2101. 007/サンダーボール作戦
牽引マシーンでのボンドはやばかったなあ。シリーズ中で最も苦しい形相で大声で泣き叫ぶボンドではなかろうか??? 5点(2004-03-23 04:27:08) |
2102. ワンス・アンド・フォーエバー
そもそも戦争ってのは外交の失敗によって生ずる事象であって、戦闘に行く軍人やその家族は、任務とはいえ皆その失敗の犠牲者なわけです。娯楽系の戦争映画でなければ、何らかの「やるせなさや無常観(時には狂気)」みたいなモノがあって然るべきですが、本作ではそれがお得意の「家族愛」みたいなモノで包まれてしまって、中途半端になっている。じゃあ戦闘状態におけるリーダシップについてはどうか?現場監督のメルギブソンと会議室に閉じこもった敵方のスタイルの対比はあるものの、記者の登場や映像的なインパクト等の介入により中途半端な感じは否めない。皆さんが言うようにいろんな要素を詰め込み過ぎてメッセージがボケたような気がする。個人的には戦闘状態におけるリーダシップに絞って描くべきであったと思う。 5点(2004-03-22 22:28:24)(良:1票) |
2103. 恋人までの距離(ディスタンス)
男がペラペラしゃべり過ぎ。そういう映画だから仕方ないけど。2人はかなり無理してるし、不自然だと思います。でも自然であるがままの意気投合なんて現実にはありえないし、双方気に入られようと思えば多少の無理はするものなのかも?そういう意味では自然な映画?なんだかわけがわからなくなってきた。 4点(2004-03-22 20:46:59)(笑:1票) |
2104. マディソン郡の橋
《ネタバレ》 親は子供に何を残せるのか?そこには意外な遺産があった。Mストリープは、こういう気まぐれで自分勝手な女をやらせると天下一品だなあ。見ている間は「クレイマー・クレイマー」みたいに飛び出すのかなあと思ったけど。そもそも人間なんて身勝手で、その場の感情や勢いでいろんな言動しちゃうわけだが、最終的には台詞にあるように「どういう選択をするかが人生」になる。男の方は「世界を旅する自由な男」と「家庭を大事にする男」の両極端のタイプが登場するが、人間誰にも2面性があるわけで、「旦那(父)も浮気をしていたのかもしれない」と考えないMストリープや子供達はある意味オメデタイ単純な人々。最後、息子は父のようにはなりたくない(妻に裏切られたくない)と妻に優しくなり、娘も母のようになりたくない(家族の犠牲になりたくない)と夫との別れを考え始める。男女の受け取り方・性質の違いかもしれないが、両親が反面教師として子供達各々に正反対の教訓を与える印象的なラストでした。 6点(2004-03-22 18:34:15) |
2105. 007/ダイヤモンドは永遠に
《ネタバレ》 ダイヤ泥棒を捕まえに行くというボンド本人も言っているように「管轄外」の仕事をやる事になる。でも、一応スパイらしい事をやっている。Q部署の工場みたいなところが映るのだが、後ろでボンドカーを作っている工程が見えるのが笑える。小学生の頃、時々ふざけてやっていた、両腕を肩と腰に回して誰かと抱き合ってるように見せかけるのをボンドがやっているのはウケタ。ボンドが火葬される時はオイオイ大丈夫かよ?ってちょっとマジで心配になったよ。でも、最後はクレーンでのお遊びだしなあ。 5点(2004-03-22 04:13:14) |
2106. 資金源強奪
金をめぐる約束と裏切。欣也があまり悪人に見えないので、どこまでホントなのか嘘なのかが判らなくなるところが、展開を面白くしている。欣也の「人間皆一人ぼっち。信用できるのは自分だけ」の台詞が心に残る。最後の空港シーンは「新幹線大爆破」のトラウマがあって見てられないよ。SQのグラホスと高倉健の子供がダブって・・・。 8点(2004-03-22 02:23:35) |
2107. ネバーセイ・ネバーアゲイン
公開時は復活という事で、結構話題になった記憶があります。冒頭で、年下上司のMに「俺は前任者ほどお前を評価していない」と一喝されます。上司が変わると大変です。しかも年下。で、老体に鞭打ち頑張るボンド。やはり、見ていると随所に哀愁が感じられて(ピンクレディーの復活をみているような気分とでも言いましょうか)、どうしても切ない気持ちになり、アクションを思う存分楽しめませんでした。 5点(2004-03-22 00:23:48) |
2108. 007/消されたライセンス
《ネタバレ》 ライセンスを取り上げられて、元情報部員として仲間の復讐に燃えるボンド。次々に人殺しちゃうし、悪役にはそのまま「ジャームス・ボンドです。元情報部員です。今は失業中です。」って言っちゃって(間違っちゃいないけど、スパイになってないじゃん!)正々堂々悪役チームに雇用されちゃうし、なんか違うんじゃないのかなあと思ってみてたんですが、「異端児ボンド」として見れば、これはこれで楽しめる。結構ハードボイルドな作りだなあと思ったら、香港忍者で大爆笑。痩せっぽちのデル・トロの不敵な笑みは存在感あるし、Qのボンドへの愛情も感じられ、なかなか良いです。 7点(2004-03-21 14:25:19) |
2109. 007/黄金銃を持つ男
《ネタバレ》 そもそも自分が狙われたからやっつけに行くという、スパイ活動とは何の関係もない話。しかも実際は愛人のでっち上げの暗殺予告で、スカラマンガはタダの殺し屋でそんなに悪人にも思えず、なんだか可哀想。カラテが出てきたり、島に乗り込んで鏡張りの部屋での対決等、前年に流行った「燃えよドラゴン」の影響を受けていると思われる。一件落着と思ったら最後に部下が襲ってくるのも前作と同じ展開。前作のペッパー保安官も再登場。ボンドガールが不評のようですが、ラブコメに出てきそうなタイプで、情報部員の割には健気でちょっと抜けてて可愛かったと思う。 6点(2004-03-21 03:30:42)(良:1票) |
2110. 007/ムーンレイカー
これはもうSFアクションコメディーですね。完全にふざけてます。ベニスでのボートアクションは結構迫力あるのに、オチで水陸両用で街中走っちゃうし。剣道男は竹刀振り回すし。ジョーズは善人になっちゃうし。研究所のドアの暗証番号が「未知との遭遇」の交信音になっているところも笑えます。 8点(2004-03-21 01:59:28) |
2111. 007/死ぬのは奴らだ
ロジャー・ムーアの「おとぼけボンド」はキザな他ボンドよりも笑いがあって好きです。初作からかなりとぼけてます。P・マッカートニーの主題歌はテンポがアップ・スローとコロコロ変わるのがかなり印象的。悪役はマスクかぶって変装してたけど、あんま変わらんっつーの! 6点(2004-03-21 00:43:56) |
2112. 007/ドクター・ノオ
テーマソング流れまくりで、ここから歴史はスタートしたんだなあと思うと感慨深い。シリーズ1作目って大事ですよね。日本版007になり得た(と勝手に思っている)題材、高倉健の「ゴルゴ13」はシリーズ化されなかったのは残念だなあと、コレを見ながら思った。007がギネスにも載っているという「男はつらいよ」の48作を超えるのは何年後か? 6点(2004-03-20 23:31:05) |
2113. 007/ロシアより愛をこめて
ボンドガールがちょっとヤバイくらいにイケテル。後はやや盛り上がりに欠けるかな。 5点(2004-03-20 17:05:30) |
2114. いとこのビニー
ベストキッドなんだから、ジョー・ペシの前半の不甲斐なさに法廷で取り乱して2,3回暴れるぐらいの活躍が欲しかったなあ。で、ジョー・ペシが逆ギレすれば文句なしなのだが・・・。 6点(2004-03-20 17:03:54) |
2115. 追憶(1973)
清濁併せ呑む現実主義の男と、潔癖症の理想主義の女。何故2人はくっつき、何故2人は別れたのか?男女関係に理屈は無いのかもしれないが、それを各々で解釈するのが映画というもの。男の方は始めから「合わない」って判っているのに、女に押し切られて結婚してしまう。どう考えても男が悪いよ。でも、こういうのってよくあるのかなあ。男女逆も場合もあるだろうけど。 最後は押し切られた過去の教訓なのかキッパリとはねつける。音楽のせいで、ちょっと甘いムードなのだが、これは「もうお前は過去の女なんだよ」っていう男の厳しい決別の表れだと思っています。 5点(2004-03-20 15:06:50) |
2116. 幕末太陽傳
人間の欲望にはニーズがあり、そこにビジネスチャンスがある。人間の欲望を仲介し、その中を渡り歩く事により、集金を重ねていく左平次に「商いの原点」を教わった気がする。各々の欲に邁進する人々とそれを利用する左平次。左平次のはなむけの言葉「けっして人を信用しちゃいけませんよ」は、人間の欲望を見続けてきた諦観から生ずる、一種の「優しさ」の表れなのだろうか? 7点(2004-03-20 14:13:07) |
2117. ダスト
壮大なスケールの人間ドラマ という事なので観てみたが、残虐なシーンも多く、かつ話がアチコチ飛んでよく判らない。私には合わなかったようだ。 「クールなルーク」も登場するが、ポール・ニューマンの方がカッコイイよ。 3点(2004-03-20 03:12:36) |
2118. 動く標的
ニューマン探偵は粋でカッコイイのですが、ストーリーはイマイチです。ニューマンファンは楽しめると思います。 6点(2004-03-20 03:05:33) |
2119. シェーン
「人は簡単に変われない。型を破れないんだ。努力はしたがね」と言って去ってゆくシェーン。まさに「男はつらいよ」の世界。 山田洋次が監督したシェーン(高倉健バージョン)その名も「遙かなる山の呼び声」も是非ご覧を。 8点(2004-03-19 23:56:10) |
2120. シック・アズ・シーヴス
アレック・ボールドウィンはどうみても「盗みのプロ」って感じがしないんだよねえ。特に顔が・・・。 3点(2004-03-19 18:56:50) |