181. プレデターズ(2010)
期待していました。裏切られると知りながら。もしかしたら傑作かもしれないと夢も見ました。B級映画の烙印を押されるだろうと思いつつ。そして映画館で見ました。やはりトホホな出来映えでした。良いところも結構あるのに。さて、ごく一般の映画ファンならば、ご自宅でDVD鑑賞すれば十分でしょう。しかし、プレデターファンを自認するなら映画館で鑑賞すべきでしょう。お布施を納めてこそ、呪詛の言葉を吐いても許されるというものです。何作できようと、映画館に行きますよ、私は。呪いますけど。 [映画館(字幕)] 6点(2010-07-21 01:57:04)(笑:1票) |
182. アウトレイジ(2010)
「任侠」とはまったく無縁のドライなヤクザ映画ですね。現実世界ではご勘弁願いたいですが、映画の中のヤクザって、つくづく魅力的で面白いと思いました。役者陣がとにかくよかったです。 難点といえば、何だか話しがとてもちっちゃい点です。それにしては山盛り人が死んでいきます。とんでもない話ではありますが、荒唐無稽と簡単に片付けられない「リアリティ」が感じられ、うまい演出だなと思いました。 [映画館(邦画)] 7点(2010-07-05 02:02:28) |
183. 冷たい雨に撃て、約束の銃弾を
キーワードは「復讐」と「殺し屋」。私の大好きなジャンルです。最後まで緊張感の糸が切れることなく、大満足の出来でした。公開館数が限られているのが残念ですが、一般受けして大ヒットするような映画ではないので仕方ないですね。映画館に足を運べない方はDVD化されたらご覧になって下さい。この手の映画の好きな方に、お勧めです。 [映画館(字幕)] 7点(2010-05-22 01:25:11) |
184. 大脱走
むかし、映画館で見ました。200円で。名画座のあった頃、懐かしいですね。ドキドキするやら、悲しくて涙が出るやら、何度繰り返してみても、素晴らしいです。 [映画館(字幕)] 10点(2010-05-02 22:58:40) |
185. 劇場版TRICK トリック 霊能力者バトルロイヤル
むふむふと来る笑い。実質的な主演は松平健ですね。いいとこみんな持って行っちゃった感じです。佐藤健も存在感を示しています。上田次郎人形欲しいです。しかし、映画作品である必然性がはたしてあるかと考えると疑問ですが。 [試写会(邦画)] 5点(2010-04-27 02:25:47) |
186. 名探偵コナン 天空の難破船
普通に面白いです。けれど、全体的にテンポが間延びしていて、ちょっと残念でした。舞台が飛行船というのがアイデアですが、うまく生かし切れてなかったような気がします。エンディングテーマソングはどこかで聴いたようなメロディラインですが、妙に心地よかったです。 [試写会(邦画)] 5点(2010-04-05 02:25:59) |
187. デトロイト・メタル・シティ
松山ケンイチの魅力は十分に伝わりますが、原作の漫画の方が面白いですね。映画化するに当たって、何だか料理の仕方を間違えちゃったかなってところです。ジーン・シモンズはよくぞ出演してくれたものだと、感心しきりでした。 [地上波(邦画)] 4点(2010-03-07 02:21:40) |
188. 今日からヒットマン
公開初日の一回目、舞台挨拶を観てきました。監督、俳優陣の微笑ましいトークが良かったです。本編は、原作を巧みにアレンジし、うまくまとめ上げたと思います。原作ファンが見たとしても、大きく裏切られることは無いでしょう。上映館数が少なかったので、映画館で鑑賞された方は少なかったと思いますが、DVDを借りて見る分には十二分の出来で、是非お勧めしたいです。森下悠里が体当たり演技で、実にけなげでした。原作に忠実ならば、もっと露出度を期待したいところですが、次はどこまで頑張れるでしょうか。武田真治の思い入れがひしひしと感じられる佳作となりました。二作目にも期待します。私は中央の座席にいたので、プレミアムエディションの記念撮影風景に図らずも写ってしまいました。DVDデビューとなった訳で、思い入れもひとしおに文句なしの10点です。 [映画館(邦画)] 10点(2010-03-07 02:07:54) |
189. シャイニング(1980)
リアルタイムに映画館で鑑賞しました。オープニングの映像美に期待を膨らませつつも、次第に「?」となっていきました。怖くない。意味がよく分からない。結末が分からない。全体に地味な印象で、残念ながら私の感動度は「博士」「2001」「オレンジ」には及びませんでした。それにしてもジャック・ニコルソンほど狂気の似合う役者はいませんね。 [映画館(字幕)] 7点(2010-02-23 00:57:28) |
190. 真昼の決闘
お礼参り。理不尽である。そして孤立無援。しかし、男は自分が自分であるために、戦わなければならない。 [地上波(吹替)] 10点(2010-02-22 00:45:16) |
191. のだめカンタービレ最終楽章 前編
ウイーン、パリと、海外ロケは良いですね。見ていて楽しいです。特番の時は天候にたたられたようでしたが、今回は大丈夫だったようです。出来映えは、期待を大きく超えず、といっても下回らず、及第点です。ところどころ音楽が良くて、寒イボ出ました。マングースは相変わらず可愛く、ポイントを稼いでいます。後編も劇場で見ます。 [映画館(邦画)] 7点(2010-02-14 23:10:12) |
192. 50歳の恋愛白書
バレンタインデーに夫婦で鑑賞しました。このチョイスが私たちのこれからの人生にどのような影響を与えるでしょうか? 見終わってちょっと考えてしまいましたが、これ、女性の視点で捉えたアメリカ版「黄昏流星群」ですね。主人公の女性にとって都合の良い展開、波乱の展開が起きます。しかし、全体に深みがないので、心底共感を覚えるほどではありません。確かに年をとったとき、自分を理解してくれようとする年下の異性が突然現れたら、何とラッキーなことでしょう。しかし、キアヌ・リーヴスの存在がいかにも不思議で、彼が何を考えているのか私にはよく分かりませんでした。ちょっと腹がたるんでいて、35才設定にはさすがに無理が、、、。男の私にとって力強かったことは、アラン・アーキンの演技です。禿げてても、じいさんになっても、格好いいこと。日本語タイトルは全く内容を反映していませんが、この手の映画にとってなんだかお決まりって感じで、許してしまえる心境です。 [映画館(字幕)] 6点(2010-02-14 21:39:25) |
193. コララインとボタンの魔女
昨年の夏に国際線の機内上映にて鑑賞しました。なかなか面白く、大変良い出来でしたが、日本では受けるのが難しいだろうなと思いました。さて、ヒットしますでしょうか。お話は結構ダークで、「ナイトメア・ビフォー・クリスマス」が好きな方は入り込めるでしょう。純真無垢なお子さんを連れて行くと、結構トラウマになるかもしれません。お勧めかと聞かれたら、私はお勧めします。今度は日本語吹き替えで見てみたいですね。 [DVD(字幕なし「原語」)] 7点(2010-02-14 21:23:09) |
194. パブリック・エネミーズ
私はウォーレン・オーツ主演の「デリンジャー」が大好きなのですが、この作品もとても良い出来で、満足しました。「デリンジャー」は牧歌的でどこかのんびりした作風でしたが、こちらはドライでダークなイメージです。マイケル・マン監督らしく、じっくりねっとり描いているので、テンポはゆっくりです。そこが好みの分かれるところかもしれません。ジョニー・デップの素顔を久々に拝ませて頂きましたが、しびれるほどにイイ男ですね。全編に流れる音楽がまた素晴らしいです。 [映画館(字幕)] 8点(2009-12-27 15:07:42) |
195. 2012(2009)
見ました! んもう、どうにでもしてくれって感じです。次から次へと起こる危機的状況にお腹いっぱい。私はハリボテの模型を使った「特撮」をありがたがって見ていたクチなので、こういったCG満載の映像表現にはいつもあっさりやられちまいます。面白かったです。「アイス・ハーヴェスト」のふたり、ジョン・キューザックとオリヴァー・プラットの大出世にはびっくりです。 [映画館(字幕)] 7点(2009-12-27 14:56:27) |
196. カールじいさんの空飛ぶ家
《ネタバレ》 ディズニー、ピクサーをこれまで盲信しており、今まで高得点をつけていましたが、本作は厳しくこの点数をつけます。低得点の理由は、愛すべきヒロインが存在しないこと、悪人が登場すること、登場キャラが少ない上に可愛くないこと、などです。偏屈なじいさんを見ているのはなんだか気分のいいものではありませんでした。これらの点が気にならなければ、内容は家族で楽しむに十分な高水準と思います。小学生の娘は目を何度かウルウルさせていました。 [試写会(吹替)] 3点(2009-11-10 00:33:30) |
197. 風が強く吹いている
中学生の娘と共に家族で鑑賞しました。私は歯を食いしばり、拳が痛くなるほど握りしめて観ました。妻と娘の目ははウルウルしていました。ベタな展開、大いに結構。身銭切って映画館に足を運ぶ価値のある名作です。 [映画館(邦画)] 9点(2009-11-10 00:19:13) |
198. カムイ外伝
私はリアルタイムで「カムイ伝」「カムイ外伝」を貪るように読んでいました。この映画を見ての感想は、よくぞ映画化してくれた、という素直な喜びでした。ひと昔前の実写映画は糸で吊っていたり、それと判る合成だったりして、映像表現にがっかりしたものです。もちろん今の技術も所詮作り物と判るのですが、でも私にとっては十分なレベルの満足感がありました。白土三平の描く無慈悲に満ちたリアリズムが欠けてはいますが、松山ケンイチという得難い俳優を配したことで、私は楽しく鑑賞できました。これを機に、白土三平の作品群が映画やテレビにどんどん取り上げられてくれれば、と切に願います。 [映画館(邦画)] 7点(2009-10-01 00:52:48) |
199. ターミネーター4
《ネタバレ》 想像していたよりも、うんと面白かったです。シュワルツェネッガーの姿がスクリーンに登場にしたときはやはり嬉しかったですね。キャラとしては、ジョン・コナーよりもマーカス・ライトの方が印象深いと思いました。 [映画館(字幕)] 8点(2009-09-11 04:19:23) |
200. 禁じられた遊び(1952)
テレビで映画を見ていて、涙が直滑降で落ちたのは初めての体験でした。後に映画館(字幕)で見ましたが、本作は日本語吹き替えで見ても全くクオリティは下がらないと思います。人前で堪えきれず涙せざるをえない名作です。 [地上波(吹替)] 10点(2009-08-29 14:49:21) |