241. ゴンドラ
《ネタバレ》 もう序盤から独特な異彩を放っていた作品でしたね。 この少女は無口でほとんど無表情なんですが、それ故に少女の内面を風変わりの映像効果やアングルで描き出してくる。 わざわざ鉢の中から見上げるようなアングルであったり、走る電車の外側から少女の表情を映し出すとか、 いちいち凝ってるんですよね。撮るの大変だったろうなと推測できるんだけど、そういう独特なシーンの積み重ねが 本作の魅力になってる。そんで後半からは少女もいい感じに変化してくる。 内容的描写的に現代では色々言われちゃいそうな作品ですが、そう言う面も含めて興味深かった。 [インターネット(邦画)] 6点(2022-05-31 12:51:54) |
242. 獣道
《ネタバレ》 前半の愛衣のお話は、なかなかユーモアもあって面白かったと思います。 良い家族に迎えられ実の娘以上に可愛がられ、そしてその後の展開に至るまで 笑っちゃうけど切なくて、印象深かった。 ただ後半からヤクザ中心の話になっていくのですが、そこからが失速したなぁと。 [インターネット(邦画)] 5点(2022-05-26 16:25:16) |
243. すばらしき世界
《ネタバレ》 全体的にとても丁寧に作られているなぁという印象を持ちました。 人の優しさや醜さ、複雑さがしっかりと描かれていて感情移入ができました。 なのであのラストはずしんときましたねぇ。ここで映画的な結末にするのでなく、 こういうおわり方をすることでしっかりメッセージも伝わってきます。良作でした。 [DVD(邦画)] 7点(2022-05-15 16:27:00) |
244. 必殺!恐竜神父
《ネタバレ》 まさにZ級と呼ぶに相応しい内容です。 開始30秒で、俺はZ級なんだぞー!てのをアピールしてくる。 個人的にピークだったのは、神父が恐竜の手袋はめて迫真の力み演技してるシーンでしょうか。 しっかりと失笑させてもらいました。 ただどうしても0点は捧げられない。やっぱり、狙って作ってるんですよねこれは。 0点に相応しいのは、大真面目に作って結果として酷い作品に捧げるべきかなと思ってるので、 この作品みたいなのには1点はつけるべきだなと感じています。 [インターネット(字幕)] 1点(2022-05-15 16:08:00) |
245. 映画 賭ケグルイ 絶体絶命ロシアンルーレット
《ネタバレ》 このシリーズは私にはどうにもダメですね、、、。 設定的に現実的でない世界観だからか、全員がデフォルメしまくったオーバー演技でないと成り立たないものなのか。 これがもうなんだか受け付けない。入り込めないですねぇ。 ただただ美男美女を愛でるだけの映像でありました。 [DVD(邦画)] 4点(2022-05-01 18:55:32) |
246. Mr.ノーバディ
《ネタバレ》 普通のおじさんとして始まる序盤から、実はやたらと強いことがわかる中盤、そしてランボー化する終盤まで、 おじさんの見事な変化が楽しめます。そしておじさんのお父さんもいい味出してます。 本作ではいつくかの楽曲が使用されてますが、その使い方がセンスいいですね。 ストーリー自体は見新しくないが、センスの良さで魅せている印象です。 [ブルーレイ(字幕)] 6点(2022-04-28 16:21:42)(良:1票) |
247. 七子の妖気
《ネタバレ》 正直に言うと、0点でもいいぐらいの出来の映画なんですが(笑)、 出演されてる方々が和気藹々としていて、そして妙に耳に残る楽しげな曲が 二曲ほどありまして、その曲に4点つけようと思います。 下呂温泉のPRとして成功したのかどうかはわかりませんが、 作ってる人たちが楽しんだのならまぁそれでいいのかな、という感想です。 [インターネット(邦画)] 4点(2022-04-26 15:37:09) |
248. ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ
《ネタバレ》 前作に引き続き面白かったです。とてもわかりやすいストーリー。 カーネイジ役にウディ・ハレルソンはハマっていたと思います。 一度は仲違いしながらも再びバディになるエディとヴェノムの腐れ縁のような感じが見てて微笑ましい。 それとクレタスと恋人と、その恋人を嫌うカーネイジの関係もユニークで、そのバラバラさが仇となるわけですね。 不満点は、視聴制限がないようにとの意図なんでしょうが、血の一滴もなく残虐描写が乏しいところかな。 [ブルーレイ(字幕)] 7点(2022-04-26 15:02:37)(良:1票) |
249. 野球狂の詩
《ネタバレ》 なんというか、もっとギャグっぽい漫画っぽい感じの作風かと思ってたのですが、 見て見たら割と硬派で普通だなぁと感じました。 ストーリーも予想通りの展開で意外なところもなく、強いて言えばお風呂でのベタなシーンが 時代を感じさせてくれるなぁと言ったところか。 ほんとに木之内みどりさんの魅力だけの作品です。 [インターネット(邦画)] 5点(2022-04-20 17:45:55) |
250. マリグナント 狂暴な悪夢
《ネタバレ》 悪夢で現れる化け物が現実世界で次々と殺人を犯していく展開で、 エルム街の悪夢みたいな内容なのかなと思って見てたけど、 その化け物の描写が、あれ?この貞子みたいなの現実に存在してる奴?という感じで そこから終盤の種明かしになっていく。これはなかなか新鮮。 夢に出てくるやつが現実で悪さするみたいなオチよりもよほどアリですね。 正体がわかってからの彼による殺しの勢いが笑っちゃうぐらいすごい。 [ブルーレイ(字幕)] 7点(2022-04-13 17:29:31) |
251. 007/ノー・タイム・トゥ・ダイ
《ネタバレ》 なかなか良かったと思います。 序盤から痺れるようなアクションで、しっかりと地に足のついた堅実なアクションというのかな、 原点回帰してるなと、そして今までのシリーズに対してもオマージュをしてるなと、そういうのを感じました。 そんで監督さんは誰なんだろうと思って調べたら、知らない日系の監督さんで、なかなかの大抜擢ですね。 こういう大きなシリーズに思い切って抜擢をしていくというハリウッドの懐の深さを窺い知れます。 そしてダニエル・クレイグのラスト作品ということで、この結末にも驚かされました。 25作目にして、とても印象に残る一本でありました。 [ブルーレイ(字幕)] 7点(2022-04-10 18:18:02) |
252. ゴジラvsコング
《ネタバレ》 ゴジラの前2作は結構好きです。本作は、だいぶ趣変えてきたなぁと。軽いなぁとまず思いました。 今までのモンスターたちは、神の化身的な重々しさがあったかと思うのですが、そういうのがなくなりましたね。 というかゴジラさんは脇役という感じがしたので、これはキングコングの方の続編なんだなと思い直して鑑賞しました。 良いと悪いが混在している印象で、地球空洞説を今時持ち出してくるのは驚きましたが、 巨鳥が飛び回り地球の中心で岩が浮いているヴィジュアルはなかなか見てて面白いものがありました。 人間さんたちは居てもいなくても変わらんようなポジションで、ストーリーそのものは無いようなもんです。 メカゴジラさんのヴィジュアルもなかなか良かったです。ゴジラさんとの香港での戦いはメインディッシュでしたね。 [ブルーレイ(字幕)] 6点(2022-04-10 17:25:04) |
253. スパイラル:ソウ オールリセット
《ネタバレ》 鑑賞していて、あれ?この人ってこの前ウィルスミスに叩かれた人じゃ?と思って調べたらやっぱりそうだった。 彼のことはあまり存じませんが、本作での演技が個人的にはイマイチに感じました。 これは演出の問題なのかもしれません。サミュエルだけは違和感のない演技で、 演技というのもやはり技術の一つなのだなぁと感じていました。 ソウシリーズですから、痛々しいシーンは引き継いでいるのですが、 強いて言えばそれぐらいで他はもう全く違うなと。 肝心のお話があんまり面白くなくて、肝心の犯人も「だろうな」という感じで どんでんのカタルシスに乏しかったです。 [DVD(字幕)] 5点(2022-04-08 16:26:58) |
254. 台風クラブ
《ネタバレ》 よくわからなかったというのが正直なところです。 なんとも言えない、不思議な映画ですね。何度か見たらわかるようになるかしら。 スタイルがとても独特で、映画的な作りを排してるんですよね。 みんな素人臭い演技で、カット割も少ないから、その教室に自分もいて 彼らを覗き見してるかのような感覚になってくる。 [インターネット(邦画)] 5点(2022-04-04 19:19:49) |
255. ゴーストバスターズ/アフターライフ
《ネタバレ》 前作から三十数年余り。 すでにバスターズの中では亡くなられている方もいて、 一体どんな風に続編を作り出すのかなと思っていましたが、 自分の想像の上を超えてきましたね。考えつく限りの最良の形なんじゃないかな。 これまで登場したゴーストたちをいつくか登場させ、 悪霊に取り憑かれた二人によるB級間満載の展開から、後半のサプライズ。 霊となったハロルドが、一緒に武器を支えてくれ、 そして親子の和解に至るシーンでは不覚にも泣いてしまいました。 ゴーストバスターズってセンスのあるコメディ映画だと思っていたけど、 こんなにも心温まるシリーズだったのですね。 [試写会(吹替)] 8点(2022-03-29 15:12:24) |
256. アンチャーテッド
《ネタバレ》 プレイステーションによる劇場映画第一弾。 一人のゲーム好きとして、映画館でプレステのロゴを見るのは感慨深いものがありました。 ゲームのアンチャーテッドはプレイしたことありますが、 ああこのシーンあったなと思いニヤニヤしながら見てました。 ネイサン役は元々マーク・ウォールバーグがやる予定だったそうですが、 今日きょトムホにチェンジとなったそうで、 トムホでは見た目が若いのではと 思っていたのですが、見てみるとそんなに気にはなりませんでした。 それどころかマーク・ウォールバーグ演じるサリーとの掛け合いが良くて、 なかなかいいバディ感が出てるんですよね。 本作の一番の良さはそこだったように思います。 多分2作目が今後製作されるのでしょうが、 お兄ちゃん出てくるんじゃないかな。 誰が演じるのかなと今から楽しみです。 [映画館(吹替)] 7点(2022-03-29 15:10:26) |
257. レミニセンス
《ネタバレ》 目新しさはない地味なSF映画で、かつアクションシーンも特段印象的なものでないですが、 ヒュー・ジャックマンとレベッカ・ファーガソン。このイケメンと美女二人の魅力に尽きるという感じでしょうか。 特にホログラムで記憶映像を見せる装置が、本作のもう一つの主役だなと。 メイがニック向けに語るシーンで二人が向き合い重なり合うシーンはよても良かったと思います。 劇中のセリフにもありますが、過去の美しい記憶に浸る結末というのはハッピーエンドなのかそれとも悲しい結末なのか。 ギミックにSF的なものは少ない作品でしたが、その結末は実にSF的でありました。 [ブルーレイ(字幕)] 6点(2022-03-14 19:18:43) |
258. 東京リベンジャーズ
《ネタバレ》 原作のことは全く知らないのですが、とても楽しんで見れました。 ヤンキーもののツボをちゃんと押さえた話だなぁと。 タケミチ君の仲間思いなところとか、マイキーとドラケン君の熱い関係とか、 見てて応援したくなっちゃいますね。 [ブルーレイ(邦画)] 7点(2022-03-12 16:26:09) |
259. CUBE 一度入ったら、最後
《ネタバレ》 元々のオリジナル自体が大傑作で、あれ以降密室スリラーみたいなのがたくさん量産されましたよね。 映画史に残るような作品だと思うので、そういうもののリメイクとなるとどうしてもハードルが高く、 観客も辛口になっちゃうと思います。個人的には、これはこれでまずまず楽しめる出来だと思います。 密室での人々のいざこざってのは見てる分には面白いので、まあそこはクリアしてるかなと。 ただ、過去のトラウマとか人間模様を中心に組み立てているという点でやはり賛否あるのでしょう。 私としては、人の感情がなぜかキューブに反映されて、怒ると赤くなるみたいな仕様には野暮ったさを感じました。 杏ちゃんの役柄が実にロボット的なので、勘のいい人は序盤でわかっちゃうかもですね。 [DVD(邦画)] 5点(2022-03-12 15:40:14) |
260. オールド
《ネタバレ》 シャマラン監督のこの形式主義的な独特の撮り方、これぞ彼の持ち味ですね〜。 彼の作品はクセが強く、個人的にはそれなりに楽しめるか全く理解不能かのどちらか一方になるのですが、 この作品は前者でした。それなりには楽しめました。 ただ、すごい勢いで歳をとるビーチという摩訶不思議な設定なので、ツッコミ入れ出したら切ないですよ。 シャマラン作品は幽霊だの宇宙人のいろんなやつが出てきましたが、今回は「時間」ということでしょうか。 一気に老けていくものだから、みんな正気を失っていく。 老眼の中で狂った人にナイフで襲われ続けるのは実に恐ろしいですね。 本作のオチは、個人的にはちょっと残念というか、無粋だなと感じました。 [ブルーレイ(字幕)] 6点(2022-03-10 17:07:35) |