301. ボーン・アイデンティティー
《ネタバレ》 要は、CIAの特殊工作員が記憶喪失になったら路頭に迷うだけじゃすまないってことでせうか(笑)マット・デイモン初の本格派アクションエンターテイメント、ということで、中盤のジェイソン邸での殺し屋との死闘やパリ市内でのカーチェイスなど見所も多い事は多いんですが、アクションシーンの不自然なカット割等でイマイチ臨場感にかけるし、話自体も“結局は任務失敗も全て作戦(実験)の一部”っていうものなのでそれほど面白くもありませんでした。最悪でも、もう少しアクションシーンを上手く撮ってくれれば… 5点(2004-04-30 00:49:50) |
302. ラッシュアワー2
前回同様、ジャッキーとクリスのコンビは良いんですがやはりどこか消化不良気味な点がある。やはりジャッキー=カンフー、前回よりも確かに増えてるといえば増えてるけどどうもイマイチ。それに共演者のチャン・ツィイーも【グリーン・デスティニー】のような華麗なる体術を見せてくれるかと思いきやそうでもない。やはりジャッキーvsチャンが見たかったなぁと思う今日この頃 5点(2004-04-26 04:27:14) |
303. トリプルX
橋からのダイブ、バイクでのハイジャンプ、雪崩に追われながらのスノボでの疾走や敵の要塞に侵入するなどなど、アクション映画としてのツボをちゃんと押さえてるし、見せ場も沢山あり、アクションシーンは疾走感抜群でとてもいい。特製リボルバー銃や、男の夢をを叶えてくれる(?)ハイパースコープ、小型爆弾、それにボンドカー顔負けの装備を備えたGTOなどのスパイツールも盛りだくさんで、娯楽映画としては非常に良いと思うんだけど、なんかそれだけって感じで後に何も残らないのが痛い。それに細かい事を言うようだが、できれば正義の味方にはならずに彼スタイルで最後まで行って欲しかった。 5点(2004-04-25 13:20:38)(良:1票) |
304. ダムド 呪いの墓場
確かに、これはパッケージで騙されますね。B級好きならともかくそうでない方々は。デザインが物凄く気合入ってるので。大体こういったパッケージで見せるものや物凄い宣伝文句を掲げてる作品っていうのはたかが知れてるんですよ。それでも、僕はこういう作品を敢えて見てしまうんですが、やっぱりツマラナイ。監督は誰だと思ったらなんと、【死霊のいけにえ】のヴィンス・ディ・メッリオじゃないか!!これじゃ面白いわけないよなぁ…時間返せよ、とも言いたいのですが、まあ初監督作品の【死霊のいけにえ】よりは数倍も良くなってるんで、今回は敢えて甘くつけさせてもらいます。 4点(2004-04-24 21:42:11) |
305. キル・ビル Vol.2
《ネタバレ》 先ずはじめに断っておきますが、これは断じて“名作”というものではありません。監督であるタランティーノがこよなく愛する作品を片っ端から寄せ集め、彼好みの味付けをしているのですから。そのため、ストーリーや設定は散漫であり、まとまりとしてはイマイチな感じを受けます。しかし、これはそれでいいんです。彼個人が好きな作品を自分の料理として出しているのだからはなっから設定どうのこうのと真面目に作ってるわけがないんです。自己満足映画と言われるかもしれないけど、満足しない映画を見せられるよりはずっとマシってモンです。で、今回はその娯楽映画タランティーノ風味第2弾。先ず驚くのが、先の方々も書いているが前作とはまるで雰囲気が違うってこと。前作が破天荒なアクション満載だったのに対し今回はサブタイトルの示すとおり前作では描ききれなかった各登場人物の描写が主体。しかし、やはりタラちゃん。ちゃんと前作同様、観客の求める映像は心得ておられる。似非仙人、パイ・メイの荒修行やエル・ドライバーとの死闘。そして最後のターゲット、ビルとの(言葉、刀)対決。あぁやってくれる。特にエルとの死闘は音楽を極力排し、彼女たちの体術のみで激しさを伝えるという手法はやはり素晴らしい。それにビルとの決着もそれ以前の言葉のやり取りからのすばやい刀対決、そして北斗十字斬…もとい五点掌爆心拳での止め、そして全てを受け入れたかのように自ら“死出の旅”へと発つビルにはこれぞ男の生き様!というものを感じる。残念ながらこれ1本で見た場合、やや力不足ではある。しかしvol1とセットで初めて本当の姿を現すキル・ビル。何度も言うが、これは決して良い作品ではない。しかし、娯楽映画としてみた場合、これほど遊び心、熱意を感じる映画も少ない。点数は1本の作品としては8点。しかし一連の作品としては文句なく10点である。最後に、エンド・クレジットが始っても決して席を立たず、きちんと“最後”まで見てネ(笑) 8点(2004-04-24 21:09:22) |
306. 恋人はスナイパー 《劇場版》
《ネタバレ》 ウッチャンとアベチャン目的に見に行ったわけですが、作品自体はまあまあ。前作に当たるTVドラマの方は一切見てなかったので、細かい設定は解る筈もなく、それでも結構楽しませてもらいましたよ。特にウッチャンのカンフーシーンと最後のアベチャンとの狙撃合戦。カンフーシーン自体はそれほど長回しではないのが残念だけれど、それでもウッチャンをはじめその他の方々の動きはかなり頑張っていて、マトリックスのキアヌらより何倍も気合いが入っているように思われる。その他、一流のスナイパーでありながら自分の犯した罪にさいなまれる主人公のウッチャン、クレバーな悪役を演じたアベチャン、そして、奇しくもこれが最後の映画出演作となった長さんなど、それぞれが映画を引き立てていて素晴らしい。ただ、どうしてもストーリーの一部が納得できないところがあるので点数は少し辛めに。 6点(2004-04-19 21:46:15) |
307. X-MEN2
冒頭、ナイトクロウラーが瞬間移動しながら次々にシークレット・サービスを倒していくところは「お!!」と思ったが、それからが長い。全体は2時間ちょっととそれほど長い訳でもないんだがアクションとしてみるとこの長さは少し痛い。前回同様イアン・マッケランはカッコいいが全体としては微妙に消化不良が残る。 5点(2004-04-19 21:29:43) |
308. X-メン
なんかキャラが微妙に違うっすよー、と突っ込みたいんですけど、それは半ば仕方のないことなんであえてしないことにして、イアン・マッケラン扮するマグニートーがカッコいいっす。クレバーな悪役みたいで。でもそれ以外はどうも。見せ場がそれほどないというか少し物足りないというか。それにしても、ミュータント中最強の能力は天候を操るストームのような気がするんだが…? 5点(2004-04-19 21:24:10)(良:2票) |
309. 名探偵コナン 迷宮の十字路
何で小学校低学年の子が弁慶と義経の事そんなに詳しく知ってんの~?何で未婚の母とかって知ってんの~?矢を階段代わりにして上れないよ~長袖じゃ弓引いたら弦が引っかかってどえらい事になるって~バイク・チェイスのシーンがトゥーン・シェード掛ってますよ~コナンも服部もワイヤーで釣るしてんの~?ありえないよ~あんなの人間じゃねぇよ~等々、終始突っ込みたくなりました。 5点(2004-04-16 23:56:14) |
310. ブラックホーク・ダウン
「プライベート・ライアンの冒頭20分が2時間延々と続く映画」と聞いていたのですがまさかこんなものとは…確かに戦闘中の描写はリアルですよ。手ブレだとかあえて粒子を荒くして殺伐とした雰囲気を出しているあたりは。でもそれだけ。「死傷者の数が戦争の終結を物語っている」という冒頭のテロップも、最後の「アメリカ兵19人が死亡、それに対しソマリア兵は1000人以上」っておいおいおい、ってな感じですよ。そもそも「私の部下は全員連れ帰るッ!」といった意地を張ったばかりにここまで被害が拡大したんだし、それに敵兵が殆どゾンビのごとき。これで友情だの何だのといわれてはたまったもんじゃないって。 4点(2004-04-16 20:01:15)(良:1票) |
311. うずまき
初音映莉子が可愛いっスね!これだけで8点!…と言いたい所だけど、そうは問屋がおろさないんだなぁこれが。彼女含む殆どの人にだけどこのやる気のないへたっぴーな演技はナニ!?さすがにこれは辛いっすよー。話自体もそんない面白いわけでもないし。悪いが3点だな… 3点(2004-04-16 19:43:58) |
312. メン・イン・ブラック2
終始ドタバタしてて全然面白みがなかったなぁ。トミー・リー・ジョーンズ復活は良かったけど…。 5点(2004-04-16 19:38:11) |
313. レスリー・ニールセンの2001年宇宙への旅
とりあえず冒頭に【ツァラトゥストラはかく語りき】と猿ののシーンがあったり、宇宙空間にさも当たり前のようにモノリスが浮遊してたりしますが、一つだけ確かな事は。間違いなくキューブリックに敬意を表している訳ではないってことですかね(笑) 5点(2004-04-16 18:51:05) |
314. 案山子男2 復讐の雄叫び<OV>
《ネタバレ》 まずはじめに、これの前作である【案山子男】は相当にシドイ作品である事をここに銘記しておきます。具体的なことは書きませんがとにかくシドいんです。で、これはその“シドイ作品”の2作目。大体前作で見事にかまされたんだからやめときゃいいのに、いつもの“B級魂(?)”を炸裂させて再びこの“アンザンシ”を手に取ってしまいました。で、どうだったかというと…あの前作が大傑作に見えて来るような作品でした。大体ありえねぇんだよ!全部が!「俺の案山子を盗んだやつは撃ち殺してやるッ!」とか、ICUにいたやつが平然と歩いてたり、ナースコールをスルーしたり、「案山子は伝説だ」とか言いながら「警察を呼べ!それから州兵も!」とか、「グロックをなめるな」とかいいながら「バズーカを使おう!」とか、辻褄があわねぇんだよ!第一なんで寮にサブマシンガンとかバズーカ所持してんだよ!何故貴様らそこまで案山子を恐れるんだよ!ジェイソンとかフレディとか、ホラー5強ならまだ判るけど何で案山子をそこまで恐れるんだよ!それに最後の案山子バトル、なんでテメェらカンフーもどき使って戦うんだよ!しかも最期あっけねぇ~!変な編集方法とか視覚効果とか、見てるうちにどんどんトーンダウンしてくるし、怖くも何ともない。フレディとジェイソンという、ホラー界のトップが(ホラーの)世界の覇権をかけてガチンコで闘っていた時、こいつらは地味~に底で争ってたんだな~と思ってしまった… 1点(2004-04-05 03:54:31) |
315. “アイデンティティー”
《ネタバレ》 脚本と題名の付け方が上手いですね。“衝撃の展開”といっても最近では「へッだからどーした?そんな程度じゃまだまだ甘いなッ!」な作品が多いなか、これは「うはッやられたぁ!」と思えた作品でした。思えば題名と前半の時点で後半のオチのヒントを提示してるわけで、しかしそれとは気付かせないように張り巡らされた伏線と2つの異なる“場面”を見せる事によって見事に騙されます…といってもそれは推理ものに疎い僕のせいもあるんでしょうけど。不自然なところに着いた血糊、明らかに異質な振る舞いから、もしかしてこいつは警官じゃないなと思ったり、少し妙な感じな子供だなと思ったんで、2重のオチを知ったときもあまり驚きはしませんでしたけど、2つの場面が一つに繋がった時のその設定の上手さにはさすがの驚きました。近年には珍しいサスペンスの傑作だと思います。 7点(2004-04-03 17:31:12) |
316. フレディVSジェイソン
《ネタバレ》 元々この企画ってのは結構前からあって、確か13金の9作目である【~ジェイソンの命日】の後には大まかな事は決まってたと思いましたけど、やはりどちらかが生き残るかとかって言う事や権利の問題などでここまで遅くなってしまったんでしょう。ホラー界の2台巨頭であるジェイソンとフレディが真っ向から衝突するってのはシリーズのファンはおろかホラーファンにはやっぱたまらないものがありますね。他のホラー界幹部(マイケル・マイヤーズ、チャッキー、レザー・フェイス)と比べてぶっ殺してる人数が段違いな二人ですから、当然ストーリー序盤から人がボンボコボンボコ死んでいきます。後半のバトルるなんか腕が飛んだり目を突き刺したし殴るは蹴るはぶん投げるはでもう完全なスプラッタ・コメディ。大体フレディが「俺の事皆忘れちまったんだよぉ~」なんて犠牲者に愚痴をこぼすって時点でもう完全なコメディですよ。普段なら「ホラーにロックはいらない」な俺なんですが、これに限ってはホラーではなく完全なコメディなので全然気にならなかった、というより現実世界でフレディとジェイソンが“炎のリング”(勝手に銘銘)で対局する時の極限にまで歪ませたギターの音がたまらなくカッコいいんですわ!シリーズのファンもそうでない人も、グロが平気ならぜひとも一度見てみてくださいな。蛇足…やっぱりジェイソンはケイン・ホッダーの方が良かったかな。 8点(2004-04-03 16:59:15)(良:2票) |
317. えびボクサー
史上初、ってか、こんなバカみたいな話思いついても誰も映画にしようとは思わないって(苦笑)でも、いるんだねぇ(笑)えびボクサーという邦題といかにも「さっさときやがれッ!」な感じのジャケットはインパクト大ですが、肝心の中身が…えびが活躍しねぇ!モーテルの中で小えびその他諸々をベッドの上でジュルジュル啜ってる巨大えびはかなりグロテスク。いや、それはそれでいいんですけど、テンポが物凄く悪い。そしてさっきも言ったけどえびが活躍しねぇ!ボクサーじゃねえじゃん!チャンピオンに挑戦状すら叩き付けないじゃん!というのは、大体配給元がアルバトロスってところで大体予想は出来るんですけどね(笑)やるならやるでもう少し徹底的にコメディ路線で行って欲しいと思った作品でした。 3点(2004-04-03 16:20:42) |
318. WASABI
何故に広末?と聞きたくもなりますが、まあそこは気にせずになかなか楽しませてもらいました。わびとさびを合わせてWASABIかと思ったらジャン・レノがわさび好きだからWASABIという題名にしたんでしょうか?未だに謎ですが、真面目人間のジャン・レノが年頃の娘に振り回される姿はとても可笑しかった。ジャン・レノが親父だったらなぁと思う今日この頃(笑) 6点(2004-04-03 15:52:48) |
319. ミート・ザ・ペアレンツ
《ネタバレ》 テレビスポットの、嘘発見器の尋問シーンが物凄いインパクトがあったので、ああいう感じで物語が進んでいくのかなと思ってたら、案外普通に(と言っても普通って程普通でもないが笑)進んでいった。しかしそこが良かった。あくまで主人公は恋人の親父に好かれようと悪戦苦闘するがそれがことごとく裏目に出てしまうところが物凄く面白い。結末も、普通にハッピーエンドで終わると思ったら、それだけで終りにさせなかったところがまた良い(笑)せっかく信頼の輪(サークル)を築き上げたのにあの後あんなこと言ってあぁぁぁ!それにそれを見てた親父の表情が徐々に変わってくのも面白い!この後また一波乱ありそうだぜ(笑) 8点(2004-03-30 14:41:41) |
320. ハルク
《ネタバレ》 ジェニファー・コネリーめちゃ綺麗!30超えてるのにあの美しさは普通じゃないぜ!…って、これじゃJ・コネリーのレビューになっちゃうな、いけないいけない。で、肝心の本編だが、デ・パルマ監督のやり過ぎバージョン(又は【アンドロメダ…】)のような画面が何分割にもなるシーンはまるでコミック本を読んでるような感じで新しいといえば新しいが、やっぱりその他の詰めが甘い。ハルクのCGモデルが露骨にわかってしまうのは少し痛いが、ま、いいってことよ。それより“怒り”によって変身する理由がもう少し何とかならんか。あれじゃただの八つ当たりじゃん。さすがにラストのハルク親父vsハルクせがれの戦いはなかなかなものだと思うけど、やっぱりもう少し設定を明確に&前半をテンポよくして下せえ。 6点(2004-03-27 15:31:55) |