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とらやさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2100
性別 男性
自己紹介 善人が苦労が報われて幸せになるハッピーエンドの映画、
悪人が出てこないゆる~い世界観の映画、
笑いあり、涙ありの人情喜劇が好きです。

2008年11月19日の初投稿から、早いもので10周年を迎えました。
この間、みんシネのおかげで出会ったいい映画もいっぱいありました。
管理人様、レビュワーの皆様、いつもお世話になっております。
これからもよろしくお願いいたします。
2018.11.19

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281.  アナライズ・ミー
過去に何度もマフィア役を演じてきた名優デ・ニーロと名コメディアン、ビリー・クリスタルのW主演のコメディ。 クリスタルのコメディアンとしての味と、マフィア映画でみせるデ・ニーロの味が2人きりのシーンではいい感じで絡み合っているようでもあり、 作品全体として見ればコメディとしての気軽さとマフィアものとしてのシリアスさが噛み合ってないとも感じられる。 それでも、「ゴッドファーザー」「アンタッチャブル」などでマフィアの大物を演じてきたデ・ニーロのセルフパロディは可笑しかったですね。 いっそのこともっと徹底的にコメディに軸足を置いた作品にした方が良かったかも。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2019-05-11 20:32:53)
282.  シェーン
時折見返したくなる大好きな西部劇がいくつかありますが、やっぱり「シェーン」が一番好きなんだよなあ・・・。 僕の映画鑑賞史の中で忘れることができない「男」が何人かいますが、間違いなくシェーンもその中の1人。 やはり本作の魅力はシェーンのキャラクターと、演じるアラン・ラッドにつきると思います。 他にも寡黙なシェーンとは対照的に喜怒哀楽の分かりやすい男気キャラ、スターレットの存在もいいし、 ただ妻子のいる男という設定のためだけでなく、彼の妻と息子も欠くことのできない本作の重要なピース。 彼らの生活を脅かす悪役ライカーですが、彼の言い分もしっかり拾い上げているところも印象的。  本作で最も有名なのは言うまでもなくラストの「シェーン!カムバーック!」ですが、 一番好きなのはその直前。見る度に涙腺が緩むシェーンとジョーイ少年の“男と男の会話”は何度見てもたまりません。 強くてかっこいいシェーンにただ憧れていた少年に対し、最後はシェーンが1人の男として少年に接している。 「親を大切にしろ」というシェーンの言葉に「約束するよ」という男と男の約束。少年の表情が急に大人びて見える。 一方のシェーンは「変わろうと努力したけど無理だった。1度でも人を殺してしまうと、もう後戻りできないんだ。」 ずっとシェーンに憧れ銃の扱いを習いたがっていた少年ですが、安易に銃で物事を解決しようとする大人にはならないだろう。 ただカッコいいヒーローではなく、そんな過去を背負って生きるシェーンにつきまとう哀愁とその眼差しもまたたまらないのです。
[DVD(字幕)] 10点(2019-05-05 09:53:23)(良:2票)
283.  ミッション:8ミニッツ
前半はよくあるタイムループものかと思って見始めたのですが、さにあらず。 SFという作品の世界に、主人公の男は何者でありどんな秘密があるのか?このミッションの真相は? こうした設定はダンカン・ジョーンズの監督第1作「月に囚われた男」と共通するものを感じます。 繰り返される列車でのミッションの中に、少しずつ車内の登場人物とのストーリーを進行させていくドラマの組み立て。 繰り返されるごとに次第に見えてくるミッションの全容。 繰り返されるごとに変化が生じていく上官である女性との心の触れ合い。 パラレルワールドやタイムループ。辻褄を合わせようとするとキリがありませんが、 作品の構成、90分程度の時間の使い方が非常によく考えられた作品であると思います。 終盤には人間の尊厳といったところまでを考えさせられるとは思いもしませんでした。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2019-04-30 18:02:11)
284.  ボン・ボヤージュ 家族旅行は大暴走
邦題通りのフランス製、まさにノンストップ・アクションコメディ。 新しく買い替えた最先端の技術を搭載した新車のミニバン。 家族と、もうすぐ生まれくるおなかの中の赤ちゃんと、ブッ飛んだじーちゃんと、飛び入りの同乗者を乗せて 最先端の技術が制御不能になってブレーキがきかなくなり160㎞の高速走行で止まらなくなったものだから、さあ大変! 序盤から中盤あたりまでは結構じーちゃんのキャラがスベッている。 途中から参戦する黄色のBMWのあんちゃんが最後の最後までいい味出している。 高速警備隊のコンビがカッコいい。 いい所もイマイチな所もノンストップで入り乱れますが、 本当にノンストップなので退屈することもなく、スベッているギャグもあるけど全体的にはまずまず面白い。 徹底して緊張感の無い作りになっているので登場人物が命を落とす心配もない。安心して楽しめる暴走モノです。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2019-04-22 21:18:21)
285.  ブリッツ
ジェイソン・ステイサム主演のハミダシ刑事モノ。 こういう映画はB級で構わないのでハミダシ刑事を演じるステイサムの無双ぶりが見られればある意味満足なのですが、 本作に関してはそういう映画でもない。ステイサムのアクションもあまり無く、かなり地味な作りになっています。 B級にしたくない、シリアスな刑事モノにしたいという意図も感じるのですが、それがいい方向に出ませんでした。 ステイサムに対し犯人側がショボく、彼と相棒が犯人に拉致されたり等、命の危機にさらされるような場面もほとんど無い。 こういう世界観の映画らしい脇を固める登場人物は悪くなかったのですが、サスペンスとしても薄味に終わってしまいましたね。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2019-04-22 21:16:44)
286.  絶海9000m
こういうB級パニックものは、前置きはできるだけ手短にしていただいて、早くパニくっていただきたいのですが、 それまでがめんどくさくて長い。登場人物に全く共感や魅力を感じない。 いかにも軽薄そうな男と女が3人ずつ。めんどくさいやり取りが延々と繰り広げられる。 出航する頃には30分が経とうとしていた。それでも、ようやく出航してくれたと思ったのも束の間、 出航してもなお、船上で中身の無いやりとりがしつこく繰り広げられます。 「ベイビー、俺にローションを塗ってくれ。」 「あなたが私に塗りなさいよ。」 「早くしろよ。」 いやいや、お前らが早くしろよとツッコみたくなってくる。 全員がパニック状態に陥ってからは結構な絶望感ですが、それも単調なので飽きてくる。 まあ、90分で終わってくれたのでまだよかったです。
[CS・衛星(字幕)] 3点(2019-04-20 21:35:04)
287.  弾丸を噛め
ジーン・ハックマンとジェームズ・コバーン。60年代から70年代を代表する2人のタフガイがタッグを組んだ西部劇。 雄大な西部を横断する大らかなアクションコメディを期待させるレースのスタート前夜までの序盤。 調子に乗っていきがっている若造に鉄拳制裁を与えるなど、2人の大活躍を予感させてくれますが・・・。 レースが作品のベースになっている割には肝心のレースのスピード感やハラハラドキドキが無く、 スタート以降はコメディ的要素も薄れ、かと言って人間ドラマとしても薄味で中盤はかなり間延びしています。 ハックマンもコバーンも大好きなので、彼らの登場シーンの多くはそれなりに楽しめましたけどね。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2019-04-20 21:32:53)
288.  モナリザ
息の長い活躍を続けるニール・ジョーダンの初期の作品ですが、この人の中ではかなり好きな作品です。 ムショ帰りのヤクザの下っ端の冴えない男。人生がうまくいっていない、そんな男のかなわぬ恋の物語。 この人の作品を空模様に例えるなら、晴天よりも曇天。しかし、作品を重くさせない優しさがある。 恋の物語の結末の後味は決していいものではありませんでしたが、 親友と愛する娘と3人並んで歩く後ろ姿。そこに流れる名曲“モナ・リザ”が重なるラストシーンが見事。 本作もニール・ジョーダンらしい空気が流れる作品ですが、 ムショ帰りのヤクザの男。だけど、憎めない。ボブ・ホスキンスの名演があってこその作品でもあると思います。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2019-04-08 21:39:17)
289.  大列車強盗(1973)
ジョン・ウェイン晩年の作品。ほのぼのとした味わいがあるコメディタッチの西部劇です。 西部劇としては無難にまとまっているというか、あまり特筆すべきものは無いのですが、 老境に入ったジョン・ウェインが実年齢という身の丈に合った西部の男を飄々と演じている。 ジョン・ウェインが見せる飄々としていつつも堂々とした貫禄。本作はもうそれだけでいいでしょう。 本作にはもう1人、僕が好きな人が出ている。ベン・ジョンソン。彼もまた飄々と楽しそうに演じている。 いい話じゃないか・・・。と思ったのも束の間のどんでん返しと、列車を追っかけて馬で駆け出していく西部の懲りない面々。 楽しくて実に気持ちのいいラストでした。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2019-04-01 21:11:56)
290.  蜘蛛女(1993)
蜘蛛女というよりは生命力が尋常ではない超肉食の獣のような女を演じたレナ・オリンの怪演ぶりが凄い。 そしてゲイリー・オールドマン!直近で観た彼はチャーチルを演じていました。とても同一人物には見えませんが、 そういえばオールドマンってこういう感じでしたよね。 本作では悪徳刑事でもありますが、なんか徹底しきれない小物感を見事に醸し出しています。 誰1人共感できる人物がいない乾いた世界観に流れる気だるいジャズ調の音楽もいい感じです。 ジュリエット・ルイスの独特の気だるさのある喋り方も、こういう映画、こういう役に相変わらずハマっているのですが、 もうちょっと彼女をうまく使えたのではないかなとも思います。 もう1人、冒頭に登場するデニス・ファリーナ。イタリア系でマフィア役が似合う人なので、この人ももうちょっと活躍させてあげたかったですね。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2019-03-30 21:40:50)
291.  輝ける人生
監督のリチャード・ロンクレイン自身がそういう年齢ということもあるでしょうが、 前作に続き、セカンドライフ、人生の晩年をどう生きるのかというテーマをコメディタッチで描いた佳作。 高齢化社会の現代。アメリカ映画でもイギリス映画でも、こういうテーマの映画が増えてきたような気がします。 登場人物の末期癌や重度のアルツハイマーという作品が重たくなる要素もありますが、 人生まだまだこれから。恋をするのに年齢なんて関係ない。 作品を通してみればそれ程重さは感じさせず、前向きなスタンスが気持ちいい。イギリスのベテラン俳優たちが好演。 イメルダ・スタウントンのラストのジャンプが清々しい余韻を残してくれます。
[DVD(字幕)] 7点(2019-03-22 20:33:04)
292.  殺し屋とセールスマン
元々はフランシス・ヴェベール作の舞台の脚本が元になった作品のようですが 寡黙でクールな殺し屋が天然キャラの一般人につきまとわれ大変迷惑するという、 同じくヴェベールの作品である「ルビー&カンタン」とよく似たフレンチ・バカコメディです。 この人の作品はいつも90分前後でまとめられ、笑いのツボもしっかりとしていてどれも面白いです。 本作も住む世界もタイプも180度違う2人を絡ませ、そのギャップで笑わすという、この人の最も得意とするところ。 多くのフレンチ・ノワールでジャン・ギャバンやアラン・ドロンらと渡り合ってきたリノ・ヴァンチュラ。 1人大真面目な堅い演技。全く笑いを取ろうとしていない、作品の空気と馴染まないその演技が可笑しい。 ホテルの隣室同士になったタイトル通りの「殺し屋」と「セールスマン」ですが、 もう1人の天然野郎であるホテルマンの存在も効いています。 相変わらず途中はストーリーなんてあって無いような状態になるけど、やっぱりヴェベールのお馬鹿コメディは面白い。
[DVD(字幕)] 7点(2019-03-22 20:30:57)
293.  あしたは最高のはじまり 《ネタバレ》 
オマール・シーの良さが出まくりのシリアスな要素も含んだコメディ。 気楽な独身生活を謳歌していた男が突然、「あなたの娘よ」と赤ちゃんを押し付けられるところからストーリーが動き出す。 子育てに悪戦苦闘しながらも楽しい日常。次第に父と娘は堅い絆で結ばれていく。というストーリーに新鮮味は無いのですが、 オマール・シーと気のいい同居人のキャラと娘のかわいらしさもあり中盤まではほのぼのと気持ちよく楽しめる作品です。 しかし、後半に一度は子育てを放棄した実の母が現れて以降は次第に重い展開となっていきます。 少し「クレイマー、クレイマー」の空気を思い出したりもする作品ですが、 父と娘の関係に意外な事実が判明したり、不治の病に侵されていたのは父だと思っていたら実は・・・。 終盤は矢継ぎ早にシリアスな要素を詰め込んできます。そして最後は娘が・・・。 この手の展開も映画ではよくあるのですが、本作に関しては無理やり感が強かったですね。
[DVD(字幕)] 6点(2019-03-16 22:17:48)
294.  運び屋
家族との間に生じた溝を修復できないまま年老いた男の人生のケジメの付け方。 本作は実話に着想を得た作品ですが、前回のイーストウッド監督主演作「グラン・トリノ」を思い出した。 名監督イーストウッドの作品に、名優イーストウッドが帰ってきてくれたことがまずは嬉しかった。 相変わらず、イーストウッド演じる男は偏屈な一面もあるが、意外にも犯罪組織の連中と饒舌に接している時や、 鼻唄まじりにヤバいブツを運んでいる最中は妙にユーモラスでのんびりとしている。 ピンとしていた背中も少し丸くなってはきた。もうすぐ90歳。それも当然だろうし、だからこその味もあったと思う。 何度も繰り返される運び屋稼業。その中に挿入される家族との関係や、DEA捜査官との味のあるやりとり。 それらが最終盤になって効いてきます。犯罪組織の連中との関りは不完全燃焼な感もありますが、 それよりも最終盤は家族との関わりとケジメの付け方をじっくり見せる。これで良かったと思えました。 そしてラストに流れる主題歌の歌詞がジ~ンと胸に響きます。
[映画館(字幕)] 8点(2019-03-14 16:16:16)(良:1票)
295.  バトル・オブ・ザ・セクシーズ
偉大なテニスプレーヤーであると共に女性の権利向上にも貢献したビリー・ジーン・キングが本作の主人公。 もっとコメディ色が強い作品だと思っていましたが、 バトル・オブ・ザ・セクシーズに至る彼女の色んな意味での闘いを描いた社会派の色合いが濃い作品。 コメディ的要素はスティーヴ・カレルが一手に引き受けている感じですが、流石という存在感を見せつける。 ビリージーンが目立たないほどの強烈なキャラクターなので、作品としてのバランスは微妙な感じもするのですが、 この道化のような男を演じながらも、それだけではない部分も垣間見えてくる。スティーヴ・カレルが持ち味を存分に発揮です。 本作はあくまでもビリー・ジーンの物語であり、試合終了後はごく短いワンシーンのみでしか彼を登場させないのが良かった。 しかし、台詞も無いこのワンシーンがすごく良かったと思います。
[DVD(字幕)] 7点(2019-03-10 20:37:30)(良:1票)
296.  そして人生はつづく
まだ幼い息子を乗せて被災地に向かう1人の男。 最初は彼が何者かもその目的地も、何をしにそこへ行こうとしているのかも分からない。 1990年にイランを襲った大地震。 やがて目的地がコロルという壊滅的被害を受けた村であることがわかる。 そしてコロルを知っているという者に出会い、この少年を知っているかい?と差し出した写真。 写真の少年。見ている僕にも見覚えがあった。キアロスタミの代表作の1つにして 「ジグザグ道三部作」の第1作、「友だちのうちはどこ?」に主演していた、 友だちのうちを探して、村をさまよっていたあの男の子だ。 キアロスタミが「友だちのうちはどこ?」の舞台となった村コロルを訪ねて旅に出るストーリー。  作品の至る所に、タイトル通りの「そして人生はつづく」風景がいくつもあった。 子供や兄弟、身内を亡くしたという人々が多数登場しますが、 印象的なのは茫然として立ち尽くし、涙にくれている人が誰もいないということ。 男の黄色い古ぼけた車は舗装されていない坂道を苦しそうに上がっていく。 重い荷物を担ぎ、その坂道を徒歩で行く多くの人々とすれ違う。 時には彼ら被災地の人々から水を分けてもらい、時には坂道を行く被災地の人々を車に乗せてあげる。 支え合い、力強く生きる人々の姿がありました。 最も印象的なのはラスト近く、サッカーのワールドカップを見るためにアンテナを立てていた男とのやり取り。 「家族を亡くした人が大勢いるのにサッカーを見るのかい?」 「僕も家族が3人死んだけど仕方ないさ。4年に1回のワールドカップを見逃せないよ。」 そしてラスト。車はコロルに向かう最大の難所である急坂を、一度は駄目になりながらも再び力強く登っていく。 生きていると何度かは本当に投げ出したくなるような辛い坂道もあるけれど、それでも生きていかなければならない。 それはまさに「そして人生はつづく」という風景でした。
[DVD(字幕)] 8点(2019-03-05 17:40:22)(良:1票)
297.  ハイジ アルプスの物語 《ネタバレ》 
これまでに何度も実写化された「アルプスの少女ハイジ」。 本作の他に、マックス・フォン・シドーがアルムおんじを演じた2005年版も見ています。 その時も同じことを思ったのですが、どうしてもアニメ版世代にとっては、 子どもの頃テレビで見ていたアニメを原作として見てしまいます。 2005年の実写版はアニメを意識しているような感じもあったのですが、 本作はその意識をあまり感じなかった。それはそれで良かったと思います。 基本的なストーリーはアニメや他の実写版とも当然ですが同じです。 山で伸び伸びと暮らしていたハイジが息詰まるような街での暮らしを経て、再び山に戻っていく。 そして山に遊びに来たクララが自分の足で立つラスト。 無骨なアルムおんじがいて、ペーターがいて、 アニメでも、他の実写版でも、やっぱり怖いロッテンマイヤーさんもいて。 アニメを見た大人は懐かしく思い出しながら見るもよし。勿論子どもと一緒に見るもよしです。 ちょうど先月、本作でアルムおんじを演じたドイツの名優ブルーノ・ガンツの訃報をニュースで見た。 本当に好きな俳優さんでした。ご冥福を心よりお祈りいたします。
[DVD(字幕)] 7点(2019-03-05 17:37:32)
298.  二人でお茶を
1950年製作。ドリス・デイが一気にスターの階段を駆け上がっていった頃。 それだけに、彼女の魅力を存分に堪能できる作品となっています。 ドリス・デイという人は勿論きれいなんですが女優としては一味違った魅力がある人です。 気取ったところが無いというか、親しみやすさや健康的な明るさがある。 本作も彼女の笑顔がいっぱいの作品です。 ミュージカルの舞台の興行がベースになっているストーリーなので、 彼女の素晴らしい歌やタップダンスもたっぷりと挿入されています。 ドリスだけでなく、ミュージカルパートの多くで彼女のパートナーとなる男優が見応えのあるダンスを披露します。 ミュージカルとしてはこの2人以外のキャストは地味なのですが、 コメディとしてはベテラン勢がしっかり脇を固めて、この頃の映画らしい楽しさも十分の作品になっています。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2019-02-26 20:41:11)
299.  暴走機関車
本作のベースにあるのは脱獄モノなのですが、脱獄後に味わう自由や爽快感といったものはほぼありません。 脱獄モノとしては脱獄する囚人に感情移入できるところが無く、最終盤まで追手(本作では所長)との接近戦も無い。 パニックものとしての緊張感も物足りなく、(特に頻繁に挿入される管制センターのやりとり) 掴みどころがない部分もあるのですが、極寒の中、極限状態の人間模様を見せる映画としてはなかなか面白かった。 ラストのシェイクスピア作品の一節「どんな野獣にも憐みの心がある・・・」 これはジョン・ヴォイト演じる男のことを言っているのか。 この一節と、脱獄の相棒と途中から加わった女の命を助け、自らは生きようとしないラストが印象的。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2019-02-26 20:39:02)
300.  救命艇
少し離れてボートの全体像をとらえたりすることもなく、カメラも登場人物と共にボートにとどまり続ける密室劇。 救助された一般人だけでなく、彼らが乗っていた船を撃沈させたUボートの乗組員が1人加わることによるサスペンス。 ドイツ語を解する人物が1人しかいないという設定もいい。 男が多数を占めるこうした海難もので女性が主人公となっている作品ですが、 戦争中の作品特有のサスペンスと共に海難サバイバルサスペンスとしても時代を考えれば健闘している作品だと思います。 その主人公を演じるタルーラ・バンクヘッドが圧倒的なオーラを放つ。 彼女が素足で隣にいる男の気をひこうとする演出なども、中盤のいいアクセントとして機能しています。 戦争中や終戦直後のヒッチコック作品にはいくつか、本作のように当時の敵国ドイツが登場する作品がある。 当時のイギリスはナチスとの闘いの真最中であり、ドイツ人が登場する他の作品と同様に 本作でも当然のように悪として描かれている。ドイツの船が簡単にやられてしまうラストも含め、 イギリス人であるヒッチコックの当時の思いが本作でもやはり作品の中に表れています。 ボートの外は何もない大海原という密室劇で、今回はどうやってカメオ出演を果たすのだろうと思っていたら、 まさかの新聞広告の中にご登場です。それもダイエット薬の広告のモデルでご登場とは・・・。 ヒッチコック独特のユーモアを出す場面が限られた作品の中で、クスッとさせてくれるご本人の登場シーンでした。
[DVD(字幕)] 7点(2019-02-17 15:23:17)
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