2081. ゴルゴ13(1973)
さいとうたかをは高倉健をモデルにデューク・東郷(ゴルゴ13)を書き始めたと言われている。そのモデルの張本人が実写版でデューク・東郷役として登場。話題性はあるのだが、ストーリーがイマイチで他の出演者の外人役者にもあまり魅力がなかった。 本気で作れば007のようなシリーズものに成りえたと思うのだが。 5点(2004-03-02 01:54:30)(良:1票) |
2082. 男はつらいよ 寅次郎真実一路
《ネタバレ》 寅さんと証券会社のモーレツサラリーマン。対極にある2つのギャップが面白い。牛久から通勤するサラリーマン家庭というのは設定にリアルさを感じる。大原麗子はシリーズ中でも強力なマドンナだと思う。人妻に惚れる寅さんだが、失踪したダンナを見つけて奥さんを喜ばしたいという気持ちと、ダンナが見つからなければ自分が奥さんと一緒になれるという気持ちの間で葛藤する。秀作です。 <追記>16年ぶりに再見。失踪モノとしては『寅次郎相合い傘』があるが、こっちの方が深刻。しかもよくよく考えてみれば、失踪してしまったのは寅さんと出会ってしまったからと言えなくもない。それだけ人は自由に憧れるという事だろう。ただし、いくら寅さんが自由人だといっても不倫を平気でするような分別のない人間ではない(でも、無銭飲食するのはどうなのかと・・・)。という意味では、相手にもその気はないし寅さんもフラレル事もないし、展開的にはあまり盛り上がる事もなく予定調和ではあるのだが、最強マドンナ大原麗子だからこその危うさだけで成立している作品であるとも言える。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2004-03-02 01:41:59) |
2083. ハッド
↓の方のコメントにつきるのですが、ポールニューマンがかなりのはまり役で魅力的。彼らしさが思う存分に出ていて、重苦しい展開の中でもウィットに富んだ会話があるのが救い。 7点(2004-03-01 23:31:48) |
2084. シービスケット
《ネタバレ》 男の心意気に胸打たれました。ゲイリー・ロスとはかなり相性が良いので期待して観たのですが、期待通りの作品でした。勝負にこだわるのであれば、シービスケットの復帰戦に万全でないレッドを騎乗させるべきではないが、そこにあえて騎乗させようとする関係者の心意気。そして、レースでは馬群からとり残されていくシーンで「やはり実話だし、そう簡単には勝てないようなあ。でもここまで復帰できたし凄いよなあ」って思ってたところで、ウルフがシービスケットの勝負根性を引き出すために、後方に下がるところでその心意気に涙が出ました。これも勝負にこだわるのであれば、ウルフ関係者(馬券を買った人含む)からみればご法度。でもこの「奇跡の演出」は許されるものだったのだと思います。勝つ事だけがすべてじゃない。人の気持ちに応える優しさに心洗われました。でも、関係者皆の夢・心意気に見事に応え、勝ってしまうシービスケット。まさに「出会いが奇跡を生む」最高の物語だと思います。<追記>13年ぶりに再見。移動カメラの疾走シーンの迫力はTVで感じることはできなかった。劇場との差異を痛感した。他方、映像の力で感動させられたのかも?という気も。 [映画館(字幕)] 10点(2004-03-01 22:54:24)(良:2票) |
2085. おしゃれ泥棒
「おしゃれ」というよりはちょっとノーテンキでバカバカしいかな? <追記>16年ぶりに再見。全体的には悪くはないが、40近いオードリーがこういうある種のアイドル映画的な主人公を演じるのは少々無理がある気がした。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2004-03-01 05:56:45) |
2086. 暗くなるまで待って
つまらなくはないし、それなりの緊張感はあるんだけれど、人形見つかった時点でとっととわたしゃーいいじゃん。なんで隠し持つのよ?って思ったのは私だけ?演技もちょっと大袈裟かな。 6点(2004-03-01 04:08:28) |
2087. シーズ・ソー・ラヴリー
娘達は皆いい子だったなあ。バカな大人達を反面教師にあのままいい子に育って欲しい。 3点(2004-03-01 01:57:21) |
2088. パララックス・ビュー
まだ見てない人はオチを楽しんでください。終盤ブラスバンド音楽で暗殺を盛り上げていくのは「知りすぎた男」を意識かなあ。ウォーレン・ベイティが最後かっこよく締めくくってくれるのかと思えば・・・。オチにはやられました。でも「これでいいのかよー!」って感じで、なんか腑に落ちないです。 7点(2004-03-01 00:45:16) |
2089. 櫻の園(1990)
公開当時かなり話題になったので観にいった記憶があります。高校時代の年中行事ってのは、当人にとっては1年の集大成である一生に一度の出来事。また桜の季節が誕生日の人はわかると思いますが、桜が咲き誇る4月上旬ってのは他の人とは違ったなんとも言えない心理状態になるものです。自分の誕生日に一生に一度の出来事である芝居を行い、ヘアースタイルを変えて、自分の気持ちを告白する。ちょっと気持ちが浮ついた特別な1日をリアルタイム形式で上手く表現していたと思います。 6点(2004-02-29 20:57:17) |
2090. ポネット
仏4歳少女版「フィールド・オブ・ドリームス」ですね。こちらはまだ非科学的な事を信じる事が可能な世代なだけに、ストーリー展開にダイナミックさに欠けますが、やはりラストは良いです。私はいい大人ですが、死んでしまった友人や家族に会いたい・話したいという衝動に駆られる事はしばしばあります。夢にもよく出てきます。死者からのメッセージ「楽しく生きろ」を素直に受け入れられるのも4歳というこの世代ならでは?ある意味凄いけど。私なら「生きるのも結構大変なんだよ」と死者に対して愚痴のひとつも言い返したくなるところです。嫌な大人だなあ。 8点(2004-02-29 18:32:59) |
2091. カラーズ/天使の消えた街
1ショーン・ペンとロバート・デュヴァルの交流、2警察とギャングとの対立、3ギャング団同士の対立の3つの要素がどれも中途半端。1を中心にして欲しかった。ショーン・ペンの成長の描き方も弱い。 4点(2004-02-29 16:16:42) |
2092. シティヒート(1984)
私にとってバート・レイノルズって言うと「キャノンボールのオジサン」というイメージが強いのだが、イーストウッドとは中々面白いコンビだった。ストーリーはたいした事ないのだが、2人の各々の個性が上手く生かされていたと思う。ラストはちょっと驚いた。 6点(2004-02-29 14:43:01) |
2093. グッドフェローズ
結局マフィアには信頼関係などはなく、金と名誉と権力しかないって事ですね。実話とはいえ後味の悪い作品です。私はロマンのある方がすきだな。 5点(2004-02-29 04:12:08) |
2094. さらば友よ
《ネタバレ》 犯人役のレズカップルの存在が、ある意味男の友情を盛りたててますね。 5点(2004-02-29 02:11:59) |
2095. クリフハンガー
札束で焚き火するなよー!!! 7点(2004-02-29 00:43:00) |
2096. ウディ・アレンの重罪と軽罪
「人生は選択の繰り返し、その選択こそがその人物の総決算。」意図するところはわかるのですが、ストーリーが陳腐でありきたりすぎ。ウディ・アレンとは相性が悪いのかな。 4点(2004-02-28 15:09:35) |
2097. ファール・プレイ
ヒッチコックを意識したサスペンス・コメディーで、サンフランシスコの坂道を使ったお決まりのカーアクションもある。G・ホーンは相変わらずのオトボケぶりで、魅力爆発。ダドリー・ムーアが要所要所で笑わせくれる。最後の訳のわからない歌舞伎風オペラや観光客等、日本への描き方が変だが、コメディーと思えばどうって事はないか。 8点(2004-02-28 03:46:34) |
2098. サボテンの花
中盤まで結構楽しめるのだが、後半強引に話しを畳み込んだ感じがする。Gホーンの魅力は炸裂しているけど。 6点(2004-02-28 03:31:47) |
2099. 潮風のいたずら
この作品でG・ホーンに惚れました。 実生活もこうなのだろうか???カートラッセルうらやましい。 8点(2004-02-28 03:26:42) |
2100. 17歳のカルテ
人生を半分ぐらい生きたのですが、「生きる」って大変だなあって最近よく思います。だからといって別に死にたいとも思いませんが、「人間なんてウソつきで、世の中は無知でくだらない人間ばかりかも」と思うことはしばしば。だから世の中とは結構距離を置いているほうだと思います。病気って程でもないと自分では思ってるのですが、ウーピーの言うように「甘えている・人生を無駄にしている」と思うことはあります。単に傷つきたくないだけなのかもしれませんが。まだまだ大人になりきれないんでしょうかねえ。 7点(2004-02-28 01:49:31) |