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たきたてさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2289
性別 男性
年齢 47歳
自己紹介 好きなジャンル【 SF、アクション、サスペンス、ホラー、ミステリー 】
見たあと面白かったと思える映画は、ドラマ系、実話系、裁判ものが多いかもしれません。
サクセスストーリーが一番好きです。
見た後元気になれるし、夢があるから。

みんシネで面白そうな映画をチェック⇒映画を見る⇒レビューを見る⇒自分のレビューを書く
だいたいこんな感じで映画ライフを楽しませてもらっています。

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201.  ジャングル・ジョージ 《ネタバレ》 
 ディズニー映画は好きなんですが、これはやりすぎ感が強すぎてついていけませんでした。また、ナレーションがちょっと多すぎるのも好きになれません。『この映画では人は死にません。』とか、ナレーション使っての小細工も1回くらいならいいんですが、何回も使われるとうっとうしい。ナレーションと喧嘩をするっていうアイデアは漫画チックで良かったんですけど、その1回くらいに留めて欲しかった。  あくまでファンタジー+コメディですから、気楽に観たつもりなんです。それでも、シリアスにしてほしいシーンであってもひたすら茶化されるとなんか残念です。婚約者のライルと密猟者の二人くらいは極悪にしてもらって、そこはびしっと子供が見ても楽しめるアクションでしめたほうが良かったんじゃないでしょーか。  真面目なストーリーの中だからこそ光るコメディだと思います。コメディばっっっっかりだと、楽しいというより適当に誤魔化されている感じがして逆に楽しめません。
[DVD(字幕)] 4点(2014-04-30 01:42:10)
202.  スウィンガーズ 《ネタバレ》 
 コメディだからと思って我慢しながら見ていたんですが、30分くらいまでに何回か観るのやめようと思ったくらい、つまらなかったし、イライラしました。群像劇ではないですが、群像劇っぽい雰囲気になっているのがあまり好きじゃないです。ストーリーなんかあってないようなもんです。  ただ、しばらくするとこの雰囲気やキャラになれてきたのか、不快な気分がやや収まり、割と冷静に観られるようになりました。そうすると不思議なもんで、割と面白いシーンやトークが楽しめるようになってきます。とは言え、人に薦められるレベルではありませんが。  これって所謂「あるあるネタ」を楽しむよーな作品なのかもしれないです。それこそアメリカで生きている人には「わかるわかる」みたいな。だから観る人を選ぶ作品だとは思うんですよねー。  友人達がなんせ友だち思いなので、その辺りの押し付けがましくない友情は見ていて清々しいものがあります。ですがそれ以外には映画としてそんなに魅力は感じません。  マイクが情けない雰囲気を漂わせながらも、大事なところ(主にナンパ)は自分の力でしようとする姿勢は好きでしたけどね。  ラストの小ネタも爆笑です。
[ブルーレイ(字幕)] 5点(2014-04-30 01:17:44)
203.  スティーヴン・キング/痩せゆく男 《ネタバレ》 
 ジプシーから呪いを受ける3名が、もともと社会的地位が強い立場であり、人として同情しづらい人間であることがまず致命的ですね。3名が極悪人であればまだ良いのですが、微妙な立ち位置なので、同情もできないし、かといって3人がやられちゃうことに対するカタルシスだって感じないわけです。  更にはジプシー側の人間性にも問題あり。  結局、どちらにも肩入れできないまま、成り行きだけを目で追っていくばかりでした。登場人物たちのキャラもいささか不愉快です。行動には一貫性がなく、方向性がはっきりしない部分も気になります。呪いをかけた本人には報復行動を起こさず、嫁と友人への報復を優先するラスト。全く理解できません。それがゆえの、あの救いがないくせに皮肉だけは残すようなオチ。途中からは映画の着地点だけが気になって観続けましたが、正直最後まで観る必要は無かったです。  ジプシー側も共倒れになるような、まさに「人を呪わば穴二つ」みたいな締めくくりにしてくれれば、ありきたりかもしれませんがもう少し評価も変わったかもしれません。
[DVD(字幕)] 4点(2014-04-30 00:29:42)
204.  ザ・ロック 《ネタバレ》 
 ショーン・コネリー、ニコラス・ケイジ、エド・ハリスが共演しているだけで期待が膨らみ、観るのを凄く楽しみにしていたので、面白さより物足りなさのほうを強く感じてしまいました。  凄腕のスパイ、化学のエキスパート、軍隊の英雄と、それぞれが物語を鮮やかに彩りそうな肩書きを持つも、それがいまいちストーリーに活かしきれていないんです。結局はドンパチありき、アトラクションありきの、普通のアクションムービーの枠内におさまってしまっている気がします。  みんシネで、これだけたくさんの人がレビューしていて、平均7.89点の娯楽作品だったら絶対楽しいと思ったんです。そんで、普段映画を見ない奥さんに、「これ評価高くて面白そうだから。」と言っちゃったんです。一緒に見ちゃったんです。そんで、見終わって、一言、「いや、面白かったよ。大丈夫。」と言ってくれました。めっちゃ気ぃ遣ってくれてるやん。
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2014-04-28 04:50:42)(笑:1票) (良:1票)
205.  恋愛小説家 《ネタバレ》 
 ありふれた日常生活の中にこそ、ドラマがあり、笑いがあり、ハラハラのサスペンスがあるということを再認識させてくれる素晴らしい作品です。序盤の食堂でのシークエンスひとつとっても、普通に起こりえそうなことにも関わらず、目が離せない面白さ。終始不思議な魅力で惹きつけられます。  特筆すべきはやはりメルヴィン・ユドール(ジャック・ニコルソン)という人物。彼の行動理論は実に単純明快です。『キャロルに食事を運んでほしい→キャロルの欠席理由のスペンサーの病気が良くなればいい→スペンサーの病気を治療する医師を派遣する→またキャロルに食事を運んでもらえるようになる。』彼は基本的に自分のことしか考えていません。ただ、自分のために、他の人に親切にしているだけなんです。これほど身勝手で、それでいて清々しい慈善活動があるでしょうか。  バーデル(犬)やサイモン(グレッグ・キニア)についてもそうです。彼は仕方なく頼まれるんです。そして情が移り、バーデルとサイモンに対して優しくなっていくんです。 他者を警戒するのは当たり前です。でも、知り合ってみれば、お互いの悪い面だけでなくそれ以上に良い面が見えてくるよってことをさりげなく語りかけてくれる優しい物語でした。  地味なのに地味さを感じさせない、退屈そうなのに全然退屈にならない、娯楽作品としてもすごく楽しい映画です。  黒人の前でだけ弱気になるメルヴィン、イケメン男性との情事を楽しもうとするキャロル、おとがめなしの強盗の若者たちなど、そこまで見せてくれなくていいよっていうシーンがあったため満点はつけられませんが、エンターテイメント性あふれる完成されたドラマだと思います。
[DVD(字幕)] 9点(2014-04-27 18:33:20)(良:2票)
206.  悪魔の恋人 《ネタバレ》 
 盛り上がらないストーリー。メリハリのない展開。緊迫感に欠けるサスペンス。恐怖感の足りない演出。定まらない方向性。  序盤で、クラブから急に「逃げろ!」みたいな展開になるんですが、いったい何が起こったのか、何から逃げているのか、それすらもよくわからないのです。なのに、屋上の梯子を降りるシーンで、なんか「こーゆー展開がスリルあって楽しいだろー」みたいな演出をしちゃっているので、なんとなくこの作品大丈夫なんだろうかと不安になりました。  極めつけは終盤。悪漢たちに家を取り囲まれちゃうわけですが、そもそもお父さんが悪漢たちの家をあそこまで荒らせばそりゃー報復は受けますよ。もちろん、車を壊された代償と考えることもできますが、娘を守ることが大事であればそんな浅はかな行動はとるべきじゃありません。インテリなんですから、もっと理性的な常識人として行動してくれれば手放しで応援できたのに。父親にも非があるからなんか感情移入しきれないじゃないですか。  まあいろいろ悪く書きましたが、デビッド(マーク・ウォールバーグ)の偏執愛、パラノイアとでもいうのでしょうか、その雰囲気は徹底されています。でも、もう少しサイコっぷりを発揮してくれても良かったんですけどね。少し物足りないかも。  ネタバレしまくっている上に、超ださの邦題もマイナスですね。
[DVD(字幕)] 4点(2014-04-27 13:11:04)
207.  この森で、天使はバスを降りた 《ネタバレ》 
 静かなスタートの序盤、街とパーシーの再生を予感させる中盤、この辺りまでは良かったんです。やはり問題となるのは、賛否両論まっぷたつに分かれてしまう終盤でしょう。私は、はっきり言って誰かの犠牲の上に成り立つ幸せなんて認めるわけにはいきません。 パーシー自身が望んだことならともかく、教会でシェルビーにした過去の告白からわかるように、彼女も人生のやり直しを切望していたのです。パーシーが何故ギリアドの街を選んだのか、最初はわかりませんでしたが、森の丘で口ずさんだギリアドの歌を聴いて、その理由がわかった気がします。  私は正直パーシー自身の幸せを、他の誰の幸せよりも心から願っていたのです。誰から見ても彼女は大切なものを奪われ続けてきた人生なのです。暴力と理不尽が彼女から全てを奪い、それでも前を向いて人生をやり直そうとするなんて素晴らしいストーリーじゃないですか。それだけで十分ですよ。  そこから更に彼女に濡れ衣をきせた挙句に命を奪う必要があったのか、全くの疑問です。せめてシェルビーだけでなく、お金が無くなったときにハナもパーシーを信じてくれたらそれだけでも救いがあったのに。シェルビー、ハナ、ジョーの三人だけはパーシーに疑いを持たず、無償の愛を注ぐ存在でいてほしかったのです。シェルビーは確かにもの凄く頑張ってくれたのですが・・・。  イーライとハナの再会、甥の告白、服役者社会復帰の支援基金、そしてパーシーの身代わりとでもいうべき作文コンテストの優勝者の存在が悲劇を緩和するカンフル剤にはなっています。それでも最初の感想に戻りますが、誰かの犠牲の上に成り立つその多大勢の幸せなんてものは賛美されるべきではないと思います。
[DVD(字幕)] 5点(2014-04-25 12:57:57)(良:3票)
208.  ブラック・マスク 《ネタバレ》 
 チョイ役のジェット・リーのアクションは、いつもながらの切れ味で、純粋にアクションだけでもかなり楽しめる本作。更には、相棒役のシェク刑事(ラウ・チンワン)も武術に精通しているのが嬉しい。  さて、ストーリーにつきましては、元最強兵士部隊の教官VS隊長+その他大勢という極めてわかりやすいストーリーなのが個人的には良かったです。そこに多少の人間ドラマが絡んではきますが、アクセントになっているかどうかもわからないくらいの付け足しなので、ドラマ性は薄いですね。むしろせっかくのスピード感やテンポの良さを損なっている可能性があるかもしれません。だから必要以上の女の子とのからみとかは要らなかったです。  その分アクション部門は完璧なくらいの品揃え。電撃、ガンアクション、爆弾、毒ガス、CD、レーザー、と、できることは全部やりましたくらいの勢いで、短時間でこれだけ畳み掛けてくれるとさすがに見応えがあるもんです。  ただ脚本及び各演出におけるデティールの粗さのせいか、ものすごく面白いかと問われると、いや~、それほどでもない・・・。かといってつまらない作品ではないですし。言ってしまえばまさにそこそこの娯楽映画という感じです。
[DVD(字幕)] 6点(2014-04-25 03:53:04)
209.  好きと言えなくて 《ネタバレ》 
 自分の容姿に自信がもてないアビー(ジャニーヌ・ギャロファロ)と、容姿は美しいが知性・教養にコンプレックスをもつノエル(ユマ・サーマン)の二人をブライアン(ベン・チャップリン)が間違えて認識するというストーリー。ありがちですが、かなり丁寧に作りこまれているうえに、動物たちのアクセントが入ることで、ラブコメとしての完成度は高いと思います。  ブライアンはアビーの知性・教養・性格・人柄に惹かれるわけですが、アビーがノエルを身代わりに仕立てちゃうのです。ノエルを見たとき、ブライアンはまるでノエルに一目ぼれしたかのように立ち尽くします(実際はアビーだと思っているわけですが)。こうなってくると、当然、外見or内面、大切なのはどっち?っていうテーマに発展していくんですよね。  まあ、好きなタイプの作品のはずなんですが、なにしろアビーがそこまで不細工にも見えない。最初アビーがラジオで相談に乗っているシーンなんかは、まだノエルが出てきていないこともあり、働く姿のアビーが純粋に格好良いし、魅力的に思えます。そうすると、アビーがノエルを身代わりに仕立てるシーンがなんか無理矢理状況をややこしくしようとしているように見えて、ちょっとイラっときます。その後もさっさと誤解を解けば良いのにと思っちゃいましたね。  また、ラストで結局ブライアンはアビーを許して、アビーと結ばれるわけですが、もしノエルもブライアンのことを好きだと知った場合にどちらを選ぶのか、それが知りたかった気もします。そこまで見せてくれれば、本作最大のテーマをきっちり消化することにもなったと思うんですけどね。なんか肝心なところはうやむやにされちゃった印象が残ります。
[DVD(字幕)] 6点(2014-04-23 15:00:20)
210.  上海グランド 《ネタバレ》 
 香港映画はディテールが粗く、テンポも速い作品が多いので途中で状況把握がしづらいものがありますが、今作もそのタイプでございました。一つ一つの状況や人物を把握しきれないまま、ストーリーが加速するうえ、現在と過去が行ったりきたりするのでやや大変です。  その一方で、物語はサクセスストーリーに友情、恋、サスペンス、悲劇をブレンドしているため、大変見応えがあります。前半のディン・リク(アンディ・ラウ)とファン・ティンティン(ニン・チン)のお気楽モードは、終盤のシリアスなドラマとのコントラストが効いていて、ストーリー構成は満点に近いかもしれません。  ラストは主役級の3名がそれぞれ悲劇に近い形で幕を閉じてしまいます。ですが、おそらくこの作品のメインテーマであるリクとホイ・マンキョン(レスリー・チャン)の友情という絆を最後に確認することができて本当に良かったです。3人の中ではリクが一番可哀想かもしれないですね。 
[DVD(字幕)] 6点(2014-04-23 00:53:42)
211.  白い嵐 《ネタバレ》 
 ノンフィクションが題材になっていますので、極力脚色を控えているのはわかります。ただ、あまりにエピソードを盛り込みすぎたために、若干間延びしてしまった感があるのが大変もったいないと思うので、そっちのほうは何とかしてほしかったです。女子学生の一団とのエピソードや、みんなで1ドルずつ出し合ってのシーンなんかは、もっと短くするか、まるまるカットしちゃっても差し支えなかった気がしますよ。  また、肝心のホワイトスコールに遭遇したラストシーンは、なんかすごくわかりにくいです。物語の中心人物っぽい4人の生徒のうち、フランクは戦線離脱していましたが、ギルはお兄さんの写真を取りに戻ったせいで船室から出られなくなってそのまま海底に、ちょい不良のディーンは救命艇を救出するも自身は縄がからまり海底に沈んだってことなんですか?で、確かシェフ担当の先生はどうなったかもわからないまま死んだことになったような・・できればこの一連のシークエンスにこそもっと力を注いでもらって、もう少しだけわかりやすい演出にしてほしかったです。  そうえいば、救出後、チャックが試着室の中に入った途端、まるで荒波の中にいるかのような錯覚に陥るシーンがもの凄く恐ろしかったです。そんで、この辺りからラストまで、個人的にはかなり良かったと思っています。裁判は確かに残された時間で無理やりまとめた感はありましたが、この作品の場合本質はそこではなさそうなので、特に問題はないかなと思いました。 チャックの船長を弁護する魂の演説は、お約束のようなフレーズが並んではいますが、やっぱり感動しちゃいますね。
[DVD(字幕)] 6点(2014-04-22 03:23:21)(良:1票)
212.  スクリーム2 《ネタバレ》 
 このシリーズは良いですね!予測の範囲をちょっとだけ超えてくる辺りに、ホラー映画としてのセンスの良さを感じます。  今作について言えば、「まさかこんなとこで?」という場所で事件が起こるのが良い。 その一発目はもちろん映画館。あの衆人監視の最中でまさかの殺戮。確かに、人々の視線は映画にいっているわけだし、映画の悲鳴で犠牲者の悲鳴はかき消される。更には周りにもコスチュームを着てスクリームごっこをしている人がたくさんいるから、違和感は感じづらい。よく考えられているな~。  そして真昼間の大学キャンバス内で、一瞬のスキをついて車中に引きずり込むってのもかなり意外でした。てっきりあそこは電話で脅かして終わりだとばかり思っていたので、完全に油断しちゃいました。  で、何と言っても警官に完全にガードされているところをあえて襲うという無茶っぷり。  この作品って、何気にクオリティ高いと思います。ホラー映画のセオリー踏んでいるようで、そこをさりげなく一歩踏み出しちゃっている大胆さがあると思います。結構実験的なホラーを見事に演出してくれていると思います。  まあ、ラストのサイコっぷりは前作のほうがいっちゃっていた点と、ランディを殺してくれちゃった点だけは、少しマイナスです。  ですが、ホラー映画としては、質・量の両面でレベルは高いと思われます。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2014-04-21 00:20:11)(良:1票)
213.  すべてをあなたに 《ネタバレ》 
 とんとん拍子に成功が積み重なっていくサクセスストーリー。まったく何の変化もかかっていない無回転シュートなので、ものすごくわかりやすいです。ただ、ラストの解散エピソード以外は、まったくの毒なし、障害なしですので、映画にサプライズや刺激を求めがちな方にはさすがに物足りないかもしれないですね。  音楽は心地良いし、序盤から中盤にかけては軽快なテンポで話が展開していくので、結構ノリノリで楽しめます。  その一方で、一つ一つのエピソードは恋愛パートにしろドラマパートにしろかなり薄味。映画全体を広く浅く引き伸ばしちゃったような作品ですから、それは仕方ありませんね。長い間記憶に残っていくような作品ではなさそうですが、爽やかな気分に浸れる娯楽ムービーですので、休日なんかにコーヒー片手にのんびり見るのが良いかもしれないですね。
[DVD(字幕)] 7点(2014-04-20 23:35:53)(良:1票)
214.  戦火の勇気 《ネタバレ》 
 ミステリーとしてもドラマとしても惹きこまれるストーリーでした。ストーリーや演出重視で映画を楽しむ方には、この作品はオススメできる傑作の1本だと思われます。  イラリオ(マット・デイモン)にしろモンフリーズ(ルー・ダイアモンド・フィリップス)にしろ、何かを知っている、もしくは隠しているという雰囲気をかもし出すのが素晴らしく上手いんです。人が誰しも持っている「真実を知りたい」「人の秘密を覗き見たい」という一種の探究心がくすぐられるのです。  ミステリーとしての完成度もさることながら、デンゼル・ワシントン演じるナット・サーリング大佐が、心の葛藤や苦しみを見せるドラマパートも、これまた素晴らしい出来です。特に家族とのからみはマジで泣けちゃいます。個人的には、奥さんに電話して、家族の様子を聞きながら涙を流すナットの姿が最高に泣けます。  そしてなんと言っても、少しずつ真実に近付くにつれて浮かび上がるウォールデン大尉という人物、そしてM16の銃声の謎。もちろんあらかた予想はついちゃうわけですが、その答え合わせとも言うべきラストの回想シーンは、わかっていても胸がつまります。  難解になりそうなストーリーを極めてわかりやすいものにまとめてくれているのもグッジョブです。これは本当に良い映画ですよー。
[ブルーレイ(字幕)] 9点(2014-04-20 00:20:18)(良:1票)
215.  踊れトスカーナ! 《ネタバレ》 
 これって、万人に愛されそうな雰囲気とイメージの作品ですが、あきらかに通好みの映画だと思います。私は残念ながら自他ともに認めるミーハー代表ですので、このストーリーがありそうで、実はそんなもんないってゆー映画が超苦手なんです。眠くなっちゃうし。  それに、出てくる人達が変な人達ばっかりで、どうもついていけません。妹のキャラとヴィジュアルが最初生理的に受け付けなかったんですが、後半はなんかもの凄くまともな人に見えたのが不思議。そんで、かなり苦手だったのが、主人公に熱烈ラブコール送る脱税女。特にレストランのシーンはもう勘弁でした。フィクションのキャラに空気読んでって思うとは思いもしませんでした。ハンターの男も気持ち悪い。テーブルたたくのも気にいらない。  なんか、見ていてつまらない、退屈だって思ってしまうと、普段だったらスルーするようなところも気になってイライラしちゃうのかもしれません。  悪いことばっかり書いちゃいましたが、面白いシーンもありましたよ。「癇癪持ち」のTシャツとか、彼女に怒鳴られた瞬間イスをたたんで出て行くシーンとか。でもなんか面白いシーンが単独でちょいちょい出てくるだけなんです。一つの映画作品としては、決して面白いものではなかったです。
[DVD(字幕)] 3点(2014-04-19 04:22:39)
216.  ファイナル・プロジェクト 《ネタバレ》 
 ジャッキー映画ですから、コメディ、カンフーが備え付けてあれば文句はありません。というスタンスだったのですが、この作品は今いちでしたね。  カンフーアクションが一番堪能できる中盤のシーンが、被害者一派との誤解バトルだったのが何とも残念。悪者をジャッキーがカンフーでなぎ倒す。この爽快感を求めてジャッキー映画を見ているんです。求めているのはわりと単純な渇望なんですよ。現実世界では悪い人間、悪い組織がのさばり弱い者を虐げることも多い昨今、映画の中でスカッと正義の味方が一生懸命活躍する姿を見たいわけです。そんな時にジャッキー映画って手軽なんですよね。その手軽さが良かったのに。  別に無理して新しいことしなくても良いからさ、わかりやすいストーリーでわかりやすくピンチに陥って、わかりやすく逆転するよーな、そんなカンフーアクションのほーが好きです。  なんかでかくて強そうな二人組からはひたすら逃げまくって、戦えそうな相手だったら戦うって・・・コメディ通り越してがっかりしちゃうんですけど・・
[DVD(字幕)] 5点(2014-04-19 04:01:48)(良:1票)
217.  フロム・ダスク・ティル・ドーン2 《ネタバレ》 
 前作よりもストーリーに一貫性があってこちらのほうが好みです。ヴァンパイアになっても銀行強盗を決行するストーリーが面白い。人間であってもヴァンパイアであっても結局やることは同じなんかい!って感じで、なんかほほえましい。人外の者が、変に人間臭い一面を見せると、そのギャップに好感が持てるのかもしれないです。  序盤で一人一人襲われるシーンは、極端に怖くはないですけど、ホラーとしてそれなりにドキドキ感を楽しめると思います。バックが銀行を脱出してからは完全にアクションに移行。決してアクションとしての出来は悪くなく、小粒ながら小技が各所に効いていてなかなか楽しいです。  モンスターVSポリスもしくは軍隊のフルメンバーってのは、ありそうで実は少ないと思うんですよね。それをあえてがちんこ対決にしたのが個人的には凄い良かったです。  エンターテイメント性の高い映画としてそれなりに評価されても良い作品だと思います。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2014-04-18 04:19:46)
218.  ザ・インターネット 《ネタバレ》 
 飛行機、ウォール街、銀行、政府と国中を巻き込む大規模なサイバーテロを題材とする一方で、メインのストーリーは一人の女性を追いつめまくることに終始しちゃっています。ある意味手堅い作りと言えるのでしょうか?  それはともかく、ネットものにはそれなりに興味があるんですが、類稀なる知識不足のせいで、今いち楽しみきれないことが多くて残念です。本作もそのタイプ。それでも、序盤で出てきたウィルスソフトのEscキーのトラップを終盤の大逆転に使う発想なんかはわかりやすいし面白い。爽快感も抜群。でも個人的には本作の見所はほんとそこぐらいなんです。  できることなら、もっとネットやパソコンを使った頭脳戦を素人にもわかりやすく繰り広げてほしかったです。  また、終盤までひたすら主人公が防戦一方だったのも見ていて若干疲れてしまった要因かもしれません。娯楽サスペンスと思って肩の力抜いて見ていたせいで、ちっとも好転しない状況にちょっとイライラ。FBIが助けに来たときは、よっしゃここから反撃じゃ、って思った矢先、まさかの敵さんでした。ってゆーか、さすがにもういいって、気分になっちゃいましたね。  でも結局は逆転してくれたからいいんだけどサ。
[DVD(字幕)] 6点(2014-04-18 02:28:23)(良:1票)
219.  フロム・ダスク・ティル・ドーン 《ネタバレ》 
 前半8点、後半7点、合わせると6点という不思議な映画でした。  前半のひりつくような緊張感。後半のばかばかしくも面白おかしいホラーアクション。  まったく異なるジャンルの映画を、1本の映画として融合させる試みはすごい好きです。やってみたくなる気持ち、なんかわかります。  今回は前半の本気度と、後半の肩の力の抜き具合のバランスがうまく融合しなかったので、前半を台無しにされた残念な気持ちが残っちゃいましたが、こういう映画は全然有りだと思います。こういう作品がたくさん作られる中で、きっと今までにない新感覚、新ジャンルの映画が生まれてくるような気がします。   《追記》  そういえば、本当に偶然、フェティッシュと一緒にこの作品を借りて、しかも2本続けて見てしまいました。ただ知らなかったので、先にフェティッシュを見て、その後に本作を観てしまったのですが。一瞬あれ?って思って、途中でフェティッシュの最初のほうもう一回見て確認して、やっぱりこの事件のこと?って思いながら、そんなことあるんだーっていうわけのわからん感慨を感じながら鑑賞しました。
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2014-04-15 05:42:19)(良:2票)
220.  フェティッシュ 《ネタバレ》 
 ブラックユーモアタイプの作品は得意ではないのですが、これは面白かったです。中盤までは、はっきり言って普通の映画とそんなに変わらないと思います。特に突出する演出もありません。ただ、ガブリエラ(アンジェラ・ジョーンズ)のキャラがたちまくっているので、ポール(ウィリアム・ボールドウィン)と出会ったらどうなるんだろうというわくわく感が楽しいですね。ちょうど、遠足前日に感じるプチ興奮みたいなもんでしょうか?  で、いよいよ二人が出会うわけですが、その直前のポールがガブリエラを覗き見るシーンが最高に楽しいです。このシーンは最高でしょう。殺人事件の様子を想像しながら、踊るように殺人事件を再現するアンジェラ。その一心不乱な様子がかわいく面白く、笑い転げます。  で、ポールと出会ってから我にかえり、更にポールが犯人とわかってから、少し萎縮するシナリオ作りが上手いです。このシーンがあるから、アンジェラは殺人フェチということを除けば、常識と良識を兼ね備えたごくごく普通の一般人だと認識できるんですよね。でもそこから殺人現場の再現をポールに語り始めると、再びフェチモード突入です。この辺りのシークエンスは本当に面白くてよく出来ています。挙句には、切られた首が話す話さないの水掛け論を繰り広げるところなんか面白すぎです。アンジェラのキャラは本当によくできていますね。  ラストの〆まで完璧です。  意外と見る人を選びそうで選ばない、この手のジャンルでは最高峰の作品かもしれないです。
[DVD(字幕)] 8点(2014-04-15 05:30:04)
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