201. モテキ
ストーリーが進むにつれ話が真面目になりすぎてしまい、普通のラブストーリーに成り下がってしまったように思います。 元々妄想のような話なのですから、最後までコメディを前面に出してほしかったです。 モテキという以上は、その期間が終わって元通りになるくらいのほうがいいのではないかと思いました。 これだけキュートな女優陣を集めれば、そりゃ男性目線からすれば正直悪いことはないですが、見どころはそれくらいかなと…。 [DVD(邦画)] 4点(2013-12-29 22:57:48) |
202. ビジター(2012)
《ネタバレ》 雰囲気をもってはじまりましたが、結局雰囲気だけでした。 以下、愚痴のオンパレード(箇条書き)をお許しください。 ・テンポが悪い。 ・突然の訪問者が居座る展開に無理がある。 ・明らかに怪しげな状況なのに緊張感なさすぎ。 ・感情が希薄で恐怖感が伝わらない。 ・暗くてわかりにくい。 ・効果音が耳障り。 ・何よりこの手のオチはもはや有名どころがありすぎ。 ・しかも最後ご丁寧に説明しちゃった。 [DVD(字幕)] 3点(2013-12-26 21:55:53) |
203. ミリオンダラー・ベイビー
単に救われないから嫌ということではなく、ここまで悲惨なラストにして何を言いたいのか?よくわかりませんでした。 イーストウッドは監督として最も勢いがあった頃なのか、やりたいように作れたということでしょうか。 主人公の家族にしても、よくぞ憎たらしいキャラクターを集めたものです。 彼女の熱演が光っていただけにストーリーについて非常に残念に思いました。 [DVD(字幕)] 4点(2013-12-26 21:42:29) |
204. ブラック・スワン
《ネタバレ》 人間ドラマとしてもスポコンドラマとしてもサスペンスとしても質が高いと思います。 また、画的にも美しく、下手なホラーを凌ぐ怖さも兼ね揃えていました。 主人公の表情も含めてラストが良かったです。なんとなく曖昧に終わった感もありますが、そんなところもまた芸術(^^; まさに「わが人生に一片の悔いなし!」というハッピーエンドととらえています。 ちょっとテレビCMで流れた予告は損してるかなと思いました。あれで敬遠して見るのが今になってしまいましたから…まぁ今更どうでもいいことなんですけど(^^; [DVD(字幕)] 8点(2013-12-26 21:40:58) |
205. いまを生きる
《ネタバレ》 個人的には、デリケートなお坊ちゃん学生が詩に目覚めるという設定がどうにもムズ痒くて入り込めませんでした。 よくある学園ドラマのように劇的な変化がおこるわけではないことから、ある意味現実的な内容かと思います。 このため話が思ったより落ち着いて展開していたのですが、終盤あんなことになったことに衝撃度が増しました。 反対にいえばちょっと唐突で違和感あり。かといってあの出来事がなければほとんどインパクトがなかったかもしれません。 この教師の主張はわかるのですが、作品としてはちょっと退屈でした。 [DVD(字幕)] 5点(2013-12-26 21:38:03) |
206. レオン(1994)
《ネタバレ》 只者ではない殺し屋と只者ではない少女という奇妙な組み合わせという個性的なキャラクターが登場する一方、ストーリーの展開自体はオーソドックスでわかりやすかったです。 個人的にはおじさんと少女の純愛というテーマに抵抗感はありましたが、元々結びつきようもないものだけにラストも結びつかずに終わって予想通りといったところです。 ただ、お約束的とはいえ最期の一連の流れはドラマチック。撃たれて倒れるシーンの切なさには涙ものでした。 [DVD(字幕)] 7点(2013-12-26 21:36:35) |
207. グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち
本当の「親友」というものの描写に心地よく浸ることができる作品でした。 ラストにマット・デイモンの家をベン・アフレックが訪ねるシーンは、もはや反則。何度も見返したくなる名シーンだと思います。 もう一つの「親友」ストーリーともいえるであろうセラピストと教授の関係もさりげなくグッときました。 本気で口論できる相手がいるのは素晴らしいことです。 [DVD(字幕)] 8点(2013-12-26 12:52:34) |
208. アフター・アース
ただでさえ親の七光りと思い込んでいた俳優が、まさに親の七光りのような立場だったため、あまり期待しておりませんでした。 前もってハードルを下げて鑑賞した結果、その下げたハードルを越えるか越えないかくらいの出来という印象でした。 設定は斬新だったと思いますが、それで面白くなったかと言えばそうでもなく、むしろ突っ込み所が増えるマイナス要素のほうが大きかったように思います。 ウィル・スミスは嫌いじゃないのですが、人類滅亡的な作品ではなく普通の生活(?)が舞台の作品でもっと見てみたいです。 [ブルーレイ(字幕)] 3点(2013-12-25 23:20:44) |
209. ダンサー・イン・ザ・ダーク
《ネタバレ》 とにもかくにも負のインパクトを与えるために作っている感じがしました。 警官殺しにより死刑になるわけですが、この警官を殺す流れがあまりに不自然で唐突すぎるように思います。 唯一の収穫は主人公の表情です。美人ではないが切なさを倍増させる何とも言えない風貌が心に残りました。 ハッピーな映画を見ても現実に戻されたら空しいだけ。 この映画は現実に戻ってきたらホッとします。 クリスマスシーズンの今お薦めです(^^; [DVD(字幕)] 5点(2013-12-24 07:05:45) |
210. スイミング・プール
何やら非現実的な描写やサラの嫉妬心が感じ取れるシーンが多かったため、オチについてはそれほど驚きはありませんでした。 と言うよりも、オチ自体の曖昧さが驚きを小さくしてしまったのかもしれません。 そもそもどんでん返しがメインの作品だと思われますので、ラストにそれほど驚けなかったのはマイナス要素。 後から色々辻褄を考えさせられましたが、答えを見つけたところでそれほど深いものはないと思います。 [DVD(字幕)] 4点(2013-12-23 21:16:32) |
211. ゆれる
《ネタバレ》 オダギリジョーは実生活じゃないかというくらいはまっていました。 特筆すべきは兄役の香川さん。 密かに想いを寄せていた女性に圧倒的に拒絶されるなんて空しくてやってられないと思います。 ましてそんなこと誰にも知られたくないのに検察官にまくしたてられるなんて・・・ 惨めだ。惨めすぎる。ある意味刑務所入っている以上の酷い仕打ちだ。 こんな内面を見事に演じていたと思います。 兄弟2人が対峙する無言の緊張感も半端なかったです。 とにかく人(男)の心にズケズケと入り込んでくる容赦ない作品でした。 真相はどうなんだ?という引っ張り方もうまかったと思います。 残念なのは検察官。どうしてもお笑いに見えてしまって・・・。 演技派のキャストで固めていただけにちょっと余計だったように思います。 [DVD(邦画)] 8点(2013-12-23 18:23:24)(良:1票) |
212. ヒミズ
《ネタバレ》 出てくるキャラクターがみんな極端なため相当疲れましたが、平凡に描いても注目されないでしょうからこれは良かったのだと思います。 おかげで茶沢さんを見て「うわっ、ウザい!絶対友達になれんな~」とか、住田君の親父を見て「救いようない屑だな~ ○ねばいいのに…」とか、こちらも感情豊かに見ることができました。 ただ、毒物的なインパクトがあったので2回見る気にはなれません。 [DVD(邦画)] 6点(2013-12-23 18:22:18) |
213. ノーカントリー
《ネタバレ》 追っ手の個性が凄いのですが、それに隠れているものの追われる方もかなり存在感あるキャラクターでした。 このため2人の駆け引きはバーリーツゥードのような緊張感があり、これだけでもアクション作品にすれば十分佳作になると思います。 ところが、この監督さん、最大の見せ場となると思われるシーンを端折ったり、作品を突然終わらせるといったように、さらなる勝負に出ています。 あたかもコインの裏表の掛けのように危ういことだと思いますが、正直言って面白くなったのかどうかよくわかりません。 ただ、その度胸には敬服します。 [DVD(字幕)] 6点(2013-12-23 18:19:41) |
214. ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日
《ネタバレ》 芸術点は申し分なく高かったです。 ストーリーについては、難破したときの生々しさに胸が痛くなりましたがここがピークでした。 その後は話が進むにつれ何やらおとぎ話のような内容に興醒めしてしまいました。 ところが最後の2つ目の話を聞かされて大納得。 この2つの話のうち後者の話と考えるとスッキリしました。 これまで見たものとは違ったタイプの大どんでん返しです。 ただ、劇中の記者や報告書と同様に私も前者ととらえたいと思います。 [ブルーレイ(字幕)] 8点(2013-12-23 18:18:40) |
215. 笑の大学
2人芝居といううまくやれば名作になる構想が整いながら、残念な作りをしてしまっていて勿体ないと思いました。 役所広司の演技が大げさすぎて、これが俳優として未熟な稲垣吾郎との2人芝居では明らかにアンバランス。 役所さんは早々に砕けすぎ。また、根本的に吾郎ちゃん扮する芸人のギャグ自体があまりにもつまらないことが致命的なように思います。 タイトルに反して笑いが中途半端なところに、最後は人情的なホロリとする流れに持っていったのはいただけません。 こりゃ本当に笑の学校で学んでから作り直してほしいくらいです。 [DVD(邦画)] 4点(2013-12-23 18:15:07) |
216. アルマゲドン(1998)
ご都合主義展開に安心のベタラストの流れと気楽に見るにもってこいの作品。 テレビで夜9時から幾度もお目にかかるのもうなずけます。 この手のテーマはリアリティ追及して真剣に作り込み過ぎると退屈になりがちですが、本作はロック調に仕上げていますので心配無用です。 [DVD(字幕)] 4点(2013-12-23 18:14:00) |
217. カンパニー・メン
《ネタバレ》 リストラされたエリート社員が底に落ちるのもそこそこに再スタートを切る・・・というそれほど抑揚のない内容なだけに特別面白みも感動もありませんでした。 主人公は自己評価の高すぎる勘違い君のように映りましたが、この程度の流れでは変化があったとはとても思えません。 もっとどん底に落としたうえで下積みを長く描けばそれなりに楽しめたと思いますが、この温さがいかにも現代ということなのでしょうか。 [DVD(字幕)] 3点(2013-12-23 18:08:53) |
218. みんなのいえ
どうしても「ラヂオの…」との比較になってしまいますが完全に期待外れ。 これだけ実力派俳優を揃え、面白くなって当たり前のイメージがある田中邦衛を使っているにもかかわらず、不発だったのに拍子抜けました。 小気味よいコメディを期待していただけに、ちょっと真面目に作りすぎていたように思います。 「ラヂオ…」の台本ようにもっとドタバタしてほしかったですが、人情的なストーリーが前に出てしまっていて期待外れでした。 [DVD(邦画)] 3点(2013-12-23 18:04:41) |
219. ラヂオの時間
人を笑わせるというのはエネルギーを使うことなので、面白いコメディというのはなかなかお目にかかれませんが、本作のようなタイプの作品は数多く世に出てきてほしいと思いました。 三谷監督に味のある俳優10数人と狭い空間を預ければとりあえず何とかしてくれそうですが、これまでの実績を見るにどうやらできるだけ狭い空間のほうがいいようです。 流行のゴリ押し俳優は無用のようです(もちろん味のある俳優10数人も集めてる時点で贅沢なんですが…)。 それに加えて本作のように業界に対する風刺が利いていてこそ面白みが増すというもの。 本作や「12人の…」のような作品を21世紀に蘇らせてほしいと思いました。 [DVD(邦画)] 7点(2013-12-23 18:04:00)(良:1票) |
220. アイアンマン3
敵サイドがわけのわからない方向に行ってしまって、このままでは「3」で潮時のように思いました。 ただロバート・ダウニーJrによる主役のキャラクターはこのまま終わらすにはもったいない。 シンボルとなるライバルが確立されなかったことが不幸に思えますが、次作があるとしたらこの辺の改善を望みます。 [ブルーレイ(字幕)] 5点(2013-12-23 18:03:05) |