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目隠シストさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2251
性別 男性
ホームページ https://twitter.com/BM5HL61cMElwKbP
年齢 52歳
自己紹介 あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

2024.1.1


※映画とは関係ない個人メモ
2024年12月31日までにBMI22を目指すぞ!!

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2181.  ぼくらの七日間戦争(1988) 《ネタバレ》 
新訳日本版「15少年漂流記」だと感じました。社会の荒波にのまれた子供たちが漂流の果てに辿り着いたのが陸自の廃倉庫。子供たちだけの生活が始まります。ただ無人島ではないので、何不自由しません。親の監視の目が無い分、のびのびとして楽しい。ですからサバイバルのドキドキやワクワクは希薄です。代わりに提供されるのが、“VS大人”という概念です。アホな教師や親にパンチを食らわす。そこに爽快感があるのでしょう。公開当時、自分は主人公の年齢に近い高校生でした。でも愉快でも痛快でもなかったことを覚えています。その理由が今見返して分かりました。それは、子供たちが今回の事件を通じて何も成長していないから。ただ、ダダをこねて、バカをやっただけに見えます。教師は理不尽なワルモノ。親は勉強しろと言うばかり。大人は何も分かっちゃいねえ。そんな奴らの鼻を明かしてやった。全部子供の発想です。それが悪いとは言いません。彼らは子供だから。そういう社会背景が無かったとも思いません。現実に自分も経験してきたことです。でもあまりにも浅いです。お粗末過ぎます。小中学生でも分別はあります。“やっていいことと悪いことがある””悪いことをしたら謝る”そんな当たり前の事が本作では無視されていました。騒動を肯定したまま終えたのは罪だと思います。それが子供観客への媚びだとしたら情けない話です。最後の花火大会も大人へ向けた「これはファンタジーですから」という言い分けに見えます。いずれにしても程度が良いとは思えません。子供のストレスを巧みに利用し共感を煽り、センセーショナルなストーリーで娯楽性を追及。商業映画のコンセプトとしては正しいのでしょう。でもそこに監督の理念が無かったら寂しいと思います。エンディング「次は国会議事堂だ」と息巻く子供たち。その後、ゆとり教育が推進された現実を考えると、本作には先見の明があったのかもしれません。ただそれが、子供たちが理想とした未来であったかどうかは別ですが。
[CS・衛星(邦画)] 3点(2007-11-26 18:25:55)(良:1票)
2182.  オトシモノ 《ネタバレ》 
デモリッシュな脚本とエキセントリックな演出、そしてプリンセスエリカ。この三位一体の連鎖のもとに生まれた奇跡。それが「オトシモノ」だ。もはや既存のジャパニーズホラーのモノサシで本作を語るのはナンセンス。カエルの子はオタマジャクシ、ポメラニアンの子供がコポメラニアンなんて常職に捕らわれたらダメだ。それは足枷に過ぎない。「オトシモノ」を楽しみたいなら、全ての常職をオトシモノべきだ。  ………一見すると、リアリティを欠く場面が目に付く。というかそんなシーンばかりだ。例えば消えた男の子の家を訪ねる沢尻。チャイムも押さず、いきなりドアノブに手をかける。さして家人を気にかける様子も見せず、ズケズケと室内に上がり込んでいく。本来であればリアリティの無い「ダメだこりゃ」な演出だ。でもいかりやはもういない。今や時代はオッパッピー。「そんなの関係ねぇ」何だってアリなのだ。沢尻節のオンパレード。女優オーラ出しまくり。随分お手軽に演じているように見える。勿論それを責めるなら、そんな演技を許した監督に非があるというべきだろう。でもエリカ様に逆らえる人間がいったいこの世にどれだけいるというのだ。むしろ舞台挨拶で「別に」と言わなかっただけ、マシというものだ。もっとも舞台挨拶があったのかどうかは知らないが。トンネルの中の秘密。謎の空間。異形の神のような(というかハエみたいな)モニュメント。事件の真相は一体どこにあるのだろう。青沼八重子も被害者だって?あの赤ん坊が花と蛇?サッパリ分からない。妹だけが生きていたのも不思議。でも分からないからこそ考える楽しみがある。この物語を読み解いてくれた人には、心の中でそっと何かを差し上げたいと思う。象印賞あたりでどうだろう。オチは“友情は素晴らしい”。全くもって取ってつけたようなメッセージだが、何も無いよりはいい。点数的には3点が限界だ。でもよくみて欲しい。これでも平均点は上がる。
[DVD(邦画)] 3点(2007-11-13 18:27:35)(笑:1票) (良:1票)
2183.  Dr.チョッパー
チョイとヤバめのイクラだったのにお腹を壊さなかったのも、飛び出してきたネコを轢かなかったのも、アルバトロス作品を観た後だったからかも。そういう意味で、役に立ちました。あ、でもtotoBIGは…ダメかな。
[DVD(字幕)] 3点(2007-10-27 00:35:46)
2184.  インプリント ~ぼっけぇ、きょうてぇ~ 《ネタバレ》 
周りは日本人だらけなのに、主人公はアメリカ人。そもそも日本人の観客は感情移入しにくい設定。ただそれを差し引いても、観客が作品へのめり込む仕掛けが不足していたと思います。男のキャラ付けは薄く、彼が抱える過去も取って付けたよう。小桃なる女郎も魅力的に見えません。ただ、口裂け女郎の生い立ちには、それなりに意味がありました。彼女の境遇を慮るとやるせない。命に対して価値を見出せないから、彼女は小桃を手にかけてしまった。彼女は人として哀れだと思う。だからこそ、彼女を只の化け物にしてしまったのは罪深い。何であんなギャグみたいなお姉さんを取り付けてしまったのか。お姉さんの存在価値はその見た目のインパクト、キモさに依るところが大きい。もう一つの人格としての位置づけならば、ちゃんと人として扱わなければ。切ない感情が引き出されそうになったのに全部ぶち壊しです。彼女を演じた工藤夕貴の演技そのものは、決して悪くなかっただけに惜しい。原作者の岩井志麻子の悪ノリ女郎ぶりは見モノです。
[CS・衛星(字幕)] 3点(2007-10-17 18:45:34)
2185.  僕の彼女とその彼氏(ゆうれい)Drop in Ghost 《ネタバレ》 
技術的な部分はよく分かりませんが、とにかく暗転がウザかった。“眠る”“記憶を失う”等のシチュエーションとは関係なしに、頻繁に使用される暗転。時間と空間をリセットする意味では有効な手段かもしれませんが、ブツブツ切られるので物語にテンポが出ません。もっとも物語になっているかどうかも怪しい。タイトルから推測するに、主人公は「ぼく」でしょう。しかしぼくの視点で物語が進むのかと思いきや、さにあらず。誰の視点とも定まらないまま物語は進行するので、観ている方は置いてけぼり。何となく「彼氏」(ゆうれい)の心残りは解消されて終了。そこにドラマがあったのか謎。たぶん“切ない系”の恋愛モノを狙ったのでしょうが、サッパリでした。それでいて、ギャグに凝るのは違うのでは。しかも下ネタっぽいし。現場では爆笑しているのかもしれませんが、まず肝心なドラマへ力を注いで欲しいと思いました。主演の満島ひかりのハツラツぶりだけは良かったです。
[DVD(邦画)] 3点(2007-10-12 18:34:03)
2186.  ビッグ・バウンス
キャスティングは結構豪華。でも内容はありません。ジャンルを“サスペンス”にしていいのかさえ疑わしい。でも腹が立つことはないので助かります。あとビキニ姿も助かります。
[DVD(字幕)] 3点(2007-10-07 20:10:49)
2187.  着信アリ Final 《ネタバレ》 
観客は主人公と共に逃げ惑い慄く。それがホラーの常道です。でも本作は違う。観客が感情移入するのは殺戮者側。憎い相手への復讐にほくそ笑みます。このアプローチは面白いと思いました。でも当然のことながら、全然怖くない。絶対に自分のケイタイは鳴らないのですから。そこで恐怖を抱かせるべく、殺戮される側に感情移入先を設ける必要がありました。その役目を担うのが黒木メイサです。観客は彼女と一緒に恐怖を味わう。死の着メロが流れたとき、あなたならどうするか?と、観客も問われる。でもこの設定が大問題。メイサはクラスメイトの中で唯一、死を受け入れている。堀北へのイジメに対して贖罪したいと願っている。「自分にメールを送って。転送せずに私が死ぬ」とまで言っています。問いかけに対する答えを、早々に出してしまっている。これでは観客の心は震えません。結果、クラスメイトの狂気は単なるドタバタにしか見えない。しかもメイサが覚悟を表明した後に、呪いを止めようと奔走する。順番が逆です。さっきの覚悟は何だったの?ということになってしまう。ラストもぬるく、カンが悪い。堀北とメイサが海を訪れます。2人で海へ行きたいという伏線に対するアンサーです。つまり“海”であることが重要。だのに湖畔なのか海なのか分かり難い。なぜ砂浜を歩かせないのか疑問でした。このシーンに限らず、どうもセンスが合わない部分が多く、結果テンションは上がらずじまい。もっとも1と2を鑑賞済みだったので、この出来は想定の範囲内でした。堀北とメイサの美人ぷりを拝みたいだけなら、これもアリでしょう。
[DVD(邦画)] 3点(2007-10-05 19:29:21)
2188.  千里眼 《ネタバレ》 
久しぶりにシビれました。悪い意味で。サイコサスペンスから一転、ワイヤーを使った本格的なアクションシーン。急激なギアチェンジにめまいを覚えました。一体、何をウリにしているのか分からない。しかもそのアクションに必然性を感じません。というか、あらゆる展開に合理性を欠きます。主人公を含めた患者達がアンテナの運び屋にされたのは、人目に付かないようにするためでしょう。でも明らかに挙動不審。あれならプロにやらせたほうが、遥かに早いし安全だと思ってしまう。本来ならこういうツッコミは野暮です。でも、荒唐無稽な設定を楽しんでもらうためには、気配りが必要です。誠意といってもいい。矢追純一のUFO特番や、川口浩探検隊が面白かったのは、アホバカ設定の中でも“説得力を持たせよう”とする意識があったから。担保も無いのに金を貸せと言われても頷けません。明らかに100円ショップの安物の皿でも、魯山人の皿だと言い切るくらいの“心遣い”は欲しい。それが礼儀ではないかと。いうならば、本作の魯山人の皿は“心理学もどきの理論”です。でもそれはバーベキューで使う紙皿みたい。いくらモノを知らない自分でも、流石にコレには騙されません。ウソは上手について欲しいと思います。ただしバカ映画として楽しむことは出来ますし、水野のアクションは良かったので甘めの採点でお願いします。
[DVD(邦画)] 3点(2007-09-11 19:20:03)(良:1票)
2189.  チアリーダー忍者
①ドラえもんより忍者ハットリくん派だ。②チアリーダー目当てでスポーツ観戦に行ったことがある。③フェイバリット“加藤”は、加藤あいではなくミスターカトーだ。④モデルの水着より企画女優のヌードのほうが有難い。⑤日本刀は鞘が無くても安全だと思う。⑥“キャットファイト”という言葉の意味を知っている。⑦女装癖がある(あるいは憧れる)。⑧仮面ライダーの変身ベルトのぐるぐるに、うっとり見とれたことがある。⑨自暴自棄になって、目の前に横たわる等身大ビニール人形を投げたくなった(あるいは投げた)ことがある。⑩騙されてもわりと平気だ。…以上の設問のマルの数を数えてください。 ○の数が0の方。標準的な日本人です。ご安心ください。 ○の数が2~9の方。あなたの中のチア忍スピリットは眠っていますよ。安心していいでしょう。 全てに○が付いた方。あなたは立派なチア忍です。少し心配した方がいいかも。
[DVD(字幕)] 3点(2007-08-14 18:27:22)
2190.  CHECKERS in TANTAN たぬき
これぞ80年代王道アイドル映画。とにかくチェッカーズを沢山映すこと、楽曲を数多く披露することに力点が置かれています。だからまんまバンドという設定にした。ファンのニーズ最優先の製作姿勢です。ある意味凄く潔い。潔いのですが、流石に『実録チェッカーズ誕生物語』にする訳にもいかず、タヌキというファンタジー要素を加味したのでしょう。おかげでトンデモ物語に仕上がっています。かつては、こういうトホホなアイドル映画が結構ありましたが、今ではほとんど見かけません。“映っていればいい”では、現在の観客(ファン)は満足させられないということなのでしょう。映画化へのハードルが上がったのは、良いこと?悪いこと?正直、自分には分かりません。でも本作が受け入れられた“時代の余裕”は、ちょっと羨ましかったりもします。
[CS・衛星(邦画)] 3点(2007-08-04 16:26:07)
2191.  女子高生チェーンソー
気になるタイトルのDVDを見つけました。でもレンタル中。その1週間後もその次も。隠れた人気作のようです。自分と同じ“チェーンソー好き”が多いのでしょうか。ところが今日はありました。ラッキー!しかも料金は100円です。これも何かの縁。既に手にしていた『キューティーハニー』と共にレジへ。のっけから想像どおり、金髪ボイン&ミニスカの女子高生登場。でもティーンには見えません。成熟しきっています。きっとビーフを食べているから発育がいいのでしょう。さすがアメリカ。もっともそんな事に興味はありません。お目当てはチェーンソーですから。物語も中盤に差し掛かり、やっと待望のチェーンソーがお目見え。ヤッホー!でも目立った活用がなくてガッカリしました。ちなみにギャルが誰一人としてバストトップを見せませんでしたが、何とも思いませんでした。店へ返却に行くと、レジには若い娘さんが。「このDVDがホラーコーナーに置いてあるのは間違いですよ。コメディが正しいです。でもホラーコーナーはアダルトのすぐ横なので、AVを借りられないチキンが仕方なく借りるかもしれないので、このまま置いておくのも商売的にはアリだと思います。」と心の中でアドバイス。黙って返却しました。するとお姉さんは「ありがとうございました~」。何だかその言葉が心に沁みました。
[DVD(吹替)] 3点(2007-07-27 18:19:07)(笑:4票)
2192.  銀色の髪のアギト 《ネタバレ》 
率直にいって『未来少年コナン』+『風の谷のナウシカ』という感じ。そういえばタイトルの語感も『ナウシカ』っぽい。もっとも、後発作品ゆえ設定や世界観が先行作品に似通ってしまうのは、ある程度仕方が無い。問題なのは、物語としての出来が芳しくないことです。本作の肝は、何故アギトはトゥーラを奪い返しに行ったのかということ。森を助けるという目的は2の次。2人には(少なくともアギトの方には)強い恋愛感情があったはずです。口を開けば「トゥ~ラ~」と叫ぶ、サカリの付きっぷりを見てもそれは明らか。だのにアギトがトゥーラに恋する過程が描けていないと感じました。自分は2人が初めて出合ったシーンが本作の最重要シーンと考えます。ここに全精力を注ぎ込む必要があった。いかにトゥーラを魅力的に描くか。アギトの一目ぼれを印象付けるか。この娘のためになら命を賭してもいいと思えるほどに。ココさえ押さえてしまえば、全ての流れに必然性が出る。アギトの決意に感情移入できます。最初の躓きが作品全体の躓きに思えました。火山のエネルギーがイストークの源動力といいつつ、地面を離れて立ち上がってしまう等、不合理な設定も目に付きます。それでもキャラクターに魅力があれば印象は良くなるのですが、誰一人として“生きている”感じがしませんでした。これは声優の力量不足も当然影響しています。メッセージは理解できますが、表面的な部分で終結していると感じました。軍事国家ラグナの位置づけを単純悪で片付けてしまうのは浅い。
[CS・衛星(邦画)] 3点(2007-05-27 00:29:39)(良:1票)
2193.  CUBE ZERO<OV> 《ネタバレ》 
『CUBE』の特色は、世界の説明を全て省略したこと。その結果、極限の人間描写と脱出の謎解きのみの“オイシイところ取り”が出来ました。おまけに説明の無い部分を観客に想像させることで、実態以上の“得体の知れない雰囲気”を生みだすことに成功しました。本作は『1』で省略した部分を補完した作品。『ZERO』と『1』を足して、『CUBE』の世界が判明するという仕組みのようです。でも先に述べたように、『1』が“オイシイところ取り”ならば、『ZERO』は出涸らしのようなもの。旨味は『1』で出し切ってしまっているように感じました。ちなみに『2』はスルーして本作を鑑賞したので、『2』を観るとまた違う感想を抱くかもしれません。
[CS・衛星(字幕)] 3点(2007-04-21 18:54:33)
2194.  転がれ!たま子 《ネタバレ》 
鉄兜は心の鎧。甘食はたま子の人生観。穴に落ちるエピソードは、そのまま閉鎖的生活環境の比喩表現だと思います。主人公の自分探し。そして自立の物語。パン屋での修行は小さな一歩。でも本人にとっては、別の価値観に触れる大きな一歩。もっと感動があっていい。でもあまり心に響きません。見た目の華やかさは、それなりにあります。甘食の魔法や、突如出現する穴。それにカーニバル。ドレスの羽根やスパンコールのように、部分的には目を惹きます。でもオシャレは気取ると恥ずかしい。全体としては不恰好だと思いました。ナレーションが冒頭だけなのも不自然。その場限りの賑やかしでは、観客の心を揺さぶるのは難しいと思います。謎の少年は何者でしょう。甘食の妖精?自分は、たま子の“幼い自我”だと思いましたが、それなら少女のほうが相応しい気が。自分は監督の想いを受け取ることが出来なかったようです。主役をはじめキャストは魅力的。でも作品の骨格は脆いと思いました。
[DVD(邦画)] 3点(2007-03-27 22:10:33)
2195.  スペシャリスト(1994) 《ネタバレ》 
復讐劇としてのカタルシスは皆無と言っていいです。あえて爆殺を選んだ理由付けが欲しいと思いました。(一応作中で語られているのですが、理由になっていません。)初期設定でつまづいている気がします。スタローンとシャロンのキャラ設定も激しく魅力に欠けます。スタローンの“いい人”描写は度を越えていますし、振る舞いも玄人らしくない。シャロンも仇に抱かれる必然性を感じませんでした。また肝心の仇役も小物ぶりを発揮し、復讐のスケールダウンに貢献しています。スタローンの筋肉美アピール、シャロンのお色気シーンにも意味を感じませんでした。シャロンがエイドリアンと名乗った時点で、本作の方向性は見えましたが、それにしても安っぽく感じました。自分の基準だと1~2点相当ですが、ツッコミどころがそれなりに楽しめたので+1点でお願いします。
[CS・衛星(字幕)] 3点(2007-02-09 18:03:38)
2196.  あらしのよるに 《ネタバレ》 
子供向け『失楽園』または『高校教師』といった印象。ただ、これらの作品と違って“許されぬ”愛(この場合は友情、または同性愛?)を肯定した結末です。それだけに自分は本作を支持できません。単純に「2人は友達でいられて良かったね」では無責任だと感じます。2人が選んだ“コミュニティを放棄する”という選択は、単に“今所属しているグループからの脱退”という意味ではありません。新たに所属できるグループは有りません。いわば世界を敵にまわす行為。『失楽園』や『高校教師』レベルでも行き着く先は悲劇。これらより“許されない”度合いでは数段上(何故なら“生”の根幹を揺るがす行為だから)のガブとメイがこうも簡単にハッピーエンドでは納得できません。(正確にはハッピーエンドではないのに、あたかもハッピーエンドのように錯覚させていることが問題。)それに“雪山の先の森”は実在するのでしょうか?物語上では確かに存在しました。しかし、それは単なる森であり、今まで2人がいた森と何ら変わりません。2人の存在を受け入れるものではありません。そんな森があるとすれば、それは天国でしかありません。そのことを2人は理解していたからこそ、死を賭して雪山を登ったわけです。つまり途中で死んでも、森にたどり着けたとしても、結果は同じだから。“生に勝るものがある”という価値観を安直に提示する姿勢に疑問を感じます。細かな心配りと確固たる信念なくして、本作のようなテーマを扱うべきではないと思います。子供、ファミリー向けであれば尚更です。
[CS・衛星(邦画)] 3点(2006-11-19 17:49:19)
2197.  オープン・ウォーター 《ネタバレ》 
驚愕のラストが待っていました。
[CS・衛星(字幕)] 3点(2006-09-16 18:23:19)
2198.  富江 tomie 《ネタバレ》 
不死の富江は確かに不気味。周りの男を狂わせる魔性の魅力も厄介だとは思います。でも恐怖という感情とは無縁でした。自分自身を投影させる主人公の身に危険が迫ってこない。それでは第3者として傍観しているような気になってしまいます。ショッキングな描写に頼らない、サイコサスペンス的な恐怖を感じることが出来ればよかったのですが…。シリーズ化されたのだから、1作目には何かしら魅力があると思ったのですが、それは見つけられませんでした。当時まだあどけなさが残る管野美穂は、自分が持つ富江のイメージには合っていました。
[CS・衛星(邦画)] 3点(2006-09-03 21:03:23)
2199.  着信アリ2
前作の補足説明的な価値はあると思いますが、それ以上の価値は見出せませんでした。気になったのは、前作とは別の“呪いのルート”を台湾に求めた点です。いくらフィクションとはいえ、この手の嫌悪を抱くエピソード(呪いの元凶)を外国の方に押し付けるのは、どうなんでしょう。外国ならではの要素(日本との時差とか文化の違いとか)をギミックとして利用するのであれば、まだ意味は分かるのですが…。物語的には破綻していると思います。
[CS・衛星(邦画)] 3点(2006-08-17 18:02:30)
2200.  恋のミニスカ ウエポン
この邦題で観ようと思った方が悪い。そう俺が悪い。
[CS・衛星(字幕)] 3点(2006-07-30 18:08:08)
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