281. ザッツ・エンタテインメント
1930年代~50年代にかけて製作された、ミュージカル映画の数々を紹介した映画。 ナビゲイターにフランク・シナトラ、エリザベス・テイラー、ジーン・ケリーなどを迎え、 当時の想い出話を交えた構成は、タイトル通り、エンタメたっぷりといった仕上がり。 とにかくものすごい数のミュージカル映画が紹介されていて、 こんなに製作されてたの?と、びっくりしてしまったほど。 白黒のミュージカルもかなり製作されていたようで、今では鑑賞することが難しい作品もあり、 そういった意味でも、一見の価値はある作品かと思う。 [DVD(字幕)] 5点(2011-07-26 05:08:25) |
282. キタキツネ物語
何でこの映画をわざわざ金を払い、しかも一人で観にいったのか、 記憶がまったく定かではない。周りはやはり家族連れが多かった。 キタキツネの生態をドラマ風に仕上げたドキュメント映画で、 確かナレーションが入っていたように思う。NHKの動物ドキュメント番組と同じような作り。 キタキツネの家族がメインで、もちろん子供のキツネも出てくるが、 ブリザード吹き荒れる北海道を舞台にしているので、画面を見ているだけで凍りそうだった。 撮影はさぞかし大変だったろうな、という印象だけはよく覚えている。 映画的な面白さはないが、動物好きな女の子やお子さんにはいい作品ではないかと思う。 テレビで観てれば十分だとは思うけど・・・。 [映画館(邦画)] 2点(2011-07-26 04:15:15) |
283. シノーラ
西部劇の主人公が流れ者というのはよくあるパターンだが、 本作の主役もそういう設定のようだ。ただその事を裏づけるエピソードはほとんどなく、 いきなり本筋のストーリーに突入するため、結構戸惑ってしまった。 純粋な勧善懲悪物ではないストーリー展開も、あまり面白いとは思わない。 イーストウッドの、役者としての魅力だけで見せているような印象を持った作品だった。 [地上波(吹替)] 3点(2011-07-25 22:04:38) |
284. マッドマックス
公開当時にかなり話題になった、バイオレンス・アクション映画。 単純明快、一本の筋に沿ってお話が進むので、非常に取っつき易いし判り易い。 出演俳優達も個性があって良かったんだけど、制作費がなかったせいか、 近未来という設定は今一つピンとこなかった。メルやマシンは、確かにカッコいい。 [地上波(吹替)] 5点(2011-07-25 06:10:21) |
285. 未知との遭遇
「ジョーズ」に引き続き、スピルバーグが放ったSF映画。 大ヒットした作品なのだが、内容がちょっとわかりづらいせいか、評価も低い。 お話がパズルを解くように淡々と進んでいくので、そのあたりも今の時代には合わないのかも。 ただ光と音楽の使い方がうまく、演出もいいので、期待感は十分に膨らませてくれる(はず)。 伏線を回収できてない部分もあるにはあるけど、娯楽映画としては十分楽しめた。 スピルバーグは、やはり天才だと思った作品。 [映画館(字幕)] 8点(2011-07-24 07:10:13) |
286. Mr.BOO!ミスター・ブー
香港発のドタバタアクションコメディー。 それまでの定番だったカンフー映画にギャグ色を新たに加え、 当時の香港映画の歴代興行収入を塗り替える大ヒットとなったらしい。 ストーリーや設定、作りなどはチープだが、徹底的に笑いにこだわっているのが特徴。 「燃えよドラゴン」等のパロディーも面白いが、アクションもスピード感があって飽きさせない。 映画館で観た時よりテレビの方が楽しめた記憶があるので、吹き替え版で鑑賞した方がいいかも。 何も考えずに笑いたい映画としては最適。 [映画館(字幕)] 4点(2011-07-24 06:37:40) |
287. ボクは五才
実話をベースにしているようだが、男の子視点でお話が進み、 ナレーションの説明までもが入っているという何とも親切な作り。 映像も演出も昔ながらのオーソドックスなもので、決して見栄えはよくないけど、 それだけに物語には入っていき易く、小さな子が鑑賞するにもちょうど手頃な作品だった。 男の子の寂しい気持ちや本当にお父さんのことを好きなんだな、という心情も伝わってくる。 個人的には万博のシーンが懐かしかった。 [インターネット(字幕)] 3点(2011-07-24 03:54:50) |
288. 恐竜の島
小学生の時、映画館まで足を運んで鑑賞した作品。 序盤の設定からとても面白そうなんだけど、おそらく子供心に、 「ジュラシック・パーク」のような映画を期待していたのだと思う。 だがこの時期はまだ特撮技術が発達していないため、恐竜の造形や動きがもの凄いチープ。 テレビ画面ならまだしも、とてもスクリーンサイズに耐えられるような代物ではなかった。 ドラマとしても面白味に欠け、取り立てて印象に残っているシーンはない。 今の技術なら、多少は観れる映画になるんだろうけど・・・。 [映画館(字幕)] 2点(2011-07-23 04:39:39) |
289. グリズリー
動物パニック映画で、ほぼ「ジョーズ」を下敷きにしたシナリオ。 当時はCGなどなかったので仕方がないのだが、やはりチープさと迫力のなさは否めない。 人間が襲われるシーンで映る熊の腕などは模型のようだが、俯瞰した場面になると、 普通のかわいい熊さんが走っているだけ。ラストもヒネリがなくて何ともお粗末。 最初から最後まで緊張感のない映画だった。 [地上波(吹替)] 1点(2011-07-23 03:39:13) |
290. ダウンタウン物語
ギャング同士の抗争を描いた作品なのに、なんと出演者のすべてが子供。 マシンガンの弾が漆喰、クラシックカーがペダルこぎというのが笑えるし、 随所に織り込まれている歌やダンスも見所。(歌は大人が吹き替えてるのかな?) 全体の雰囲気がほのぼのとしており、最後まで安心して鑑賞できるが、 下手をしたら学芸会で終わってしまいそうな内容を、秀逸な演出で、 エンターテイメント性に溢れた作品に仕上げている。妖艶な歌姫役ジョディ・フォスターもいい。 万人向けのお薦め作品。 [DVD(字幕)] 7点(2011-07-22 16:09:30) |
291. ルパン三世 念力珍作戦
ストーリー、キャスティング、演出と、 もう評価がつけられないほど、ぶっ飛んじゃってる作品。 もうほぼ、「ルパン三世」をコント劇に仕上げたといった作りなんだけど、 1974年といえば、すでにアニメになっていて、再放送で人気に火がついていた頃のはず。 中途半端にせず、よくぞここまで崩し切ったものだと、逆に拍手を送りたいぐらい。 この監督さん、やるなぁ。点数も中途半端でなく、敬意を込めて0点をつけさせていただきます。 [DVD(字幕)] 0点(2011-07-21 17:00:43) |
292. 怒れるドラゴン・不死身の四天王
カンフー映画はホラー映画と同様、ただ楽しめればいいという感覚で鑑賞しており、 内容はあまり考えないようにしているが、主人公だけはやはり魅力的でないと。 この映画も単純な勧善懲悪物なのだが、主役の四天王は男の汗迸るもろ体育会系ばかり。 監督兼主演のジミー・ウォングだけはまあまともだが、 他の三人はアクションスターとしての魅力を感じられず、とにかく暑苦しいだけ。 アクションシーンも、特別印象に残る場面は観られなかった。 ストーリーがよほど面白ければ話は別だけど・・・。 [ビデオ(字幕)] 2点(2011-07-21 07:25:10) |
293. 女必殺拳
志穂美悦子主演の空手映画。彼女は人気あったね。 作品の方は映像も内容もかなりチープ。荒唐無稽なストーリーや 次から次へと現れるハチャメチャな設定の敵は結構笑って観ていられる。 だが肝心のアクションシーンはいやはや何とも。 香港映画の女ドラゴンたちも何本か観た記憶があるが、やっぱり動きが全然違う。 志穂美悦子のアクションは、幼児向け戦隊物のアクションと同レベルぐらいかな。 彼女のファンなら、まあ何とか。 [地上波(邦画)] 2点(2011-07-19 23:48:08) |
294. おませなツインキー
軽いタッチのラブストーリー。ブロンソン、珍しく髭がない。 ヒロイン役の女の子がコケティッシュでかわいいんだけど、おませでわがまま、 天真爛漫のキャラを前面に押し出した作りで、ややアイドル映画っぽい雰囲気。 ブロンソンはあくまで脇役だけど、彼女に振り回される渋い顔が愉快っス。 ストーリーや演出は今ひとつだが、とりあえずかわいらしい映画だった。 [DVD(字幕)] 2点(2011-07-19 19:29:32) |
295. 天国から来たチャンピオン
映画自体はヒットしなかったけど、公開当時は評判の良かった作品。 ジャンルはファンタジーラブコメディー、アイデアは当時としては斬新だった。 全般的に設定とストーリー展開にかなり苦しい部分があり、 そのためラストの一番の見せ場も、今ひとつ盛り上がりに欠けてしまった。 古い映画なので演出が悪いのは仕方ないにしても、 シナリオももっと面白い内容にできたのではないかと思う。 ウォーレン・ベイティが若い。 [ビデオ(字幕)] 5点(2011-07-18 05:20:26) |
296. あしたのジョー(1970)
「あしたのジョー」の力石編。 それを90分内で収めようというのだから、それはとても凄まじい内容に仕上がっている。 ハショリだらけにも拘らず、ストーリーの流れはまるでビデオの早回しを見ているよう。 ただ放心状態のまま、画面をボーッと見つめるばかりだった。 主演の石橋正次は中々いい。70年代人気のあった俳優で、 野性味のあるマスクはボクサー役としては違和感なし。辰巳の丹下は・・・(自粛)。 その石橋正次に+1点。怒る気力などは毛頭起きない。 この映画を作った関係者に、敬意を表したいぐらいだ。興味がある方はぜひ。 [ビデオ(邦画)] 1点(2011-07-18 04:43:24) |
297. ロッキー
これはボクシング映画じゃなくて、やっぱり人間ドラマ。 お話が単純でとても判り易いのに、見せ所をしっかり押さえているので、 下手をしたら凡庸になりがちなストーリーを大いに盛り上げてくれた。 特に音楽の使い方は効果的だったという記憶がある。 スタローンはあまり好きな役者さんじゃないけど、 いかにも渾身の一作というパワーと熱意を感じた作品。 [映画館(字幕)] 6点(2011-07-16 15:01:51) |
298. スター・ウォーズ
公開当初に観た時は、ついにここまできたかと撮影技術にびっくり。 とにかく映像の迫力に圧倒された。 ストーリーは完全子供向けの冒険活劇で、 当時はまだ高校生だったにも拘らず、辛かったことを覚えている。 スケールの大きさと特撮映像に+1。 やっぱり大きなスクリーンで観るべき映画。 [映画館(字幕)] 6点(2011-07-12 11:47:42) |
299. 八つ墓村(1977)
横溝正史の原作本の中では、一番好きな作品。 スケールの大きさという点では、 「犬神家の一族」とともに映画向きの設定で、 シナリオもよく練られており、かなり楽しめた。 主演二人の役者さんが好きなので、彼らを見ているだけでもいいのだが、 さすがに金田一役の渥美清には苦笑するばかりだった。 個人的にはどこから見ても真面目な寅さん。 それでもこの作品と、石坂浩二主演の「悪魔の手毬唄」はお薦め。 [DVD(邦画)] 7点(2011-07-11 04:18:27) |
300. 実相寺昭雄監督作品 ウルトラマン
実相寺監督が撮ったエピソードを繋ぎ合わせた作品。 冒頭や各エピソードの合間に新たな取り直し映像を加え、 一本の物語にしている点がよかった。 ただ取り直し部分のウルトラマンは当然新しいバージョンなので、 かなり違和感を覚えてしまう。 ウルトラマンを全く知らない人なら、あくまで入門編として。 それにしても昔のウルトラマンは、足が長くてスマート。 カッコよかったなぁ。 [地上波(邦画)] 3点(2011-07-11 02:57:30) |