221. カミーラ/あなたといた夏
《ネタバレ》 この作品はロードムービーであり音楽ものでもあるんだけど、何よりもジェシカタンディのための作品であるように思えた。病を患いながらも活発な演技を見せる彼女の姿に感動さえ覚える。実の夫であるヒュームクローニンとのラブストーリーには見てるこっちも照れてしまうが何とも微笑ましく素敵だ。 ストーリーとしては年の差はあるが2人の似たような女性が互いにシンパシーを感じ心が解れていく様子が淑やかに描かれている。カミーラが打ち明けた時、全く動じず「今が大事なの」と励ましたフリーダには胸が熱くなりました。最後の止まっていた過去を取り戻したところも息子の粋な演出もあって良かったです。 [地上波(字幕)] 6点(2011-07-29 23:15:52)(良:1票) |
222. ザ・プロデューサー
《ネタバレ》 これは面白い!構成がハマっている。最終的に部下がキレたのを分からせることで上司と部下が相容れないものだという先入観を植え付けられてしまい、最後そっちを撃つとは思わなかった。ラストの何とも言えない奇妙な雰囲気もまた良く、印象に残る作品です。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2011-07-23 18:20:41) |
223. ロープ
他のいくつかのヒッチコック作品に見るような想像を超えるものは無く、ロープがそんなに利いてるわけでもなくそんなにひねりがある話でもなかったです。面白いことは面白いですが。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2011-07-23 14:23:34) |
224. グリーンマイル
《ネタバレ》 死刑囚が収監される刑務所が舞台ですが暗くなり過ぎず、また主役も人間味のある人物で心理が伝わりやすく3時間という長さも感じず見れました。ただこの映画、冤罪というものに焦点を当てた場合ファンタジーを真実への理解の基礎としているので心を揺さぶるには至らず、死刑の人権について見た場合にはコフィーがパーシーをビルの射殺に導いたところに引っかかる思いが残る。タイトル通り死に向かう道程というテーマで考えてみると…難しい。作品の真意を捉えかねます。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2011-07-23 01:26:59) |
225. おとうと(1960)
岸恵子が本当に綺麗だと思った。演じた姉も優しくて健気で頼りになるようなならないような人物で魅力があった。弟との仲の良さも確かに感じます。ただそんな姉のがいるからこそ弟は馬鹿なことばかりするのかなと。映画全体としては、面白い割にそれほど胸を打つようなところはなかったように思いました。姉弟の話より継母の方が面白そうな存在でした。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2011-07-22 01:15:17) |
226. 雨月物語
《ネタバレ》 昔の日本の作品らしいストーリーを日本らしさで装飾されていて好きな作品になりました。欲に惑わされ傷つき、やがて自分が本当にすべきことを認識するという話はありきたりですが胸に沁みます。宮木の最後の心の声に源十郎が戻ってきた嬉しさが籠っていて、それが伝わってき感動しました。またこの映画で使われている雅楽が良かった。どんな場面にも馴染んでいて音の幅の広さとか深さみたいなものを感じます。とにかく日本らしさに溢れる素晴らしい作品。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2011-07-22 00:38:49) |
227. 想い出の微笑
《ネタバレ》 変人に囲まれながらも立派に自己を確立していく少年の姿は良いですね。ただ母親が亡くなってしまったので少々将来に不安を感じてしまいます。少年も父方の血をひいてるだけあって少し飛んでるところがあるのも良いですね。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2011-07-21 01:27:04) |
228. 恍惚の人
《ネタバレ》 いじめられていたのにその義理の親の介護をしなければいけなくなったというのは割とありそうな話で、その介護の時間は本当に苦しいものだったけど、亡くなってその苦しさから解かれたときに残るものがあったのがよく伝わってき、上手く演出出来ているなあと思いました。認知症への理解が今と違っているのも興味深かったです。あとみなさんおっしゃる通り森繁久彌は完ぺきな演技をしましたね。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2011-07-21 01:18:17)(良:1票) |
229. 死の棘
《ネタバレ》 人間の狂気性の悍ましさとシュールな笑いが共存している凄い作品。松坂慶子の圧倒的な演技と岸部一徳の不気味な個性が噛み合ってエライことになっている。印象的なシーンが2つある。1つはプラットホームでミホが邦子を見かけ半狂乱に陥るシーン。公共の場こそ狂気が映える場所で、いきなり「アイツが~」と言い出した時はホントにドキッとしました。「アイツ」という言葉が憎悪を的確に表していますね。もう1つは水のない沼地で何故か船に乗ってるところ。不協和音の音楽と飛び回る鳥が相まって不気味さ全開。手汗も全開。一方で面白いところもあって、心が正気と狂気の狭間にある時はどこかしらシュールさがあるし、最後の女同士の取っ組み合いは冷や冷やしながらもどこか可笑しい。あんなのそんなに見れるもんじゃないです。非常に見応えがある作品でした。 [CS・衛星(邦画)] 8点(2011-07-21 01:05:39) |
230. シーズンチケット
《ネタバレ》 万引きが酷くて少しうんざりしましたが銀行強盗がショボかったので良しとしましょう(笑)。ストーリーに意外性があってニヤリとさせられ良いセンスだと思った。私もシアラーは好きな選手だったので、絡みがあって嬉しかったし面白かった。しかしスーエルは見た目完全におっさんですね。そんなところを含めイギリス感がある映画で凄く楽しめました。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2011-07-21 00:12:01) |
231. バットマン(1989)
ジャックニコルソン扮する悪役のインパクトが強い一方他の印象が残らなかった。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2011-07-17 02:33:48) |
232. マトリックス
そこそこ面白いですが、CGがあまり好きでないので。 [地上波(吹替)] 4点(2011-07-16 01:27:49) |
233. ノーバディーズ・フール
要所要所で人の絆の深さを感じるし、それを作っているサリーの人間的な魅力に憧れます。ただいまひとつインパクトに欠ける気がしました。ポールニューマンが良い感じの爺さんになってます。 [地上波(字幕)] 6点(2011-07-16 01:05:17) |
234. マレーナ
《ネタバレ》 あまり好みでない作品でした。少年に懐かしいものを感じることもなく心地よくない描写もあったというのもありますが、何よりマレーナが気の毒で見るのが辛かった。ただ後味は良かった。マレーナと夫が町に帰ってきて歩く姿は逞しく希望を感じたし、少年のマレーナに対する気持ちの変化もすっきり受け入れられるもので良い終わり方だったと思う。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2011-07-16 00:46:10) |
235. この自由な世界で
《ネタバレ》 いわゆる新自由主義社会の負の部分を取り上げた作品で、その負の流れが理解しやすくまた現実的なテーマなので見応えがありました。行動的ではあるが普通の感覚を持っていたアンジーがどんどん視野が狭くなっていく様子は恐ろしく、不法滞在者を自分の利のためだけの理由で通報したところは特にゾッとしました。最後により貧しいウクライナに目を向けたところに搾取の深みを見た気がして自由のあり方を考えさせられます。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2011-07-14 22:22:20) |
236. 魔女の宅急便(1989)
凄く良い気持ちを残してくれる作品で、なんだか勇気が湧いてきます。絵画のようなシーンがいくつもあって素敵です。 [地上波(邦画)] 7点(2011-07-12 01:27:40) |
237. 団塊ボーイズ
いやーカッコよくて面白いおっさん達に魅了されました。最後のまとめ方はよく分からなかったけど。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2011-07-10 18:37:12) |
238. フロント・ページ(1974)
最後のオチがすごく好き。ウォルターマッソー演じる編集長?の性質を象徴するようで意外性もあってセンスを感じますし、この映画を印象に残るものにしてくれました。ビリーワイルダーはやっぱりスゴイ! [CS・衛星(字幕)] 6点(2011-07-10 18:22:43)(良:1票) |
239. オズの魔法使
《ネタバレ》 一見チープだなあと思いましたが、見るにつれそんな思いは吹っ飛びました。単純だけど意外と深みのあるストーリーに調子が良く気持ちの良い歌、さらに愉快な脇役たちが楽しませてくれました。特に犬のトトがカーテン開けちゃってオズの正体がおっさんと分かるところが好きです。ファンタジー全開で行くと思いきや意表を突かれ笑わせられました。しかもおっさんに言いくるめられてるし(笑) [CS・衛星(字幕)] 8点(2011-06-18 17:53:54) |
240. エディット・ピアフ~愛の讃歌~
エディットピアフが歌の力で地位を築いたのがよく分かりました。前半は彼女が辛い環境ながらものし上がっていくところに面白さがあって、後半は彼女の波乱な人生とそれを表現しているような歌の素晴らしさに見せられました。 子供の頃のフランス国歌?を歌うところが印象に残ってます。父親は無茶振りしたくせに絶賛されたら「私の娘です」とか言ってるし(笑) [CS・衛星(字幕)] 6点(2011-06-16 23:49:49) |