261. パニック・ルーム
《ネタバレ》 ○結局何の映画って感じ。デヴィッド・フィンチャーが監督にしては内容が浅過ぎる。○ジョディ・フォスターの胸元が気になって仕方ない。それにフォレスト・ウィッテカーはやはり良い人です。 [DVD(字幕)] 4点(2009-05-10 20:55:19) |
262. 007/慰めの報酬
《ネタバレ》 ○今作はボンドの復讐がメインで、ボンドガールの復讐はちょっと取って付けた感あり。そしてボンドガール自体の出番がどうも少ない。あまりに助けすぎるのもどうかだが。○アクションシーンも序盤・中盤と良かったが、終盤はロケーションの割にあっさり。○でもまぁテンポも良かったのでそこそこ楽しめた。 [映画館(字幕)] 7点(2009-05-10 20:50:29) |
263. マイアミ・バイス
《ネタバレ》 ○贔屓のマイケル・マンなのだが、全くの期待はずれ。最後の銃撃戦こそ多少の見所にはなっているが、マイケル・マンらしい極太のドラマはゼロ。○そもそも登場人物のキャラが立っていない。一応ダブル主演だが、どう見てもソニーの方が目立っている。その割りに、イザベラとの色恋は全く持って共感できない。二人ともただの遊び人で、真面目な話をされても説得力がない。一方のリコはソニーとイザベラが目立っているため、消えている時間が多く、それを払拭すべく奥さんが誘拐されたと見られても仕方のないほどだった。○余韻や映像美を象徴するシーンばかりに時間が割かれているため、男たちの極太ドラマはゼロだった。マイケル・マンは当たり外れの多い監督のようだ。 [DVD(字幕)] 2点(2008-12-20 17:00:26) |
264. ニュースの天才
《ネタバレ》 確かに、大統領専用機に一つしかない高級雑誌が偽記事を載せていたというのは話としては非常に面白い。しかし、どうもこの映画からだけでは、若造がプレッシャーから面白い記事を捏造したと言うのが見えてこず、もはやスティーブンが駄々をこねているようにしか見えない。製作者の意図とは少し違った結果となったような気がしてならない。 [DVD(字幕)] 5点(2008-12-16 10:56:15) |
265. キングダム/見えざる敵
《ネタバレ》 ○オープニングの石油消費量の立体グラフに旅客機が突っ込む。掴みは完璧だった。○サウジはアメリカで溢れている。イズ・アル・ディンの青少年育成施設では、アメリカのゲームが出てくる。ファリスはアメリカのアニメ「超人ハルク」に影響されて警官を志し、アメリカに理解を示しながらもアメリカのせいで死に至る。フランもアメリカ製の爆弾で死んでしまった。このあたりの皮肉が痛烈。テロ以外では死ぬのが全員アメリカ人以外と言う狙いも極端だが頷ける。○両国の人間が「皆殺しに」と思ったままエンディングを迎える。たとえトップを殺しても後釜がいくらでも出てくる歴史を分かってないアメリカ人が惨め。○偏り過ぎではあるが、アメリカとサウジの関係を知るきっかけになり、観る価値のあった作品。救いのない終わり方だが、変なカタルシスがなく好感が持てる。 [DVD(字幕)] 8点(2008-12-05 12:45:24) |
266. バンテージ・ポイント
《ネタバレ》 ○大統領が暗殺されるってイデオロギーの塊みたいな映画かと思えば、ただのエンターテイメント。確かにテンポもあるし、緊迫感もあって特に暇することなく観られた。○とは言え、都合が良過ぎる。葛藤を抱えるシークレットサービスの前に、たまたま捕らえられた大統領が乗った救急車に出くわすとは。映画にしてはお粗末な脚本。○キャストは豪華。シガニー・ウィーバーの使い方が贅沢すぎる。彼女に見せ場ないし。 [DVD(字幕)] 4点(2008-12-02 16:37:09) |
267. キス・オブ・ザ・ドラゴン
《ネタバレ》 アクションシーン以外は本当につまらない。「事件」にするために、都合よくことが運びすぎ。ビデオには映っちゃったし、そのテープを簡単に手に入れちゃったし、同じ現場にいたストリッパーと偶然出くわすし・・・。こうでもしなければダラダラしてしまうのは見え見えだから仕方ないかもしれないが。そして演出としては、終始シリアス路線を意識しただろうが、それに伴うドラマはないし、アクションシーンはむしろコメディに見える。特にビリヤード球のカンフーサッカーは笑った。悪役のチェッキー・カリョも嫌いな俳優ではないが、あまりにも「悪」という演出があざとすぎて、良い悪役には映らなかった。 [DVD(字幕)] 3点(2008-11-18 09:28:15) |
268. レッドクリフ Part I
《ネタバレ》 ○ジョン・ウーは好きな監督だが、がっかりさせられた。巨大な資本をロケとCGとキャストにしか割いてない気がする。熱いドラマと言うのが皆無。○アクションシーンが長いのがジョン・ウー映画の常だが、今作ではマンネリ化している。特に槍を使ったシーンが多い割りにどれも同じ。たまに漫画みたいなシーンもあったが。○トニー・レオンに比べ金城武の方が様になっていた。チョウ・ユンファが出ていたらまた違った作品になったんだろうな。中村獅童はやはり大根。○エキストラにやる気がないのが見え見え。○CGに頼りすぎ。この手の映画はいかにCGなしで撮るかが重要だと思うのだが。○とにかく長かった。 [映画館(字幕)] 3点(2008-11-05 00:04:46) |
269. ミュンヘン
《ネタバレ》 重圧感はあるものの、所詮はエンターテイメント作品。こういう映画におけるエンターテイメント性は難しいが、テーマより勝ったような気がする。きれいな映像の中に映し出される無残な現実のコントラストは素晴らしい。やはり自分からすれば疎い話だったが、観て良かったとは思う。 [DVD(字幕)] 7点(2008-10-18 19:37:20) |
270. あの日の指輪を待つきみへ
《ネタバレ》 ○アッテンボロー作品の割りに内容はあっさり。○時間軸をいじっているため多少分かりにくくなっているのと、IRAなどアイルランドの歴史が分かっていないと話についていけない。○ミステリーの部分もきれいに話が繋がりすぎていて不自然。○戦争を知らない世代が戦争世代を気遣えない場面がなんともむなしかった。○キャストは豪華で、シャーリー・マクレーンは相変わらずの貫禄だった。 [映画館(字幕)] 4点(2008-09-30 15:16:12) |
271. キサラギ
《ネタバレ》 ○これほどの高評価は理解しがたい。○結末を先に作ってそこから無理やり伏線となる話を作りましたって感じが見え見え。○一応コメディの様相もしているが、滑っているシーン多々あり(塚地のくだりは汚らしいし、小出恵介はうざキャラ)。○舞台との差別化を意図してだろうが、再現シーンは全く必要が無い上あまりにもちゃっちい。○ラストで、今まで隠していたアイドルの顔を思いっきり映し出したのもいただけない。○結局死因はおっちょこちょいと天災が重なった事故死てそんな殺し方するなや。○テンポが良かったのが幸いだったかな。 [DVD(邦画)] 3点(2008-09-27 17:04:15)(良:1票) |
272. ふたりにクギづけ
普通に楽しめた。また気軽に観てみたいと思える作品。 [DVD(字幕)] 7点(2008-09-21 12:51:24) |
273. ハンコック
《ネタバレ》 ○総じてそこそこの楽しさのあるいつものウィル・スミスの映画という印象。○前半は楽しかったのだが、中盤のどんでん返しから面白くなくなった。話の展開がハチャメチャで無意味にシリアス。意味が分かりません。○妙に手振れを意識した撮影が気がかりだった。もっと普通に撮れば良かったと思うのだが。○続編を作れるような終わり方をしているのも好きじゃないな。 [映画館(字幕)] 5点(2008-09-21 08:30:20) |
274. 鬼が来た!
《ネタバレ》 脚本が本当によく練られている。あのオチは正直やられた。そして、音楽の使い方がとても上手い。いろんな戦争映画を観てきたが、どの国だって戦争は嫌なもの。それが十二分に現れた作品。観る人を選ぶ映画であろうが、とことんリアリズムに拘り、エグいシーンもお構いなしに映し出している辺りは非常に好感が持てる。子供を殺すシーンはかなり驚きはしたが。学校ではこんな映画は上映できないが、皆に観てもらいたい作品の一つである。そして、中国映画であることも忘れてはならない。 [DVD(字幕)] 8点(2008-09-15 00:09:34) |
275. 16ブロック
《ネタバレ》 作風としてアクションなんかよりドラマを意識したのは伝わってくるのだが、メッセージとしてそこまで心に響くようなことはなかった。展開としては及第点を挙げられるが、結構重要なシーンをカットで飛ばしていた感があるので、多少の説明不足、描写不足を感じた。 [DVD(字幕)] 5点(2008-07-30 08:47:11) |
276. 閉ざされた森
《ネタバレ》 そもそも映画化するような内容ではないように感じる。テンポが速いので頭を使わないといけないが、まず誰が誰かわからん。もっとキャラ説明が必要。そして、キーとなる「8」がまるで取って付けたように浮いている。オチも拍子抜け。結局、そこまでして何が言いたいのか分からなかった。 [DVD(字幕)] 2点(2008-07-13 00:00:13) |
277. ペイ・フォワード/可能の王国
《ネタバレ》 今の時代となってしまってはキレイごとかもしれないが、やっぱり自己犠牲が必要なんだな。これはチャップリンも映画で伝えていたこと。でも、ラストがああいう方向に向いて欲しくなかった。監督は「フィールド・オブ・ドリームス」が好きなのだろう。あとは、サイドストーリーの粗さ。軸がしっかりしていないせいで唐突に人が出てきたり、消えたりして気掛かりだった。 [DVD(字幕)] 5点(2008-06-28 23:53:24) |
278. g@me.(2003)
《ネタバレ》 ある程度のテンポがあって、そこまでダレることなく観られたが、伏線がほとんどないのと、藤木直人がびっくりするぐらい演技ベタなのが痛い。恋のゲームをオチにするのは別に良いのだが、佐久間と千春の心理描写がないため、かなり強引な展開。まあ全体的にドラマはないのだがね。共感できるドラマ作りと、伏線を効果的に張れば多少は面白い作品になったと思う。 [DVD(邦画)] 2点(2008-06-28 09:10:54) |
279. インファナル・アフェア
《ネタバレ》 この手の映画は好きなはずですが、いまいち肌に合わなかったようだ。醸し出すほどの緊張感が序盤になく、個人的にはノレなかった。まぁ無駄なく描いているのだろうが、もう少し二人に集中して描写して欲しかった。でもトニー・レオンの男臭さは凄かった。 [DVD(字幕)] 5点(2008-06-22 23:04:51) |
280. 25時(2002)
《ネタバレ》 7年後より明日が大事だってところからこのタイトルか。まぁ冗長な部分もあったが、全体的には良かった。主演の3人も見事だった。分かりやすいくらいに9.11の映像が組み込まれ、NYの話と多少の関わりを持たせる意図があったのだろう。そのNYにいる色んな人を批判しまくる鏡のシーンから、全てを受け入れる車内のシーン。結局受け入れないといけない。そういう意味では、建前だけの友情にウンザリして、本気にさせる瞬間と本気になる瞬間が交差した暴力も受け入れるものの一つだったのだ。もちろん悪い意味ではなく。まぁ、一映画としてはもう少しわかりやすくても良かったかも。 [DVD(字幕)] 6点(2008-06-20 23:33:43) |