201. アンロック 陰謀のコード
出演者が結構豪華なワリには肝心の主演女優に華がないというアンバランス。ストーリー的には題名通りの陰謀モノで中々楽しめるものの、マイケルダグラスの最後がちょっとマヌケだったのが残念。よくこんな役を引き受けたなと。とはいえ、全体的にはそれなりの見ごたえはある。 [地上波(吹替)] 6点(2022-10-06 11:36:17) |
202. その女諜報員 アレックス
オルガ・キュリレンコには独特の魅力があるし、悪役も中々の存在感でよいのだが、脚本が雑というか難ありで勿体ない作品になってしまっている。 [地上波(吹替)] 5点(2022-10-06 10:11:21)(良:1票) |
203. チャーリーズ・エンジェル フルスロットル
証人保護プログラムの対象になっているのにこんだけ派手な活動するのもかなりの違和感があるが、テンポはいいし映像的にも楽しめるので娯楽作品としてはそれなりによくデキている。デミ・ムーアの悪役は中々よかった。 [地上波(吹替)] 5点(2022-10-05 10:43:22) |
204. バトルランナー
2017年の世界を描いているようだが、どう見ても80年代で、未来を描くことの難しさを痛感。今風に言えばファイクニュースを流すマスコミ批判なんだろうが、インターネットのない2017年なので、肉体を使って抗議するというアナログな方法。当時量産されたシュワルツェネッガーアクションの1作と思えば、そんなにヒドイ作品ということもない。 [地上波(吹替)] 5点(2022-10-05 09:32:02) |
205. ピエロがお前を嘲笑う
承認欲求なのか単なる愉快犯なのか、動機が少々わかりにくいが「青春映画」としてみれば、現代性もあってそれなりのデキだとは思う。ただし、ハッカーがリアルな破壊活動をするのは映画的には必要だとしても違和感があるし、サスペンス色も出そうとしたせいか、ラスト2回どんでん返しには無理を感じる。そこまでして捜査官を騙す必要があったのかどうかも疑問だが、グループ全体で「透明人間」になるためには必要だったということか。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2022-10-03 11:38:14) |
206. バニラ・スカイ
《ネタバレ》 ある種の自業自得で顔が変形した男が自殺未遂をして冷凍保存され、夢機能のバグにより現実に生きることを選択し、150年後に目覚めるという話。「夢の世界」を捨てて現実に生きることを選択した要因がイマイチわかりにくいのと、そもそも他人を蔑ろにしたことが「不幸」の原因なんだが、その反省が感じられない。しかも、どこまでも「外見」にこだわっている姿勢にも変化が見られない。150年後の技術で顔が元に戻っても同じ過ちを繰り返してしまうのではないかという懸念が残った。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2022-10-02 12:21:22) |
207. 前田建設ファンタジー営業部
ストーリーは単純で悪人も出てこない。実際には反対派とか嘲笑とかもありそうだが、実在企業が出てくるのでそんなに脚色もできないし、負の部分も描きにくく無難にまとめるしかなかったのだろう。コメディとして多少笑える部分もあるし、空想部分で補っている部分もあるが、所詮は実際に作るわけではなく見積作業の映画化でしかないので総じて盛り上がりにも欠ける。エンディングは特徴的でよかった。 [DVD(邦画)] 5点(2022-09-30 12:32:04) |
208. 竜とそばかすの姫
よく言えば現代的なテーマを扱ったマジメな作品。悪く言えば、ありきたりで意外性もなく盛り上がりに欠ける説教クサイ作品。高知の高校生が方言を全く話さない点に違和感。そもそもメタバースの世界を映像化するってどうなんだろうか。現時点ではメタバースが技術的に未熟なのでアニメによる映画化が商業的に成立するのかもしれないが、そのうちホンモノ世界には勝てなくなって映像表現にも限界がくるというか意味が無くなるように思えるが。となると、やはり「物語」で勝負するしかなくなるのではないか。 [地上波(邦画)] 5点(2022-09-29 00:19:46) |
209. グリーン・ゾーン
政府批判をアクション映画でやってしまおうといういいとこ取り?が狙いなんだろうが、結果的には誰もが知っている茶番をエンタメ化してしまったことにより政府批判としては逆に中途半端というか弱くなってしまった印象。史実の詳細は詳しくないのだが、重大な問題がテーマだけに現場兵士のゴチャゴチャした目線中心ではなく、もうちょっと俯瞰した目線で描くべきだったのではないかと思うが。 [地上波(吹替)] 4点(2022-09-26 12:35:55) |
210. ストーカー(2002)
よく言えば正義と悪が混在していているグレーな感じは中々よかったし、それなりの緊迫感もあって楽しめるのだが、悪く言えば中途半端で少々盛り上がりに欠ける。ロビンが主役だと悪役にはなり切れずこうなってしまうのは仕方がないのかもしれないが。 [地上波(吹替)] 6点(2022-09-25 16:38:30) |
211. フランティック
ハリソンフォードの魅力がよく出ていてそれなりに楽しめるが、オチの付け方がちょっと不満。そんなにシリアスにしなくとも娯楽系サスペンスとして気持ち良い終わらせ方があったのではないのかと。 [地上波(吹替)] 6点(2022-09-25 16:24:45) |
212. アデライン、100年目の恋
「老いない」というと一般的には幸福のように思われるが、政府の標本にされるので逃亡し続けなければならないから不幸というという設定。不老の苦悩はそれなりに描かれてはいるが、展開がかなりご都合主義だし恋愛にフォーカスしてしまったので設定を上手く活かしきれなかった印象。とは言え、他者と共に老いて生きるとは何かを考えさせられる。 [CS・衛星(吹替)] 6点(2022-09-24 17:52:59) |
213. ビューティー・インサイド
外見(顔)というのは、自己のアイデンティティーに関わる問題だが、男?の方はどうやらそれを克服している。他方で、顔は他者のためにあるとも言えるわけで、相方である女の方に精神的な問題が出てくるのは当然ではある。という意味では顔とは本人よりも他者にとって重要だと言えるのかもしれない。とはいえ、事故や病気や老い等々で外見は変化するし、時間と共に中身も変化することもある。そういった変化が伴う中で自己をどう保ち、他者とどう関わっていくべきなのか。年齢・性別・民族等々をどう乗り越えるのか。ファンタジーという設定を使いながら単なる恋愛映画に留まらず非常に普遍的で哲学的なテーマを扱っている。韓国映画のパワーを痛感させられた。 [CS・衛星(字幕)] 10点(2022-09-24 09:36:56)(良:1票) |
214. スパイの妻《劇場版》
もうちょっとマジメな社会派系の作品かと思っていたが、結構エンタメ度が高かった。正義に生きる夫と振り回される妻の話ではあるが、設定に少々無理があるし、演技も仰々しく芝居がかっていて、この時代に生きる人々としては違和感もある。オチもなんだかスッキリせず、ちょっとバカにされたような印象。 [CS・衛星(邦画)] 4点(2022-09-20 12:05:58) |
215. 39 刑法第三十九条
精神鑑定は主観によるものであり、それによって無罪となってしまうことを問題視した作品ではあるが、これには業界からの反論もあるだろう。ただし、精神鑑定の科学性や客観性・妥当性といった問題と、刑法適用や司法判断の問題については深く考えた事はなかったので、興味深く視聴できた。難点はややサスペンス色が強くなってしまって、両者の問題点をガッツリと描ききれなかったことだが、それは映画ではなく学問の役割なのかもしれない。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2022-09-20 10:14:47) |
216. 木曜組曲
サスペンスとしてはオチが弱く、謎解き要素もあるようでないような作品。トキコ・ナオミと登場人物と役者名が被るのでそれが気になったり、長回し効果を狙ってなのかハンディカメラの手振れ感も見ていて落ち着かない等々、作品以外の部分で気になる点があり物語に集中できないのも難点。これまで鈴木京香をいいと思ったことはなかったのだが、本作で初めてよさがわかったような気がしたのは収穫。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2022-09-16 11:54:28) |
217. 柘榴坂の仇討
良く言えば、維新後も古き良き侍スピリッツを持ち続けた人々の美しい人々、悪く言えば、時代の変化についていけない古臭い不器用な人々の物語といった印象で、浅田次郎らしい?作品ではある。桜田門外の変という史実をベースとした全くの創作モノでオチも予想通りではあるんだが、仇討テイストはちょっと任侠映画風でもあるし、幕末・維新に興味がある人にとってはそれなりに楽しめるのではないかのと。中井貴一は相変わらずだが、阿部寛はこういう役もできるんだなあと感心。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2022-09-15 21:56:46) |
218. ザ・ドライバー
現代的な価値観から見ればサスペンスとしてはテンポが悪いし、カーアクションもそれほどでもない。そもそもライアン・オニールがカッコよくもないし魅力もない。イザベル・アジャーニは存在感があって悪くはないんだが。評価が高いので期待し過ぎたか。 [CS・衛星(吹替)] 4点(2022-09-15 21:42:32) |
219. ハンナ
全体的な雰囲気は悪くはないんだが、ムダにスタイリッシュ?にしてしまったために緊張感が欠如し、サスペンスとしてちょっとズレてしまい、なんだか惜しいなあという印象。 [地上波(吹替)] 5点(2022-09-13 22:44:02) |
220. 絶体×絶命
息子のためには違法行為もするし、犯人は殺せないから生きて捕まえる必要があるという制約の中での追っかけモノで、テンポのよさもあり緊張感が持続する。難点は犯人と子供との交流がドライな感じだったので、もうちょっとウェットな会話で面白味を出してもよかったのではないかと。 [地上波(吹替)] 7点(2022-09-13 22:37:31) |