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はち-ご=さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 327
性別 女性
年齢 37歳
自己紹介 知的障害を持つ23歳女性です。
1週間に40時間働いているから多分社会人だと思うけど
今は旦那や発達障害者仲間とルームシェア生活です。

知能指数は11歳ですが、
この映画レビューサイトでは
見よう見まねで大人びた文章で気取らせて貰っています。

ちなみに登録自体は旦那がやっていますので
■妻投稿■がついているのが私です。
あ、でもそうじゃないので一人称が「僕」なのも
実は私が投稿していたものもあったり
「ドラえもん」とか「A」とか(^_^;)

インターネットの書き込みは初めてに近く
インターネットルールは一通り勉強したつもりですが、
「場の空気を読む」などの高度な技術は難しいので
そんな時にはスルーしてください。

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241.  ホテル・ルワンダ 《ネタバレ》 
この映画を見ている日本人がルワンダ人に何も出来ない。そりゃそうだ。「怖いね」って夕食を続けられるくらいの鈍感力がなければ生きてはいけない。この映画を見て多数の人間が鬱状態になって何にも出来なくなるのは困るし、「何か出来る事はないか」と危険地域イラクに行った方々を、日本政府と日本人は「偽善」だ「迷惑」だと糾弾したではないか。つまり我々は夕食を続けていい(らしい)のである。でも、日本人が日本で生活していて、この映画と同じような場面に出くわさない可能性は皆無だろうか。戦前では関東大震災の時の朝鮮人虐殺(人数は全く違うが)があったし、最近だって民兵のアジトのレイプ小屋レベルの狂気は障害者雇用企業や外国人雇用企業、カルト宗教施設なんかであった。あの時、行政、警察、そしてそれに気づいた周囲の人々はどうしたのか。何が出来たのか。新聞や本によると見て見ぬふりをした人たちが多かったのではないかと思う。理解しようともせずに認識の低い政治家の発言に同調して虐めた例もあったと思う。先進国の人間は「大虐殺」の前にポカンとしているが、主人公の友人の民兵のボスみたいに一人の人間に優しさと残酷さが同居していたり、政府軍大佐が「何でみんな俺の言う事を聞くのか、それは強いからさ」という台詞が本当なのは日本もルワンダも同じだ。この映画を見て、夕食を続けて、その後に僕らが出来る事は皆無ではない。皆無であってほしいが。・・・・・・・でもあの賄賂好きの政府軍の隊長、約束守ってもらえなかったのね。 まあ、ざまあみろだけど。
[DVD(吹替)] 9点(2008-10-27 01:08:30)(良:1票)
242.  皇帝ペンギン 《ネタバレ》 
某DVD屋さんで「皇帝ペンギンをお願いします」「はい、わかりました」で意気揚々と家に帰って見たら意外にも下ネタや卑猥なギャグが連発。みなさんのレビューを見て何かおかしいと思って(気付かなかったのか)パッケージを見たら「童貞ペンギン」。想像してください「・・・・・・・」その時の僕の気持は南極に立ち尽くす雄ペンギンの姿でした。ただこの「童貞」と「皇帝」の2作品を見て思った事は、動物の営みを人間がどう解釈するかは自由だということ。見方を変えれば下ネタにも感動物語にもなる。映画というものは「出来事(現実架空問わず)に意味を与える」エゴという名の芸術なんだと僕は思う。実際のところペンギンは鳥類だから子育てなんて愛情でなく本能だと思うが、動きまわるペンギンを玩具にとったフィクションの感動物語とすれば、映像といい「奇跡の海」に通じる不条理な世界で不条理ながらも一途に突っ走る登場人物の姿を垣間見れる物語といい、悪くはないと僕は思う。
[DVD(吹替)] 8点(2008-10-24 23:09:21)
243.  キャットウーマン 《ネタバレ》 
とりあえず悪党になって鞭で叩かれるなら研ナオコではなくチョン・ジヒョンあたりがいいです。
[地上波(吹替)] 6点(2008-10-20 00:54:16)
244.  ドラえもん のび太と翼の勇者たち
ドラえもんの映画に観客は何を求めているのだろうか。僕の場合それは①ドラえもんの道具によって四方八方に広がる摩訶不思議な冒険フロンティアと、②そこで繰り広げられる、異次元ではない、しかし世界をちょっと違う視点から見つめる事によって異次元性とリアリズムが調和する骨太のアドベンチャー、③どんなフロンティアであろうと存在する人間の過ちとメッセージだ。しかし冒険フロンティアはすでにネタとして出しつくされ、ドラえもん映画は開拓された冒険舞台をさらに深く掘り下げ、発展させる段階に入ったようだ。この映画はその過渡期において悶絶するドラ映画シリーズの象徴ではないかと思う。ストーリーやメッセージはなんだか学校の先生が作ったみたいでいまいちだが、レースシーンや映画の中で一応完成される鳥人たちの世界観などを見る限り、決して惰性で作ったのではないと思う。だから僕はこの作品は嫌いではないし、視点を変えるだけで地球には無限の世界があることをガキだった僕に教えてくれたドラ映画が、これからどんな変化を遂げるか楽しみにしている。
[地上波(邦画)] 7点(2008-10-17 16:27:34)
245.  デビルマン
妻投稿。「デビルマンがなぜつまらないか」。これを問うことは「だれだれがなぜ女好きか」とか「誰々がなぜ男好きか」を問うことと同じで、その答えは出ないと思う。しかし人は何でも納得いく説明を求める。でもこれは納得したいから質問するのではない。答えが出ないことを承知の上で相手を質問攻めにし、ろくな答えが出ないことをいいことに「監督の頭は溶けている」とか「クリームチョコ・3号・赤唐辛子が脳みその代わりに詰まっている」とか勝手な推測をして相手を蹴落とす。全てはそういうさでぃすちっくな願望を満たすためだ。私はそういう趣味はないので(ここで各方面から大きなせき払いが・・・汗)この映画において、いいところを見つけようと思う。・・・・いいところは・・・・・・ごめんなさい・・・許して下さい、すべて私が間違いでした。アー、デビルマン・・・ビーーーーーーーーーーーーーーーーーーー・・・・・・
[DVD(邦画)] 1点(2008-10-17 16:16:07)(笑:3票)
246.  男たちの大和 YAMATO 《ネタバレ》 
予告を見ただけでストーリーは90%読めちゃっていたし、北京原人の監督というだけあってあまり期待していなかったが、テレビ公開するにあたって「佐藤監督は蒼井優に北京原人的爆裂シーンをさせるつもりなのだろうか」という事が気になり鑑賞。物語のタガがいつ狂いだすのかとヒヤヒヤしながら見ていたが、全く普通の映画で、飛行機が魚雷を落とすアングルや、周りがやられて「うおおおおおお」と機関銃をぶっ放して敵の飛行機が落ちるシーンは「パールハーバー」そのものでした。まあ特に目新しいものもないのに8点なのは、自らの生死に必死に意味を見出そうとする人たちの美しい姿に感動したから。「夜と霧」という本にアウシュヴィッツからようやく生還したのに恋人や家族、自分を迎えてくれる人たちがみんな死んでしまって、「何のために生き残った」と幻滅する人の話があるが、この映画はこの大命題一点に挑戦しているのだと思う。主人公のお母さんの犠牲に救われたのに最後は死んでしまう妙子、その彼女が死ぬ間際に主人公に見せた笑顔、船倉で殴り合う軍人、死んだ息子が作ってくれた田圃、全てのエピソードが船の上の爺さんにのしかかっている。現代の船のシーンは長いと評判は悪いが、僕はあのシーンがなければこれまでのエピソードが「生きることの意味」という一人の老人にのしかかる大命題として昇華されないのではないかと考えている。だがどうしてこの老人が救われたのかはわからない。このあたりは観客に考えてほしい・・・・これが大和からのメッセージでもあり、監督からのメッセージなのかなとも思う。
[地上波(邦画)] 8点(2008-09-22 00:36:17)
247.  魔法にかけられて 《ネタバレ》 
王女様が「アーーー、アーーーーアーーーー♪」とうたった時、鳩が飛びだし鼠がやってきて、そして奴らがチョワー、チョワー・・・。この瞬間、僕はこの映画は9点以上だと決めた。この映画はディズニーという一つの世界・・・・子供の時目の前に提示されたおとぎ話という現実とは違う別世界を現実世界に融合させるという快挙を成し遂げたのだ。これは映画のネタの一つといってしまえばそれまでだが、おとぎの国というもう一つの世界を世界として認知している少年少女&一部の狂った大人(含自分)にとっては大事件だ。そしてその事の重大性をどれだけ監督が認知しているのかと考えたとき、おとぎの世界を愛する現実世界の住人である娘、現実主義者に見えておとぎの世界にケータイを持って行ってしまった婚約者を登場させた時点で、おそらく監督にはディズニーというある意味世界の中に認知された別世界を現実の中にぶち込んで、おとぎ話から離れた現代の登場人物(=観客)にもう一度衝撃と夢を与えてやろうという志はあったようだ。そしてジゼル姫はそれを成し遂げるには十分な力を持っていた。数少ない弱点はラストがハラハラドキドキしないこと、王子とリスの登場があっけなさすぎること、ティモシー(あいつハリー・ポッターではネズミだったなあ)があっさり現代世界に慣れちゃっている点だ。その点が一本の映画としては残念だが、押し入れにしまってあった昔のおとぎ話(うちの場合は日本昔ばなしだけど)が「読んで読んで!」とガタガタと騒ぎ出した衝撃と喜びを考えると9点はいける。
[DVD(吹替)] 9点(2008-09-17 00:02:44)(笑:1票) (良:2票)
248.  ハリー・ポッターと賢者の石 《ネタバレ》 
ラストでインディージョーンズとハムナプトラを見た気分です。あとネビル君が引っかかった塔から落ちる時CGを使わずに落ちてくれたら、彼はジャッキーを超えていたのにと思うのであります(怪我するので本気にしないで)
[DVD(字幕)] 7点(2008-09-16 23:34:04)
249.  ダークナイト(2008) 《ネタバレ》 
妻投稿■■ジョーカーのキャラクターは最高だった。彼の声優にクレヨンしんちゃんの野原ひろしと同じ声を入れた日本吹き替え担当者のセンスも素晴らしい。■■けどねぇ、私バットマンが守りたいものにそんなに共感を感じないんですよ。それは「常に市民がヒーローを求め、それに希望を持つ」という部分。バットマンにとってはそれがハービーだというんだろうけど、私は「何でゴッサム市の市民がジョーカーにおびえ、パニックになり、利己的な暴徒になったのか」と考えた時に「ヒーローに甘えていた」としか思えないんですよ。現実世界って自分自身がヒーローであり悪者であり、そうやって一人一人が生きていくものなのではないでしょうか。■■子供がヒーロー番組を見るときって、「わあ、僕もあんなのになりたい」というもんなんだろうけど、それが大人になると「僕の代わりに彼がヒーローになってくれる」に変わってしまうものなのだろうか。少なくとも映画の中のヒーローとゴッサム市民の関係はそういう関係だ。これは私たちがヒトラー、ブッシュ、オバマに何かを期待するのとあまり変わりはない。ヒーローの在り方はそんなもんじゃないはずだ。■■私はバットマンが最後に下した結論は、結局は何の解決にもならないと思う。ヒーローが去っていく時には、残された子供たち、そして観客、映画の中ではゴッサム市民自身がヒーローにならなくてはいけないはずなのだ。
[映画館(字幕)] 3点(2008-08-28 23:10:43)(良:2票)
250.  火垂るの墓(1988) 《ネタバレ》 
妻投稿。クイズです。問1:現代世界の死因のトップは? 問2:お父さんお母さん兄妹弟。食料がない場合、普通どの順番で食糧を供給するでしょうか。■■■正解は問1:餓死、問2:お父さん→お母さん→お兄さん→弟→妹(要は役に立つ人間に食料がいきわたる)。■■■これが人間社会の当たり前であり、おばさんの役に立たなかったあのお兄ちゃんと妹の結末は人間社会における当然の帰結なんです。で、私も障害者同士の結婚という形でそういう帰結になりそうな生き方を選択しつつあります。前のバイト先の正社員の愛人としてアダルトビデオに出てきそうな生き方をしていればもう少し長生きできたと思いますが、そういう生き方は私の趣味じゃないので、特に負い目はないです。■■■戦争とは、一個人にアダルトビデオに出てきそうな生き方か死かを選択させる物だと思っています。でもそういう風に描くと「暴力的」という理由で倫理規制が敷かれるので、おばちゃんは意地悪おばさんに収まっていると思います。でもこれが暴力をふるうおっさんだったら、変態なロリコン悪息子だったら・・・私だったら逃げます。逃げろと言います。■逃げたら助けてくれますか? 「無理だよ、みんな生きるのに必死なんだ」「生きたければ耐えろ」と言われてしまいます。だって秩序がないからです。これが戦争なんです。■■脳内変換の多いレビューでしたが(現代でも日本は知的障害者女性の4割は性的虐待の経験がある社会なので、あながちぶっ飛んだ脳内変換ではないと思うけど)、「人間が生きるのには栄養だけでなく秩序と尊厳が必要」で、どれを取られても生きられないから、平和と助け合いが必要なんだと勉強出来た映画でした。 そしてそれが「当たり前ではない」ことも勉強出来た映画でした。人間が生きるってややこしいね。
[レーザーディスク(邦画)] 8点(2008-08-27 15:56:56)(良:2票)
251.  ル・ブレ 《ネタバレ》 
4点中3点はあの観覧車に捧げる。アフリカに行った時点で映画は9割終わっている。しかし最後に忍者登場とは(看守殺しているし)。4点的映画だがノリと配分は他の「相棒アクションコメディー」とは違う世界に行っちゃっているので、貴重である事は間違いない。
[ビデオ(吹替)] 4点(2008-08-27 15:33:37)
252.  スター・ウォーズ
最近CGよりも数段上の宇宙映像だと思う。宇宙に浮かぶ白い物体の片方が明るくて片方が暗いトーンなんていかにも宇宙に浮かんでいるって感じで、臨場感のないCGよりずっと上。しかし残念だけどストーリーは全然面白くない。素晴らしい映像を殺してしまうくらい救いようがない。惑星丸ごと吹っ飛び、主人公とその友達以外みんな死んでしまって最後ハッピーエンドなんてなれるわけがない。あれはやっちゃいけない。
[ビデオ(字幕)] 2点(2008-08-17 23:08:37)(良:2票)
253.  グラディエーター
妻投稿■西暦180年のローマといえば歴史学者のエドワード・ギボンが曰く「人類史上もっとも幸福な時代」であるパックス・ロマーナ=ローマの平和が終わりに差し掛かった時代だ。殺し合いゲームで市民の支持を得るコモドゥスの最期は、今のパックス・アメリカーナの主役であるアメリカ合衆国が戦争という娯楽で国民の支持を得て衰退するのに似ている。■リドリー・スコットは「ブラック・レイン」にしろ「ブレード・ランナー」にしろ「ブラックホーク・ダウン」にしろ、人々が無邪気に信じている「当たり前」の崩壊を予言するような大仕掛けな映画を撮ることがうまい。彼にとってローマの崩壊は、「既存事実である世界基準の当たり前の崩壊」という点で、一番脂の乗った食材だったと思う。■絶対的主人に「貴様らの母親が生んだせいで始まったどうしようもない人生を俺が終わらせてやる」と言われるシーンや、扉の向こうで鉄球がブンブン回っているのが光で表現されるシーンは、前半の圧倒的強さを持つローマ軍と合わせて、「超大国の衰退は外からではなく内部の悲鳴と失禁から始まる」というメッセージ性を表現しているし、ラストはアンデルセン童話のバッドエンドみたいなニヒニズムを感じる。英雄の物語と見せかけてラストは世界が救われたわけでもないという、エメリッヒ作品とは対照的なリドリーの歴史観の集大成じゃないかと私は思うのです。■コロッセオ・・・綺麗ですね。2000年後にブルース・リーとチャック・ノリスが戦うのですね。
[地上波(吹替)] 9点(2008-08-12 23:01:54)
254.  バック・トゥ・ザ・フューチャー 《ネタバレ》 
タイムパラドックスを扱った映画の中では良質である事は間違いないが、2および3に比べると見劣りしてしまう。車でタイムスリップする。何でタイムスリップするのか・・・それは時空移動じゃなくて時空冒険だからだと思う僕にとって、やはりBTFシリーズの盛り上がりは2と3にあると思う。
[レーザーディスク(吹替)] 6点(2008-08-06 12:01:41)
255.  ダイ・ハード 《ネタバレ》 
妻投稿・・・この映画は「何で主人公には弾が当たらないんだ」「何で主人公が何百人も敵を殺せるんだ」という事が気になって、アクション映画を楽しめない硬派な方が作った映画ですね。こうした疑問がこの映画を面白くしているんだと思います。でも私はそれに+「何で悪人とはいえたくさん死んじゃうんだ」という事も気になってしまうんです。悪人の中で生き残ったのは殴り倒された黒人とフランス人の2人だけ。殺すなとは言わないけど、「悪党全員死亡」という事がわかりきっていると面白くないんです。
[地上波(吹替)] 7点(2008-08-06 11:47:11)
256.  ゲド戦記 《ネタバレ》 
宮崎駿の映画で面白かったのはうちらにとっては、「天空の城ラピュタ」「トトロ」「魔女の宅急便」「紅の豚」(「もののけ」は面白いけどえぐい)で、「千と千尋」以降は21世紀版ゴジラみたいな印象しか持てなかった。そんな中でこの作品。まさにゴジラという名前のイグアナ怪獣がニューヨークを突っ走っていったような、シリーズのイメージの崩壊というか衝撃というか、まず見終わった後の第一印象はそれだった。宮崎五郎監督アナドレン。父親の作風を継承しているようでその作風をぶち壊してやがる。「働く」というキーワード、「人間の心がおかしくなっている!」といった台詞。シリーズでもさり気なく出ていたテーマを、グロテスクと形容したくなるようなあからさまさでバンバン出してくるこの行為はまさに父親である駿に対する宣戦布告に他ならない。冒頭で親父がぶっ殺されるシーンがそれを物語っている。映画はその後派手な迷走ぶりを見せるが、これは父親を殺したアレンが迷走しているのと連動しているので無茶苦茶だと思いつつも納得はでき、最終的に「未来を恐れることはやけくそを生み、後悔を生む」というテーマは少なくとも僕らにはストレートにぶつかってきた。つまりこの映画は「宮崎アニメの歴史を踏み台にして自分の目指すステップに到達する」という後継者の宿題を「額面通り」に成し遂げているのだ。問題はその「目指すステップ」をもう少し映像で誰でも納得できるようにしてほしい。次回作の「ポニョ」では宮崎駿が再びメガホンをとった。息子と対決するためだ。ジブリからは当分目が離せそうにない。
[DVD(字幕なし「原語」)] 7点(2008-08-05 00:27:13)(良:2票)
257.  ストリートファイター(1994)
毒にも薬にもならない映画だが、ジャンクロードヴァンダムときれいな女の子が大好きな僕にとっては面白い映画。でも兵隊が怪人にされるシーンは笑えなかった。ある意味リアルすぎて。これテレビゲームの映画化なんですね。かわいいじゃないですか。
[地上波(吹替)] 8点(2008-08-04 23:58:47)
258.  T.R.Y.
結局何がしたかったのかが分からないなあ。
[地上波(邦画)] 1点(2008-08-04 23:51:00)
259.  マッハ!!!!!!!!
アクション映画本来の痛快さとアクション映画そのものの枠をぶち壊す痛快さの両方が楽しめる傑作。熱気と汗臭さ衝撃が伝わってくる茶色一色のカンバスで繰り広げられる人間の体の動きはもはや芸術であり、小気味よいリズムの音楽は単調なようでいつの間にか僕の脳みそを体と体がぶつかり合う別世界へといざなってくれる。そう、これはアクション映画でありながら、アクション映画の本分を飛び越え、その世界の五感、時間、空間をフィルムの中に閉じ込め、鑑賞者の前に放出するという有名美術館の画家と同じような快挙を成し遂げているのだ。その一点においては、この作品は僕が見た映画の中でもトップクラスに入るに違いない。それにしてもラオさん。9ばっか出てるって喚いているけど、あんたも8出すぎです。
[DVD(吹替)] 10点(2008-07-25 04:12:40)
260.  雲のように風のように<TVM> 《ネタバレ》 
(夫じゃなくて妻投稿です)。主人公の女の子の結婚生活は私と旦那の結婚生活に似ています。つまり体とか愛とかそんなのではなく、まさに「男の子と女の子」の関係ということ。私はアスペルガー症候群で、オシャレとかファッションとか格好いい芸能人とかに生まれたころから興味がなく、自分が女だったなんてこれっぽっちも意識していなかったなあ。結婚なんかするとも思っていなかった。これは映画の主人公や登場人物にも言えると思う。主人公なんて父親にずっと育てられていたし、異民族の女の子は自分の世界に入ってヤニ吸っているし、宮中には男か女かよくわかんないようなのがいっぱいいた。「私女の子だもん」というキャラクターは少数派だ。でもいざ反乱野郎が攻めかかってきた時、男が絶望していた時、未来に希望がなくなった時、映画の中で最後まで戦い、男に希望を与え、男のために泣き、男が自殺した後もその体に命を宿しつないだのは、確かに彼女たちの体の中にあった「母性」だった。その母性の凶暴さはたるとに侵入した野郎を大砲でぶっ飛ばす場面が、強さは男を顎で使い、敵を銃で脅す度胸が、優しさは馬小屋の中の銀河の涙が、そして希望は彼女の中の命が象徴していた。男にそんな事が出来た? ギャルを追っかけまわした奴とか夢を追いかけて見境を失った奴とか、自殺しちゃった人とか、とにかくかわいそうな人たちばかりだった。終盤、全てが廃墟になった。私自身結婚前に強姦被害にあっていて、私の子宮はあの廃墟よりめちゃくちゃだ。理不尽で空虚でぐしゃぐしゃで、そんなことする男は馬鹿らしいし哀れだ。私も銀河とか違うものだけど大切なものをぬぐいさられた。でも彼女は奔放に生きたらしい。私もいつか元気に奔放に生きたいな。巷で言われている「男をメロメロにする」女として生きる事は無理かもしれないけれど、そういう意味の「女」なんて日陰のキュウリみたいになりうる存在なんだ(「あれは男だっけ?」)。そして核弾頭並みの攻撃能力と自分と愛する人に対する最強の防衛能力を兼ね備えたそういう意味での「女」は、誰かの為に戦い、泣く事で私も持てるんじゃないかと思う。「女とは母性であり、母性とは愛の上にはためく旗である」これが私の出した答え。先生はどう思いますか。私はこの答えを出すまでに映画を見てから4年間使ったよ。
[レーザーディスク(邦画)] 9点(2008-06-14 01:19:29)
051.53%
182.45%
292.75%
3164.89%
4206.12%
5278.26%
6309.17%
75617.13%
86921.10%
94714.37%
104012.23%

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