221. チャイナ・シンドローム
悪いけど…シリアスなジャック・レモンってダメです、私ゃ。コメディ俳優って刷り込みがどうしても邪魔して作品にのめり込めなくなってしまう~。あと、この映画って序盤は核の脅威を描くかに見せておいて、後半ではフツーのサスペンス映画にシフトしちゃってるんですけどぉ。何か”羊頭狗肉”って四字熟語を思い出しちゃったよ(^^)。ん?マイケル・ダグラスのヤツ、この頃辺りからチョロチョロし始めたのか?後年、「危険な情事」や「氷の微笑」で男を下げまくるコトになるとは知る由もなかっただろうな。 6点(2003-01-27 02:32:30) |
222. 007/死ぬのは奴らだ
個人的にロジャー・ムーアのボンドは全くタイプとして受け付けないので、冷静客観的な評価ができない。黒人麻薬王カナンガ役は(「エイリアン」の)ヤフェト・コットーだ!邪教(ブードゥー教)やタロットも絡んで何やらオカルトっぽいノリは余り頂けない。スパイ映画…だよね?「サンダーボール作戦」の教訓があるにも関わらず、相変わらず水中戦ってのも…テンポ悪すぎるっちゅーに!相手をプゥーーーと膨らませる弾丸は面白いかもしれんが、実際使うとなるとチト馬鹿みたい。ウィングスの主題歌も…ビートルズ時代の天衣無縫なポールを知る者にとって別に取り立てて言及する程の出来とは思えないし。 5点(2003-01-27 02:14:59) |
223. 銀河鉄道999
原作の長い長い宇宙の旅も僅か2時間でエンド。原作連載中に映画独自の結末を描き切った、りんたろうの監督は見事。鉄郎、メーテルのみならずハーロックやエメラルダスまで登場する松本キャラ夢の競演も作品に彩りを添えていた。ゴダイゴの主題歌も初めは違和感があったが、段々聞き慣れていくにつれ、ノスタルジーも相俟って今や切り離せない。でも…1981年に続編作るしナァ…!! 6点(2003-01-26 22:16:27) |
224. フューリー(1978)
デ・パルマって…超能力好きだよなぁ。「キャリー」に続くサイキック・ホラーがコレ。すっかり老体となったカーク・ダグラスが誘拐された息子を奪回しようと超能力者エイミー・アーヴィングに協力を求め、居場所を探そうとする。結局、超能力が暴走した息子は死亡、救えなかったダグラスも絶望して後を追う終盤は70年代テイストの極みとも言えるヤな後味。意外性を狙ったんだろうが、これだけ主役が惨めに死ぬ結末が立て続けでは却ってパターン化しててウンザリ。ただ、エイミーの逆鱗に触れ、悪の元凶ジョン・カサベテスの頭が爆発するシーンは見所と言えば言えなくもない。 5点(2003-01-26 21:57:26) |
225. ガントレット
「タイヤだ、タイヤを狙え!パンクさせろ!!」おっと、それは言わない約束でしょ?お父っつぁん。ソンドラ・ロックと初共演したイーストウッドは、この後…あら、それも言わない約束でしょ?お父っつぁん!! 5点(2003-01-26 20:53:44) |
226. シンデレラ(1976)
派手にハリウッドで映画化すりゃイイのに、何で渋いイギリスで映画化するかな?案の定、ブライアン・フォーブスの監督ぶりは激シブ過ぎ!!舞踏会の地味さったらモウ…絶句!ジェマ・クレイブンって、この後どうなったんだろうなぁ。まさか…1作でフェイドアウト? 5点(2003-01-26 20:35:49) |
227. Tommy/トミー
ロック・グループ「ザ・フー」のギタリスト、ピート・タウンゼントが創作したロック・オペラを異才ケン・ラッセルが映画化。主演は「ザ・フー」のボーカリスト、ロジャー・ダルトリー。当時のロック・サウンドに乗って繰り広げられるド派手な映像はサイケデリック且つ異様な迫力。ただ、素人のシナリオを映画化しているだけにストーリーは好い加減なモノ。あと、コレって劇場の大音響が絶対の前提条件なんで、ビデオやDVDで鑑賞しても真価は分かるかどうか…。ついでに言うと、飽くまで「当時の」ロックなんで趣味の合わない方も多いカモ。因みに私は…合わない(^^)。 6点(2003-01-26 20:17:48) |
228. ベンジーの愛
毛むくじゃら犬の活躍するシリーズ第2弾。恋人ならぬ恋犬?まで登場しとります。愛の題名に偽りナシ!だから、どうしたと言われると…。まぁ、動物好きで何でもオッケーな方はどうぞ。 4点(2003-01-26 19:42:43) |
229. ベンジー
こういう毛むくじゃらの犬は個人的に全くカワイイとは思えないッス!!いくら奮闘努力されても、全然感情移入できなかった…!!記念すべき?シリーズ第1作にサービスして5点。 5点(2003-01-26 19:36:09) |
230. エアポート’80
ジェット戦闘機なら兎も角、コンコルドの重量で飛来するミサイルをかわすとは…余りの無茶苦茶さに絶句!!シルビア”エマニエル夫人”クリステルもスチュワーデス役で出演しているが、作品の性質上ヌードになるハズもなく、ハッキリ言って意味ナシ。エアポート・シリーズの有終の美を飾れなかったウラミは重いので…4点!! 4点(2003-01-26 19:05:21) |
231. ラストタンゴ・イン・パリ
何なんだ、コレは??マーロン・ブランド醜悪!悪いけど、こんな無様に太った中年男のヌードを延々と見せつけられてもねぇ…。しかも妙なボカシ入りまくりだし。ま、入ってなくても結果は同じだろうけどサ。ベルトルッチは確信犯でブランドを起用したらしいが、コレも悪趣味としか思えないなぁ…。一大センセーションを巻き起こしたから、目論見は見事に達成されたんだろうが、個人的にこんな「あざとい」映画にゃ感動できない。マリア・シュナイダー扮するジャンヌの気が知れない怪作。 5点(2003-01-26 12:30:22) |
232. センチネル
だーかーらー、そんな気色悪いアパート、さっさと引っ越せよ!!NYのファッションモデルのくせに安アパート住まいするなっつーの! 5点(2003-01-26 04:31:38) |
233. タワーリング・インフェルノ
制作者:アーウィン・アレン、監督:ジョン・ギラーミン…コイツらには後々何度となく煮え湯を飲まされたが、コレは…まぁ、パニック・ムービーとしては上出来の一編。第一の勝因は二つの原作を巧みに折衷させて見事な脚本に仕上げたスターリング・シリファントの「ポセイドン・アドベンチャー」に次ぐ大活躍!!個人的に「ミスター・パニックムービー」の称号を与えたいくらいコノ手の映画への貢献度は偉大だ。お次はお約束のオールスター・キャスト!スティーブ・マックィーン、ポール・ニューマン、フェイ・ダナウェイ、ウィリアム・ホールデン、フレッド・アステア、ジェニファー・ジョーンズ、ロバート・ボーン、ロバート・ワグナー、リチャード・チェンバレン、O・J・シンプソン…!!結構豪華なのは勿論、各人に見せ場がキチンと用意されているのが凡百の顔見せ駄作パニック映画群と決定的に違う点。中でも出色なのは皆さんも仰ってる通り、マックィーン演じる消防隊長オハラハン!実際ニューマンが中盤まで引っ張るが、彼、オハラハンの登場で一気に影が薄くなったからねぇ…。この存在感は流石の一語!上記のスター中死亡するのは…《ネタバレ》人知れず不倫してて人知れず焼死するロバート・ワグナー、(どなたかが実に上手く評してたけど)芥川龍之介の「蜘蛛の糸」を彷彿させるロープ椅子脱出シーンでロバート・ボーンとリチャード・チェンバレンが墜落死、ジェニファー・ジョーンズお婆ちゃんが展望エレベーターから墜落死…とそれほど意外性はない。個人的にはフェイ・ダナウェイには派手に焼死して欲しかったんだが…残念!因みに当時スタントマンだったジョン・ランディスが飛び降り役を派手にやってたそうだ。うーーーーん、何処に出てるんだろ?当時のNY市長だったリンゼイも特別出演…って誰よ、そのオッサン!?難を言えば、出火の原因がショボ過ぎるってコトかな。あと、ラストはあの程度では鎮火しないと思うけど…「それを言っちゃあオシマイよぉ!」ってか? 8点(2003-01-26 02:35:42)(良:1票) |
234. パピヨン(1973)
仏領ギアナの刑務所に投獄、1945年脱獄に成功し、ベネズエラに市民権を得たアンリ・シャリエールの大ベストセラーが原作。迂闊なことに原作を読んでしまったため、映画の展開を楽しめずマックィーンとホフマンの演技を確認する結果となったのが何とも悔やまれる秀作。ラストの感動が半減してしまった…嗚呼オレって馬鹿!それでもマックィーンの演技は渋かったし、ホフマンの上手さは絶品!二人の好演にもまして印象的なのはジェリー・ゴールドスミスの哀愁に満ちた主題曲。「事実は小説より奇なり」映画としてオススメ。ただ、相当ヘヴィなので呉々も覚悟して観るが吉。面白くも楽しくもナイからね~。 8点(2003-01-26 01:24:24)(良:2票) |
235. パニック・イン・スタジアム
日本の特撮モノなんかもそうだけど、モブシーンが下手だなぁ…。恐怖でパニックに陥った群衆にゃ、ちーーーっとも見えん!もっと真面目にやれよな。SWATもあれだけ犠牲者を出してりゃ世話無いわなぁ。第1被害者のデビッド・ジャンセンに合掌。チャールトン・ヘストンも木偶の坊で泣ける(T T)。ラリー・ピアースって監督はパニック・アクション・ムービーには畑違いじゃないのか?サスペンスが全然盛り上がらないし。ドン・シーゲルにでも監督させてりゃ遙かに面白かったかもね。残念。 6点(2003-01-26 01:00:56) |
236. 家(1976)
「悪魔の棲む家」とか「ポルターガイスト」もそうなんだけど…オカルト現象とか起き始めたらサッサと逃げろよ!、ってか引っ越せよ!!何考えてんだ?マゾなのか?としか思えん。しっかし、カレン・ブラックにオリバー・リードの夫婦って…濃ゆーい!濃過ぎる~!!教育的指導+イエローカードだ!! 5点(2003-01-25 23:01:44) |
237. タクシードライバー(1976)
1976年カンヌ映画祭グランプリに輝いたことでスコセッシとデ・ニーロの名を一躍世界に轟かせた異色の問題作。確かにコレは細かなストーリーを追う映画じゃあナイ。その真価はベトナムの傷跡を終結(1975年)直後に活写したタイムリーな見事さにあると思う。しかもベトナムの戦争描写一切ナシに!その一点だけ取ってもオリバー・ストーンの「プラトーン」なんかよりゃ遙かに秀抜。所謂「ニューシネマ」群とも決定的に違うのは「ジリ貧のまま無様な死を迎える」という70年代不景気映画の通過儀礼みたいなワンパターンな幕切れをいとも軽々と飛び超えている点だろう。コレも或る意味痛快。トラヴィスに共感出来ようと出来まいとコノ作品の持つ価値には何ら関係無い。トラヴィスを通して「コイツは…この男は何かヤバイっていうかヤバ過ぎ!!」というメッセージを受け取るごく普通の感性さえあれば充分だ。デ・ニーロの演技と狂気の境を行き来する存在感は(デートでポルノ映画に誘おうが、モヒカン刈りになろうが、売春宿でドンパチやろうが)彼への好悪の感情を超えて、ただひたすら観る者を圧倒する。晦渋に陥る愚を犯さず、テーマを貫徹させたスコセッシの鮮やかな手腕にも拍手を贈りたい。ただ…余りにも重苦しい作風にエンターテインメントとして考えると「王道」から外れ過ぎており、個人的にマイナス1点。 9点(2003-01-25 04:25:22)(良:1票) |
238. 未来少年コナン
NHKで放映されたTVシリーズにハマった者としては絶対に納得できない作品。劇場映画界の監督とは言え、部外者が作品を好き勝手に細切れにする当時の風習は余りに変。富野という作品の総監督自身により3部作で公開された「ガンダム」はその意味で確かに画期的だったが、コレも、それくらいの扱いを受けてしかるべき名作アニメだと思うんだがナァ…。個人的にはラナより「うまそう」が好き! 5点(2003-01-25 03:21:10) |
239. がんばれ!ベアーズ
アマンダ良いねぇ、「天才子役テータム・オニール、最後の輝き」ってトコロかな。不良少年ケリーを演じたジャッキー・アール・ヘイリーは以後2作のシリーズにもレギュラー出演する当たり役だった。最大の功労者はオリジナル脚本のビル・ランカスター(バート・ランカスターの息子!)だろう。次いでベアーズ監督役のウォルター・マッソーの好演に加えて、マイケル・リッチー監督の健全娯楽をキチンと踏まえた手堅い演出が挙げられよう。そうそう、ヴィック・モローの敵チーム監督も結構イイ味出してたよね。 7点(2003-01-25 03:03:58) |
240. ドラゴン怒りの鉄拳
日本バッシングも感じさせるリー主演第2弾。ノラ・ミャオ演じるヒロインとの仄かな恋と唯一のキスシーン!有り。最後はドラゴン・キックのストップ・モーションで決めっ!!コレって…「明日に向かって撃て」のパロディ?? 6点(2003-01-24 14:57:16) |