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Cinecdockeさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 894
性別
自己紹介 ハリウッドのブロックバスター映画からヨーロッパのアート映画まで何でも見ています。
「完璧な映画は存在しない」と考えているので、10点はまずないと思いますが、思い入れの強い映画ほど10点付けるかも。
映画の完成度より自分の嗜好で高得点を付けるタイプです。
目指せ1000本!

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241.  ヒストリー・オブ・バイオレンス 《ネタバレ》 
原題と邦題とで、定冠詞の"a"があるかないかでこの映画の意味が違ってくる。これは、あくまで一人の男の"暴力の履歴"に過ぎないからだ。強盗を鮮やかに倒す暴力から、かつての親玉を射殺する暴力まで、描かれるものは暴力でしかなく、そこにカタルシスは存在しない。いや、それこそが逆らえない人としての本能なのかもしれない。しかし、履歴の証明による、父の血に逆らえない息子と、階段での妻との性行為に、家族の歪みを見逃さない。全てを終えても、あの家族に幸せが戻るとは思えない。刑務所に服役して、全てを清算してから家庭を作れと思うのは野暮か?
[DVD(字幕)] 4点(2017-02-16 00:12:31)
242.  チーム★アメリカ ワールドポリス 《ネタバレ》 
ブラッカイマー製作のブロックバスター映画をそのままパロディにしたような、痛烈なアメリカ風刺がバシバシ飛び込んでくる。実在のスター俳優を人形に見立てた虐殺や露骨なセックスシーンの数々は絶対思いつかないし、よくここまで描けたと感心させられる。日本では大問題だ。ただ、笑えるかどうかは別物で自分は外しまくっていた。アメリカのブラックジョークが肌に合わなかったので厳しくさせて頂く。「パールハーバーは糞だ」は元ネタの曲をよく聴いていたらウケていたかもしれない。
[DVD(字幕)] 4点(2016-08-02 20:46:09)
243.  バトル・ロワイアル
原作は大長編で、コミカライズ版しか読んだことがないが、2時間で収めるには厳しい内容。極限状態に置かれた生徒たちの人間模様がメインなのに、映画はカットされまくりで、ただ殺し合いをしているだけだった。そのため、くどいメッセージ性が空回り。せめて前後に分けて製作しないと。アクション演出に迫力あり。殺し合いゲームの残酷さと理不尽さが伝わってくる分、後に作られたハリウッド映画の『ハンガー・ゲーム』と比べても遥かにマシだろう。
[DVD(邦画)] 4点(2016-02-23 20:46:48)
244.  ブラック・ダリア
数年前の航空機内で観賞。『L.A.コンフィデンシャル』の姉妹作だが、それに匹敵する傑作ノワールに期待すると痛い目に遭う。悪い意味で荒削りというか青臭さが鼻につき、ストーリーテリングより映像技巧と残虐描写に溺れている感じ。俳優陣は好演だが、作品空気に溶け込めずパッとしなかったのも大きいようだ。良くも悪くもデ・パルマ印なので納得。
[DVD(字幕)] 4点(2015-12-31 01:40:12)
245.  渇き(2009) 《ネタバレ》 
『ぼくのエリ』同様、ヴァンパイアものとしての切り口は新しいのに、133分が4時間に感じてしまうくらい退屈。中盤の夫殺しで手間取った揚句、後半の二人の暴走にトップギアが掛かろうとした瞬間、急速に萎んでしまった消化不良感が残る。下手したら失笑もののワイヤーアクションと電柱倒しを敢えて使ったシュールな演出には感心。背徳行為の罪悪感に苛む神父と、宗教から解放されて本能的に生きる人妻の対比から、男と女の価値観の物語だと解釈した。
[DVD(字幕)] 4点(2015-12-25 20:26:11)
246.  クリムゾン・リバー 《ネタバレ》 
ハリウッドとは違う、ヨーロッパらしい色彩感覚と映像美が雄大なアルプスを捉え、陰惨な猟奇殺人をも際立たせる。題材としては良いチョイスだろう。しかし、中盤の不要な格闘シーンからおかしな方向に変わっていき、荒唐無稽なアクションがサイコスリラーと溶け合わない闇鍋状態。次第には手垢付きまくった双子ネタを出してしまったときの脱力感といったら・・・せっかくだからのノリで、雪崩のスペクタクルもやらかし、平凡なサスペンスで終わった印象。まさに竜頭蛇尾。
[DVD(字幕)] 4点(2015-09-06 15:42:27)
247.  華氏911 《ネタバレ》 
『荒野の七人』の合成映像だけは唯一笑えるが、流石に映像の切り貼りばかりで退屈。ムーア本人の脚で行動するシーンが少ないのも不満。当時の現職大統領を批判するセンセーショナルな題材だが、ブッシュ元大統領の再選により、ネタの鮮度的にも作品的にも価値は低い。当時としては際どい題材で挑んだチャップリンの『独裁者』やキューブリックの『博士の異常な愛情』と比べても、普遍的な部分で浅すぎるとしか言いようがない。これがパルム・ドールかぁ・・・
[映画館(字幕)] 4点(2015-09-01 19:36:33)
248.  Dolls ドールズ(2002)
バイオレンスのない北野映画。赤い糸で繋がれた男女の物語と並行して二つの物語が展開するが、そのわざとらしい退屈なオリエンタリズムでは奥行きが出るわけでもなく、特にアイドルのパートは滅茶苦茶浮いていた。心中するラストはもうギャグにしか見えない。ただ、省略によって想起させる痛覚の向き合い方は上手い。
[地上波(邦画)] 4点(2015-08-05 21:17:34)
249.  チェイサー (2008) 《ネタバレ》 
重大な証拠を突き付けないと簡単に釈放させてしまう、そして行動を起こさない警察の杜撰な対応。 背景には軍事国家時代の犬だった警察への不信感があり、 異常な連続殺人もまた歪んだ過当競争で成長した韓国社会の裏返しである。  外華内貧で真の弱者が殺されても気付かれない現実に、 商品ではなく人として派遣女性を救おうと奔走する元刑事の心の動きが際立つ。 ただ、元刑事vs殺人鬼の頭脳戦を期待したためか、 序盤と後半以外何もしない殺人鬼の立ち回りをぶつけておかないとどうしても緊張感が途絶えてしまう。  実在の猟奇殺人事件がモチーフのため、救われない結末だ。 レーティング的に厳しいが、殺害シーンはオリジナル版の方が無念がより伝わったのではないか。 また、敵討ちで雪崩れ込む格闘シーンは蛇足だろう。  全てを終え、残された男と派遣女性の娘には、絶望に打ちのめされながらも前を向いて欲しいが、 生きるも地獄、死ぬのも地獄。 きっと世界中で起こっているであろう現状に、日本も他人事ではない。
[DVD(字幕)] 4点(2015-07-15 21:41:19)(良:1票)
250.  雲のむこう、約束の場所 《ネタバレ》 
「新海誠は長編に向いてないな」とよく分かった。心理描写を繊細なナレーションで済ませるのは長編ではクドいとしか言いようがない。ストーリーは散漫であり、全てを放棄したラストを映像美と主題歌で誤魔化すのは無責任としか。他の方が仰っているように、同人誌の延長&セカイ系なのは仕方ないけどさ、もう少し工夫しましょうよ。確かに美術は文句なしで素晴らしいが、私が見たいのはアニメであって、動きに精彩がなければイラスト集で事足りてしまう。
[DVD(邦画)] 4点(2015-07-09 19:10:50)
251.  ハウルの動く城 《ネタバレ》 
原作既読。"ハウル"と言ったら、宮崎アニメのことを思い出してしまうくらい、悪い意味で原作との剥離が激しい。後半からオリジナル展開でも面白いならまだしも、老人介護や疑似家族、戦争をクローズアップしながらも崇高だと煙に巻いて、無理矢理大団円にしてしまう無責任さだけが残った。躍動感あふれる演出と音楽の相乗効果が素晴らしいだけに大幅減点は避けられない。話題性だけで倍賞とキムタクを利用する意味はあったのか?
[DVD(邦画)] 4点(2015-06-30 19:18:49)
252.  21グラム
単純で辛気臭い話を無意味に時間軸シャッフルして高尚に見せても、ただただ分かりづらく下品にしているだけ。話が飛びに飛び、逆に俳優陣の熱演に集中できなかった。変に高尚にしようと意識しているのがイニャリトゥの悪いところ。
[DVD(字幕)] 4点(2015-04-09 19:49:13)
253.  エコール 《ネタバレ》 
棺で壁に囲まれた閉鎖的な女学院に拉致され、リボンの色で学年分けされた少女達が生活している。性を意識しない、幼くも妖艶な匂いを漂わせる肢体が背徳感を際立たせる。男に買われた少女や手紙を通じて脱走する少女のエピソードを見ても、明るい未来ではないのは確かで、変態男の性欲の捌け口として搾取される少女の儚さを表現したかったのだろう。おフランスらしい独創的でミステリアスな世界観だが、むしろ少女達の顔の濃さが気になって、エロスや性的興奮を一切感じないどころか、ギャラリーの前でバレエを披露する場面では「もう好き勝手にやってくれ」と思った。溢れ出る噴水は、初潮や性衝動の比喩くらい分かるし、それを描いたところで「だから何?」としか思えない。どうやら自分は真性のロリコンではないようだ。つまり惹き付けられる世界観としてはまだ足りないということ。外の世界は一切描かなかった方がスマートだった。マリオン・コティニャールが出演していたのはちょっと衝撃。
[DVD(字幕)] 4点(2015-02-18 21:26:32)
254.  アバター(2009) 《ネタバレ》 
映像に奥行きがあって凄い凄いと言われても、ストーリーがどうしようもなければ、この3DCG映像なんて30分以内で飽きる。 極めつけは、主人公の失態で原住民の住処が破壊され、彼らから信用を失くしたのにも関わらず、 赤い巨大ドラゴンを操って畏敬されたり、人間の身体を捨ててアバターで生きるラストなんてあまりにも御都合主義過ぎて、 サルでも分かるくらい酷いレベル。 これでアカデミー賞の作品賞を獲っていたら、賞の権威は地に落ちていただろう。 良質だが地味で宣伝する力が弱く、メジャー大作に埋もれてしまう現状に警鐘を鳴らす意味では、会員の判断は正しいと言える。 前例を作ったら、『トランスフォーマー』シリーズにも作品賞をあげても良いことになってしまうので。
[3D(吹替)] 4点(2015-02-01 13:28:03)
255.  マジェスティック(2001)
『ショーシャンクの空に』と『グリーンマイル』が良かった分、凄い肩すかしを喰らってしまった。ダラボン初のオリジナル脚本がイマイチなのか、キャプラ的な人間賛歌が現代では時代遅れだったのか、自分が赤狩りの背景をよく勉強していなかったのか分からないけど、ただただ冗長で捻りもない映画で終わってしまった印象。ジム・キャリーがミスキャストであることも大きいだろう。映画館とDVDで見たのに記憶があまりありませぬ。
[映画館(字幕)] 4点(2014-12-20 22:42:35)
256.  ハンニバル・ライジング
ハリウッドはネタ切れなのか、何でもかんでも前日談がお好きなようで。結局、レクター博士のエピソード0も作られることになり、原作者が脚本を担当するも、信者が描いたような盲信ぶりに若きレクター博士に奥行きが感じられない。人食いになった理由が殺された妹の復讐という、映画史に残る悪役の割にはあまりにもショボすぎて。何故、怪物になったかは触れずに見る人の想像の余地を残すからこそ、そのキャラクターは永遠に輝くと思います。どちらかといえば、ギャスパー・ウリエルの熱演を堪能するアイドル映画として見れば楽しめるかも。これが成長するとアンソニー・ホプキンスになるのか……どう転んでもイメージが結び付きませぬ。
[DVD(字幕)] 4点(2014-12-20 22:07:24)
257.  真夜中の弥次さん喜多さん
原作漫画がかなりぶっ飛んでいるので、未読の人間にはキツい内容。 メタ要素を用いた、ドラッギーでシュールな展開が続くも記憶に残らない。 リアルがどうとか、「あとは勝手にやってください」としか言いようがなく、 原作漫画や脚本家のファンでなければ無理に見なくても良いと感じます。
[DVD(邦画)] 3点(2023-07-29 11:38:18)
258.  ホワット・ライズ・ビニース 《ネタバレ》 
もしヒッチコックが生きていたら、コンピューターグラフィックスという道具を如何に駆使しただろうか。 そのコンセプトは上手く活かされず、無暗に複雑で、余計な贅肉が多く、 最後は非現実なオカルトホラーというお粗末なものに。 この杜撰な脚本では彼に撮ってもらうことも叶わぬだろう。 ハリソン・フォードが悪役というのは珍しいが、収穫らしい収穫はほとんどないと言っても良い。
[DVD(字幕)] 3点(2022-10-30 22:34:53)
259.  俺たちフィギュアスケーター
アメリカンバカコメディでよく見かける邦題の『俺たち~』は本作が発祥なのかなと思ったが、それがどうとでも良くなるほどちっとも笑えない。ベタな展開がダメなのではなく、単純に悪い意味で構成も小ネタもイマイチで、それが集まってできた品にしか見えなかった。男二人でフィギュアを組む設定は面白そうだったのに勿体ない。
[DVD(字幕)] 3点(2021-11-05 23:39:37)
260.  ターミネーター3 《ネタバレ》 
こんな続編は見たくなかった。無駄に派手なだけのアクションに、違和感ありまくりのコメディ描写と、素人目でも冒涜されたと思っても仕方ない。ダメ人間になったジョン・コナー役も完全にミスキャスト。ただ、時代に適合できなかった青年が救世主としての自覚と成長を感じさせる、バッドエンドすれすれのラストを評価する向きは分からなくはない。荒廃した未来から来たカイルの息子である以上はこうならざるを得ないわけで・・・。ターミネータの冠を使わず、完全なパロディとして製作されていたら違っていたと思う。
[地上波(吹替)] 3点(2021-08-06 22:34:23)
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