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目隠シストさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2251
性別 男性
ホームページ https://twitter.com/BM5HL61cMElwKbP
年齢 52歳
自己紹介 あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

2024.1.1


※映画とは関係ない個人メモ
2024年12月31日までにBMI22を目指すぞ!!

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2221.  貞子3D 《ネタバレ》 
『貞子3D~2Dバージョン~』。このタイトルからして、もうちょっと面白いのですが、終始ホラー映画を観ている感覚はありませんでした。そう怖くないのです。繰り返されるのは、白い手が画面から飛び出てくるシーンに「お前じゃない」の声。脳裏に超絶美少女橋本愛ちゃんの顔が浮かびます。思わず顔がニヤける始末。主人公に迫りくる危機も、彼女自身の超能力で撃破できますし、漂流教室の未来人みたいな奴も物理攻撃が有効でした(蝶(蛾?)になって消えるってどういうコト?)どう怖がればいいのでしょう。染谷翔太や田山涼成部下の死に様などは、笑わせに来ているとしか思えません。3Dの映像技術を楽しむ映画としての価値はあるのかもしれませんが(劇場で観ていないので知りませんが)、それ以外で観るべき部分は皆無だと感じました。おそらく本作最大のホラー要素は、2013年夏に続編が公開されるということ。正気の沙汰とは思えません。こちらの方がよっぽどホラーではないかと。
[ブルーレイ(邦画)] 2点(2013-04-06 18:59:16)
2222.  NINIFUNI
DVD収録のメイキングでプロデューサーと脚本家は、こう明言しています。本作は答えの無い映画。出来事を提示して観客が何を感じるか投げかけているだけであると。その説明に嘘偽りはありませんでした。なるほど、そういう映画もアリなのかもしれません。映画の解釈は観客の手に委ねられているものだとも思います。ただし、シチュエーションの提示だけなら40分は必要ない気がします。2分で十分でしょう。尺は観客のイマジネーションを刺激するための仕掛けに費やして欲しいと思いました。本作を楽しめるのは、映画鑑賞の達人か感性が豊かな人だと思います。自分にはまだ無理でした。それでは最後に自分の率直な感想をば。「やっぱり怪盗は6人バージョンがしっくりくるな」
[DVD(邦画)] 2点(2013-02-27 18:51:54)
2223.  ビッグハンマー・マサカー 血しぶきの狂宴 《ネタバレ》 
ハンマー男は何者なのか。どんな目的で殺戮を繰り広げるのか。一切説明はありません。言わば『CUBE』と同じ方法論によるアプローチ。物語の背景は、観客自身が想像するしかありません。ただし、ホラーにおいてこの趣向は危険であることが分かりました。何故なら観客が導き出す答えは、自身の価値基準を満たした、“理に適う”ものだからです。観客に背景を推理させる暇など与えず、有無を言わさぬ展開で物語を引っ張れないとキツイ。ちなみに自分が想像した背景は、“ハンマー男は、ゾンビ風シスターズの守護者。彼女たちの食糧を得るために人を狩っている”あるいは“熱狂的モンスターハンターのコスプレマニア”。どうです?つまらない解釈でしょ。狂気を描くには、狂状を描くだけではダメなのだと思います。本当に怖い人は、常人が思いもつかぬ理屈を持ち出すもの。『悪魔のいけにえ』のリアルな○チガイぶりを見習って欲しいところです。なお、小回りの利かぬハンマーは、凶器としてリアリティを欠くかと思いましたが、クローズド空間でなら有効であることが証明されました。何より破壊力が魅力。べらぼうですもの。『バイオハザード』シリーズでも斧が登場していますし、スプラッターホラーで大型凶器は流行っているのかもしれません。ただ残念ながら本作の場合は単なる殺戮ショー。悪趣味なだけで、エンターテイメント性は感じ取れませんでした。映画としての評価は出来かねます。
[DVD(字幕)] 2点(2012-12-25 18:53:49)
2224.  稀人(まれびと)
『呪怨』のホラーエンターテイメント路線とは違うモノを作りたかったという意気込みは理解できますが、如何せん面白くありません。観客に何を伝えたいのか、よく分からない。一言で言えば“考え過ぎ”でしょうか。
[DVD(邦画)] 2点(2012-09-03 18:51:30)
2225.  人生逆転ゲーム<OV> 《ネタバレ》 
映画版『カイジ』のサブタイトルと同タイトルの本作。“2匹目のドジョウ”を狙った映画である事は明白ですが、せめて“ざる”くらいは用意して欲しいと思いました。手ぶらじゃドジョウは掴めません。肝心のゲームに難ありでした。戦略性が薄く、カイジ流に言うなら運否天賦。心理的な駆け引きもありません。折角グラビアアイドルを主役に据えたのに、サービスカットが一つも無い。観客は何を楽しめばよいのでしょう。2番煎じでも3番煎じでも、C級でもD級でも構いませんが、お客を楽しませようという心意気だけは、どんな映画にも必要と考えます。そういう意味で本作はダメだと思いました。なお元ネタより上の点数を点ける訳にもいかない出来ばえなので、『カイジ』の方の点数を補正しておきます。
[DVD(邦画)] 2点(2011-09-25 18:20:06)
2226.  ×ゲーム(バツゲーム)(2010) 《ネタバレ》 
“設定は最高。中身は???なライトノベル”。失礼ながら、それが原作者山田悠介氏の小説のイメージです。本作もご多分に洩れずそのような物語との印象でしたが、もう少しどうにかならなかったものかと思います。復讐のおぞましさや虚しさを訴えかけるワケでもなければ、ゲームの奇抜さや残虐性に見るべき部分もない。観客に何を見せたいのか分かりません。設定だけ頂いて、内容は思い切って変えちゃえばいいのにと思いました(イジってコレなら申し訳ない)。このクオリティで2時間は正直キツいです。DVDパッケージのキャッチフレーズは「これを観るのもバツゲーム」。確かに。
[DVD(邦画)] 2点(2011-08-19 19:28:26)
2227.  光る 《ネタバレ》 
2人の主役AYAと麻子について。AYA役の浜田文子は、日本人ルチャドールのパイオニア、グラン浜田の娘という業界のサラブレッドであり、設定同様日本女子プロレス界のビッグネームです。さらにフリーランスの期間があり、あまり好敵手に恵まれなかった印象もあります。つまり現実の浜田文子と劇中のAYAは境遇が似ているのです。その事を踏まえてみると、彼女の言動が妙に納得できました。自尊心が高く身勝手。そして世間知らず。実際の浜田文子がどうかは知りませんが、プロレスラーのイメージサンプルとしては合っている。もう一人の主役、麻子の方はドラマパート担当。観客は彼女に感情移入して物語に臨むことになります。ところがこちらの出来が良くない。妹の難病設定は無理矢理だし、親父の立ち位置はあやふや。麻子自身の想いも伝わって来ません。その結果、彼女の人生のドラマと試合が重ならず、もどかしい思いをしました。現役女子プロレスラーも俳優陣も演技力が不足しており、観ていて辛かった。その粗を隠すためにモノクロ映像にしたのではないかと勘繰りたくなります。白黒からカラーへの切り替わりは、主役2人が“光った”証だと思いますが、あんなしょっぱい試合で満足出来るなら、プロレスラーを辞めたほうがいい。試合シーンは映画のクライマックスとしても、純粋にプロレスとしても、つまらないものでした。大好きなプロレスを扱った映画ゆえ好意的に捉えたかったのですが、今回は無理でした。ごめんなさい。そして残念です。
[DVD(邦画)] 2点(2010-02-21 19:59:34)
2228.  制服サバイガール II 《ネタバレ》 
前作の不満“仲村みうは何故脱がないのか?”が、僅かながらも解消されている点が、本作唯一の長所です。それ以外は全ての要素で前作を下回りました。もうアクションでもサバイバルでも、何でもない。B級バイオレンスがチープ過ぎて、ギャグっぽく見えてしまうのは珍しくありませんが、本作のようにはっきりおふざけモードに逃げているのは意外と少ないかもしれません。それも一つの楽しませ方ゆえ否定はしませんが、どうせやるなら徹底して欲しい。手裏剣一つで人の頭を切り落とす度胸とセンスがあるなら出来るはずです。とりあえず全員の乳首に真っ赤なお花を咲かせてみませんか。話はそれからで。(余談)まさかずきゅーぶりっくさん、どうもです。それにしても、Ⅰでズッコケたはずなのに懲りずにⅡを観て、さらに感想まで書いているレビュワーさまの勤勉さには頭が下がります。今のところ、2作連続レビュー率100%。案外、愛されるタイプのバカ映画なのかもしれないですね。
[DVD(邦画)] 2点(2010-02-18 18:58:15)(良:2票)
2229.  巨大毒蟲の館
久々に味わうこの脱力感!『北斗の拳』を鑑賞した時に極めて近い感覚です。ココが変、コレを直してと指摘する気が失せる凄まじさでした。ある意味パーフェクト。土台から、骨組みからして並みの映画とは違います。壁紙のセンスを問う前に、まず白アリを駆除しましょうというレベル。でもね、まるっきりアレな訳じゃない。おっぱいはちゃんと出てきた。おっぱいはイッパイ。貧乳率は異様に高いけど、顔は企画モノ女優っぽいけど、エロ日照りの時に文句を言う馬鹿はいません。それに「おっぱいが出てくる映画に悪い映画は無い」って誰かが言ってましたし。ちなみにDVD特典は本編鑑賞を省略できる完成度ですので、お忙しい方はそちらをどうそ。
[DVD(字幕)] 2点(2009-01-30 22:39:07)
2230.  みんな~やってるか!
お下劣、くだらない、バカバカしい。コメディを評する場合、自分はホメ言葉として使っています。でも本作には辞書どおりの意味で使いたい。「女とやりたい」というテーマはブレまくりで、たけしの好きな“ベタ”と“下ネタ”のコントを延々とやるだけ。一枚の画やちょっとした間の取り方にセンスは感じられるものの、それと笑えるかどうかは別物。到底、大衆に受け入れられる代物ではありません。少なくとも、たけしの存命中は。でも100年先はどうか。200年先は?もしかしたら巨匠の意欲作として、後世の評論家は褒め出すかもしれない。当然勘違いです。でも他人の評価なんて所詮そんなもの。そんな目論見があったのではないかと勘繰ってしまう。それぐらい、ハッキリと駄作です。それにしても、満足そうなDVDジャケ写のたけしの顔!もし本作の尺が30分なら4点、1時間なら3点を付けたと思います。
[DVD(邦画)] 2点(2008-10-12 21:51:28)
2231.  首都消失 《ネタバレ》 
雲の内側の描写を一切排除することで不安を煽る。たった一羽の鳩の生還に、(雲の中の人たちの生存の)希望を見出すしかない。雲の中のパニック状況という分かり易い“見せ場”の描写の放棄には勇気が必要だったと思います。しかしそれは蛮勇だった気がします。物語の主軸は外部からのレスキュー。この部分でドラマを見せないといけません。ところが、著しくリアリティを欠きました。危険な雲という設定なのに、防護マスクを付けている人が一人もいないのは解せません。まさか役者の顔を映したいから?雲を排除するための作戦もその効果の説明も不十分です。緊張感を高めるのに最も有効な“時間の制約”を使わないのももったいない。申し訳ないけど、しょぼい。非常時における人間性の描写もこの手の作品の大きな魅力のはずです。しかしこちらも芳しくありません。人間の冷酷さを描くのはいいです。自分と関係ない不幸には、人はとことん鈍感になれるもの。無責任な野次馬の数々、災害を千載一遇の商機と捉える者。ただし主人公には、そうであって欲しくありません。渡瀬には、妻と息子がいます。家族を守るために命を賭けられるのが父親。仮にそれが離婚間際の妻とコミュニケーション不足の息子であっても。技術者としての誇りと2000万人の命を救いたい気持ちは分かります。でも一人の父親としての顔を見たかったです。もう一人の主役、名取裕子のほうも似た様なもの。挿入される恋愛要素がとても軽薄に思えました。名取裕子の手に触れて渡瀬恒彦が言う「ボクは今ひどく凶暴で危険な男になっています」でズッコケました。
[CS・衛星(邦画)] 2点(2007-05-23 18:11:11)
2232.  ピンチランナー 《ネタバレ》 
アイドル映画にはアイドル映画としての役割がある。物語性だとか演技だとか、過分に求めてはいない。観客(この場合はファン)もそれは承知しているでしょう。「顔のアップを多めに押さえておきゃOKでしょ」的な製作サイドの姿勢がひしひしと感じられます。だから“燃えやすいナイロン製ベンチコートで火に飛び込ませる”のも、“フォローが無い難病設定”にも疑問を抱かない。安倍と市井の私服の色味が、まるっきり被っているのに誰も気付かない。メインの駅伝に至っては、物語の一部としての役割を放棄しています。ずっと横腹を押さえてチンタラ走る後藤。沿道のファンに愛想を振りまく飯田。安倍の体型。すべてあり得ない。ツッコミつつも笑っていられればOKですが、腹が立つようではダメ。本作の価値は、開き直る前の加護が見られること。矢田亜希子嬢を奪った押尾の大将の経歴に本作が刻まれたこと。そして、いろんな作品に対して優しい気持ちになれることです。『模倣犯』だってそんなに悪くないと思えるから不思議。
[DVD(邦画)] 2点(2007-03-25 03:10:28)(良:1票)
2233.  ナイスの森 The First Contact 《ネタバレ》 
本作のチャプターは「現実」と「非現実」に分けられます。非現実の中には、タイトルに“夢”とあるもの、背景から異世界と分かるもの、現実の中に“あり得ないもの”が登場するもの、アニメなど様々な形態がとられています。虚実入り混じったシュールな世界。“虚”は明らか。さらに“実”も相当怪しい。温泉3人姫の話はどれもウソっぽいし、合コンピクニックは存在しなかった。ラストチャプターに至っては、ノッチ&タケフミが“ウッソーウソソ“とウソ歌を歌い踊っています。そもそも本作に“実”が存在するのか疑わしくなります。全てが虚構、夢なのか。そういえば、友達から夢(寝てる時にみるほう)の話を聞かされている感覚に似ているかも。本人は興奮して喋っていても、聞いている方はつまらない。それは、当人が夢を言葉で再現することに夢中で、“相手に伝える”という作業になっていないから。別に腹は立ちませんし、失望感もありません。でもそれは作品としては致命的なのかもしれません。本作を楽しむ感性と読解力が、自分にはありませんでした。『茶の味』は好きなのですが。
[DVD(邦画)] 2点(2007-03-01 18:35:52)
2234.  北斗の拳(1995)
ついに見つけてしまいました。レンタルDVDを。しかも半額デーに。この状況で対戦は避けられぬと覚悟を決めました。本サイトにおける西の横綱。その実力を体感しました。格闘すること約90分。…完膚なきまでに叩きのめされました。歯が立たない。横綱の実力を思い知りました。横綱の真の恐ろしさは、一見すると“大したことなさそう”に見えること。しかし驚くほど懐が深い。キャスト、脚本、演出、あらゆる小手先のツッコミには全く動じません。心・技・体が逆の意味で揃っていました。本物です。本物には0点をつけるべきかもしれません。ただ、DVDをプレーヤーに挿入した時、最初に現われるメッセージを思い返して不覚にも“やられたっ”と思ってしまいました。それは以下の文。「この作品は本編が古いため多少お見苦しい箇所があり得ますが、製造上の故障ではありません」!!こんなにもノーガードなツッコミ待ちのボケがあったでしょうか。本作とは全く関係のない、この奇跡のメッセージに2点を付けさせてください。
[DVD(字幕)] 2点(2007-01-29 17:56:05)(笑:4票) (良:2票)
2235.  ハウス・オブ・ザ・デッド
本作のツッコミどころについては皆さんご指摘のとおり。笑って許せるものなら、良かったのですが…。「ゾンビ」という素材は一見料理し易そうで、実はとても難しい素材なのだと改めて認識しました。
[CS・衛星(字幕)] 2点(2006-09-22 18:13:25)
2236.  模倣犯 《ネタバレ》 
中居くんのオチについては、予備知識として得ていましたので、さほど驚きませんでした。「おお、これが有名な首ロケットか!」という感じ。むしろ珍しいものを観られたという喜びがありました。それよりも今現在、ワーストランキングで本作より上位に10作品以上もあることの方が驚きです。『死霊の盆踊り』『北斗の拳』…まだ観ぬ強豪の実力はいったいどれ程のものなのでしょう。ちょっとワクワクしますね。
[CS・衛星(邦画)] 2点(2006-09-12 18:43:22)(笑:2票)
2237.  デビルマン
このサイトは、観る作品を選ぶ際にとても役立ちます。ですが、「これは合わないな」と分かりつつ観てしまう作品があります。自分にとってこの作品はそうでした。つい誘惑に勝てず観てしまいました。仮に自分と合わない作品でも、良いところを書こうと思います。ですからこの作品の良いところ1つ書きます。…酒井彩名がドラマ慣れしていました。主人公が右前腕を胸の前に突き出したあのポーズが頭から離れません。ある種、とても印象深い作品です。
[CS・衛星(邦画)] 2点(2006-05-04 01:16:27)
2238.  犬鳴村 恐怖回避ばーじょん 劇場版 《ネタバレ》 
映画界で『リメイク』というと、オリジナル公開から数年の月日を経て、制作陣を一新して新作映画に作り直すパターンが大半ですが(犬神家の一族は例外)、本作は新作映画をベースにセルフリメイクを施した異色作です。その名も『恐怖回避ばーじょん』。恐がりさんでも大丈夫なよう、恐怖シーンにアレンジが施されています。こう聞くと別パターンを撮影しておいて、要所を差し替えたのかなと考えますが、かっぱ堰さんが詳しく説明してくださっているように、オリジナルはそのままに、各種エフェクトやBGMを駆使して恐怖を和らげる手法が採られています。おそらく費用対効果は抜群でしょう。僅かな手間で新作映画を一本オマケに製作したようなもの。ただし、成功しているかというと話は別です。調理済み辛口カレーを甘口に変えるために、砂糖をぶち込んでも甘口にはなりません。微妙な味のカレーが出来るだけ。やはりルーから変えなくては。 どうもこの企画は当初から計画されていたものではなく、オリジナル公開後にノリで製作されたようです。第三者(例えばユーチューバーとか映画専門学校の学生とか)がこの手法でリメイクしたのなら、権利関係は兎も角も『センスねえなあ』で済む話ですが、オリジナル制作陣が関与しているとなると事情は変わります。本当に監督はこの『味変』を認めたのでしょうか。丹精込めて仕上げた作品に『落書き』をした(された)気分にはなりませんか。大人の事情もあるでしょうが、正直気分のよい作品ではありませんでした。私の頭が固いだけなのかもしれませんけど。大事な事なので繰り返しますが、カレーを味変するならルーから変えてください。
[インターネット(邦画)] 1点(2021-07-29 19:28:31)(良:3票)
2239.  カイジ ファイナルゲーム 《ネタバレ》 
人気エピソードは既に映画化済み。未映画化エピソードは正直イマイチなので(福本先生ごめんなさい)オリジナルストーリーでの続編は理解(容認)できます。舞台は近未来の日本、『もしも』の世界。アナザーストーリーというよりパラレルワールド。これは地雷臭プンプンです。一縷の望みは福本先生が脚本に名を連ねていることでしたが、残念な仕上がりでした。でもよく考えたら当たり前の話。良いアイデアなら連載の方で使いたいでしょうから。 不満箇所を挙げたらキリがないため、私からは1点だけ。人間秤ゲームはカイジチームの勝ちで大丈夫ですか?張り主の伊武さんがリタイアした時点で不戦敗の気がしますが。それに勝敗を分けたコインは完全に「運」ですよね。弾かれたコインが偶然カイジ側の秤に入っただけ。『運否天賦ではなく戦略で勝つ』を旨としてきたカイジにそぐわない決着と感じます。主人公に晴れ舞台を用意するために伊武さんが退場し、欠けたコイン1枚分僅差の勝利で『一円を笑う者は一円に泣く』を再現。ドラマチックでキレイな幕切れですが、ファンが『カイジ』に望むのは、そういう事ではないのでは。『相手の不正を逆手に取れ』『裏のルールを見破れ』『死中に活を求めろ』。原作の『カイジ』が支持されたのは、持たざる者があらん限りの知恵を絞って強者の足元をすくう様。運よく当たりの宝くじを拾うのではなく、ハズレくじを是が非でも当たりくじに変える姿に心打たれるのです。カイジの魅力が映画で表現されていない以上、原作ファンとしては本作を『カイジ』と認める訳にはいきません。1作目の感想でも同じ事言ってますね。 基本的に福本先生の漫画は実写化向きと考えます。近年ドラマ化された『アカギ』や『銀と金』も上々の仕上がりでした(注:『天』は未見。『零』は何だこりゃ)。個人的には1作目カイジで軽い扱いを受けた『限定じゃんけん』をキッチリ描いていただくか、まだ手付かずの『涯』や『黒沢』の映画化を望みます。特に『黒沢』は絶対面白いと思うんですよね。黒沢役本命:高橋克実、対抗:宇梶剛士、大穴:くっきーで如何ですか。また同じこと言ってる。
[CS・衛星(邦画)] 1点(2020-11-30 18:29:35)
2240.  CAT’S EYE/キャッツ・アイ(1997) 《ネタバレ》 
『シベリア超特急』鑑賞から早10年。『シベ超』以降、俺は“素敵なダメ映画=0点映画”に出会えていない。いや『出会える』という受け身な姿勢が問題なのだ。『0点映画はやって来ない。こちらから出迎えるのだ』それが真理という気がする。レンタルDVD屋の「ホラー」「アダルト」コーナーを2時間ウロウロしたって、要注意顧客リストには載っても、0点映画が見つかるワケじゃない。まずは『0点映画に見合う自分になること』。一念発起した俺は走り込みを始めることにした。しかしそんな矢先の『ステイ・ホーム』。神様はイケずだ。ももクロちゃんのライブにも、レンタルDVD屋にも、スポーツジムにも行けない、新しい日常が始まった。いや、スポーツジムはそもそも行ってなかった。そんな俺に金髪マッチョは囁きかけた『みんな始めているよ』と。楽天派だった俺は、ついに禁断の果実『AP』に手をだした。送料無料。お急ぎ便無料。こんな法外な誘惑に勝てる者などいるはずもない。地元商店を裏切った俺は、『地域経済崩壊幇助』という画数の多い十字架を背負うことになった。一度暗黒面に堕ちた人間は脆い。返礼品目当てで名も知らぬ自治体にふるさと納税し、牛肉を貰った。御馳走に喜ぶ家族を後目に、俺はひっそり尿酸値を上げた。 『AP』で俺の映画ライフは激変した。1月わずか500円。サブスクの魔の手が俺に襲いかかる。貪るようにB級以下のダメ映画やヨガビデオを見まくる日々。日本語が怪しい『あらすじ』や『お姉さまインストラクターのサムネイル』に惹かれるのは、映画ファンの悲しい性だろう。そんな中、出会ったのが本作『キャッツ・アイ(実写版)』だった。屈指のダメ映画輩出率を誇る漫画アニメの実写化とはいえ、ファンでもなければ杏里でもない俺には、本来観る理由などない。紀香が水素水をサービスしてくれたとしても、だ。にも拘わらず鑑賞を決めたのは、ダウンロードデータが奇跡の1MBだったからに他ならない。素敵なダメ映画は匂いで分る。ポンコツなキャッツモービル、コナン君インスパイアのスケボー追跡、ハットリ君チックなトンデモ忍術の香ばしさは、本作が一流のダメ映画であることを告げていた。苦節10年。やっと新たな0点映画に出会えた。いや出迎えたのだ。暗黒面に堕ちる悲劇と引き換えに、俺は素敵なダメ映画に相応しい自分になれたのだ、と思った。ところが、である。微笑ましいダメ映画の様相は終盤一変する。物語の基本設定に大胆にメスを入れる大改変。例えるなら簡易な二重の手術で目玉をくりぬく大惨事を目の当たりにして、俺の心は千々に乱れた。「See you again」のキャッツカード(という名の大きめのギターピック)が突き刺さるエンディング。嘘だ。嘘っぱちだ。帰ってくる気などさらさら無いのに。これは、、、0点映画じゃない!素敵なダメ映画の鑑賞後に必ず感じていた『爽快感』は皆無だった。代わりに、ルビーの指輪の不機嫌そうな顔が俺の脳裏にこびり付いた。 俺は驕っていたのだと思う。『AP』の便利さ、万能ぶりを、自分の手柄と勘違いしたのだ。イチから修行のやり直しだ。手洗い、うがい、人との距離は2m空ける。マスク着用も忘れずに。夏場は熱中症にも気をつけて。0点映画を出迎えるために。素敵なダメ映画に見合う自分になるために。俺の果てない修行の日々はこれからも続く。ヨガ、始めてみるか。
[インターネット(邦画)] 1点(2020-05-30 05:54:42)(笑:3票)
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