261. オーシャンズ12
《ネタバレ》 状況解決や状況悪化のために設定、情報を追加するのはナシ(突然の情報提供者によって先手を打ってたとか、釈放の仕方とか)。 素人的失敗に辟易。 真面目に観てると馬鹿をみる。 こんな勝手な処理が通用するのだとしたら、「構成」の意味はなくなってしまう。 ということで0点。 [地上波(吹替)] 0点(2007-08-11 04:04:07)(良:1票) |
262. 今宵、フィッツジェラルド劇場で
「存在とその消滅」という括りで寄せ集めたエピソードの集積というだけであまり効果的とは思えない。 個人的には、ちょっとしたトラブル(原稿が見付からない)に余裕で対応する周囲という描写が一番印象的でした。 ああいったノウハウを自然と身に付けているってのが、生きてきたんだな~としみじみさせられる。 [DVD(吹替)] 4点(2007-08-10 02:17:52) |
263. ルート225
評価する内容が無い。 脈略の無いシチュエーションに、脈略の無い展開。 穿った見方をすれば抽象的に何かを表現しているのでしょうが・・・これじゃあね。 [DVD(邦画)] 0点(2007-08-07 21:50:30) |
264. メルシィ!人生
《ネタバレ》 職人芸的秀作喜劇。 ただ、サンティニへの派生ドラマに随分と尺をとった割にはメイン・ストーリーに絡むものではないのはどうしてなのだろう、と疑問。 テーマの補完かしら。 [DVD(吹替)] 7点(2007-08-07 08:36:17) |
265. 竜馬の妻とその夫と愛人
三谷幸喜に精通する人なら使い回しのネタが多く詰まらないだろうし、終盤に至るまで漠然としたシチュエーションで進み、退屈かも。 序盤から妻が江口洋介演じる人物と蝦夷へ行くという危機的状況を提示して、それへの対応へ、というプロットの方が観やすいと思う。 しかし、劇場で観賞した当時の自分も退屈したけれど、数年の後観直してみるとドラマ部分は何とも切ない泣けるお話であることに気付きました。個人的に過去に囚われている人の話って堪りません。三谷幸喜脚本でコメディを期待してしまうと評価は余計に下がるんでしょうね。 [映画館(邦画)] 8点(2007-08-06 05:52:40) |
266. フライト・オブ・フェニックス
心理劇を見せたいのはわかりますが、危機的状況を設定して、勝手気ままな展開で煽るだけ。 物語を作る意志がない心理劇なら、下手なドキュメンタリーを観ている方が有意義。 「CUBE」同様、全く評価できない類いの作品。 [地上波(吹替)] 0点(2007-08-03 01:21:14) |
267. アヒルと鴨のコインロッカー
《ネタバレ》 ドルジがボブ・ディランを口ずさむ椎名に出会ったシーンが私にとってのクライマックス。 結果的に復讐の後押しとなる出会いでしたが、ドルジには神の赦し(ひいては自身の肯定)を受けたようなことで、さぞ心地よかったことでしょう。 あの出会いで彼は随分と救われたと思います。 作品の構成をただ「やってみたかっただけ」じゃないかと、このシーンに至るまでは思っていたのですが・・・浅はかでした。 あのシーンの彼の笑顔に涙っ。 他者との出会いは、いつも何かを残していくものだなあ~、と感慨深い。 ワンアイデアものにも拘わらず、ここまで突き刺さる作品が作れるなんて。勉強になりました。 [映画館(邦画)] 10点(2007-08-01 18:27:21)(良:1票) |
268. キサラギ
《ネタバレ》 構成自体はまとめただけだったり、伏線といっても殆どが事前に見せておくだけの内容だったりで結構稚拙なのですが、全てのキャラクターに愛情のある扱いをしているのには確かな「芸」を感じ、感服いたしました(正直言えば、家元の処理に至るまでは凡作だと思いながらの観賞でした)。 ひとりの人間を扱う作家の責任を果たし、その人物への愛情を感じられて好印象。 しかし、自分たちが関与していたという解釈で清々しく納得しているこいつらって何なんだろう、という疑問も残る。 [映画館(邦画)] 7点(2007-08-01 18:15:53) |
269. 天然コケッコー
映画化に伴い、原作も読んでいたのですが、そちらではより多くのエピソードを絡めることで異分子である大沢が田舎に溶け込みすぎになってしまい、如何なものだろうかと思っていました。しかし、映画版では大沢を常にある程度浮いた存在に位置付け、そよにさざ波を立て続ける役目を十分に果たしてくれていたので大成功。 エピソードの積み重ねでしかない構成に退屈する人もいるかもしれませんが、ジュブナイル性の高いほのぼのエピソードはどれも秀逸。 良質の低空低速ジュブナイルを堪能しました。 それにしても、何故高校生となった夏帆の制服をあんなコスプレのような嘘っぽい感じのものにしたんだろ? [映画館(邦画)] 7点(2007-07-28 14:31:22)(良:1票) |
270. レミーのおいしいレストラン
《ネタバレ》 説得力を欠く荒唐無稽な設定や展開をお伽話だからと納得したとしても明らかな失敗が多々目立つ。 どこに焦点を置きたいのかわからない内容ですし、このプロットならレミーがリングイニを利用してパリの一流店、一流シェフを目指すという方向性をしっかりと打ち出し、軸とすべきだか、そのシチュエーションは成り行きで始まり、成り行きで進む。 そして、リングイニというのは何者なのだろう? 冒頭、勝手に料理へ手を加えているので、おそらく料理人に憧れてはいるのでしょう。しかし、その後はレミーに任せっきりでご満悦。終いにはウェイターにおさまってご満悦。何をしたかったんだ、こいつは(レミーに依存しているだけなので、友情関係も描けずじまい)。シェフに憧れるが才能の無さを痛感して、それでも料理に関わる仕事をしたいとウェイターへ、という描写がなされていれば問題ないが、これじゃあ逃げてるだけのろくでなし。単なる脇役なら問題ないが、進行上の重要人物だし、それなりの扱いをしているんだから、もっと気を遣いましょうよ。 そして、何より思ったことが「配慮が足りない」。上記2例もちょっとした配慮で容易にフォローできると思う。解決となるネズミ仲間の助けも料理人意識を欠く行為なのに後悔や反省の描写が無い(レミーが一番彼らがいかに不潔で無神経か知っているはず。全身洗わせればいいという問題じゃない)。あくまで「窮状故、やむなく」とすべきであって、「助けてくれるんだ、ありがとう。うまくいった、やったー」で終わっちゃダメ(それでもかなり強引な内容ですけど)。 ・・・と、欠点をあげればまだまだきりがない。プロット自体はこの方向性でいいと思うが、全体の印象となると失敗作となってしまう残念な作品。 土壇場での監督交代や脚本の建て直しがあったらしいけれど、まさにその影響が如実に表れている。 [映画館(吹替)] 3点(2007-07-25 13:56:30)(良:2票) |
271. ターミナル
《ネタバレ》 スチュワーデスとのロマンスを挟むことでかなり焦点がブレてしまっているし、彼に感化されたり、好意的になる周囲のエピソードはどれもが浅く、説得力に欠く。 故にそれによる展開もご都合的なものにしか映らない(清掃員の自己犠牲とか)。 シチュエーションのアイデアだけで満足しちゃったような作品。 しかし、裏付けがなくてもポジティブなメッセージを投げ掛けていれば、大概の人が好印象になっちゃうんだな~と感慨深い。 [DVD(吹替)] 1点(2007-07-22 08:12:53) |
272. カレの嘘と彼女のヒミツ
全体の構成はスマートにまとまっている良作。 取って付けただけのハッピーエンドで減点。結末の準備は本編でしっかりしておこう。 [DVD(吹替)] 8点(2007-07-19 02:42:55) |
273. サマータイムマシン・ブルース
《ネタバレ》 傑作脚本。 ただ、小劇場で上演された作品の映画化だけあって、一方的な「面白いでしょ」的ネタが邪魔している。 もっと一般受けを狙う方向にまとめて欲しかった。 あと、神様とか、運命うんぬんのまとめもいらない。 [DVD(邦画)] 9点(2007-07-17 19:06:41) |
274. リリイ・シュシュのすべて
前半部分ばっさりカットしてもいいくらい・・・作品の半分が説明ってのは辛い。 見返す時は蒼井優登場あたりから観ることが多いです。 [映画館(邦画)] 7点(2007-07-17 08:10:50) |
275. ピンポン
原作が素晴らしいだけに、今作のように随分と端折られた内容には閉口してしまう。 はっきり言って評価不能です(物語として観れる程度に編集されていますが、原作を知る者としては浅すぎる内容ゆえ)。 とにかく、こんな方法で金儲けを目論むような人達は映画作りなんてしないでもらいたいですね。 とりあえず原作への敬意として中間点、5点。 [DVD(邦画)] 5点(2007-07-17 03:32:16) |
276. NANA
《ネタバレ》 単に二人の女の失恋を盛り込んだだけのような内容。 さらにあの大根っぷりは・・・。 [DVD(邦画)] 0点(2007-07-16 06:18:46) |
277. 亀は意外と速く泳ぐ
三木聡ファン暦は長いけど、たまに小ネタだけの人になってしまうのには首を傾げてしまう。 [映画館(邦画)] 4点(2007-07-16 05:59:58) |
278. 天使のくれた時間
クリスマスものは単純に好き。 よく知らないですが、向こうでは「悔い改める日」なのでしょうか。 日本のクリスマス文化にもそういう側面があればいいのに。 「地球へようこそ」はかわいいな。 [DVD(吹替)] 8点(2007-07-16 05:45:43) |
279. グッバイ、レーニン!
《ネタバレ》 息子の騙してくれていた苦労を想像できず、騙されたフリをする母のフォローをしておかなければ母が悪者に映ってしまう危険がある。今や息子は苦労とも思わない作業かもしれないが、このままでは思慮浅い人物に仕上がってしのうのではないだろうか。ただでさえ、母には騙していた過去があるわけだし。 [DVD(吹替)] 6点(2007-07-16 05:32:04) |
280. リアリズムの宿
物語としてはすっからかんですが、コントとして観ればなんとか観れる。 公開当時劇場で観て、びっくりするぐらい聞き取りにくい箇所が多かった作品として記憶に残ってる。 [映画館(邦画)] 4点(2007-07-15 08:00:00) |