは、ちょっとやそっとの練習で出来るものではありません。こういう映画では手首が下がってぶれた動作を見せられると思いっ切り興ざめなのであります。そこがきちんとクリアされている。これは結構些細なことの様で、大きいですね、私的には。彼はかなり器用な俳優さんだとお見受けしました。うーん、マッツ、恐るべし。
[DVD(字幕)] 6点(2013-08-11 22:37:57)(良:1票)
196.  レディ・ジェーン/愛と運命のふたり
『十二夜』がなかなか良かったので、こちらも少し期待して見ました。で、まあ、正直に言うと、ちょっとばかし期待外れでしたかね。無難な作りですが、無難すぎてアッサリ終わっちゃった、って感じです。とはいえ、大好きなヘレナのデビュー作ですから、ある意味私にとっても記念碑的作品です。デビュー作とは思えぬ演技と存在感で、その後の活躍も納得というものです。期待外れとは書いたけれど、この監督は、とっても仕事がというか、演出が丁寧ですね。心理描写に腐心しているのが非常によく伝わってきます。役者の微妙な表情の変化が素晴らしいです。衣装・美術も美しい。それにしてもまあ、古今東西、権力ってのは実に実に脆いもんですなぁ。執着しようがしまいが、崩れるときはあっけなく、成り上がるときもあっけなく。どんな恐ろしい権力闘争を目の当たりにしても、欲するものが後を絶たないってこれ、一体どーゆーことなんでしょ。ま、ジェーンは欲したわけじゃなく傀儡だったわけだけど。かしずかれるか斬首か、こんな二者択一な人生、怖すぎます・・・。なかなか上品な薄味作品でございました。
[DVD(字幕)] 6点(2013-08-06 22:34:01)
197.  しあわせな孤独
好きか嫌いかで言えば、嫌いだなぁ。でも、嫌悪感を抱く、とはちょっと違うというか。・・・主な人物4人の誰にも共感できるようなできないような居心地の悪さがあります。ヨアヒムが事故後、周囲に攻撃的になるのは、確かにひどい言動だけれど、これは仕方ない。だって、もう二度と自由に動けないんですよ? その絶望感たるや、想像を絶します。あの状況でそれなりの言動を求めるのは鬼でしょう。こういうのって、経験しないと分からないし、経験しても反応は百人百様ですから。そして、加害者のマリーですが、彼女の事故直後の言動(誕生会のシーン)はちょっと??だけど、ニルスがセシリと深い関係になったと知って動揺するのはトーゼンでしょう。わが夫なんだし、相手は被害者の恋人でしょう? 私が彼女でも激昂する可能性高し。被害者だからって、セシリに夫を奪う権利などあるはずもなく。セシリが彼女からもらって良いのは、賠償金だけです。そのセシリはというと、同じ女性としてはハッキリ言って嫌いなタイプですが、婚約者がああなっている状況で、優しく素敵なニルスのような男が目の前に現れれば、寄りかかっちゃうのも、まあ仕方ないか・・・、と思うし。そらそーでしょう、一人じゃ心細すぎるし、誰かのぬくもりが一番の特効薬なのです、こういう場合。でもって、ニルスですが、まー、男ってこういう生き物なんでしょうね、と思いました、激しく。男性方に失礼千万なのは承知の上で書いちゃうと、とっくに世の男性に対する期待など捨て切っておりますが、それでもこれは「男の馬鹿野郎ぶり」を改めて見せつけられて、ゲンナリしたというか、納得したというか。とはいえ、まあ、私が4人の中で一番共感できなかったのは、セシリですね。いくらイイ男でも、加害者の夫に癒しを求めて情を交わす・・・、これは私には生理的に受け付けない。第三者的に見れば仕方ないと思えても、わが身に置き換えると「気持ち悪い」わけです、何となく。世界一大切な人を傷付けた張本人の配偶者。どーなんでしょうかね、これは。ともあれ、『ロイヤル・アフェア』でセクシーだったマッツ・ミケルセンの出演作を見たいと借りた次第。彼は、ここでもやっぱりセクシーだった。彼のセクシーの所以は口元ですね、あのへの字の。ヤバいです、彼のこと、好きになっているかも! シリアスな映画にそぐわぬ能天気レビューですみません。
[DVD(字幕)] 6点(2013-07-16 22:52:06)
198.  日曜日は別れの時
冒頭、状況が分からず、???状態で見ること30分。いきなり男同士の濃厚キスシーンで、うわっ、とのけぞりました。しかし、本作はゲイ映画として、実は有名だったのですね。知りませんでしたがな。ダニエル・デイ=ルイスのデビュー作だってんで見ただけだったのにぃ。・・・で、本作についてですが。私は自分でも気付いていなかったのか、思いのほか、ゲイに対して抵抗があるようです。この歳になって遅まきながら自覚しました。頭では分かっているんですよ、好きになる相手が同性だというのは別に不思議なことじゃない、って。でも、共感できないのです、どーしても。本作のダニエルとボブのラブシーンを見て決定的に自覚するに至りました。『マイ・ビューティフル・ランドレット』のダニエル・デイ=ルイスの男同士のラブシーンではゼンゼン感じなかった嫌悪感、今回は、感じてしまったのでした。これって、絵的な問題なんでしょうか。分かりません、、、、。なので、バイセクシャルな年下彼氏を持つアレックスにも共感できず。ただし、恋愛における「ままならなさ」に傷つき、悩む、ダニエルとアレックスの姿は胸に刺さります。そして、最後のダニエルの独白。哀しいです。「心が風邪を引いただけ」・・・これは、どーなんでしょう。自分だったら、到底そんな風には思えません。たとえ強がりだとしても。やっぱり誰かを愛することというのは、それなりに重みのあることだと、私は思いたいのです。あるいは、それほど愛していなかった、ともとれますが、それまでの描写はそうではなかったように見受けられたので。あのラスト、どう捉えればよいのか、これを書きながらもまだ分かりません。迷っています。ところで、少年ダニエル・デイ=ルイスの出演時間は、おそらくちゃんと顔が映ったのは2秒くらいだったのではないでしょうか。何となく、面影ありましたが。・・・とにかく分からないことだらけの作品でした。
[ビデオ(字幕)] 6点(2013-03-20 23:47:08)
199.  チキンとプラム ~あるバイオリン弾き、最後の夢~
原作既読。んー、マルジは、映像作家としてはちょっとどーかな、という感じですねぇ。原作とほとんど同じ流れで内容もほぼ原作をなぞっています。それはいいんだけど、そこにこだわり過ぎじゃないですかね。原作は漫画であり、漫画だからこそ、あの表現は突き抜け感があって面白いのであって、映像でそのまま再現しようってのは、なんつーか、スピードスケートの選手がフィギュアスケートの試合に間違って入ってきちゃったみたいな(先日フィギュア見たばかりなもんでこういう例えしか浮かばず、、、)、土俵が違うんだってば、という感じがするわけです。大分前に、『動物のお医者さん』をテレビドラマ化していましたが、あれを見たときのいたたまれなさと似たような感じを受けました。前作『ペルセポリス』でも感じたけれど、こっちはまだアニメだから良かったけど、本作は実写なので余計に違和感が。やはり、映像は漫画とは全く別物、一度、原作の構想を捨て去って、ゼロから構築してほしかったなぁ。多分、原作を読んでいない人には、話が飛び飛びで非常に分かりにくいと思います。あと、やっぱり、バイオリンにしない方がよかったんじゃ、、、。原作にこだわるなら、むしろ、タールにこだわってほしかったような。・・・でもでも! そうはいっても、さすがマルジ、美的センスは素晴らしいです。途中で一部アニメが出てきますが、その美しいこと・・・。本作もいっそアニメで作った方が良かったんじゃないかしらん、とさえ思いました。ヴァンサン・パロノーもあの『ピノキオ』を読めばすごい天才だと分かるけれど、彼も漫画家なんだよな、やっぱり。マルジの本望を果たしたければ、彼女は一流の映像作家と組むべきですね。せっかくの素材がもったいない!!
[映画館(字幕)] 6点(2012-11-26 21:55:10)
200.  少年は残酷な弓を射る
うーん、終始、赤を(血の色ってことだろうけど)意識したあざとい演出が鼻について、何とも言えない嫌な気持ちになる上、時系列をランダムにした構成で、なんだろうねぇ、流行りの手法を取り入れているというか、その志の安直さにちょっとゲンナリなりかけた前半だったんだけれども、どういうわけか見入ってしまった。いくら母親が妊娠を歓迎しなかったからって、生まれた赤ん坊がそれで懐かないなんてのはちょっとリアリティに欠けるんだけれども、親子とはいえ、相性ってものは当然あるわけで、ケヴィンが物心付いた以降はそれなりにリアリティを感じてしまう。ケヴィンは、一種の「究極のマザコン息子」とも言える。母親のエヴァはケヴィンに対し常にオドオドし、顔色を窺い、エヴァのケヴィンを見る目は時々それこそ「化け物」を見る目である。強すぎる母親に潰される子どもの話は悲壮感溢れるが、モンチャイに甚振られる母親の話は不条理感炸裂。ただ、エヴァに対して同情もできず。なんというか、登場人物全て、無機質なんである。人物描写はもちろんあるんだが、やっぱりどこか類型的なのか。血が通っていないんだよね、みんな。この手のモンスターチャイルド(モンチャイ)が大人に鉄槌を下すモンチャイ映画の多くはホラー。モンチャイは、作られる場合もあるし、そもそもモンチャイだったという場合もあるだろうし、後者の場合はホラーだよねぇ。前者の場合は親子の葛藤モノってことだろうけど、本作は、それがどっちか分からないんで、怖いんだか何だかもよく分からない。いずれにしても、親子って因果なもんだよなぁ、本当に。「絆」なんて、雰囲気で安易に口にしてほしくないよ、マジで。
[映画館(字幕)] 6点(2012-09-02 15:08:53)
030.69%
181.85%
271.62%
3276.25%
45111.81%
56515.05%
68519.68%
78820.37%
86815.74%
9266.02%
1040.93%

全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS