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301.  アクシデンタル・スパイ
十年ぐらい前なら正月映画として堂々と公開されていたであろうJ・チェンの新作だが、正月映画の繋ぎ的に公開されたのには、時代の流れとは言えあまりにも勿体無く、個人的には彼の作品のベスト3に入れてもいい程、その出来はすこぶる良い。細かな小道具を使っての小技を効かせたアクションと、大掛かりなアクションとが見事なバランスを醸し出し、その心地良さと興奮度のボルテージは上がりっぱなしだ。とりわけ米映画「スピード」をさらにスケールアップしたような、クライマックスの大チェイスのなりふり構わぬサービス精神には、香港映画の真骨頂とその潔さを感じる。
9点(2002-02-17 17:59:19)
302.  RAIN/レイン
幼い頃からの聴覚障害のトラウマから、男はやがて殺し屋として暗黒街に身を委ねるようになる。そして或るきっかけで若い娘を好きになり・・・とストーリーは至って単純で、その後、裏切りや騙まし討ちによる、刺し違え覚悟の同朋の弔い合戦をクライマックスに、聞こえないことで圧倒的不利な状況での銃撃戦が展開される。本作はしかし、凄まじい抗争の果てに、この世界でしか生きられなかった男の無念さが、ひとりの女性に淡い恋心を抱くことでより顕著となり、痛いほどその気持ちは伝わってくる。トイレの床に流れ出す血のタイトル・バックや、全編に渡るおびただしい血しぶきから見ても、おそらくここで言う「レイン」の意味は、まさに“血の雨”のことを示すのだと解釈している。
7点(2002-02-10 18:26:17)
303.  モンスターズ・インク
子供の部屋にあるクローゼットの向こうに広がるイマジネーションの世界。そこには子供たちを驚かせようとしているモンスターたちの工場があるというアイデアを、終始生かしきったところがこの作品の凄いところ。盛んに登場する異空間の出入り口である「扉」がこの作品のポイントで、終盤、次々と無数の扉がベルトコンベアーに吊るされた大スケールの工場内での、スピード感溢れるスリリングなチェイス・シーンはまさに圧巻で、その比類の無い楽しさはアニメならではの強みでもある。そしてその幕切れの鮮やかなこと!観た人すべてが優しい気持ちになれること請け合いで、これはもぅ大満足の一本。噂に違わず、見事な秀作に仕上がっている。
10点(2002-02-10 17:18:57)
304.  オー・ブラザー!
ハプニングな出来事の連続で、まったく予測がつかない展開と結末といった奇想天外なストーリーを語らせたら絶品で、そのリアル感と相反するかの如く、コーエン兄弟のいつもながらの大人のお伽噺は今回も健在だ。とりわけカントリー好きには堪らない作品だといえるが、J・クルーニーのコミカルな演技には意外性の面白さがあり、演技開眼といったところだろうか。
7点(2002-02-10 00:35:13)
305.  フロム・ヘル
猟奇的で謎めいた未解決の事件だけに、創作は自由奔放にいくらでも可能だ。それほど“切り裂きジャック”のお話は有名ということか。しかし今回の場合、設定が強引すぎてどこかに無理があるし、だいたい話そのものがつまらない。時代背景のダークな雰囲気は十分だが、オドロオドロした恐怖感は案外乏しいし、又、J・デップの妖しい美しさは際立っているものの、肝心の予知能力がほとんど生かされていないのも不満が残るところ。ラスト、彼女を守るため自らの命を絶つ(?)という、結果的に究極の愛を貫いたという事なんだろうけど、彼女の事を本当にそこまで思っていたのかは大いに疑問だ。
6点(2002-02-07 00:44:41)
306.  シュレック
兜を外したシュレックの顔を初めて見たときのフィオナ姫のなんとも複雑な表情が、後の彼女の秘密を知る上での伏線となっていた訳で、結局のところこの作品の主要な登場人物は、自分の容姿に少なからずコンプレックスを持っているのだが、自分も人並みに幸せになりたいという気持ちも共通の願いでもある。で、表面的な美醜に捕われていると本質が見えてこないという戒めを、きっと作者は言いたかったのだろう。しかしそう言った「美女と野獣」や「ノートルダムの鐘」に一脈通ずるテーマ性よりも、やはりこの良く出来たエンターティンメントとしてのアニメを存分に楽しむのが正しい鑑賞の仕方だと思う。とりわけ姫を城から救出するくだりがやはり面白く、アニメならではの醍醐味がここにはある。そして何と言ってもこの愛すべきキャラのシュレックを始めとする様々な登場人物たちの表情の豊かさには、CG技術の進歩とは言え驚嘆するばかりだ。
8点(2002-02-03 17:17:57)(良:1票)
307.  バンディッツ(2001)
思いつきとは言え「お泊り強盗」というのは初めて聞く話で、トントン拍子に仕事が巧く運ぶ様子は心地良いが、後半、男女の三角関係(しかも奇妙な)が中心となるにつれて、話が急にもたつき始める。さらに、仲間の一人がスタントマンであるということがあまり生かされていない為か、ラストの大芝居も唐突にしか感じない。バリー・レビンソン監督としては、粋でお洒落なコメディを目指したようだが、よほど苦手な分野のようで、上手く行ったとは言い難い。ただ救いは、三者三様の強烈なキャラによる力演に尽きる。
7点(2002-02-03 16:30:27)(良:1票)
308.  リリイ・シュシュのすべて
一見、高い支持を得ているようだが、この作品も観る人を選ぶタイプの作品ではないだろうか?そもそも、この何とも奇を衒った演出スタイルはいったいどういう事なのか?自分の映画監督としての才能に確固たる自信があれば、何故もっと正攻法で描かなかったのか?映画は、中学生たちの生態の現実と、抱えている様々な問題を直視していくが、かなり歪な決着をつけようとする彼らには感情移入し難い面があるし、結局のところ、リリィ・シュシュとは彼らにとってどういう存在だったのか等々、映像表現に頼りすぎた為か、なかなか主題が見えてこないと言う恨みが残る。
6点(2002-02-03 11:34:37)
309.  ムーラン・ルージュ(2001)
過激な程の極彩色で絢爛豪華な本作は、従来の常識を覆すまったく新しいタイプのミュージカル・ファンタジーだと言える。その斬新でパワフルな画面作りにはCGの利点を最大限に生かしきれているし、主役二人の初顔合わせ(歌の上手さも含めて)と、時代設定とは関係なく繰り広げられる数々のお馴染みのナンバーといった、「意外性」の楽しさというものを堪能させられる作品でもある。ただ幕切れがあっさりしているのには少々不満が残る。
8点(2002-01-19 23:47:06)
310.  光の雨
この作品は、30年程前に日本中を震撼させた「連合赤軍・あさま山荘事件」に至る彼らの行動を、劇中劇として今の若者たちがそれぞれの役を演じ、彼らとの対比によって心情を理解もしくは疑問を抱き、自問を繰り返しながら“総括”していく。真の革命家を目指す為、総括という名の暴力により次々と命を落とす若者たちの凄惨なシーンは、当時報道されたものを忠実に再現されているようで、その残酷さは実にリアルだ。ただなぜ彼らが革命家を目指したのかという基本的な部分には触れていない事など、作品の性格上、個々で感じとるという以外に結論の出ない映画とも言える。
8点(2002-01-19 14:17:12)
311.  ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃
いくら怪獣たちが主役とは言え、人間たちのドラマがしっかり描かれていればこそ、“彼ら”もより一層引き立つというもの。しかし毎回、出演者が違うというだけで、その描き方は相変わらず同じパターンの繰り返しで、それは監督が金子修介になっても何ら変わりは無い。これでは怪獣たちが可哀想と言うものだ。かつて円谷英二&本多猪四郎という、東宝特撮映画のゴールデン・コンビの作品群が些かも古びていないばかりでなく、今なお燦然と輝き続けているのも、工夫を凝らした特撮の見事さ以上に、奇想天外なストーリーが常に斬新であり、また人間ドラマもきちんと独立した魅力あるものになっていたからに他ならない。今回も、さほど必要性の無い登場人物の多さと、そのお座なりで戯画化された描き方には、もぅいい加減うんざりしてしまうし、そして特撮シーンで言えば、次々と撃ち落される戦闘機が民家に落下・爆発・炎上するという迫力あるシーンには、リアリティがあり唯一見所のある点だが、あれほど強大だったキングギドラが、設定とは言え、なんともひ弱な怪獣に堕ちてしまい、また、繭から成虫に変身するシーンがひたすら美しく、飛翔する姿も一段と見事なモスラも、夜間ではあの華麗で極彩色の羽の美しさが際立たないではないか。なんともセンスを疑いたくなる。もう少し“古典”をよく勉強して欲しいと願うばかりだ。前作の「G消滅作戦」(傑作!)には遠く及ばない出来だが、なにやらガメラと対決しそうな暗示的なシーンもあって、次回作に期待しよう。
6点(2002-01-19 01:04:05)
312.  スパイ・ゲーム(2001)
任務遂行の為には犠牲もいとわない冷静沈着なスパイのプロが最後に下した決断は、男の友情のドラマとして実に泣かせるが、個々の観客の見方によっては評価の分かれるところだろう。しかし少なくともCIAの仲間をだし抜くプロセスはひたすら面白く、しかも電話一本で解決してしまうというご都合主義も、R・レッドフォードの存在感がすべてを納得させてしまう。皺が増えてもなお若々しいレッドフォードと、精悍なB・ピットのむしろ押さえた演技とは好一対だと思う。画面のトーンはひたすら渋く、アクションが決して前面に出ている訳ではないが、胸のすく痛快作に仕上がっている。
8点(2001-12-30 23:50:44)
313.  アメリ
J・P・ジュネ監督独特のクローズ・アップの多用や凝りに凝った画面作りによる作品世界は、まさにファンタジー・ワールドそのもので、突如、彗星のように現れたアメリに扮する妖精のようなオドレイ・トトゥが、その夢先案内人として実に魅力たっぷりに演じてみせる。そして人間ってほんの些細な事で幸せな気分になれるということを、寓話でありながら実に細やかな描写の積み重ねで説得力をもたらせる事に成功していると思う。余談ですが、人形が一人旅をしてそれぞれ各地で撮ったスナップを送ってくるというエピソードは、確か実話にあったと記憶しています。
9点(2001-12-24 18:07:28)
314.  ハリー・ポッターと賢者の石
舞台設定にしても魔法使いの子供たちにしても、原作に忠実すぎるぐらい忠実と言われているこの作品、ファミリー・ピクチャーとしては良く出来ているほうだと思う。ただC・コロンバス監督の歴代の作品を振り返ると、観ている間は面白いのに不思議と印象に残る作品が少ないような気がする。この作品も御多分に漏れずで、各シーンやエピソードがすべて平均的な描き方をしている為、SFXを多用している割にケレン味が無くドラマチックな盛り上がりに欠け、その仕上がりは実に薄味だ。結局、映画の世界的ヒットも原作のネームバリューに因るところ大である・・と言ったところか。
7点(2001-12-24 17:28:13)
315.  陰陽師
野村萬斎の持つ妖しい雰囲気は彼独自のものであり、実に貴重であると同時に、好演の真田広之ともどもこの作品を際立たせたものにしている。売り物の一つでもあるSFXは実に丁寧で完成度も高く、さらにその世界観は日本特有のものであり、もっと誇りをもっていいと思う。今後、このような作品がもっと出てきて欲しいと切に願うのであります。
7点(2001-12-15 23:14:07)
316.  ROCK YOU! ロック・ユー!
馬上槍試合を扱った映画としては極めて珍しい作品だけど、すれ違いざま槍を突き立てるという直線的で極めて単純な競技だけに、描き方はさぞや難しくあっただろうと想像できるが、その迫力と面白さは十分伝わってくる。音楽やコスチュームなどに今風の味付けをされているのも、若者たちの野望、冒険心、そのエネルギーのほとばしりは現代にも通じるということからなのだろう。しかし一方ではウイリアムが父親と再会するシーンなどの味わいはむしろ古典的でもある。
7点(2001-12-14 17:58:21)(良:1票)
317.  ブレス・ザ・チャイルド
オカルティック・サスペンスに刑事モノ的な味付けを施した作品で、悪魔や大量の鼠が登場するといったショック・シーンも用意されてはいるが、幻覚という意味合いもあってSFXはこれ見よがし的でなく、むしろ控えめなのが効果的だし、また好感がもてる。ただしストーリーとしては取り立てて新味はなく、ぎりぎり及第点といったところか。K・ベイシンガーの恐怖にひきつった表情がなかなか素敵で、まずは彼女のその美しさに救われたような作品だ。
7点(2001-12-14 16:46:36)
318.  ロード・キラー
ハイウェイで見えない敵に恐怖を抱きながら追いまわされるという点では、スピルバーグの「激突!」そのもののようだが、本作はさらに今日的な意味合いが深い。悪気の無いちょっとした悪戯がきっかけで、その後大変な事態に発展していく訳だけれど、これは我々日常生活でも十分に起こりうる話だし、とりわけパソコンでのBBSやチャットなどで顔が見えないことをイイ事に、波紋を投げかけるようなコメントで挑発した人もいるんじゃないだろうか。登場人物たちのキャラやサスペンスフルな脚本の面白さ、そして冴え渡った演出でそのハラハラ・ドキドキ度は最後まで上がりっぱなしで、もし続編ができたら是非見てみたい。
8点(2001-12-14 15:57:56)(良:1票)
319.  裏切り者(2000)
正月映画の繋ぎのような公開時期にしても、いかにも安っぽいB級アクション的邦画タイトル(しかし、このタイトルで正解!)にしても、かなり割を食ってしまった感のある作品だが、親子愛、友情と裏切り、そしてドス黒い裏社会での駆引きと告発といった、実録風でなかなか見応えのある社会派サスペンスとなっている。Jフェニックスは難しい役どころを相変わらず達者な演技で魅せてくれるが、むしろ純真な青年から裏切りによって大人の男に変貌する様を見事に演じてみせたM・ウォルバーグをこそ評価したい。
8点(2001-12-14 15:17:17)(良:1票)
320.  伊能忠敬 子午線の夢
古き良き東映時代劇の伝統と香りを見事に継承している作品で、とりたてて波乱に満ちたストーリーでもないし、悪人らしい悪人も出てこないが、逆にそれが印象をより爽やかなものしている。決して美談だけで終わらず、実にコクのある作品に仕上がっていて、その真面目な作風には好感がもてる。加藤剛という実直そのものキャラクターは、この夢を追いつづける歴史上の人物には、まさに打って付けだ。
7点(2001-12-08 23:36:10)
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