201. 人情紙風船
雨の中たたずむ男のシーンが頭から離れない。。映画であることのすべてがつまっている作品。せりふ、カメラ、照明、構成、役者、ストーリー、音楽、、どれをとっても文句の付け所がない。これが「映画」ってものなんですね!!! [ビデオ(邦画)] 10点(2006-12-05 14:11:11) |
202. 切腹
《ネタバレ》 切腹を申し出た男の身の上話を聞いていくと驚きの事実がわかってくる、という脚本に引き込まれる作品でした。仲代達矢の凛とした演技もよかったです。しかし、最初の男の切腹シーンは白黒だから血の気持ち悪さが余計に引き立っていて、むごすぎて直視できませんでした。全体的にもっと短く作れたのではないか、と思いました。ちょっと長すぎて最後は飽き飽きでした。。 [ビデオ(邦画)] 7点(2006-12-05 14:03:32) |
203. ストレンジャー・ザン・パラダイス
ジム・ジャームッシュ最高ですね!!ワンカット目から感動してしまいました。音楽もいいですし、三人のグダグダなコンビネーションも味がありました。映画なんだけど、「あるある!」っていう日常の雰囲気よかったです。弾まない会話とか。どのカットをもっても画になる映画って本当にすごいと思います。 [DVD(字幕)] 9点(2006-11-29 14:45:11)(良:1票) |
204. アパートの鍵貸します
安心して観られる娯楽映画。主演のジャック・レモンの自己犠牲的な目がすごくよかった。相手のフラン役の女性はとってもキュート。 [ビデオ(字幕)] 6点(2006-11-29 14:41:37) |
205. KIDS/キッズ
少年期の性への強い欲望がたっぷりと映像でつづられている。誰か一人の主役がいるわけではなく、映像に映っている少年少女全員が主人公である。性に目覚める年頃の少年たちをドキュメンタリーのようにリアルに映し続けている。大人たちの知らないところで子供たちがどんどん経験していってる様が衝撃だった。 [ビデオ(字幕)] 8点(2006-11-29 14:38:05) |
206. トンマッコルへようこそ
自分が思っていた映画と違って残念。韓国で大ヒットした映画なんですね。要するに大作でした。お金がかかってるなぁて感じ。でもこの映画のふれこみはもっと心温まるようなものだった気が・・・。そのギャップについていけずもうひとつの評価です。それと、役者。女の子とアメリカ人役はもっと別のをつかえなかったのだろうか。女の子は孤立した村の素朴な少女という感じがまったくせず、逆にシティーガールっぽかった。アメリカ人はとりあえずアメリカ人だったらオッケーみたいなキャストで、演技が下手すぎ。泣ける場面のはずなのにあまりのへたっぷりに笑いをこらえるのに一苦労でした。 [映画館(字幕)] 3点(2006-11-21 15:43:53) |
207. かもめ食堂
おしい。もうちょっと深く切り込めれば単なるエンターテインメントでなく奥の深い映画になったような気がするのですが・・・。終始おなじ調子で進み、特にストーリーもなく、映画の世界に引き込まれることはありませんでした。ただ、フィンランドの寒いイメージを、監督独自のほのぼのとしたタッチで描いて払拭していたのは斬新でよかったです。役者は三人ともかなりよかった。特に片桐はいりがすばらしかったです。 [DVD(邦画)] 7点(2006-11-21 15:35:57) |
208. パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト
エンターテイメントでした。 [映画館(字幕)] 5点(2006-10-23 11:46:57) |
209. 電車男
ストーリーは好きですけど、、映画にするほどのものなのかがわからない。 [地上波(邦画)] 5点(2006-09-21 18:34:36) |
210. 狼たちの午後
銀行強盗だけれど、そこには残忍さや狡猾さはない。人間と人間が体当たりしている。実際の銀行強盗って、想像だけれど、あんな感じなのかなぁ、と思う。予期しない出来事が次々と起こって、人質も犯人も精神的・肉体的に極限状態になって。おろおろとあせりながらも、それでも必死に希望を持とうとする、アル・パチーノ演じる主人公はとてもリアルに感じた。 [DVD(字幕)] 7点(2006-09-21 18:30:41) |
211. トランスアメリカ
《ネタバレ》 途中まではよかったけれど、最後がどうもあっさりとうまくいき過ぎていて、、。先住民の血を引く男性との交流はよかったです。でも、コメディタッチの演出はいまひとつ垢抜けていなかったような・・・。 [映画館(字幕)] 4点(2006-08-15 21:22:24) |
212. スイミング・プール
皆様と同じく、見終わって???でした。 [DVD(字幕)] 3点(2006-08-02 19:42:52) |
213. ゆれる
《ネタバレ》 こんなに良い映画は久しぶりに観た!ただ事実を映すのではなく、人間のこころという真実を描き出していた。微妙なこころの揺れ動きを、落ち着いたカット割りと長回し気味のカメラによって見事に表現。登場人物のかすかな心の揺れを、顔をアップにしたり、カットの切り替えしの連続で役者の顔を捉えたりすることなく、淡々としているように見えて実にじんわりと、しみこむように観ている者に訴えかけてました。観ながら完全に映画の世界に引き込まれて、登場人物と同じように私の心も揺れ動いていました。心って本当は、白黒つけたり完全に割り切ったりすることができずに、微妙な感情が複雑に絡み合って混在しているもので、この映画ではそこが如実に描かれていた。脚本が綿密に作り上げられていて、久しぶりに良い映画を観ました。西川美和監督、大注目です。役者では香川照之がうまかったです。 [映画館(邦画)] 9点(2006-08-02 19:31:17)(良:1票) |
214. 晩春
小津監督らしい優しくってしみじみとする映画でした。ストーリー的には秋刀魚の味に似ている。娘を嫁に出す親父と娘の心の葛藤。なんともたまりません。笠智衆の親父役が涙ものです。あの人なくては小津映画はなかったかも、というくらい。言葉少なに、微笑みながら頷く姿は心にしみこんできます。会話のシーンで役者が繰り返し同じせりふを言うところはなんともリアリティに溢れていてよかったです。映画であんなシーンは小津以外に観たことありません。 [DVD(邦画)] 9点(2006-07-18 17:14:39) |
215. ミリオンダラー・ベイビー
《ネタバレ》 クリント・イーストウッドのナルシスト映画にしか思えませんでした。マギーのような従順で努力家で完璧な人間なんていないです。誰もが弱さや卑劣な面を持っている。同様に、彼女の家族ほどひどい人間もいないと思います。だから、人間を真剣に勧善懲悪に描く映画は私の好みではありません。それに、マギーは試合において挫折することはたった一度もなかった。あの、最後の試合を除いて。それってどうなんだろう?根本的にクリント・イーストウッドの監督作品は私には合いません。 [ビデオ(字幕)] 3点(2006-07-18 17:05:06) |
216. エターナル・サンシャイン
マルコビッチの穴観たことないですけど、こんな感じなんでしょうか。脳内映画はもはや監督の常套手段ですね。頭の中は何でもありですね。ハチャメチャながらまとまりはあって、そこはすごいと思いました。しかし、それではなんだか作り物の良さがそぎ落ちてしまってるようにも思います。編集トリックを使っているのも、最近の作品にありがちで目新しくなかったです。しかし、個人的には普通のジム・キャリーがこんなにかっこよかったのか!と大興奮でした。 [DVD(字幕)] 5点(2006-07-18 16:44:28) |
217. モンスター(2003)
《ネタバレ》 シャーリーズ・セロンがシャーリーズ・セロンに見えませんでした。もう、リー本人にしか見えない。彼女の熱い役者魂に感服です。ストーリーはなんとも悲惨でした。リー目線で描かれているから、ラストはあまりに悲しかったです。 [DVD(字幕)] 7点(2006-07-18 16:30:48) |
218. 秋刀魚の味(1962)
小津監督の映画に出てくる人ってどうしてみんなこんなにもいい人たちばかりなんでしょう。それも善人的ないいひとではなくて、それぞれが弱さや皮肉さを持ち合わせている。こんな人たちばかりの世の中だったら、いいなぁ。それと、岩下志麻が岩下志麻だとわからないくらい若いですね。岸田今日子はとってもチャーミングでした。 [DVD(邦画)] 7点(2006-06-21 17:00:36) |
219. 陽気なギャングが地球を回す
原作読んでいないので、ストーリーがいまいち飛んでてわからないところがあった。でも、佐藤浩一の三枚目がとてもハマッていて楽しめました。個人的にはラストはちょっと、、、だったけど、全体的にノリノリで突っ走ってくれたので良かったです。 それと、やっぱりタイトルがいいですね。 [映画館(邦画)] 6点(2006-06-21 16:52:50) |
220. 蛇イチゴ
ストーリーはどうしようもなく暗いはずなんだけど、どっかユーモアがあって、製作者の人間や社会に対する愛が感じられる映画。宮迫がすごくよかった。 [ビデオ(邦画)] 7点(2006-05-31 11:07:38) |