241. ダークネス(2002)
やられたっ! 主役の少女が生意気に思えて、まったく感情移入できなかったと思ったら、アンナ・パキンって「グース」のあのわがままな女の子だったんですね。どうりで(苦笑)。ジャン・カルロ・ジャンニーニがタダの医者で終わるわきゃねえなと思ったらああいうことね。 5点(2003-12-07 13:29:38) |
242. ダンケルク(1964)
ジャン・ポール・ベルモンドのフランス兵とカトリーヌ・スパーク演じるフランス少女との淡い恋と、戦争の悲惨さを描いた佳作だと思います。ドイツ軍のまいた毒ガスが広がってフランス兵士がやられていくさまは壮絶なモノがあります。ラストの空撮の絵で、延々と映し出される海岸シーンがとても印象的だと思います。 8点(2003-12-07 12:59:30) |
243. 天国への階段
《ネタバレ》 イギリスでなければ作れなかった作品だと思います。第二次世界大戦中のドーバー海峡で、イギリス軍の爆撃機が撃墜され、その乗組員デビッド・ニーヴンが、本当は死ぬ運命だったのに、上空から観ていた天使(案内人71番)のミスで生きていたという設定が面白いです。案内人71番が彼を見失った理由が、イギリスの悪天候というのも笑えます(イギリスの地誌を勉強してね)。で、その乗組員が、墜落するまでの間、無線で交信していたのが、アメリカから派遣されていた女性兵士というのも面白いです。彼と彼女の会話は、私には死の瀬戸際にいるようには思えなくて、なぜか笑ってしまいました。この二人が恋におちるというのは、死の緊張という切迫感からの必然ともいえるのでしょう。ですが、これを案内人71番が、死ぬはずの人間が恋をしてはいけないと考え、連れ戻そうとします。それに反論するデビッド・ニーヴンは、天国で裁判を起こして戦うんですね。このときに証人として出てくる連中がとても面白いです。天国の場面をモノクロ、地上の場面をカラーで描写して分けるというのも面白い手法だと思います。実は彼は瀕死の重傷で手術中というのもなかなか秀逸ですね。イギリスらしい風刺の効いた作品だと思います。 8点(2003-12-07 02:10:10)(良:1票) |
244. ゴジラ×メカゴジラ
《ネタバレ》 やっとビデオを観終わりました。ゴジラ映画っていうのは、ゴジラが主役じゃないといけないでしょ。主役というのは、厳かに登場して、観客の視線を釘付けにして、傍若無人に暴れ回って静かに去っていくというのが王道ではないのでしょうか。オリジナルはそういう段取りでした(笑)。これは何? 怪獣相撲や怪獣プロレスを観たいんじゃないんだよ。ゴジラがどれだけ凶暴に破壊をするかを観たいんですよ。そもそもメカゴジラが登場したのは、金星人に操られた悪の化身だったわけでしょ。破壊をしなければいかんのですよ。え?暴走して八景島を破壊したって?ダメです。自然に止まっちゃったじゃないですか。ゴジラなら誰にも止められないほど暴れないといけないんです(笑)。”機龍”についても注文がありすぎます。まず、なんであんなフォルムなの? ゴジラの遺伝子を使ったとしても、シッポや背ビレ、目や口がある必要はどこにもないでしょ。それに、移動するとき(後にあれだけ飛び回れるんだったら)自力で飛べ! だいたい、直立二足歩行というのは、不安定極まりないフォームなんですよ。そんなものを戦闘用に選ぶ必然性も合理性もない! 人間対ゴジラという様式を確立するなら、もっと戦い方を考えないとね。それから、もっとも突っ込みたいことは、特自という存在が暴走してるじゃないですか! シビリアン・コントロールが大原則なんだから、下っ端の制服野郎が総理に直訴するなんて、百万年早い! それに、病院などの施設の電源を落とすことを即断するな! 映画の終わり方に関して、最後にゴジラを見送ったところで終われ!あとは蛇足もいいところです。 5点(2003-12-06 13:24:11)(良:1票) |
245. 少林寺
少林寺2も阿羅漢も、やってることはすべて同じに思えてしまう(笑)。しかし、本作はその第1弾として続く2作よりもまとまりがあって楽しめる。ジャッキー・チェンの軟派の動きに対して、素早い速さの硬派の拳法は、リーが若いこともあり堪能できる。でも、↑の俳優名は”ジェット・リー”ではなく、"リー・リンチェイ"にしないとねえ。 7点(2003-12-06 04:24:41) |
246. 少林寺2
少林寺も本作も阿羅漢も、やってることはすべて同じに思えてしまう(笑)。↑の俳優名は”ジェット・リー”ではなく、"リー・リンチェイ"にしないとねえ。 5点(2003-12-06 04:22:27) |
247. ショコラ(2000)
あれ?書いていたと思ったのに。 女性版「ペイルライダー」か「荒野のストレンジャー」かって? いや撃ち合いなんかありません(笑)。よそ者が旧習を打破していくというのは、映画の典型的なパターンのひとつであり、それを演じるストレンジャーをどう描くかが重要なポイントであるわけですが、本作の母子はかなり好い線いっているんじゃないですか。フランスの小さな村の雰囲気もとてもよく出ているし、主人公に反感を持つキャリー・アン・モスもなかなか好かったです。でもジョニー・デップがいつ出てくるんだ?と思っていたら、後半になってやっとですね。このキャスティングに関しては、別に彼でなくてもよかったと思うのは、皆さんと同じ。節制された食生活よりも糖尿病を選んだ老婆の気持ちはわかります。私だって、「高血圧になるからひかえろ」と言われても、醤油を手放せません(笑)。 8点(2003-12-06 02:16:27) |
248. 七人の侍
「荒野の七人」との評価論争があります。まあリメークと本家の関係は難しいモノがあると思います。世間的な評価は高いようですが、わたし的には「荒野の七人」の方がずっと好きです。なぜか?それは私が単純バカなので、内面の葛藤を淡々と描写する黒澤の手法よりも、動きで魅せるジョン・スタージェスの演出方法の方が理解しやすかったからだと思うのです。雨の中の合戦シーンは、モノクロの効果もあって迫力ある映像になりましたが、首魁である勘兵衛の悟りきった態度に感情移入できず、菊千代の頑張りを観ても、客観的に外から眺めているという感じで、戦国時代の村に入り込めない気持ちが強くあるのです。それに対して、"荒野"の方は、メキシコの村に入り込めた気がしました。ブロンソンやコバーンが仲間のように思えました。これは個人的な感情なので、仕方ないことだと思います。批判めいたことを書いているように受け取られそうですが、時代劇として客観的に楽しめる作品だとは思います(・・・って、こんなこと書くと、黒澤天皇に対する”不敬罪”ですかね(汗))。 7点(2003-12-06 01:26:45)(良:1票) |
249. デビル(1997)
よっ、ブンさん、サイコー!(微笑) いいじゃないですか。IRAのテロリストって設定。親が殺されてその復讐というのもありがちな話だし、アメリカの警官にアイルランド系が多いというのもよく知られていることだし、そういう背景をしっかりととらえれば、かなり面白い作品ですよ。ラストは、浦沢直樹の"マスター・キートン”テレビ版での「穏やかな死」を連想しました。けっこうこういうの好きですよ。 8点(2003-12-06 01:14:13) |
250. 宇宙空母ギャラクティカ
音楽がめちゃくちゃ格好いい! あのテーマ曲は秀逸の部類に入る。でも(以下略)。 5点(2003-12-06 01:07:05) |
251. クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦
《ネタバレ》 オカマが出て来ないから、芸術祭賞を取れたという皮肉(笑)。おバカ路線の「オトナ帝国」で選んでこそ、観る目があるというんじゃないんですかい? ま、本作は本格時代劇ということで、一種「戦国自衛隊」を彷彿させる”ひろし”運転の車のシーンなど、なかなか楽しめる作品ですね。「武士道というのはどういうものか子供たちは意味がわかるのだろうか?」などという疑問は必要ないでしょう。思いだしてもみてください。自分たちが子供の頃、「鞍馬天狗」、「仮面の忍者赤影」、「どろろ」、「サスケ」を観ていて、わからないでつまらなかったですか? きっとそれと同じだと思います。しんのすけだって、井尻又兵衛が撃たれたシーンで涙し、ラストではきっちり男の子から一歩成長したではありませんか。 ところで、余談ですが、個人的に”ぶりぶりざえもん”が大好きなので(他人事とは思えない(笑))、どこかに出したかったと思ったのですが、塩沢兼人さんがいないので残念です。他の声では成り立たないキャラだと思うんで。 8点(2003-12-05 13:45:58) |
252. 阿羅漢
少林寺も少林寺2も本作も、やってることはすべて同じに思えてしまう(笑)。↑の俳優名は”ジェット・リー”ではなく、"リー・リンチェイ"にしないとねえ。 6点(2003-12-05 11:22:43) |
253. アメリカン・ジゴロ
逆さ吊りで腹筋するシーンを真似したなあ(笑)。身体も頭も鍛えないといい男になれないってか? 7点(2003-12-05 11:20:41) |
254. 青い珊瑚礁(1980)
個人的にお世話になった男性諸氏は多かったはず(微笑)。撮影最中にブルックが大きくなり過ぎて(オッパイじゃなく背だからね)、相手役の男との身長差をつけるために、穴を掘ったり台を置いたりしたのは有名な話。あんな可愛い娘と無人島に流されてみたい(笑)。 6点(2003-12-05 11:16:00) |
255. チェンジリング(1980)
<この辺まったく妄想の世界です→>バストーニュのアメリカ軍を解放したパットンは、やがて退役してイルカの飼育をはじめる。しかし政府の陰謀でイルカを手放し傷心の彼は、やがて一軒の家を借りることにする。そこでピアノの作曲に専念しようとする彼の前に、少年の霊が現れ、やがて現実の殺人事件と財産乗っ取りの陰謀が明らかになる。事件が解決したあと、彼は11年後に再び悪魔と対決する刑事になっていた(笑)。<←ここまで> 本作はハリウッドばりのCGもなく丁寧な作りで、映像と効果音だけで怖さを演出する古典的な手法ながら、ストーリーもきっちりとしてなかなかの好作品に仕上がっています。夫婦競演も好いね。 8点(2003-12-05 00:16:29)(良:1票) |
256. 影の車
松本清張原作のB級サスペンスといったところでしょうか。林の中に車を止めてのシーンは印象に残りますね。子供は観ちゃダメ(笑)。 7点(2003-12-05 00:00:32) |
257. ブラニガン
「マンハッタン無宿」とも「フレンチコネクション2」とも言える作品でしょうか。アメリカ流とイギリス流の対照が面白いです。メル・ファーラーの弁護士がなかなか好いんですよね。何が好いかは観てのお楽しみ。しっかし、ロンドンまで行ってウェスタンをやらなくてもいいのにねえ。ま、ジョン・ウェインだから、やることの方を期待されちゃうのかな(笑)。 7点(2003-12-04 23:54:49) |
258. 旅の重さ
ごめんね、皆さん。この映画を観る目的は高橋洋子のヌードだけだったんですよね(汗)。他の印象が何も残らなかったんです(滝汗)。 5点(2003-12-04 23:47:46) |
259. 悪魔の棲む家(1979)
2度観ているはずなのだが、まったくストーリーが印象に残らない不思議な作品です。実際にそういう怪現象が起こるのなら、住まないでお化け屋敷として人に見せて、宿泊させて、金儲けすりゃいいのにね(笑)。 5点(2003-12-04 23:45:15) |
260. おもいでの夏
私もあんな風に人妻と知り合ってみたいと思ったなあ(笑)。年上の女性に対する若い男の子の憧れってあると思うんですよ。それを、戦争という背景をからめながら叙情的に描いた作品ですね。戦死の公報が届くシーンは切ないですね。 7点(2003-12-04 23:42:39) |